みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 『桃太郎侍』というのはもともと山手樹一郎の小説なのですが、有名な高橋英樹のテレビドラマはかなり内容が異なるようです。この映画は、比較的原作に忠実なようです。 お話としては、娯楽の王道。お家乗っ取りを防ぐ物語に、別れ別れになった双子の兄弟の人情噺がからみ、時代劇らしい時代劇になっています。敵と味方がはっきりしていて、敵役もいかにもそれらしい。特に河津清三郎の格好良さが魅力的で、悪役はこうでなくてはいけません。ショボい悪役なんて見ていられませんからね。木暮実千代の小鈴師匠のみ、悪役ながら桃太郎に思いを寄せるという役回りで、単純になりがちなお話のいいアクセントになっています。堺駿二はおちゃらけが少なくシリアスな部分が多いのですが、こういう役でもちゃんといい味を出しています。 冒頭、桃太郎の助けた女が実はスリで、善側の神島伊織の密書をスリ取っていたとなるあたり、話の展開もなかなかうまい。それほど長くはないのですが、敵味方入り乱れて波瀾万丈の物語が展開し、見ている方を飽きさせません。このあたりは原作に負っているのでしょうが、先にも書いたように正統派の娯楽作品となっており、かなり楽しめました。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-01-01 22:37:58) 2.市川雷蔵が一人二役で、雷蔵ファンは2倍楽しめる作品。なんだかどうだか。 跡継ぎをめぐるお家騒動、あわや毒殺されそうになる若殿が雷蔵で、さらに若殿には生き別れの弟がいてこれも雷蔵。ちょっとイナセな浪人で、なぜか桃太郎などというふざけた偽名を使っている。で、この桃太郎が若殿サイドと陰謀サイドの両者からスカウトされてしまったことから否応なく騒動に巻き込まれ、やがて自ら若殿の身代わりとして、陰謀に立ち向かっていく。わかりやすくて楽しいオハナシ。実際、両陣営が相手方のことを名前ではなくただ「敵」と呼んでいるのがこれまたわかりやすい。 雷蔵がクリソツの二人を演じていますが、どっちがどっちだか我々が混乱するようなこともありません。活躍する方が桃太郎、活躍しないで声の高い方が若殿。ただ、周囲の人間がこの「同じ人間が二人いる」という事態をどうと捉えているのかは、正直、ちょっとわかりにくい・・・。ま、深く考えないことに。 ちょっと演出がもたつく面もあったり(桃太郎が顔にアザのようなモノを貼っているのが、正体を隠すためなのやら何やら、中途半端)、殺陣ももうひとつキレがなかったり(雷蔵だからしょうがない?)するのですが、明るく楽しく、ホンの少ししんみり、結構楽しめます。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-09-22 17:40:23) 1.子どもの頃見た映画だが、何せ後の高橋英樹主演のテレビドラマシリーズの印象が強すぎてよく覚えていないと言うのが本音。昔は正義の味方が悪者をやっつける時代劇映画がよく流行っていた。その定番とも言えるような映画。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-09-10 05:34:56)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS