みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
15.《ネタバレ》 子供の頃に観て以来、大好きな映画。 改めて再見すると「ヒロインのスザンナに共感出来ない」「主人公トリスタンが家に帰る場面を感動的に描くのは、二回繰り返さず一回に留めて欲しかった」等々、欠点らしき物も見つかるんですが…… (あぁ、やっぱり良いなぁ)って感じる場面の方が多かったですね。 特に「弟であるサミュエルの死」の件は、何度観ても胸に迫るものがあります。 瀕死の弟を抱き起こし「もう大丈夫だ」「家へ帰ろう」と呼びかける兄の姿。 ちっとも大丈夫じゃないし、弟は二度と家へ帰れないという現実が痛いほど分かるだけに、トリスタンの切なる願いと、それが叶わない絶望とが伝わってきて、忘れ難い名場面です。 そんなトリスタンが「神を呪う」と叫んだり、トリスタンの父が「アメリカ先住民を守ろうとしたが、守れなかった軍人」という立場だったりと、本来はキリスト教徒や米国人向けに作られた映画なのでしょうけど…… そのどちらにも該当しない自分でも、充分に面白かったですね。 むしろ、この映画で描かれた世界や歴史、価値観とは無縁であるからこそ、一種のファンタジーとして、夢に浸るような気持ちで楽しめたのかも知れません。 映画の要所要所で手紙が読み上げられるのも、程好いアクセントになってると思うし、序盤にも中盤にもクマを登場させてあるので「最後に主人公は、クマと戦って死ぬ」という、一見すると突飛な結末にも、しっかり納得出来る作りなのも嬉しかったです。 (この主人公の最期は、クマと戦わなきゃ駄目だ。そうじゃなかったら嘘だ)とまで思わせてくれたんだから、本当に凄い。 モンスターパニック物とは毛色が違うけど、これも一種の「クマ映画」と呼べそうですね。 それと、自分は先程「ヒロインのスザンナ」と書きましたが、どちらかといえばイザベル・スーの方が、ヒロインと呼ぶに相応しい気がします。 幼い少女時代から、健気にトリスタンを想い続け、最後は彼の妻となる。 大人になった今観ると「何があっても貴方への気持ちは変わらない」「待ってるわ、どんなに長くなっても」とトリスタンに言ってたスザンナが、彼の兄であるアルフレッドと結婚しちゃう事や「イザベルの死を願ってた」と言い出す事に、流石に付いて行けない気持ちになったりもするんだけど…… それでも楽しめたのは、彼女のアンチテーゼとも言うべき存在として「本当に何があっても、トリスタンを一途に想い続けたイザベル」が登場しているからだと思います。 そんな感じで、アレコレ分析させる余地もあるし、難しい事を考えず「男女の恋愛映画」「家族愛を描いた映画」として感覚的に楽しむのも可能だし、何ていうか、懐の大きい作品なんですよね。 老いて活舌の悪くなった父が、黒板に「(お前に会えて)嬉しい」と書いて、息子との再会を喜ぶ場面も良いし、不遇だった長兄のアルフレッドが、最後に父と弟を救ってオイシイとこ持っていくのも良い。 ブラッド・ピットの俳優人生で、最も美しい瞬間を収めたフィルムってだけでも、充分に価値があると思います。 作中で描かれるモンタナの風景も雄大で、音楽も幻想的な響きがあって、夢心地にさせてくれる。 初めて観た時から、今も変わらずに…… 自分にとっての「夢のような映画」と言える一本です。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 8点(2023-06-14 01:51:09) 14.全体的にまとまりがあっていい映画といえるのでは。とにかく長髪の野生児トリスタンの美しさには目が釘付け。彼が馬にまたがり、自然の中を駆け巡る姿はそれだけでもう何も入りません。ただ、内容的には、前半のトリスタンが何考えてんのかわかんない人に見えて仕方なかった。スザンナとの事も、少し無責任なんじゃ?と。そのへん、トリスタンの心理が描写不足だったように思う。スザンナとのやりとりも、もっとていねいに描くべきだったのでは。おかげでトリスタン、前半は深みのないふらふらした人間にしか見えなかった。 後半は親子、兄弟との絆を描いててそこはかなり引き込まれて観てしまいました。ラストも、ちょっと殺しておいてあんなにすがすがしくされるのもどうかと思いましたが、やはり親子兄弟が抱き合う姿には感動しました。 ヒロイン役のジュリア・オーモンドですが、容姿も演技も、ちょっと彼女がブラピの相手役を務めるのは不満。体ごつくてちょっとおばちゃん入ってるし。兄弟3人が心引かれる女性にはどうしても見えなかったです。相手が美しいブラピだから、もっと綺麗で線の細い、魅力的な女優さんを使って欲しかったです。もしスザンナ役が良ければ、もっと映画が良くなったと思うのに、残念。 【ドテカボ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-03-31 14:17:14) 13.《ネタバレ》 途中のストーリーは、安っぽい感じがしたのですが、最後のシーンは何度見ても好きです。