みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
62.「天地創造」の真理に何の変哲も無い“一般ピープル”が触れるという物語の設定は、藤子・F・不二雄のSF短編漫画を彷彿とさせる。 惑星の崩壊と再生という大スペクタクルが、SF的観点と哲学的思想を巡り巡って、一人の男の言動に集約されるという顛末は、個人的に非常に興味をそそられる題材で、知らず知らずに異様な映画世界に引き込まれていた。 レンタルショップをぶらりと巡って、タイトルを聞いたことも無かった今作を、製作年も誰が出演しているかも確かめぬまま、“衝動借り”した。 「ロスト・イン・スペース」的なスペース・コメディものだという認識で観始めて、概ねその想定は外れてはいなかったが、想像以上にシュールな展開には少々面食らった。 馴染み難い異質なコメディが怒濤の如く羅列されるため、序盤から中盤に至るまで、映画の世界観に入りきれなかった部分があることは否めない。 ノリ自体は嫌いではないが、この映画が伝える“真理”が掴みきれず、戸惑ってしまったというのが正直なところだろう。 しかし、壮大な宇宙哲学的な要素を踏まえて、ストーリーが想定に反して次第にディープに深まってくいくのを目の当たりにして、この映画の存在性そのものに対して興味が深まってきた。 何がどう導き出されるのかということにようやく焦点が定まり、「結論」に至るまで映画世界を堪能することが出来た。 大いなる宇宙意思の中であまりに小さい生命体が無数に存在していて、すべての生命体の行く末はその宇宙意思に委ねられているように見える。けれど、突き詰めてみれば、結局は或る一つの生命体の意思によって宇宙意思そのものの行方が変わっていくという無限のロジック。 即ち、その「問い」に「答え」などは存在せず、「問い」と「答え」のどちらが先かも定かにはならない。 ただ、だからこそどんなに小さな生命体であっても生存していく“意味”があって、その事実こそが最も素晴らしいことだという…………。 多分に独りよがりな要素や、“テキトー”で“チープ”な部分も多い映画だった。 でも、そういう永遠に答えが出ないことをつらつらと頭の片隅で考えつつ、生きていく事自体がほんの少し楽しくなるという、へんてこりんな映画であることは間違いないと思う。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-05-15 00:11:18)(良:2票) 61.鬱病のロボット、無限不可能性ドライブなどなど、全編に散りばめられたユーモアは実に秀逸で、最後までにやにやしていた。しかしあまりにもベタなギャグとキャストのオーバーアクトには「ここは笑うべきシーンなんだろうな」と思いつつも苦笑していた。こういうのは国民性の違いなのか?それとも意識してやっているのかわからない。冒頭で地球が吹き飛ぶシーンが一番笑えた。マジなのかギャグなのかよくわからない意外と深遠な哲学的テーマ、着ぐるみやセットからほとばしるチープなうさんくささ、そしていかにもイギリスらしいハイセンスさとどんくささが共存するヴィジュアルセンス、それらのブレンドとギャップが、ぐだぐだかつめまぐるしいストーリーに対して鮮やかなコントラストとなり、SF特有の固有名詞と情報量の多さに多少ついていけなくなるが、ともかく細かいことは気にしなくとも最高な感じである。パンフが60ページもあるが気が付くとパラパラめくりながら、1人にやけている日々が続き、少々ハマリ気味である。マービンを見て「スターウォーズ」のフィギアを集める人々の気持ちが初めてわかった。冒頭のテーマ曲はイーグルスの75年のアルバム「One of these nights」に収録の「Journey of the sorcerer」である。BBCテレビのドラマでもこの曲がオープニングテーマだったらしい。パンフでもスルーされていたのでこの場を借りて明記する。 【わいえす】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-10-22 00:56:36)(良:2票) 60.わざとチープに作ってあるというような、たぶん全部のギャグを広い集めることは不可能ですが、分かれば「ふふん、イギリスらしい」というように口をゆがめて「笑う」こともある。 終盤は地球ってなんて!と思わせられたり、あの銃の仕組みがすごい!と感動したりする、考えてないようで考えてあるのかもしれない映画でした。 ゾーイ・デシャネルの瞳が地球のブルーみたいに美しかった。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-03-17 08:36:25)(良:1票) 59.《ネタバレ》 すごい なかなかのぶっ飛び具合で この「好き放題」な感じが独特 冒頭のイルカの歌は印象に残るね メチャクチャながら意味深なシーンもあり ディープソートの「究極の問い」 そしてその答え… この置いてけぼり感はイギリス映画らしい!? 生命の誕生 美しい地球というこの惑星 そして宇宙の存在 なかなかの内容でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-26 11:14:53)(良:1票) 58.くそーこんなバカ映画で感動してしまうとは(笑)。もっとB級臭い雑な感じかと思っていたら映像は美しいし音楽は素晴らしい(こんな話にシリアスで立派な音楽を付けること自体がネタなのかもしれないが)し、ゾーイ・デシャネルは可愛いし、あとなんと言ってもあの愚かで無様なヴォゴン人の造形!実物のパペットなんですと?「役者にとっても実物がある方が演じやすい」ってそりゃそうでしょうよ。「ガイド」が写す(設定)のアニメーションもセンスがいい。あらすじだけ読んだらただただ滅茶苦茶でバカバカしいだけのこの世界、映画を観てすごく気に入ってしまった。 【tubird】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-05-29 23:57:37)(良:1票) 57.《ネタバレ》 イルカの歌が空耳で「早漏早漏早漏変態!」に聴こえる。うん。可能性は無制限だ。 【長谷川アーリオ・オーリオ】さん [DVD(吹替)] 5点(2010-12-18 23:48:45)(笑:1票) 56.まず冒頭の「イルカの歌」、ほんとうに素晴らしいですね。滅びゆく人類に対し「きみ達人間はお馬鹿だったけれど優しかったよ」というメッセージ・・・始まったばかりなのに、結構ジンときました。お話も思わず「ありえなーい!」と言いたくなるような設定や展開が一杯でおなか一杯さ。特にネクラロボ、マーヴィンがお気に入りに。ああ、原作読みたいな。 【シェリー・ジェリー】さん [DVD(吹替)] 8点(2006-04-16 19:41:44)(良:1票) 55.はっきり言ってこのイギリス映画独特のひねくれたユーモアのセンスにはクスリとも笑えませんでした。ただ、なんとも馬鹿らしいネタに素晴らしい美術とVFXを駆使して美しい映像を作り上げている。もうこの映像に見とれて最後まで鑑賞できたという感じです。きっと本国の映画館では爆笑の渦だったりするんだろうなあ・・・。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(吹替)] 7点(2006-04-13 21:00:12)(良:1票) 54.《ネタバレ》 映像は綺麗 地球の設定もおもしろい 凄い考えさせられる究極の問い だのに中身は一切考えたらダメなスカスカ映画 笑いのセンスも合わず(鯨以外)見る人を選ぶ映画だと思います。 私には合いませんでした・・・ 【メメント66】さん [DVD(字幕)] 5点(2018-10-22 00:55:30) 53.《ネタバレ》 荒唐無稽、無軌道で不条理、意味不明なノリと理解する前に雪崩のようにやってくるギャグというか、なんというか。 でもどこか深い意味を含んだ気がするような、なんというか。 それでいて登場人物のテンションがわかりにくいような、なんというか。 でもお役所ギャグはちょっと古い…もしかしたらそれも故意なのかもしれないが・・・まぁ、なんというか。 とにかく人を選ぶ内容だ。 でも映像がいいんだよね、それでいてイルカの歌もいい。シュールなデザインの宇宙人もいい。 ディズニーらしいテンポの良さと世界観の賑やかさ。 意味はよくわからなかったけど映像が面白い、テンションが楽しい、なんというかリラックスできる映画でした。 【えすえふ】さん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2015-08-30 16:01:02) 52.《ネタバレ》 一言で言うと「シュールなSFコメディ」。宇宙と生命の根源を解き明かすかのような物語は哲学的で興味深い。でも、ん~、面白くなくは無いのだが、ギャグがシュールすぎてイマイチピンと来ない。あと、原作が書かれたのが同時期ってこともあり、主役3人がルーク、レイア、ソロみたいで、何となく『スターウォーズ』に似ているのは気のせいだろうか?お付のロボットのテンションは間逆だが。ということで、惜しくも及第せず。残念。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 5点(2013-04-23 22:47:20) 51.