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【クチコミ・感想(8点検索)】
3.《ネタバレ》 井上靖の原作を読んだのが映画とほぼ同じ時期、随分前のことで原作の内容を明確に記憶していないが、この映画はなぜか好きだ。ヒロインの中川安奈さんがとても美しく見え、昔見た当初は話の本筋そっちのけでこの2人の悲恋物語が気に入っていた。後に敦煌の洞窟に描かれた仏教美術の壮大さをTV特集等で知り、それにからむロマンに胸踊り自分もいつか敦煌へ行ってみたいと思ったものだ。原作を読んでいないと中国名の登場人物達の伏線がちょっと分かり辛いとは思うが、壮大なスケールの物語をこれでもかと大袈裟に演出するのではなく、下っ端の兵隊の立場から泥臭くリアルに描いているところが良いと思う。見ているだけで、砂埃と汗で皮膚や口の中がザラザラしてきそうだ。三国志のように、リーダーの立場から描いた中国の歴史絵巻はどれも壮大であるが、その大きな歴史の流れの中、強者の号令一下、粒ほどの存在も残すことなく砂漠に散って行った、主人公達のような人々も想像し切れないほど大勢いたことだろう。「名無しの死体にはなりたくないのだ」と衣服に記名した主人公趙行徳。彼に頼み我先に記名を願った朱王礼を始めとする兵隊達。戦の炎の中、数え切れない教典を運び出す僧侶達。彼らの姿に弱肉強食の歴史に埋もれながらも自分達が歴史に存在した証を少しでも残したいと懸命の努力を続ける儚さを思う。夏草やつわものどもが夢のあと。 【six-coin】さん 8点(2004-12-15 13:13:23)
2.敦煌の本質的なロマン。それがよく描かれている。教科書には載っていない歴史ってやつ?ロマンだなあ 【no_the_war】さん 8点(2004-02-26 02:22:57)
1.同年の日本アカデミー賞を受賞した西田敏行。てっきりこの人がこの作品の主役だと思ってたんですが、実際には佐藤浩市ですね。衣装も敦煌城(?)に4億円掛けたとか。予想以上の大作にビックリです。88年は日本映画当り年で洋画不作の年でした。それもあってかかなりの評価を受けた本作。でも「ベン・ハー」とか「スパルタカス」ではなく、井上靖原作ってとこがミソですな。そう、アクション戦争活劇ではないんですな、これが。その辺は賛否が分かれるかもしれません。この大作がバブル期の遺物にならないよう祈る次第です。 【イマジン】さん 8点(2001-11-06 12:28:36)
マーク説明 |
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《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
21人 |
平均点数 |
5.33点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 2 | 9.52% |
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2 | 1 | 4.76% |
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3 | 1 | 4.76% |
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4 | 1 | 4.76% |
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5 | 6 | 28.57% |
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6 | 4 | 19.05% |
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7 | 2 | 9.52% |
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8 | 3 | 14.29% |
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9 | 1 | 4.76% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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