みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(8点検索)】
5.《ネタバレ》 暴走する色狂いのオジー、挙句に自殺 夫に何度も浮気のされ近親相姦的に息子を溺愛する母親 どうしようも無く女にだらしない父親 ヒロポンで頭がおかしくなり日々男に身を委ねる女 自堕落な生活を送り、悪い遊びに誘う幼馴染のトシちゃん 男を知って突然色狂いに豹変する幼馴染の彼女 そら、閉塞感の中、こんな変な人たちに囲まれてたら、逃げ出したくなるわな! 鳥籠のメジロを逃すシーンが印象的。そして自分も東京へ。これぞ青春の旅立ち。 ラスト、殺人犯に成り下がったトシちゃんのバンザイ!が切なすぎる。 やっぱ、トシちゃん役の原田芳雄の演技が良かった。 【とれびやん】さん [インターネット(邦画)] 8点(2021-09-17 22:32:38) 4.《ネタバレ》 これは名作で間違いないでしょう。 1970年代の日本の高知県にある村。 その小さな村、閉塞的な村社会で起こる出来事の数々。 これが実にリアルで面白い。 その村で最初は清廉潔白ながら、徐々に大人になっていく主人公。 こんだけ狭い村でドロドロとした人間関係、母親との関係、男女関係を堪能したら、もはや都会に出るしかないだろね。 東京に行っても良い事があるとは限らないけど、少なくともこんな村で一生を過ごす位なら、確かに一度は都会に出たい!と思うのも納得がいく。 日本ならではの閉塞的な村社会を丹念にリアルに描き、鬱屈とした青春時代を描いた本作は、見ていて素直に面白いし、名作と言えるだろう。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-09-06 19:00:11) 3.久しぶりに見返して感じたのは、「やっぱりおもしろい!」の一語。濃すぎるストーリーもさることながら、画面全体から伝わる、あのムッとするような湿気、汗臭さと泥臭さ、熱さと暑さ、それに中途半端なエロは、一連のATGモノの代名詞ですね。やや大げさにいえば、ここに日本人としての郷愁を感じるのは私だけでしょうか。ついでにいうと、原田芳雄がカッコよすぎます。見てくれのいい役者はたくさんいますが、ああいうアクの強い役がピタッとハマる人は他にいないでしょう。ただ唯一、竹下景子をもう少し見たかったかな。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2008-06-11 02:09:03) 2.《ネタバレ》 南の国、四国高知を舞台に描かれる青春映画の秀作!この映画の主人公をはじめとする出演者それぞれにドラマがあり、生活感が感じられる。地方の生活の実感が生々しく描かれている。東京への憧れを抱き、町を出て行く主人公、そんな主人公を見送る原田芳雄が駅のホームからパンをかじりながら「バンザイ!バンザイ!」とエールを送る姿とそんな原田芳雄を消えていく列車の中から見ている江藤潤演じる主人公の姿に知らない都市での生活に対しても希望が感じられる終り方に万感迫るものがある。田舎町の閉鎖的な空気もあのラストがあればこそ、そこに見える希望、大人への憧れ、東京という都会への憧れ、その全てに青春の一ページを感じられずにはいられない。この映画のタイトルにある「祭り」とは主人公の人生への祭り、人生こそ正しく祭りなんだと言わんばかりの監督からの熱いメッセージみたいなものを感じることが出来た。脇を固める俳優陣、竹下景子の初々しさ、主人公の両親を演じているハナ肇と馬淵晴子の演技と存在もこの作品に大きな貢献をしていると言えよう。これまた間違いなく黒木和雄監督の代表作品の一つと言える作品です。 【青観】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-05 15:20:31)(良:2票) 1.高校時代、あらゆる面で非常に刺激の強い映画だった。自分の映画観にATGの映画というのは恐ろしいくらい影響を残している。それが感性なのか技術なのかはわからないが、小津でも黒澤でもない日本映画の重要な部分がある気がしてならない。 【monteprince】さん 8点(2004-12-01 15:55:47)
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