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ノスフェラトゥ(1978)

(吸血鬼ノスフェラトゥ<TV>)
Nosferatu The Vampire
(Nosferatu: Phantom der Nacht/Nosferatu - fantôme de la nuit)
1978年【西独・仏】 上映時間:107分
ドラマホラーリメイク小説の映画化
[ノスフェラトゥ]
新規登録(2003-10-08)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-06-09)【にじばぶ】さん


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監督ヴェルナー・ヘルツォーク
キャストクラウス・キンスキー(男優)ドラキュラ伯爵
イザベル・アジャーニ(女優)ルーシー・ハーカー
ブルーノ・ガンツ(男優)ジョナサン・ハーカー
ローラン・トポール(男優)レンフィールド
原作ブラム・ストーカー「吸血鬼ドラキュラ」(ノンクレジット)
脚本ヴェルナー・ヘルツォーク
作曲リヒャルト・ワーグナー〔音楽〕挿入曲"Das Rheingold"
製作ヴェルナー・ヘルツォーク
マイケル・グラスコフ(ノンクレジット)
配給パルコ(1985年リバイバル時)
20世紀フォックス(1985年リバイバル時)
字幕翻訳岡枝慎二
その他マイケル・グラスコフ(presenter)
あらすじ
霧深い山間の古城へやってきたレンフィールドを蝕む、異様な風貌のオルロック伯爵。やがてオルロックの魔性は山を降り、遥か文明世界のデルフトを侵し始める。謎の伝染病と、町を覆い尽くす大量のネズミの姿で。この、得体の知れない危機に、少女ミナが立ち向かう。映画史に足跡を残したムルナウの同名作を、荒ぶるニュージャーマンシネマ監督のヘルツォークがリメイク。森が、空が、雲が、全てが禍々しいパワフルな吸血鬼映画。

エスねこ】さん(2009-05-13)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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3.《ネタバレ》 とても美しい映画。
サイレント映画の名作吸血鬼ノスフェラトゥのリメイクですが、ハリウッド監督ではなく、巨匠によるリメイクなので、芸術性あふれる素晴らしいものになっております。
巨匠がやると作品に奥行きと美しさがあります。
そして巨匠がホラーを撮ると、独特の恐怖感が絶妙のものになります。

ただオリジナルのノスフェラトゥの不吉過ぎる、非人間的な存在感に比べると、
こちらのノスフェラトゥはちょっと目がキラキラ輝いていて情熱的過ぎちゃうのかもしれません。歯がネズミ男みたいで間が抜けてるかもしれません。異様な存在感はありますが。
でもクラウスキンスキーという俳優はどうやら吸血鬼役を2回もやっている大ベテラン俳優だそうで、僕なんかが偉そうなこと言ってはいけないんですけどね。

ノスフェラトゥの喋り方がいい感じです。
息使いからノスフェラトゥの精神的にアブない感じが伝わる。
レンフィールドの高笑いも完全にイッておられます。

オリジナルとは趣の違う美しさがあります。
たとえば船で川を渡る場面はとても美しく幻想的です。雄大さを感じる自然があります。作品に巨匠らしいスケール感を感じます。
そういったものが幻想的な恐怖を演出します。
淡々とした音楽が不安な気持ちにさせます。
オープニングのミイラはとても恐ろしく、観てるほうが呪われそうです。ミイラ一体一体から言葉が聞こえてくるような迫力です。
(2009年の映画メモをもとにレビュー) ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2013-06-06 22:34:50)

2.タイトルの映像と音楽の異様な雰囲気に寒気が。吸血鬼ものとして展開は淡々としたものですが、大胆なカメラワークで見せる美しい映像に、底冷えのする怖さがひたひたと迫ってきて、息苦しさを味わい通しでした。愛する者が常に先に逝く、自身は永遠に逝けない。ドラキュラ伯爵の瞳に宿る悲しみが本作を支配していたように見えました。 The Grey Heronさん [映画館(字幕)] 8点(2011-11-28 01:01:45)

1.F・W・ムルナウの「吸血鬼ノスフェラトゥ」をヴェルナー・ヘルツォークがリメイク。独特のセンスで再構築している。私に「耽美」と言う言葉を教えてくれた映画であり、ヘルツォークに嵌る切欠となった作品(変?)。ムルナウの作品に照らして「邪道」と評する人の気持ちは解るが、アジャーニの美しさに免じて許してくれ。キンスキーの哀しきドラキュラは見事!実に嵌っている。こんな貧相でコミカルな爺さんなら許してやりたくなるが、アジャーニは許すことなく、身を挺して退治に立ち上がる。主戦場となるデルフトの町並、アジャーニ、すっきりしないラスト、その全てが美しく纏まっており、単なるホラーとして鑑賞するのは勿体無い。 ぽろぽろさん 8点(2003-07-24 06:28:10)

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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 6.64点
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