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【クチコミ・感想(8点検索)】
3.さてここでも、「映画はなぜ、おなじみ“勧進帳”をわざわざ取り上げるのか」という問題が(しかもこんな苦しい時代にわざわざ作った映画だよ)。もしも映画という芸術が「特定の“文脈”の中で捉えられるべきものではない」「独立し完結したものとして鑑賞されるべき」というならば・・・ならば、なぜ、「○○○を映画化!!」みたいな安直なコトをするのか。映画はまず外部との連関を拒絶する努力を徹底して行うべきではないのか(って、勿論、してる作品はしてるんだろうけどね、えへへ)。“音楽”という芸術は、20世紀に、血の滲むような努力、ってか、試行錯誤をとめどなく繰り返してきたぜ。で、それは、きっと、失敗だったのかもしれないけど・・・。すみません、これ以上書いても結論なんぞ到底結論なんて出ない。別に不満があるわけでもない。今のところ何となくぼんやり考える、だけ。で、とりあえず、本作の話。いや、実はここでも、本作がそのヒントになるのかも。最近よく聞く“○○○の完全映像化!”とかいうのとは、まったく異なって、ここでは、パロディとしての味わい。特にエノケンという狂言回しの存在が、本作をひとつの新しい作品へと導いており、こういう映画に触れると、何となく、「原作があり、そして、映画がある」という、すでにアタリマエになってしまっている図式に、改めて「ああ、なるほど、そういうことか」と納得できてしまったりするのです。それにしても。後半の、スタジオ感バリバリの雰囲気、音響とかにも十分に気を使っていない(使えていない)感じがするのですが。でも、その不自由さが、(妙な所に)綿密なクロサワ映画に加えられたことで、一期一会の絶妙な味わいを醸し出した、という気も。また、せめて最後にもう一度、屋外シーンを見せて欲しいなあ、と思っていたら、これもしっかりと、とっておきの「空」を背景にラストシーンを見せてくれて、うれしくなっちゃうのでした。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-05-04 21:52:47)
2.エノケン面白すぎ!大河内伝次郎なんて言ってるかさっぱりだったけど、説得力があり入り込めました。 【たましろ】さん 8点(2003-09-26 23:19:35)
1.黒澤作品の中では小品であるせいか、気軽に観れ、何度観ても飽きない作品。エノケンが狂言回しで、上手い演技を見せている。白紙の勧進帳を見た、彼の表情は秀逸。惜しむらくは、セリフが聞き取りにくいこと。字幕を入れてくれ、とお願いしたくなるほど。戦時中の物資不足の中で創られたこの作品は、それ故、無駄がなく、かえってまとまりの良い作品になっているように思える。自分的には黒澤映画のベストテンに入る作品。 【すぎさ】さん 8点(2003-06-16 23:07:26)
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
33人 |
平均点数 |
6.06点 |
0 | 1 | 3.03% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 2 | 6.06% |
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4 | 2 | 6.06% |
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5 | 5 | 15.15% |
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6 | 10 | 30.30% |
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7 | 7 | 21.21% |
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8 | 3 | 9.09% |
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9 | 2 | 6.06% |
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10 | 1 | 3.03% |
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【その他点数情報】
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