みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.なんかもう全てにおいて凄い。いきなりオープニングでブリーフ1枚の男が銃乱射だもん(笑)凶悪犯なのにこの姿っていうギャップが強烈過ぎて。しかも捕まってそのあと「奪還だ!!」と言って仲間がさらに銃乱射。実際この映画で何人もの人が殺されまくってるけどイマイチ凶悪犯らしい扱いがされてないのが香港らしくてしょっぱなからキツイなぁ。最後もほんと、↓のお2人もおっしゃってる通り衝撃的で鬱になりそうなんですけどそう感じさせてくれたのは途中、ってちゅうか中盤の半分ぐらいは刑事が素の人間に戻って人と恋をする場面を多用したからと思うんですよね。刑事として活躍するシーンと恋をするシーンを交互に見せて印象を与えてからの原題の「非常突然」がより強く表現できたのかなぁって僕は見てます。 【M・R・サイケデリコン】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-12-23 11:22:14)(良:1票) 3.凶悪犯と対峙する警官、激しい銃撃戦というのは一般的な警察映画のイメージですが、そこに敢えて厳格なイメージのある香港警察の重案組(精鋭部隊)の面々の日常を描くことによって、警察映画を再構成することに成功した作品です。 小道具や役作りに関しては日本の連続ドラマを参考にしたというパトリック・ヤウの演出はやや静観的ではあるものの、日常と職務上の出来事を切れの良い演出で交差させることによって警察映画と呼ぶには新鮮すぎる魅力を兼ね揃えています。 チェ・ゲバラさんが仰っておりますように、何気ない日常で運悪く犯人グループと遭遇してしまい“警察官としてのしがらみ”が常にまとわりついているがゆえに悲劇的な末路を辿るクライマックスは圧巻です。 警察映画と云うのは我々と同じ平凡な日常を生きる人間が、非日常的事件に遭遇した際に英雄的な行動を示すことで観客にカタルシスをもたらすのですが、それを敢えてシニカルに提示したクライマックスは衝撃以外の何者でもないでしょう。 【カニ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-31 22:54:14)(良:1票) 2.《ネタバレ》 素人・エアガン・路上生活者・最初に捕まった人の人柄、すべてが先入観となってしまいます。完璧なストーリー構成です。『まさか』です。その『まさか』を、見ている私達にもつきつける衝撃的なラストに撃沈されます。 警察車両を襲撃して武器を奪ったのも、流れからいけば『凶悪な三人組』のほうだと思ってしまいます。いや、今作のメインストーリーは、やはり『凶悪な三人組』の検挙なのでしょう。それが王道ですから。そのメインストーリーを隠れ蓑に、まさかのジョーカーをラストにもってくるとは誰が予想できるでしょう。これは参りました。本当にラストまでは、『踊る大捜査線』のような雰囲気だったのに、最後の最後でまさかの結末。その説得力の高さに、後味が悪いとか、最早そんな次元の話ではありません。ここにきて、『デッドポイント』というタイトルの意味を実感することになるんですね。 それに、こういう作品ではロマンス部分が邪魔になることも多いのですが、今作では『ロマンス=日常』を織り交ぜることにより、ラストの絶望感・喪失感がよりリアルなものに感じられます。 『よし、決めた。俺は告白するぞ。』『俺のことを好きになるんじゃない。』『ジミーに会いに行きます。』『俺も決めたぞ。妻に愛人のことを話して、二人とも面倒を見ていく』それぞれの言葉が、思いが、宙に待っていきます。 ラスト、マンディが冒頭のシーンと同じように、店の窓を拭きながら6人の結末を知ってしまいくずれ落ちるシーン。マンディの視線は、私達視聴者の視線にもなっているのでしょう。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-01-12 14:13:57) 1.生と死は常に隣り合わせ。別に特殊な人物だけの話ではない。先の大災害にしてもそうだったではないか。儚さと共に強烈な生の喜びを自覚させられ、生きてるうちにさっさとやっておくべき事あるんじゃないかと問われたかのように感じた。 【長谷川アーリオ・オーリオ】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-05-17 07:54:54)
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