はっきり言って笑いの面は弱い。真面目なインテリが必死でひねり出したようなギャグの連続で、「うーむ何だか一生懸命だなあ」って感じ。 でもテンポは軽快だし、世界観もわりと愉快。そう、笑えるというよりは何となく愉快な映画。楽しめたといえば楽しめた、かな。 【肛門亭そよ風】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-12-27 22:41:03) 50.かなりぶっ飛んだ内容の変態スペース・オペラ。モンティ・パイソンぽいギャグが多いので調べてみたら、原作者がモンティ・パイソンと関わりのある人みたいで納得。とにかくシュールかつ馬鹿馬鹿しい話が、無駄に高度なクオリティで展開される。中でもマルコヴィッチ先生の登場シーンは白眉。神々しいまでのシュールさで、宇宙の真理に触れた気分になれる。 【オルタナ野郎】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-19 19:03:54) 49.《ネタバレ》 そこそこいける。 気に入らないのはやっぱり、指示通りに笑わされているような錯覚。何となくイギリス風って言う感じ。画がきれいだからストーリーに集中は出来る。結構よくできている。だけど気に入らない。 意外なのは最後ちょっと感動している自分。 【黒猫クック】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-08-28 06:27:00) 48.おい!全然面白くねえぞ!でも、不愉快ではないからこれ以下はつけられない。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-01-05 23:32:25) 47.リトル・ランボーズにとても感動したので、こちらも観てみたが全く楽しめず。テキトーな雰囲気に全然乗れなかった。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 3点(2010-11-27 18:27:40) 46.かなりお馬鹿な設定、お馬鹿な展開のハチャメチャSF。映像もチープな中にも見せるところはしっかりとスケール感たっぷりに見せ、計算されたコメディーSF映画で、モンティパイソンっぽいところがいかにもイギリス風? 笑いどころも突っ込みどころもしっかりあって、最初から狙って作ったB級大作である。 単純に娯楽SF作品としてこれを見たらきっとかなりがっかりするとは思うが、最初から突っ込みを入れる準備をして映画を見るB級ファンには、結構楽しめる映画である。 【nobo7】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-12-14 02:12:33) 45.だめだ・・・猛烈な睡魔。。。後半、少しまともに見れたけど、ヒッチハイク(?)に入ってからの退屈さが致命的。 【Junker】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-06-27 01:09:01) 44.あまり、おもしろくなかったなー。銀河ヒッチハイクガイドとかいいながら、ほとんどヒッチハイクしてないもんな。 【センブリーヌ】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-06-24 23:57:02) 43.最近起承転結の“起”ばかり派手で、“承”以降がもちっとも盛り上がらない映画が多いような気がする。残念ながらこの作品もそういうタイプと言わざるを得ない。オープニングタイトルからガイドブックの紹介までの冒頭15分のテンションの高さが次のウォゴン人との絡みで一気に下がってしまいその後多少持ち直すもせいぜい3割くらいだ。超超コンピュータや落下する鯨など乗れるエピソードもちょこちょことはあるのだが、緩急のリズムが悪いというか散漫というか、いちいち乗り切るタイミングをはずされたまま終わってしまう。普通なら「期待させやがってなんだよ」と、悪印象が残るパターンだ。しかし!冒頭の素晴らしさ、特にタイトルバックで流れるイルカの唄の楽しさは尋常なものではなく、その一点でも本作は私にとって唯一無二の宝石のような存在になってしまった。エンディングでも繰り返されるその楽曲のせいで結局全ての不満を許せてしまう一一こんな作品は他にない(次点:大巨獣ガッパ)。 【皮マン】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-28 12:54:37)
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