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【クチコミ・感想】
1.これはキビシイですね。基本的にホームドラマであり、きょうだいの対立と和解を描いているのですが、内容的にはけっこう重い。しかし、結局なにが言いたかったのか、そのあたりがよくわかりませんでした。戦死した長男の遺言により、弟妹の面倒をみてきた長女。最後に弟妹は独立するわけですが、姉の苦労が報いられたかというと、疑問が残ります。すでに婚期を逸しているわけですし、これからの彼女に幸せが訪れるのか、映画はそんな予想を感じさせずに終わってしまい、なにやらやり切れなさが残ってしまいます。どうも貧乏くじを引いただけという感じです。 本作が公開された翌年の1956年、経済白書で有名な「もはや戦後ではない」という言葉が使われています。しかし本作の登場人物にとっては、戦後ではないどころか、まだまだ戦争は終わっていないという気持ちではないでしょうか。長男の戦死による影響は、10年経っても続いていて、残された人々の生き方まで支配しているようです。そうした点をもっとも興味深く感じました。「戦争はまだ終わっていない」と感じる人は、当時少なくなかったのではないかと思います。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-04-07 17:39:47)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
1人 |
平均点数 |
4.00点 |
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1 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 1 | 100.00% |
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