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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
1.1930年代の邦画としては素晴らしい出来。
何より、セリフの一つ一つに含蓄があるのが良い。
例えば、「現代において幸せでいるためには、他人の不幸を見ないようにしなければならない。」なんて、実に的を射ている。
あまりに痛烈すぎて、こんなことに同意してしまうと、周りから冷たいと思われるかもしれないが、生きていく為には必要な割り切りでもあり、偽善者ぶって否定したところでそれは嘘になる。
自分がいかに幸せな状態にあったとしても、他の人間は幸せとは限らないわけで、全員が全員幸せなんことは実社会であり得ないのだ。
それを見事に言い表したセリフだが、こういった歯に衣着せぬ痛烈な風刺的セリフが、本作では沢山飛び交うのである。
1時間程度の短い作品であるが、処世術の様な、実にためになる印象的なセリフがそこかしこにあり、何度も観れば人生勉強になるかもしれない。
そういう意味で、本作は実用的な作品であり、また、純愛とは何かをテーマにした恋愛劇でもある。
ところで、助監督に本多猪四郎や黒澤明の名があるのが興味深い。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-07-13 22:52:05)
マーク説明 |
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★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
1人 |
平均点数 |
7.00点 |
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