最後はやっぱり親子・兄弟だな、という感じが。音楽・映像も良かったです。 【コスッタルイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-08-04 16:25:15) 12.リバー・ランズ・スルー・イットに似たものがあるように感じたが、こちらも良かった。 【miso】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-17 21:11:17) 11.どうもブラピはカッコ良いイメージが世間では定着しているようだが俺が今まで見てきたブラピ映画から察するとブラピは「汚い」と言うイメージが非常に強い。汚いと言うのは別にブラピがカッコ悪いと言うわけでは無く、むしろカッコ良いと思うが、それ以上に汚いイメージが強い。泥にまみれていたり、汗だくだったり、ヒゲぼーぼーだったり・・・とにかく野生だ。ま、それはさて置き、この映画も汚いブラピ満載であり、泣ける映画なのでブラピファンでもそうで無くても楽しめると思います。 【taron】さん 8点(2004-07-15 21:32:48) 10.約10年前に見た時は非常に面白かった印象あるが、久々に見ると多少荒削りなところがある。ヒロインにも野暮ったさを感じてしまった・・でもこの映画には人生がある。トリスタンの生き様には個人的に賛否あるが、それを囲む人々、父、兄、それらの人生が絡み合って、ラスト近くからは胸を熱くさせられるものがあった。 【ダブロン】さん 8点(2004-05-12 17:36:31) 9.《ネタバレ》 なかなかの感動巨編で見応えが有りました。人生いろいろ有るけれど、やはり家族の絆というものは切っても切れないもんですね。<追記>11年ぶりに再見。3兄弟の設定がカラマーゾフの兄弟そっくり。と考えると、やはり主役は長男なわけで、ラストの「私は神と人間のルールに従ってきた。お前は何事にも従わなかったが、皆はお前を愛した」にテーマが凝縮されている。次男は自由奔放で父を初めとして、誰からも愛されるが、マジメに生きた長男は父と確執し女運も悪く、ラストでルールを破ってやっと和解する。一般大衆は次男のように生きるのは不可能であり(だから伝説なわけで)、長男か3男のように生きるしかない。国家に付き従い、あまりにマジメ過ぎても3男のように早死にする。行儀良くマジメに生きる事の是非と可否。あまりにも次男にフォーカスしてしまったため、肝心の長男の葛藤の表現が弱かったかなと。他方、3人の女達は男に翻弄されるだけの存在でしかないが、各々の生き様には違いがある。田舎暮らしを嫌って街で生きた母は自分の意志を貫き、次男を待ち続けた娘は子供をもうけて非業の死を遂げ、3兄弟をふらついた女は精神異常で自死してしまう。これは最後まで自分を持てなかった事の罪と罰なのか。でも婚約者は戦死、結婚相手は戦争トラウマで家出してというある意味戦争の犠牲者ではあるんだけど。結局は「国も他人も信用できん!やっぱ最後は家族と親しい隣人!」という父の教えが正しかったという事になってしまうのかと。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2004-02-17 04:08:13)(良:1票) 8.サミュエルが戦死する場面でトリスタンが「やめろ~っ」って・・・ここが一番印象に残ってますね。皆さん言われているように風景がすばらしくて、すきですな。 【t-onz】さん 8点(2003-08-07 10:39:48) 7.率直にいい映画だったと思う。でもちょっと悲しすぎる・・・ブラピ弱い人なのか強いひとなのか、最後までわからなかった。 【てつ】さん 8点(2003-05-26 15:24:42) 6.大好き。トリスタンかっこいい。何回も見た。泣ける。 【クロエ】さん 8点(2002-12-14 14:16:39) 5.いい話でした。ブラピもいいし、アンソニーホプキンスもいいし。恋愛に関しては納得のいかないものがありましたが、兄弟、親子愛には感動しました。ラスト良かったです(o^v^o) 【ばかうけ】さん 8点(2001-12-05 10:54:43) 4.重厚でいい映画。満足。 【なな】さん 8点(2001-11-04 22:30:51) 3.うーん!やっぱり人生系だね。しみじみ良い。ブラピもかっちょええ。 【鉄コン筋クリ】さん 8点(2001-10-21 17:52:57) 2.感動する良い映画だと思うよ。 【辻】さん 8点(2001-05-07 14:14:11) 1.ブラピが死んだ弟を抱きかかえるシーンが印象的。主人公の感情がひしひし伝わって来ました。今までブラッド・ピットが出てる中で一番カッコ良かった。 【DEL】さん 8点(2000-07-21 11:15:43)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS