みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
4.予備知識なしで鑑賞しました。 徐々に話が見えてきて、面白かったです。重い話ですが、そのなかに優しい話があって救われます。 強制収容所への列車や、強制収容所の死体の山、死体をドイツ人に見学させるという歴史番組をNHKで見たことあるので、 登場してきた現代のドイツ人女性の話や、 主人公の、「聞いた話ではなく、実際に見た。」というセリフは、リアリティーを感じました。 【へまち】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-09-18 10:33:54) 3.《ネタバレ》 ホロコーストの映画だけど、凄惨な描写を生々しく見せることなく、そこは老人アブラハムの語りによって我々に想像させる、という手法を取っています。 その老人が懐古するかつての家族たちは、楽しそうに歌って踊って、誰もが幸せそうだった。そして、まどろみの中で夢見た遠い記憶、幼き日の妹が語る「お星さま」のエピソードは愛らしくて、幻想的だった。しかし、この家族たちがあんなにも悲惨な運命を迎えるとは、戦争とはなんと悲しいことだ・・。 兄と妹、ユダヤ系の老人とドイツ人女性、そしてアブラハムとその親友。それぞれの愛情、和解、友情の証であるだろう、心に残る抱擁が印象的な映画でもありました。 最後の再会は涙を禁じ得ないが、そのすぐ横では何も知らない子供たちが平和そうに遊んでいる光景には、70年という時の流れをまざまざと感じた。ここにきて、「ドイツでは、戦争 (ホロコースト) を知らない年代もその責任を背負って生きている」という彼女の言葉を思い出す。 悲惨な歴史、その心の痛み、時間による風化と癒し、そして時が経っても変わらないもの、伝えていくべきこと。 その片鱗をたった少しでも感じとることができたこと、それだけでもこの映画を観てよかったと思う。 【タケノコ】さん [DVD(字幕)] 8点(2021-03-20 22:27:50)(良:1票) 2.《ネタバレ》 今はアルゼンチンに住むユダヤ人の老人。体も思うように動かなくなってきた。 彼には長い人生の中で、ずっと心に引っかかっているやり残していることがあった。 それは1945年、ポーランドで別れた親友との約束。 この前提だけで彼の人生にどんな困難があったのかを想像するに十分なのですが、 時折フラッシュバックされる若かりし頃の彼の映像が、 ポーランドからアルゼンチンへ、どんな困難があったのかを思い知らせてくれます。 口にも出したくない「ドイツ」「ポーランド」という国名。 ドイツには一切足を踏み入れたくない。そんな思いが痛いほど伝わってくるのですが、 飛行機で乗り合わせた若い男。スペインのホテルの女主人。列車で出会ったドイツ人女性。 そして彼を救ったポーランドの病院の看護師。旅先での出会いの1つ1つに無駄が無く、その全てがいい。 ドイツの地に足を付けたくないと頑なにドイツを拒んでいた彼が、ドイツの地に足を下ろす駅での何気ないシーンが印象的。 「会うのも怖いが、会えないことも怖い。」親友の家の前に来てのこの台詞が70年という時の重みを感じさせます。 しかし、2人の目が合い、互いを認識し合うまでの1分にも満たない時間か。この時の2人の台詞も無い演技が素晴らしい。 70年の時を埋める「家に帰ろう」という本作最後の台詞と2人の姿と、 その姿を見届け、何も言わずその場を後にする看護師の女性の姿が胸を打つラストでした。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-11-26 19:37:00) 1.評価の高い本作..アルゼンチンに住む、一癖も二癖もある 老い先短い おいぼれ爺さんが主人公..孫たちに囲まれた写真を撮ろうとするシーンから始まる 冒頭..住み慣れた家を売り払い、施設に入ることになっていた..しかし、爺さんには だれも知らない秘められた過去が..いや~ ラストはさすがに 涙腺が緩みましたね..この手の物語としては ストーリー展開(主人公の描き方)が 秀逸、とてもバランスが良く ストレートに心に刺さります..第二次世界大戦ものに興味のある方、オススメ... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-09-25 21:51:06)(良:1票)
【点数情報】
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