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【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 一兵士の体験する苛酷な戦争。ふと「悪夢のオデュッセイ」なんて文句を思い浮かべたが、いやいやこれは夢ではなく多くの兵士の実体験が凝り固まったものなんだ、と反省した。ソ連の映画は自由の描写に敏感で、脱走後の鳥のさえずりを聞きながら草の中に寝転んでいるとこの俯瞰など、思いが詰まっている。記憶に残るエピソードとしては、教会を汚すことは出来ないと便意をこらえきれずに殺される者、細かく分配されるパンとチーズ、やっと石を運び上げたとこで突き落とされる者。さらに妻の爆死と自慢の息子の戦死と、ここまで人民はかわいそうにされなくちゃいけないのか、という気もするけど、社会参加へ持っていくのに踏み台としては「家族」が必要なのね。ただどうしてもこの手の社会主義映画の弱点は、怒りを他者に向け切っちゃってるとこで、跳ね返ってくる危険のない場所で攻撃してる、ってとこがある。まあだからこれだけ徹底して「かわいそう」が出来るんだろう。これはこれで一つの視点だろうが、限界でもあった。ソ連映画は音楽がやたら格調高い。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-04-24 09:40:16)
1.《ネタバレ》 一般市民目線から戦争の悲劇を痛烈に訴える本作は、むごい運命を背負った男の過酷な半生記であるが暗くなるどころかむしろ前向きにさせてくれる。最悪の事態の連続で絶望の淵に立たされても不屈の精神で前進し続けるソコロフの姿が、感傷的になり過ぎず描かれており逆に人間の静かな力強さを感じさせる。目的意識を持つ事によって〝生きる〟という精神的な強さが滲み出ている演出も素晴らしい。それでも最後に利害関係の一致とは言え戦争孤児である赤の他人の子を、単に養子とすると言うよりも我が子と思い込むことにした展開は現実逃避であり、やや寂しさや哀しさを感じる。しかし悲惨で残酷な世の中を散々映し出すことにより、生き抜くためには〝思い込み〟ですら必要な生きる術であると説得力を持たせている。特にソコロフは〝横から人生を見られず真正面から見つめた〟という台詞通り真っ当な人間に描かれ希望無しでは歩いて行けないキャラクターなのだから。本作に描かれているのは生半可なヒューマニティではない。生きぬくためには殺しも辞さない生身の生命力溢れる人間像である。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-10-18 18:21:04)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
2人 |
平均点数 |
8.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 1 | 50.00% |
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8 | 0 | 0.00% |
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9 | 1 | 50.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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