みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
10.《ネタバレ》 リメイクされた『ザ・フライ』のオリジナル版だけど、こちらはこちらで味があって良いですね~。いま観ると技術的には大した事は無く、何となく仮面ライダーを連想してしまいそうですが(笑)、昆虫の視界(複眼)から見た映像や、入れ換わった蝿側の、人間の頭を持つ蝿が出てきたりと、リメイク版では廃止されてしまったシーンがあったりして、楽しかったです。ラスト近く、人間の頭を持つ蝿が蜘蛛の巣に掛かり、蜘蛛に喰われそうになる際の「ヘルプ・ミー~~!」とか細い声で鳴き叫ぶシーンは、悪夢を見ているようで怖かった・・。 【けんおう】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2013-12-16 17:43:18) 9.じわりと来る恐怖感がありました。鑑賞はずいぶん昔のことですが、印象的なシーンがいくつもあります。古典はやはりいいですね。 【ジャッカルの目】さん [地上波(吹替)] 8点(2008-09-01 00:32:42) 8.《ネタバレ》 うん、古典的SFホラーの超名作ですね、コレ! こんなにももどかしく悲しい話があろうか? スプラッター色の強い「ザ・フライ」も好きだけど、この作品には深い悲壮感、メランコリックな感じがあって好き。 自分が死んでも、なお自分の身体の一部が蝿として生き続きているというのはどういう気持ちだろうか。 館などの、優雅でとても品がある感じが良い。 理想的な家族の平和な生活が描かれているので、それが徐々に崩壊してゆくのはとても残酷なことである。 でも家の中の明るくて平和な感じと、地下室の研究所の暗く怪しい感じはまったく別の空間になっていて面白い。 この忌々しい出来事も、地下の研究所(裏世界)から生まれて、平和な日常(表世界)をどんどん侵食してゆく、そういうのが面白いと僕は思います。 おそらく「猫」を転送したあたりから、全てがどんどん変になって行くように思うのです。 奥さんが「やめて!放っといて」って言ってるのに看護婦がやめないのがムカついた。 子供が「変わった蝿を捕まえたよ!」と、この母親は全くそれを見ようともせずに決め付けて「ダメよ、逃がしてあげなさい」と、 これが僕には怒りが収まりません! せっかく父親を救う重大なキッカケを見つけた子に対して、母親は「泥だらけにして!」と叱り付けるのです。 (それで後になってから「あれを見つけるのよ!」なんてね。) 「もどかしい!」 子供の話に親はちゃんと関心を持ってあげようというメッセージなのかもしれません。 あぁ、猫ちゃん、、、!猫の声が印象的だったなあ、どこか遠く、この世の果てから聞こえてくるようで、悲しいような怖いような。 マイケルは黒い布を頭に被っているけど怖いね。 どうどん性格が凶暴になってゆく様も見事に表現されている。 何度観ても布を取った場面はショッキング! 全てを壊し、自分の存在を自ら消すアンドレの悲しみはどれほどだろうか? 転送したシャンパンが普通のシャンパンよりも美味しく感じるのは、なんだか分かるような気がします。 兄フランソワがかっこよかった。 なぜかこの作品の雰囲気に、飾ってあるモディリアニの絵画がよく合っているように感じた。 《これがカラーで、続編が何でモノクロなの!?》 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-24 02:20:23) 7.《ネタバレ》 名作です。父親が今夜は蠅男がお前を襲ってくるからね・・・なんて冗談にもならない事を言い放ち眠れぬ幼少時を過ごした記憶は今でも鮮明です。後に蠅男のなんたるかがATYGCであることが解るのですが。映画って本当に奥が深いです。 【成田とうこ】さん [地上波(字幕)] 8点(2008-04-21 19:56:12) 6.《ネタバレ》 蝿男が何千万の蝿を率いて街を占拠する、蝿男が未知の病原菌を街にばらまく、ような恐怖を想像して、つい借りてしまいましたが、蝿男が恐怖ではなく、蝿男になってしまった事が恐怖の『悲しみの蝿男』というタイトルがぴったりの物語でした。登場人物全員が善意の人々からなる見事な脚本で、科学者として抑えきれない好奇心が生み出す悲劇が科学の進歩と隣り合わせの危険な落とし穴を感じさせ、妻を愛しているという人間としての意識がある内にという思いから彼がとった行為には胸が詰まるものがあります。左手だけ見せて頭の黒い布がここが最高というタイミングで取れて変わり果てた姿があらわになる恐怖の演出にも唸らされます。自分の予想を良い意味で裏切られた印象に残る作品でした。 【The Grey Heron】さん 8点(2005-02-13 15:51:01)(良:2票) 5.《ネタバレ》 ホントはリメイクの方の「ザ・フライ」を観ようと思ったのだけれど、ちょっとホラー初心者のワタクシにはキツ過ぎるかな、と思い、こっちをまず観てみる事にしました(何たって「“シザーハンズ”の発明家」ことヴィンセント・プライス御大も出演してるし)。・・・怖い。これはホラーというよりスリラーに近いのではないでしょうか。まず蝿男が死んでいる所から始まるのに意表を突かれたし、あの物質転送機の存在自体も怖い。んで肝心の蝿男もなかなか出てこなくてかえってドキドキが高まるし、「白い頭の蝿」がどういうのなのかもすげー気になるし。それに冒頭でさりげなく猫の伏線が張られているところなど、脚本もよく練られていたと思います。それにしても、科学の進歩が早すぎて、人間の感性や習慣などが追いつかない、というのは重要な指摘だよなあ。 【ぐるぐる】さん 8点(2005-02-11 17:00:22)(良:1票) 4.《ネタバレ》 あのラストと警部の行動だけで8点。被り物がやっぱりマイナス・・ 【クラウン】さん 8点(2004-04-10 03:02:17) 3.《ネタバレ》 小学生の頃、テレビでやっていたのをたまたま観ました。本当に怖くて怖くて相当ビビりました。この旦那、余計な研究しなきゃいいのに…とか思いながら。蝿男をなにかの機械で潰しちゃうシーン(ちょっとうろ覚えなんですが)とか、怖さのあまり涙目に…^^;で、さんざん怖がらせられた挙句、最後に蜘蛛の巣にひっかかった人面蝿になっちゃった旦那が、「たすけてくれ~たすけてくれ~」って(日本語吹き替えだったんです)、妙にキーキーした甲高い声でしゃべってるのには子供ながら笑ってしまいました。でも、その後がまた怖い…。この映画がきっかけで怖い映画はあまり観たくないと思うようになったので、その影響力に8点献上します。 【へっぽこ】さん 8点(2003-12-09 14:29:10) 2.特撮がちゃちですが、その分怖さが増しています。愛する夫が化け物になって行き、それを救う最後の手段がプレス機で・・・という、とっても悲しいラブストーリーです。「ザ・フライ」のような仰々しさはなく、こちらの方がわたし的には好きですね。ラストの蜘蛛の巣のシーンは衝撃的です。 【オオカミ】さん 8点(2003-12-03 09:53:00) 1.もう30年以上前にテレビで見ましたが、タイトルからしてインパクトあり過ぎで、大変ショッキングな映画だったのを覚えています。続編も作られたりリメイクされたりで、SFホラー系のネタとしていかに面白く強烈であるかがわかると思う。この映画、人体実験のシーンがヤマ場には違いありませんが、それに至るまでの実験過程も見応えがあり、ドキドキ感は十分にありましたね。とくに、ペットのネコ(自分の記憶が正しければ)を電送装置で試してみるシーンがあるわけですが、どこか異次元に飛ばされてしまい、姿がないのに鳴き声だけ聞こえたのは心底ゾ~としましたね。人体実験の悲劇を描いた映画はけっこうあるわけですが、これ程残酷で、悲し過ぎる結末を迎えるという作品も珍しいのではないだろうか。まさにB級SFホラー映画の傑作です。 【光りやまねこ】さん 8点(2003-06-14 20:38:48)(良:1票)
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