みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
12.《ネタバレ》 国語の教科書で「ビルマの竪琴」という小説を知り、ラジオドラマを聴き、原作を読んだ。そしてこの映画の公開時に映画館で見た。その後安井昌二が水島上等兵を演じるオリジナルのビデオを見た。そして再び中井貴一出演のリメイク映画のDVDを鑑賞した。 もうほとんどの筋は覚えている。何せオリジナルとリメイクはほとんど何から何まで同じだからだ。監督が同じ市川監督で脚本も同じ、違いはモノクロかカラーである。 このように、監督が自身でリメイクした映画と言えば、私の敬愛するフランク・キャプラの「一日だけの淑女」がある。しかしその映画は「ポケット一杯の幸福」と題名を変えて、内容も付け加えてリメイクされた。 ところが「ビルマの竪琴」ではほとんど付け加えがない。強いて言えば、「小町」という聾唖の子どもと物売りの婆さんの旦那が登場することくらいだ。 それなのに、上映時間はオリジナルよりも長くなっている。今回較べてみて、リメイクではシーンのひとつひとつがより丁寧に描かれて長くなっていると思った。 DVDの特典の中に、市川監督がなぜリメイクしたかが対談で語られている。「ビルマの土は赤い、岩もまた赤い」に代表するようにその色をカラーで表したかったと言っている。 その結果ビルマ僧の袈裟のオレンジ色、ルビーの赤、インコの緑などがはっきりとわかる。しかしまた、映像が鮮明にきれいになることで、戦争から長い年月を経たもののように見えるマイナスもある。 この映画はカラーを出したいという監督の意向も合ったとは思うが、私の勝手な推測として思ったのは、脚本家でともに映画の道を二人三脚で歩んだ最愛の妻への鎮魂歌であったと思う。 恥ずかしながら、和田夏十という脚本家が市川監督の奥さんだったということは、DVDを見るまで知らなかった。亡くなられてからすでに28年、痛恨の極みである。 蛇足ながら、物売りの婆さんはオリジナルと同じ北林谷栄、30年の違い何という円熟。さらに、軍曹を演じた浜村純が村長役で出演している。 おっともう一つ蛇足、オリジナルは「ビルマの竪琴」だがリメイクは「タイの竪琴」(ロケの場所) 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-03-10 07:01:20)(良:1票) 11.菅原文太カッコ良かったなぁ!もうちょっと彼の見せ場が欲しかった。石坂浩二の隊長さんも冷静沈着で良いが前線で合唱しちゃダメだよ!って思ったね。敵に我々の場所がバレちゃうでしょ! 【和魂洋才】さん 8点(2004-02-28 15:13:03) 10.初めて見たのは小学二年生ぐらいで、生まれて初めて映画で泣いた作品。今ではもうストーリーも場面も断片的にしか覚えてないが、とても大切な思い出となっている作品です。 【暇人】さん 8点(2004-01-04 06:58:03) 9.戦場という環境下での主人公の悲しみ・切なさといった心の変化が見応えがあった。これを無理なく自然体で描ききっている映像が見事で、安易な反戦映画となっていないところがいい。 【ケララの狸】さん 8点(2003-11-21 14:54:43) 8.泣きました・・・。「水島~一緒に日本へ帰ろう~」というのが頭から離れなくなる。 【ぐり】さん 8点(2003-09-08 16:48:24) 7.いい映画です。伝えたいけど伝えられない、そのもどかさ。オウムとか歌とかでそれを伝えようとする、うまいシナリオですねぇ。 【あろえりーな】さん 8点(2003-03-29 00:43:25) 6.小学生のときに観に行きました。定かではありませんが、ちょうどあの日航機墜落事故と同時期だったんじゃないでしょうか?。それで子供なりに、死ぬということ、命というものについて思いをめぐらせた記憶があります。そして、自分が水島だったらどうするだろうと……答はまだ出ていません。 【愚物】さん 8点(2003-01-28 16:57:52) 5.ビルマ(現ミャンマー)の僧侶は楽器を使っちゃいけなかったような気がするのですが・・・・ 【cccp】さん 8点(2002-09-27 22:27:28) 4.こういう題材のものだから、絶対泣かせどころはあるだろうと思っていたけど、私が予想しない泣き方をさせてくれた。いろんな思いがあって、その上で悲しいんだけど、その悲しさが映画の中では奇麗だった(実際の戦争というものは・・・というのとは別に)。何も考えずに、気がついたら涙が出てた。ビルマの土は赤い・・・ 【bin-go!】さん 8点(2002-09-02 18:12:35) 3.曲を聴いただけで涙ぐんでしまう。 【ミスタープリンセス】さん 8点(2002-03-18 00:06:49) 2.日本人じゃなきゃ感情を理解できないだろうなと思ったのは、随所に盛り込まれている唱歌の数々。何年もの間、遠く離れたビルマで戦争体験してやっと帰れるようになった時の心情や、見渡す限りの日本兵の屍を目にした時の気持ちが痛いほど心に突き刺さるようだった。ラスト近くの別れのシーンは頭にこびりついて離れない・・・。選曲のせいもあるが、あの映像の取り方は見事だと思った。泣いた。 【SHU】さん 8点(2002-02-25 10:02:39) 1.中井貴一出演の作品の中でいちばん好き。最後にオウムが「ニッポンニカエロウ!」というのは、ほんとに切ないです。最近こういう日本映画少ないなあ。実は戦争傷跡ものが好きな私です。 【ひよこ】さん 8点(2001-11-23 01:46:34)
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