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明治侠客伝 三代目襲名

1965年【日】 上映時間:90分
アクションドラマラブストーリーヤクザ・マフィア小説の映画化
[メイジキョウキャクデンサンダイメシュウメイ]
新規登録(2006-11-08)【青観】さん
タイトル情報更新(2021-12-19)【イニシャルK】さん


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監督加藤泰
助監督鳥居元宏
志村正浩
清水彰
キャスト鶴田浩二(男優)菊池浅次郎
藤純子(女優)初栄
大木実(男優)星野軍次郎
津川雅彦(男優)江本春夫
山城新伍(男優)立石三郎
安部徹(男優)唐沢竜造
遠藤辰雄(男優)天竜熊吉
品川隆二(男優)小栗清
原健策(男優)佐川
山本麟一(男優)中井徳松
曽根晴美(男優)矢島保
国一太郎(男優)山中源一
高並功(男優)若い衆
毛利菊枝(女優)江本ひさ
藤山寛美(男優)石井仙吉
嵐寛寿郎(男優)江本福一
丹波哲郎(男優)野村勇太郎
川谷拓三(男優)観客
岩尾正隆(男優)観客
小田部通麿(男優)野口友次
楠本健二(男優)デコ寅
阿波地大輔(男優)亀三
汐路章(男優)中井徳松
矢奈木邦二郎(男優)医者
鈴木金哉(男優)八木
京唄子(女優)女中
鳳啓助(男優)巡査
那須伸太朗(男優)巡査
蓑和田良太(男優)森村
島田秀雄(男優)媒酌人
宮城幸生(男優)祭りの見物人
藤本秀夫(男優)労務者
毛利清二(男優)子分
小田真士(男優)親分
疋田泰盛(男優)親分
森源太郎(男優)労務者
山乃美七子(女優)看護婦
岡島艶子(女優)女中
原作紙屋五平
脚本鈴木則文
村尾昭
音楽菊池俊輔
撮影わし尾元也
企画俊藤浩滋
橋本慶一
配給東映
美術井川徳道
編集河合勝巳
録音野津裕男
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【クチコミ・感想】

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5.《ネタバレ》 久しぶりに見る東映任侠映画。加藤泰監督が初めて手がけた本格的な任侠映画とのことだが、それを少しも感じさせることがない手堅さで、それでいていかにも加藤監督らしい映画になっていて、冒頭のクレジットタイトルのバックの俯瞰映像から既に魅せてくれているし、何といっても浅次郎(鶴田浩二)に買われた初栄(藤純子)が、そのおかげで父親の死に目に会いに帰ることができたことで浅次郎に礼を言いにくる川べりのシーンもとても美しく、このシーンだけでもこれぞ映画と感じさせていてここだけでも見る価値はあると思う。本筋としてはよくある任侠映画のフォーマットに収まった作品と思うものの、この浅次郎と初栄のラブロマンスを絡めたことで映画に奥行きが出ていて、よりドラマチックな内容になっていると感じる。この二人のお互いに秘めた想いや情念というものをうまく描いていて、ただの任侠映画に終わらないドラマとしての深みを出そうという加藤監督の意気込みのようなものが伝わってきて、名作と呼ばれている理由も分かり、じゅうぶんに楽しめたことは確か。でも、浅次郎が三代目を継ぐことに反対していた二代目の息子である春夫(津川雅彦)が家業を譲ると言われた途端にコロッと態度を変えるところなどもう少しじっくり描いてほしかった部分もあり、その点で少し物足りなさも感じたのも事実。ラストの鉄道の上を連行される浅次郎とそれを見送る初栄のやりとりも良く、印象的だった。それにいちばん最後、汽車の映像で終わっているのがなんとも加藤監督らしい。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2021-12-19 15:56:57)

4.表の稼業を二代目の実の息子に渡すと言った途端にその息子がころりと性根を入替えるところとか、クライマックスへの流れの早急さとか、もうちょっと時間かけてじっくりと見せて欲しいなとも思うんだけど、たった一つの美しい画でやられた。父親の死に目に会いに帰してもらった藤純子が桃を持って鶴田浩二に礼を言う川べりのシーン。オレンジの空と川沿いの松と遠くにくっきりと見える橋。セット独特の幻想的な美しさにやられた。美術、井川徳道の仕事が強烈に際立つ。19歳の藤純子がウブすぎて娼婦っぽくないところがまた歯がゆいというか、まあドラマチックなんだ。あと、鶴田浩二のセリフがいちいちかっこいい。 R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-14 14:41:41)

3.出演陣も豪華だし、なかなか無難に楽しめた東映ヤクザ映画だった。 ただし、作品に没頭できる程の、何かは感じられず、普通に楽しめた程度だったのが、不満と言えば不満。 にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 6点(2010-01-18 00:02:30)

2.ちょっと微妙だなあ!確かに加藤泰監督らしい映像美も見せてくれているし、殴り込みのシーンも迫力を感じることは出来る。更にどの人物にしてもきちんと描ききっている。鶴田浩二他、役者の演技は素晴らしいと思う。ただ期待していたほどの作品ではなかった。私にとっては普通に楽しめた程度の出来です。亡くなった親分の後を継いで三代目を名乗る鶴田浩二と藤純子の関係がもっと泣けるかと思ったけど思ったほど泣けない。何故か自分にもよく解りません。面白いことは面白いが不満も残る。それと藤純子に関しては良いことは良いが、やっぱり「緋牡丹シリーズ」のお竜さんの方が魅力的なのと、それともう一つ、一番最初に藤純子が出ている任侠映画で観たのがマキノ雅弘監督の映画であって、「昭和残侠伝死んで貰います」や同じく「昭和残侠伝血染めの唐獅子」の藤純子に比べるとどうしても見劣りしてしまう。この作品を一番最初に観ていたらきっと評価も違うのかもしれない。 青観さん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-01-05 19:52:58)

1.《ネタバレ》 「加藤泰節」はここでももちろんやっちゃってくれていますが何よりも素晴しいのは藤純子演じる初栄の存在につきる。男の秘めた想いを描き出すだけでなく、女の抑えた情念というのか情熱的な気持ちをうま~く映しているのには本当に感心する。(もちろん「わいはこんな男なんや」という、鶴田浩二も良いのだが。)ラスト、連行される男の足にすがり付いて号泣する姿。そして桃。 Nbu2さん [映画館(邦画)] 8点(2006-12-03 02:42:39)

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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 7.00点
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