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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
1.《ネタバレ》 アンソニー・マンは西部劇でも傑作が多いが、それ以外でも「グレン・ミラー物語」の音楽伝記、「最前線」の戦争、「国境事件」のようなフィルム・ノワール、そして油田を巡る群像劇的様相を見せる「雷鳴の湾」!
石油を巡って海底まで突き進むジェームズ・ステュアートの頭脳と野心が展開されるこの映画。
石油に並々ならぬ拘りを見せる男の痛々しいまでの神経質さ。邪魔する奴は殴り飛ばして海に落とすは、火を投げ込んで爆発もする始末。情熱を燃やす余り狂気地味たものも感じさせる。
海の海老を守ろうとステュアートと対立する海の男たち。海老は彼らにとって、石油よりも掛け替えの無い宝だ。彼らが実際に獲ってきた海老は現実に存在しているが、ステュワートが石油を掘り当てられるという確証は何処にもない。検討はついているが、彼にとっては巨大なギャンブルでもあるワケだ。
そこに出資者やステュワートの行動に反対するジョーン・ドルーと複数の人間が絡み合う。雷鳴の如く轟音を立てて海底を掘り続けるドリル。石油という“雨”を掘り当てるまで止まらない。
その前に押し寄せる海水や人々の襲撃がステュワートたちに襲い掛かる。
ステュワートの行動に「海老」を引き合いに出して反対していた猟師たちが、その「海老」をステュワートの見せられて行動を止めさせられる皮肉。
その刹那、待望の石油が噴出するシーンには鳥肌がたった。思わず「ばんざーいっ!」と叫びたくなったぜ。
最後の最後まで人々の絡み合いを描ききり、ハッピー・エンドもちょっと強引かなと思ったが、たった102分でよくぞここまでまとめたもんだ。
「怒りの河」といった西部劇で敵として立ちはだかる事が多いダン・デュリエが、今回はステュアートを助ける心強い仲間。マンの他作品を見ているだけに「昨日の敵は今日の友」という感じてちょっと感動。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-11-27 02:05:29)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
1人 |
平均点数 |
9.00点 |
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1 | 0 | 0.00% |
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8 | 0 | 0.00% |
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9 | 1 | 100.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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