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マルコムX

Malcolm X
1992年【米】 上映時間:202分
ドラマ伝記もの
[マルコムエックス]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2018-03-22)【TOSHI】さん
公開開始日(1993-02-20)


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監督スパイク・リー
キャストデンゼル・ワシントン(男優)マルコムX
アンジェラ・バセット(女優)ベティ・シャバス
アルバート・ホール(男優)ベインズ
デルロイ・リンドー(男優)アーチー
スパイク・リー(男優)ショーティ
テレサ・ランドル(女優)ローラ
ロネット・マッキー(女優)ルイーズ
ジェームズ・マクダニエル(男優)アール
デビ・メイザー(女優)ペグ
ジャンカルロ・エスポジート(男優)トーマス
レナード・トーマス(男優)レオン・デイヴィス
クレイグ・ワッソン(男優)テレビの司会者
デヴィッド・パトリック・ケリー(男優)オストロウスキ
シャーリー・ストーラー(女優)スワーリン夫人
メアリー・アリス(女優)学校の先生
アーマンド・シュルツ(男優)テレビのレポーター
アニー・コーレイ(女優)テレビのレポーター
リチャード・シフ(男優)レポーター
マイケル・インペリオリ(男優)火災現場のレポーター
エリゼ・ニール(女優)売春婦
ジョン・セイルズ(男優)FBI
マーティン・ドノヴァン〔男優〕(男優)FBI
ニコラス・タートゥーロ(男優)ボストンの警察官
ウィリアム・フィクトナー(男優)ハーレムの警察官(クレジットのみ)
ティム・ケルハー(男優)ハーレムの警察官
テレンス・ブランチャード(男優)トランペット奏者
クリストファー・プラマー(男優)牧師
カレン・アレン(女優)ダン
ピーター・ボイル〔男優〕(男優)牧師
アシャンティ(女優)ハーレムの学校の生徒(ノンクレジット)
オシー・デイヴィス
山寺宏一(日本語吹き替え版)
戸田恵子(日本語吹き替え版)
大塚明夫(日本語吹き替え版)
高木均(日本語吹き替え版)
柴本広之(日本語吹き替え版)
荒川太郎(日本語吹き替え版)
中村大樹(日本語吹き替え版)
大塚芳忠(日本語吹き替え版)
梅津秀行(日本語吹き替え版)
出演ヴィンセント・ドノフリオビル・ニューマン(「JFK」よりアーカイブ映像)
モハメド・アリ(記録映像・ノンクレジット)
ジャネット・ジャクソン(クレジット映像・ノンクレジット)
マイケル・ジョーダン(クレジット映像・ノンクレジット)
ビル・コスビー本人
原作アレックス・ヘイリー
脚本スパイク・リー
音楽テレンス・ブランチャード
挿入曲アレサ・フランクリン“Someday We'll All Be Free”
レイ・チャールズ“That Lucky Old Sun Just Rolls Around Heaven”
撮影アーネスト・R・ディッカーソン
製作スパイク・リー
マーヴィン・ワース
ジョン・キリク(共同製作)
配給UIP
美術ウィン・トーマス(プロダクション・デザイン)
トム・ウォーレン[美術](アート・ディレクター)
衣装ルース・E・カーター
編集バリー・アレクサンダー・ブラウン
録音トム・フライシュマン
スキップ・リーヴセイ
フィリップ・ストックトン(ノンクレジット)
ユージーン・ギーティ(音響効果エディター)
字幕翻訳戸田奈津子
その他クインシー・ジョーンズ(スペシャル・サンクス)
オリヴァー・ストーン(スペシャル・サンクス)
ジャネット・ジャクソン(サンク・アラー)
マイケル・ジョーダン(サンク・アラー)
プリンス(サンク・アラー)
アレサ・フランクリン(サンクス)
アレックス・ヘイリー(追悼)
オプラ・ウィンフリー(サンク・アラー)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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14.《ネタバレ》 黒人マルコムⅩ。
一人の偉人を通して見えてくるのは、
この世界の仕組みは差別と迫害と搾取と私欲でできてるのだということでした。
残念な気持ちです。
しかし一人の人間としてそこに闘い続けなければならないという精神を宿した映画だと感じます。

最初は逆人種差別みたいな「白人が今まで黒人にしてきたのと同じように拒絶してやるぜ」みたいな内容の映画だと思っていました。
しかしそういった過激で好戦的な内容の映画でないことは徐々にわかってきます。過剰なプライドを示す映画ではありません。
しかしもっと深いところで自尊心が湧くような内容でした。
(・・・なんだか"教祖イライジャ"の吹き替えがちょっと変だなと思っていました。
そしてイライジャがやたらと性的なことを強調していうところに違和感を感じていましたら、なんだそういうことだったのですね)

僕が感銘を受けるのは偉人マルコムⅩという人が富や名誉といったものに無頓着であったということです。
感じたことは、"神との繋がり"を得た人ほどそういった私欲に無頓着になるということです。
それとは逆に指導者イライジャやブラックモスリムの人々は私腹を肥やし裕福になっていったようです。
序盤に登場した黒人のヤクザとブラックモスリムとはそんなに変わらないのかもしれません。
ただそこを責めるでもなく、自分を守ることもせず、黒人を兄弟と呼び心を開いた偉人マルコムⅩの聖人ぶり。
素晴らしすぎます。神聖な雰囲気も漂わせる映画でした。 ゴシックヘッドさん [DVD(吹替)] 8点(2015-04-02 23:12:58)

13.《ネタバレ》 デンゼルがそのがっしりした肩に背負っているものは、失われた、または奪われた黒人社会の父性なのであるなあ、と思いました。他のデンゼル出演作もそうだけど、マルコムは直球ど真ん中。別のスパイクリーのとこでもちょっと書いたけど、奴隷時代は、白人の主人が女奴隷を性的にもてあそぶのはもちろん、奴隷どうしを適当に一緒にさせて、奴隷の再生産をさせつつなおかつその後もおもちゃにしていたとか。なんという非人間的な。
かーちゃんが白人の主人の寝室に連れて行かれるのをとーちゃんは指くわえて見ているしかできないなんて。また男の奴隷は消耗率も高かったようでそんなこんなで黒人社会では父親の地位が低く、母子家庭もあたりまえ。ええと、確か本多勝一のうけうり。しかしまあ、そういった背景をもとにデンゼルのがんばりぶりを見ていますと、この大きな大きなロスを、埋めるべく奮闘しているのだなあ、なんて勝手に思ってみたりする。日本人にはデンゼルの気持ちのかけらぐらいしか分からなくとも。映画としてのレビューより、デンゼル見てるとこんなことばかり思ってしまうんですよ。 パブロン中毒さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-27 23:36:59)

12.以前見た時は、前半の刑務所に入るまでのシーンが長くて退屈だったのだけれど、いま改めてみると、あの前半(+マルコムの子ども時代の回想シーン)があるから、後半の活動家となってからのマルコムの主張にリアリティが生じたのだと思う。凡百の伝記モノにありがちな、めぼしいエピソードを並べただけのものではなく、マルコムの心理的な変遷がしっかりと描かれていて好印象。少々残念だったのは、メッカにいるときのマルコムXが、なんかはじめて海外旅行した時、やたらフレンドリーに接してくる現地の方々に感動しちゃった、単なるビギナー観光客にみえてしょうがなかったこと。ピラミッドとかスフィンクスとか見たいとか言ってるし・・・。ぼくもはじめて海外旅行した後は、周りの人にそのときの体験をやたら語りたがったものだったなあと、どうでもいいことを思い出した。それまでの重々しい人生観を180度転換させる事件にしては、ちょっと軽い感じがしたかなあ。それだけ、アメリカで黒人として生きるということは厳しいのだということなのかもしれませんが・・・。ラスト、ネルソン・マンデラ氏(ですよね?)まで登場させて、これでもかと突きつけられるメッセージは、スパイク・リーらしい「やりすぎ感」があって個人的には好きです。 ころりさんさん 8点(2005-02-24 10:10:46)

11. tigaratoさん 8点(2003-12-13 13:31:09)

10.公開当時、(たいしたものではなかったけど)病気で入院してて、退院して10日くらいで見に行った映画でした。体力的にちょっと不安だったにもかかわらず、まったく長さを感じさせない演出ぶりと訴求力に、脱帽でした。本作はやっぱりリー監督、デンゼルの代表作と言えるのではないかと思います。長さや政治色を想像して、見るのをためらっている人に、彼らの意欲と、実際の完成度の高さをぜひ知ってほしいと思います。楽しい映画、というわけではもちろんないけれど、説得力をともなってグイグイと見せていく、プロの実力満開、という作品です。
おばちゃんさん 8点(2003-11-23 21:36:55)(良:1票)

9.確かにアジテーションは感じなくもない。だけどそれほど押し付けがましさは感じませんでした。日本にいるってことで、うまれながらの差別ってものをなかなか実感しづらい。だから、この映画に対して特別な感情を持つまでには至りませんよね。確かにメッカ巡礼あたりから、カリスマ性が強くなって周りとは孤立していきましたね。映画もその辺までは良かったのですが。だけど全体を通してみればバランスのとれたいい映画です。決して軽い映画ではないですが、一度は観ておきたい作品です。 たかちゃんさん 8点(2003-11-19 18:26:09)

8.《ネタバレ》 表面的かもしれませんが、こんなふうに感じたでつ。能力や努力に関係なく、生まれだけで生き方が制限されるアメリカ社会。おとなしい奴隷になるか、犯罪者になるか。そのどちらも間違っている。社会も変えなきゃいけないし、自分たちの負け犬根性も正さなければいけない。おそらくここまでがマルコムの主張として描かれたと思うでつ。で、スパイク・リー監督独自の主張として、こんなことをいいたかったのではないかと思うでつ。カリスマ的なリーダーが必要なんじゃない。結局自分のふところが豊かになれば、仲間のこと社会のことなんてそっちのけで、既得権を争って足の引っ張り合いがはじまってしまう。でもそれじゃいけない。ひとりひとりがマルコムのように理想を持って動いていかなきゃ変わらない。最後に子供たちひとりひとりにアイムマルコムXって言わせたのはそゆことかなとおもったでつ。なんかダメダメな高校に赴任してきた熱血ラガーマン教師みたいでつ。でも映画でも出てたけど、アメリカ政府はそういう変化を望んでないっていうか、むしろそういう芽は摘み取りたいみたいなのね。ごり的に、せつない映画でつ。メッセージが重くて、単なる映画としては批評しにくいでつ。 ごりちんですさん 8点(2003-07-21 21:43:20)

7.スパイクリーが製作側の圧力も押しのけマイケルジョーダン、ジャネットジャクソン等黒人資産家から資金を集めてまでも作ったって言うんだからすごいよね。それだけ熱の篭った作品だと思うし、彼にしか撮れない映画だと思います。 MxXさん 8点(2003-05-25 01:00:57)

6.マルコムXという名を聞いたことはあっても、どんな人物なのかは知らなかった。結構波乱の人生で過激な人でもあったんですねぇ。アフリカ系アメリカ人の伝記を描くのに、黒人による監督、主演、音楽(↓)と徹底している。D・ワシントンは渾身の演技でマルコムの人となりを見せてくれる。同じ黒人として思い入れも大きかったんでしょう。「トレーニングデイ」なんかじゃなく、これか「ハリケーン」でアカデミーをとらせてあげたかった。 キリコさん 8点(2003-05-23 17:42:22)

5.長くは感じなかった。白人でも黒人でもない日本人にとっては難しい話です。 ギャラガーボーイズさん 8点(2003-02-02 18:29:48)(良:1票)

4.僕も、キング牧師については知ってても、マルコムXについては知らない点が多かったので、この映画は人種問題を考えるうえで、大きな転機になりました(個人的に)。 本気で理解することの契機になった点と、デンゼル(様)の迫真の演技に8点にします。 woodさん 8点(2001-09-30 12:51:39)

3.あたしは、キング牧師は知ってても、マルコムXは知らなかったってくちなんだけども、根底にある人種差別をこの映画は正しく映画で表現してたと思うよ。メッセージ色が濃いのはテーマがテーマだけに仕方ないんじゃないでしょうか。あたしはマルコムXの半生をこの映画で体現できたのかな、と考えてます。もちろん、現実の世界を見たわけでないし、記録映画でもなく、エンターテイメントの映画として脚色された部分はあるかもしれないが、それで見た人が何かを感じ取ってくれれば監督としては成功したんだと思う。 奥州亭三景さん 8点(2001-09-18 18:50:59)

2.1960年代公民権運動の指導者というと、アーサー・ルーサー・キングとこのマルコムXの二人が思い浮かぶ。共に40歳を目前に凶弾倒れたしまったが、マルコムXが同じブラックモスリムによって暗殺された経緯がよく判る。また、彼が、メッカへの巡礼を機に、思想転換していった様子も興味深い。白人女子大生が「白人にも手伝えることがないか」と尋ねたのに対して、「何もない」とにべもなく突っぱねる場面があったが、彼はあれを後々まで、後悔していたという。 向日葵さん 8点(2001-08-31 08:26:51)

1.デンゼル様ねえ…俺の場合アンジェラ様だな。というよりね、スパイクリー、やっぱすごいよ、この人は。きっとマルコムXの歪められたイメージ、誤解を解きたかったんだと思う。等身大の人間としてマルコムXを描いていて、非常に親しみを持てた。射殺シーン、奥さん役のアンジェラの泣き叫ぶ姿はグッと来る juntukiさん 8点(2001-05-07 07:08:52)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 65人
平均点数 7.37点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
423.08% line
569.23% line
61218.46% line
71421.54% line
81421.54% line
91116.92% line
1069.23% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.33点 Review3人
2 ストーリー評価 7.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.66点 Review3人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 6.00点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

1992年 65回
主演男優賞デンゼル・ワシントン候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞ルース・E・カーター候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1992年 50回
主演男優賞(ドラマ部門)デンゼル・ワシントン候補(ノミネート) 

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