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未来世紀ブラジル

Brazil
1985年【米・英】 上映時間:132分
ドラマSFラブストーリーコメディアドベンチャーファンタジー
[ミライセイキブラジル]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2013-06-24)【イニシャルK】さん


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監督テリー・ギリアム
助監督ジュリアン・ドイル
キャストジョナサン・プライス(男優)サム・ラウリー
キム・グライスト(女優)ジル・レイトン
イアン・ホルム(男優)M・カーツマン
ロバート・デ・ニーロ(男優)アーチバルド・“ハリー”・タトル
ボブ・ホスキンス(男優)スプール
ジム・ブロードベント(男優)ジャッフェ医師
チャールズ・マッケオン(男優)ハーヴェイ・ライム
イアン・リチャードソン(男優)ウォレン
バーバラ・ヒックス(女優)アルマ・テレイン
ピーター・ヴォーン(男優)ヘルプマン
ブライアン・プリングル(男優)スパイロ
マイケル・ペイリン(男優)ジャック・リント
デリック・オコナー(男優)ダウサー
ホリー・ギリアム(女優)
テリー・ギリアム(男優)(ノン・クレジット)
島田敏サム・ラウリー(日本語吹き替え版)
戸田恵子ジル・レイトン(日本語吹き替え版)
千葉耕市M・カーツマン(日本語吹き替え版)
池田勝アーチバルド・“ハリー”・タトル(日本語吹き替え版)
屋良有作スプール(日本語吹き替え版)
広瀬正志ジャッフェ医師(日本語吹き替え版)
村松康雄ウォレン(日本語吹き替え版)
宮内幸平ヘルプマン(日本語吹き替え版)
上田敏也スパイロ(日本語吹き替え版)
江原正士ジャック・リント/ダウサー(日本語吹き替え版)
京田尚子アルマ・テレイン(日本語吹き替え版)
長島雄一(日本語吹き替え版)
安達忍(日本語吹き替え版)
竹口安芸子(日本語吹き替え版)
伊倉一恵(日本語吹き替え版)
小野健一(日本語吹き替え版)
大滝進矢(日本語吹き替え版)
安西正弘(日本語吹き替え版)
辻親八(日本語吹き替え版)
脚本トム・ストッパード
テリー・ギリアム
チャールズ・マッケオン
音楽マイケル・ケイメン
挿入曲ケイト・ブッシュ"Sam Lowry's 1st Dream"
撮影ロジャー・プラット
製作アーノン・ミルチャン
特撮ジュリアン・ドイル
美術ノーマン・ガーウッド(プロダクション・デザイン)
キース・ペイン
ジョン・ビアード[美術]
マギー・グレイ(セット装飾)
衣装ジェームズ・アシュソン
編集ジュリアン・ドイル
字幕翻訳戸田奈津子
スタントヴィク・アームストロング
あらすじ
20世紀、徹底した情報管理社会のある国。政府は横行する爆弾テロに手を焼いていた。そんなおり、靴屋のバトル氏を容疑者のタトル(ロバート・デ・ニーロ)と間違えて逮捕してしまうという事件が起こる。情報省の役人サム(ジョナサン・プライス)がもみ消しに派遣されるが、彼は自分の夢に出てくる美女が、バトル氏の隣人ジルであることに気づく……。テリー・ギリアム監督が撮った近未来カルト・ムービー。タイトルの「ブラジル」は内容とは関係なく、主題曲の題名からそのまま引用したもの。

円盤人】さん(2004-12-11)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想(8点検索)】

別のページへ(8点検索)
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37.《ネタバレ》 クライマックスの強烈な展開に引きこまれた。途中まで「ただのディストピアSFか…」と思っていた自分が恥ずかしいっす。モンティ・パイソンであれだけへんてこな切り抜きアートを披露していたテリー・ギリアムがただの映画を撮るはずが無かったわけで。それにしても、ラウリーの母親といいその友達といい、ババアがとことん嫌な人物として描かれるのには笑ってしまったなあ。自分の母親の「女」としての側面を嫌悪する感情を抱くことは、母親に対し無意識のうちに母性を求める「子」にとって当然のことと言えますが、それにしても強烈だった。出世を望まない息子と若さのために整形を重ねる母の対比は、タトルのような一般市民とラウリーのようなエリートとの対比に似ていますね。皮肉でしっかりと笑わせるあたり、名監督としか言いようがない。DVDではなくレーザーディスクで鑑賞したのも良い体験でした。SFは低画質で観たほうが楽しめるかもしれませんよ。 カニばさみさん [レーザーディスク(字幕)] 8点(2015-04-03 15:31:41)

36.《ネタバレ》 俺は「12モンキーズ」の方が好きだが、この作品は見れば見るほど病み付きになるガムみたいな映画だ。面白いけど(味わい深い)、イマイチ納得がいかない(飲み込めない)。ガムを飲み込む奴は馬鹿だ。
ジョージ・オーウェルの「1984」やフランツ・カフカのパロディのようだが、本人が無自覚か確信犯かはこの際どうでもいい。
特に「モンティ・パイソン」の頃から異彩を放っていたテリー・ギリアムだ。パンチが効きすぎて毒気がハンパないぜ。

政府にマークされたタトルを“偶然”呼んでしまった、夢の中で出会った美女と瓜二つな女性を“偶然”見つけ追いかけてしまった。“追いかけた”時点でサムにとっての“必然”へと変わる。
彼女に無理矢理せまろうとする狂気。
頼んでもいないのに勝手に介入して妄想を膨らませ、自己の正義を押し通そうとするエゴイズムは「タクシー・ドライバー」に通じるものを感じた。
あの話のトラヴィスのように、サムは首を突っ込まずに済んだ話に首を突っ込みまくる。
「タクシー・ドライバー」と違うのは、殺人者が“英雄”とならずに頭の中の“お姫様”を救えずに終わるところだ。
この映画は二つのエンディングが存在するが、それはこの作品を見た人ならすぐに解る事だろう…というワケらしいが、よく解らん。
ただハッキリしているのは、圧倒的な映画世界である。“夢”の中の映像の美しいこと。
「2001年宇宙の旅」も「時計じかけのオレンジ」もその美術で“黙らせ”ようとする感じが気にいらねえ。
中毒性が凄まじいから余計にハラが立つよ。ギリアム、アンタは天才だ。
それと、往年の名作に対するオマージュが面白い。
「戦艦ポチョムキン」のオマージュには吹いた。例のばあさんの場面まで忠実だし。
主人公が夢の中で出会う女性と現実世界でも巡り会う話はノーマン・Z・マクロードの「虹を掴む男」を思いだす。
トム・ストッパードは優しい。世の中、友人とはいえ警告すらせずに殺しにくる奴もいるからな。むしろちょっと優しすぎるくらいだ。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-13 19:29:08)

35.《ネタバレ》 有名な古典なので、観ました。見応えあり!ブラックジョークが効いてて、深刻な文明批評も軽く観られる。最後まで皮肉たっぷり。こういう風刺モンでハッピーエンドって成立しないのかしら。あの女性のトラックドライバーが可愛くて、何かハッピーエンドにさせてあげたかったです。でも主人公に魅力無!もったいない!

トントさん [ビデオ(字幕)] 8点(2014-06-26 02:14:06)

34.《ネタバレ》 社会風刺という感じよりも自分はこの主人公みたいにどうも夢見がちというかそういう人たちを皮肉った作品と受け取りました。まあ最後は彼なりに幸せになるんですが。そういうわけでやっぱり最後はアレじゃないと駄目だと思います。 ポン太氏さん [DVD(字幕)] 8点(2014-02-07 17:45:54)

33.《ネタバレ》 率直な感想は、なんかよくわからんけどスゴイ、かな?(笑)。まるで観ている側を無視した進みっぷりはある意味清い。なんとなーく監督の言いたいことがわかるよーな気はするけど、ハチャメチャすぎて理解が困難ですね。デニーロでてましたね~こんな変な(失礼)映画に出ているとは意外でした。まぁ個人的に「監督暴走映画」(笑)カテゴリーに間違いなく入る作品ですが、嫌いじゃないですねこういうノリは。B級感も丸出しな本作ではありますが、監督さんのイメージしてる頭の中が伺える興味深さがゴザイマシタ Kanameさん [DVD(字幕)] 8点(2013-09-10 09:58:58)

32.ストレートな娯楽作ではないが、かといって見た目ほど難解ではない、案外多くの人が楽しめそうな映画。得も言われぬ不安をレトロフューチャー的な映像で見せ、仕上げにシニカルさをトッピングして、ミントのような後味を残してくれる。オシャレな一本。 肛門亭そよ風さん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-14 11:30:57)

31.テリー・ギリアムの一番いい作品ですから。 ミッシュマッシュな未来社会と黒い翼を駆る哀しき夢想家サム。 コタコタ混沌してますが、ろまんちっくな要素が思い入れしやすく映像がすごい。 今でもジョナサン・プライスが贔屓なのはこの映画のせい。 ~戻るよ、ぼくは想い出のブラジルへ~ レインさん [映画館(字幕)] 8点(2010-05-24 00:00:33)

30.薄っぺらいセルロイドの膜を通して世界を見ているようなギリアムの世界。あるいは現実に向けて立ち上がらなくてはならないけれどもどうしても立てない明け方の悪夢の世界。
きのう来た人さん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-31 05:41:12)

29.《ネタバレ》 重厚なストーリーなのに何故かコメディ混じり。後半からどこへもっていきたいのかわからない無茶苦茶っぷりは理解不能です。見たことのない意味不明な世界観にも何故かはまってしまいそうです。デニーロさんの出番は意外と少ないもののおいしいとこ全部もってきますな。 すべからさん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-09 15:00:29)

28.《ネタバレ》 救いの無いラストは、個人的には嫌い。ですが、世界観が完成されているし、物語も面白く、作品自体は好きです。何度でも見たくなります。 いさいささん [映画館(字幕)] 8点(2008-06-21 15:42:02)

27.日常と非日常が絶妙に入り混じった世界観と予測不能なストーリー展開。これをバカバカしいと受け止めるか才能溢れる作家性と受け止めるかで評価は全く変わるでしょう。たとえついてこれない観客がでようとも監督の思念を押し通したようなこういう作品、私は大好きです。 5454さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-17 23:45:41)

26.あんな未来が来なくて良かった…。近未来なのになんだかレトロな感じがしました。 色鉛筆さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-03-13 06:58:46)

25.テリー・ギリアムによるモンティ・パイソンの異様なアニメが好きな僕としては、彼のアニメ世界がそのまま再現された世界に浸れるだけで満足でした。この作品には、モンティ・パイソンでも度々出現する「パイプ」「翼」「雲」といったモチーフが散りばめられ、ニヤリとすることが度々。官僚制への批判というのは真新しいテーマではなく、あくまで表層的な話題であるように見えます。ストーリー自体も特に目を引くものはありませんが、「彼の脳内のイメージを実写にするとこうなる」ということが理解できるだけで価値のある作品なのだと思います。 もっこり八兵衛さん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-13 12:29:21)

24.《ネタバレ》 社会のおかしな部分、それが怖いくらいとてもユニークに表されている。
またタイミングが絶妙に決まっているので神業的な感じがする。
明らかに何かがおかしいことが普通に進行している感じがまた奇妙だ。
最もよく思うのは、修理の際の手続きの運びの悪さ、イライラします。

空想の未来というのは恐ろしさを秘める。
何処か歪んでいる風に思う。
人間への敵意を強く感じる。

見えないものに支配されている感じがとくに怖い。
描かれる未来の世界は全てが胡散臭くて惑わされっぱなし。
正気を失った常識がある。
全く正体の見えない怪物がいる。
SFのテーマとしてよくありますがこの監督の映画は独特。
「毒」の部分がユニークで強烈。
それが的確すぎるため、そのイメージが脳内を深く傷つける。
洗脳のようだ。

これは性までもどこかおかしい。
ヒーローも変だ。
全ての概念がおかしいなかで、歪んだものだけが確かなおかしな世界。
夢の中の巨大な鎧武者が不気味すぎて強烈だった。 ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-04 03:08:42)

23.限りなく9点に近い8点ということで。
テリー・ギリアム作品の中で一番面白かったです。なんか世の中悲しくて笑うしかないよ
って雰囲気が好きで。SFなのにSFじゃない。癖になる世界でした。 声ヒツジさん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-24 21:12:07)

22.意外性の映画だ。 kさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-27 17:58:44)

21.情報管理された近未来社会を描いていますが、社会風刺、コメディ、恋愛、精神世界の要素が混在しているジャンル不定の作品です。中でも独特なアナログ風テクノロジーと社会風刺の描写が先ず目につきます。物語前半はこの作品の楽しみ方が掴めず戸惑うかもしれませんが、終盤は怒涛のたたみかけに圧倒されます。エンディングは呆然と眺めるしかありませんでした。個人的に、社会風刺はあまり好きではないのですが、コメディの部分は文句なくはまりました。とくにデ・ニーロ出演部分や伝書人間のくだりは大好きです。全体を通じて手放しで面白いわけではありませんが、すぐにもう一度観たくなりました。ラストカットは紛うことなき名シーンです。万人受けはしないと思いますが、言い表せない魅力を持っている、リメイク不可能な異色作です。 目隠シストさん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-08 17:47:46)

20.妙な映画を見た気になりました。デニーロもデニーロじゃなくてもいい役で出てるし、戦艦ポチョムキンのオデッサ階段のパロディーはありえないくらい迫力ないし、音楽も第三の男のような使い方だし、それにあのデニーロの登場の仕方も第三の男のオーソンウェルズを意識したみたいだし、、、。はっきり言ってすごくナンセンス。主人公もかなり馬鹿馬鹿しい。設定だってくだらない。未来世紀ブラジルなんていう結構なSF大作を意識させてる邦題の割には意外とスケール狭い。でもなんかこのナンセンスさがたまらなく好きです。テリーギリアム作品の独特の感覚がすきなのでしょうか?よくわかりませんが割りと好きです。すごくダサい映画を大真面目に作っているところが粋ですね。ちなみに主人公が夢の中で空を飛びますが、フロイトの心理学ではそれは性欲を表すそうです。監督はそんなことも考えて映画を作ったのでしょうか? ジャザガダ~ンさん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-12 01:29:19)

19.《ネタバレ》 劇場で鑑賞。リバイバル上映でした。正直、スクリーンで見ないと良さがわからない映画かも。感慨がまったく違ってきます。例えば、あの堅牢な建物が目の前のそびえ立つ圧迫感。あの羽をつけて空中を浮遊する高揚感。あの音楽の思わず救いを求めたくなってしまうような浮世離れしたノリ。あの鎧を着た武者の前に相対する主人公のあまりの小ささ。……こういったものが全部ドーンと目の前に迫ってきて初めて、主人公があの「夢」に逃げ込む理由がわかる気がするのです。現代社会の閉塞感に疲れた自分が、尻叩かれてそこに追いやられるような感覚を体感できるのです。「テロリスト」という言葉を聞かない日はない今日この頃、この比較的新しい言葉が、1985年の時点であそこまで日常化されていることに驚きました。正にアナロジー。 中山家さん 8点(2004-12-16 21:25:32)

18.とても評価が難しい映画でした。 よしふみさん 8点(2004-11-13 13:38:54)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 201人
平均点数 6.84点
010.50% line
183.98% line
241.99% line
3136.47% line
4104.98% line
5146.97% line
62512.44% line
73215.92% line
83718.41% line
93014.93% line
102713.43% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.45点 Review20人
2 ストーリー評価 5.65点 Review20人
3 鑑賞後の後味 5.54点 Review22人
4 音楽評価 6.95点 Review20人
5 感泣評価 4.00点 Review11人

【アカデミー賞 情報】

1985年 58回
脚本賞テリー・ギリアム候補(ノミネート) 
脚本賞トム・ストッパード候補(ノミネート) 
脚本賞チャールズ・マッケオン候補(ノミネート) 
美術賞ノーマン・ガーウッド候補(ノミネート) 
美術賞マギー・グレイ候補(ノミネート) 

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