みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
2.《ネタバレ》 水辺でウォルター・ブレナンが屈んだ瞬間、画面左端にいた蛇が不意に彼の右頬に飛びかかるショッキングなショットなど、 よく撮れたと思う。さりげない風に驚きを導入してくるルノワールである。 『南部の人』などにもあるが、殴り合いの格闘シーンもコマ落としとはいえ、シャープな動きと力感のあるショットも迫真だ。 カメラを振り回すばかりが脳じゃない、という手本のようである。 方や、ダンスシーンや沼地を進む小舟などの緩やかな横移動では、カメラによる運動感を堪能させてくれる。 アン・バクスターが一人ドレスを舞わせて踊るショットの何と情感豊かなことか。 【ユーカラ】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2016-12-27 23:59:32) 1.コインの裏と表は背中合わせであり一体であることをポジションチェンジで繰り返し見せてくれる。湿地帯と町、冤罪の男と真犯人、愛と憎、信頼と疑惑、薄汚れた格好とドレスアップ。アン・バクスターは男を信頼したり信頼できなかったりを行ったり来たりし、ウォルター・ブレナンは「人間に悪いやつはそういない」「いい人間なんていない」と主張を反転したりする。この映画では瞬く間にある地点から対極へとその様相を変えていく。それはあたかもルノワールが、アメリカではアメリカ映画を撮って見せますよ、との宣言に見えたりもするのである。 【彦馬】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-10 23:34:28)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS