みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
8.《ネタバレ》 昭和後期の日本映画を代表する作品と言っても過言ではありません。高倉健と倍賞千恵子のやり取りは何気ないようで、実は様々な心の機微が蠢いていて、今見てもすごい演技だと感じます。 「舟歌」を代表とする昭和の名曲と、北海道の冬の厳しい情景、そしてローカル線のうら寂しい様が、そして、当時のオールスターとも言える豪華キャストがこの作品の情景を数段ランクアップさせています。 最近、こういう大人の心の機微を描いたシリアスなドラマが少なくなってきているので、本当に心に沁みますね。 【TM】さん [DVD(邦画)] 8点(2018-08-14 02:49:45) 7.3度にわたって流れる「舟歌」がいい。高倉健と倍賞千恵子がだいたい同じシチュエーションで聞いているわけですが、2人の心象風景は3度ともまるで違う。1度目はほっこり、2度目はメラメラ、そして3度目は冷え冷え。それを、セリフで多くを語らず、2人の表情だけで見せる演出にグッと来てしまいました。 ただし、倍賞千恵子といえばやはり「さくら」のイメージが強くあります。今でさえそうなのですから、「寅さん」がバリバリ現役だった封切り当時、観客に違和感はなかったのでしょうか。この作品をもっと楽しむためには、「寅さん」をいっさい見ず、ついでに「ハンカチ」とか「遙かなる」とかもスルーしておくのが一番かもしれません。そう思わせるほど、ザ・日本的情感たっぷりの良作でした。 それにしても、宇崎竜童って稀有な存在ですね。稀代のチンピラ顔にして、稀代のヒットメーカーでもある。「舟歌」もいいけど、続けてラストに流れる曲もさすがという感じです。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2016-09-15 00:35:18) 6.2013.12/28 鑑賞。健さん、いいね! 題名からは刑事ものとは思わなかった。北海道の雪を舞台に美しく、ドキュメント風に時代が映し出されていた。居酒屋の二人のシーンは好きだ。年末紅白歌合戦、八代亜紀「舟歌」のシーン秀逸。さすが倍賞の演技。追記 +1点。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-12-28 22:01:47) 5.《ネタバレ》 「矛盾してるけど、男と女ですからね」 というシーンがいい。この映画は、矛盾に苦しむ人々のドラマだ。だから皆、理解に苦しむ行動をとっている。北の国で生きていくには厳しい自然にさらされ続け、身も心も冷えるので、愛であろうがなかろうが絶えずぬくもりが欲しいのだろう。倉本氏の脚本は、阿久氏の世界観と驚くほど相性がいい。 【tony】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-10-28 01:26:52) 4.正月休みにになると熱燗飲みながら見るのが恒例になってますが、真夏に見てもいいもんですな・・やっぱり熱燗がほしくなりました。三上刑事の十数年にわたる人生を冷徹なまでに淡々と描いている作品ですが、何度見ても見始めると最後まで見入ってしまうのは何故なんでしょう?冬の北海道を描き切った圧倒的な映像の美しさも、直子・冬子・すず子・桐子のそれぞれのエピソードでみせる表情のアップもたまらなく大好きです。 【ダダ】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-09-01 16:27:43) 3.《ネタバレ》 健さんと厳寒の北海道とが相俟って素晴らしい映画になっていました。▼女優さん達も素晴らしかったです。石田あゆみはあの難しい泣き笑いの敬礼だけで賞をあげたいくらいでした。肉体派と思っていた烏丸せつこが、兄の逮捕直前に見せた涙は本物と感じさせました。倍償千恵子のあの居酒屋での最初の出会い時のやりとりは、本当にあんな店があったら毎日でも通いたいと思わせるほどでした。あんなに笑顔が素敵だったとは思いませんでした。▼本当は10点満点を挙げたかったのですが、男と女の関係になった翌朝に女が「私、大きな声を出したでしょう?」・・・という会話の最後に健さんが「樺太まで聞こえると思ったぜ!」というセリフをはいた途端、今までのシリアスな雰囲気は一気にぶち壊され、健さんにあんなセリフを言わせるべきではないと思い、2点減点となりました。まったく何かんがえてるんだか!プンプン! 【亜酒藍】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-13 20:06:55) 2.ロス五輪の開会式で、北朝鮮バリの整然とした一糸乱れぬ 行進で日本は入場してきました。ところが最後のアメリカは まったくバラバラ、笑顔で観客に手を振ったり、手持ちのカメラで 記念撮影したり。次のソウルの開会式から日本もアメリカを真似するように なってきましたが、まさに このころから日本人が変わってきたように思います。 この映画では、紅白や円谷選手の遺書、熱燗など 日本人がどこか郷愁を覚える「かつては絶対的に日本人的と思われていたもの」が 効果的に使われています。良い映画だと思います。 良くも悪くも日本人的感性を刺激されてしまいます。 【amicky】さん 8点(2004-06-19 00:08:07)(良:1票) 1.高倉健には、雪の北国がよく似合う。こういう映画を見た後は、やけに熱燗を飲みたくなります。“舟唄”が、やけに胸にしみるなあ。男は、、、やっぱり無口な方がいい、、。 【fujico】さん 8点(2003-11-28 16:59:49)(良:1票)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS