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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(8点検索)】
3.《ネタバレ》 トッド・ソロンズという監督は過激な題材を扱いつつも直接的な暴力や性描写は徹底して避ける人なのですが、「フィクション」編ではかなり露骨な性描写がなされています。また、主題について登場人物がセリフではっきりと喋ることも例外的であり、「フィクション」編はソロンズ作品としてはかなり異色な仕上がりなのですが、ここにソロンズの意図があります。恐らくこのパートは過激な描写があれば立派な社会派作品として扱われる風潮への反乱であり、外面的なショックのみに反応する観客達を挑発するためだけに作られたパートなのです。こんな底意地の悪い前振りを作り、そしてそんな前振りのためだけに当時人気が出始めていたセルマ・ブレアを裸にしてあんなことやこんなことをやらせたソロンズ、恐るべしです。 そうして「フィクション」編によるウォーミングアップを終えて後半の「ノンフィクション」編に入ると、映画のイタさはフルスロットル状態となります。殺人者やレイプ魔がひしめき合っていた「ハピネス」をも超える漆黒の闇が広がるのですが、そのあまりのイタさにすっかり魅了されました。本作にヘンタイは登場しないのですが、無気力人間スクービーを除く登場人物全員が無神経であり、本人の自覚のないうちに他人を傷つけまくります。「ハピネス」のような極端さがないだけこちらの方がリアルだし、身近に感じる分見応えがありました。さらに本作が凄いのは映画史上最大のタブーにまで踏み込んだことで、ユダヤ人の被害者ナショリズムや拝金主義にまで鋭く言及しています。「うちのおじいさんはホロコーストの被害者だ(おじいさんは戦前にアメリカに移民しているため、実際にはホロコースト経験者ではない)」と言い張るリビングストン家の人々が南米からの移民である家政婦をボロ雑巾のようにコキ使い、その献身に一切の感謝もせず使い捨てにしてしまうという展開が準備されています。その家政婦が善意の被害者であるかと言えばそうでもなく、レイプ殺人を犯した孫のために涙し(孫の無実を信じているわけではなく、孫は確かにレイプ殺人を犯したが、それは悪いことではないという無茶な論理で泣くのです)、ラストでは一家虐殺までを行います。とにかく登場人物全員がどうしようもなく、観客に何の拠り所も残さない徹底したダークぶりには恐れ入りました。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-10-24 23:47:55)(良:1票)
2.好き嫌い分かれるだろうけど結構おもしろかった。 トッドソロンズ監督の撮る映画はどれも登場人物に対して暖かい目線を感じる。 突き放してクールな映画というよりは、どこか心温まる感じ。 まぁ、もちろんお話はドロドロでグチャグチャなのだが、それがいい。 【Vanilla】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-13 14:31:29)
1.このサイトの点数は非常に低いが、日経新聞でお勧め記事があったので見てみたが、結構ハマった。シナリオがいい冷笑映画。各キャラがおもしろく、自虐型、夢想型などなど誰もが自分と重なるキャラがいるのでは。 【ぼぎー】さん 8点(2004-07-18 01:05:50)
マーク説明 |
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
15人 |
平均点数 |
4.53点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 1 | 6.67% |
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2 | 2 | 13.33% |
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3 | 2 | 13.33% |
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4 | 3 | 20.00% |
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5 | 3 | 20.00% |
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6 | 1 | 6.67% |
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7 | 0 | 0.00% |
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8 | 3 | 20.00% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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