みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
82.《ネタバレ》 ノーラン監督は「もう一度観ないと分からない」映画をよく作る 「ユージュアル・サスペクツ」や「シックスセンス」のように「気づき」によりもう一度観たくなる映画なら「善」であるが 分からないからもう一度観る映画は「悪」だ。 しかし本当に面白くないないならもう一度は観ない、なんか「理解できたら面白い」感覚が残る作品を作るのが実にうまい。 何よりも、この映画を数回みてある程度理解すると「難しかった」「よくわからなかった」という人に 「どこが分からなかったの」とマウントを取ることができる そして自分でもまだ理解できていない部分は「そこは難しく考えちゃダメなんだよ」と受け流せる。 友人にマウントとる努力が映画2回分の代金なら、、必要経費と思いたい。 2回目行ってきます。 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 7点(2020-09-21 23:17:12)(良:2票) (笑:1票) 81.《ネタバレ》 ノーランって映像で説明するの、下手じゃない? クライマックス、何やってんのかちっとも伝わってこないのは難解なんじゃなくてヘタクソだからだと思うのよ。爆発までの間にブツを奪還しましょう、ってのはさ、順行組と逆行組とで論理的に説明可能だと思うのよ。でもグチャグチャ。ブツを手に入れるシークエンスなんか、アレ、ちゃんと流れ判った? パラドックス関係なんか、もうメチャクチャよ、あれ。「細かいコトは気にすんな」って状態。 大体、物語を伝えるのは映像以外の部分に頼りまくってるでしょ。大量の、それこそ喋り続け状態なセリフの応酬と不安を煽るやかましい音楽で説明してます、って状態。映像はひたすらハデな、これ見よがしな部分にばかり注力されてるワケで。 で、コレ、200億円とかかけて2時間半に渡って見せられるDV映画ってのがアタシの抱いた印象なのね。いかにDV野郎を退治するか、ってハナシ。そこに監督好みのセカイ系だのSFだのドンパチだの盛り込んでみせました、そんだけ。 だけどアタシにはあのDV野郎が監督の分身のように思えたわ。作品世界を完全にコントロールしないと気が済まない、ホンモノ使わないと満足しない、世界を支配してこそ、そんな自分の投影。人類の滅亡を描こうとしたら人類を本当に滅亡させないとリアリティ出ないとか、そういうキケンな思考(あるいは志向、または嗜好)を自嘲的に、自戒を込めて映像化してるのかしら?みたいな。 だけどDV映画としては徹底的にドラマがつまんないわ。っていうかキャラがみんなつまんない。誰にも殆どノレないのよ。せめてヒロインがいかに息子を愛しているかくらいは映像として見せて欲しいワケよ。もう全部セリフでの説明で、息子そのものはチラチラと映る程度。それにDV野郎のヒロインに対する現在形の加虐シーンはあっても、それ以前にヒロインが憎悪していた点に関してはやっぱりセリフでの説明に終始するのよね。 お腹の傷はサスペンスの要素になるかと思いきや、水戸黄門の印籠みたいなポジションだし、DV野郎が手に入れた自殺カプセルは意味を成さなかったし、あちこち隙間がスカスカしてるわ。 ハデな映像と大量のセリフとやかましい音楽とSEが緩急なく連なった2時間半、それはノーランの強迫観念の発露みたいなものなんじゃないかしら。 あと、日本でたった2カ所なIMAX GTテクノロジーで見たのだけど全編フルサイズだと思ってたら半分くらいだったわね。ちょっと肩透かし。コレ!って見せ場以外はシーン頭の説明的映像が上下(空と地面、天井と床)広々、っていう、なんとなくカタにハマった不器用な使い方だったのがちょっと微笑ましかったわ。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2020-09-19 22:45:49)(良:2票) (笑:1票) 80.いなめしのたてぎすしこやや← 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 3点(2020-09-19 19:51:51)(笑:2票) 79.《ネタバレ》 序盤は普通に面白かったのに稚拙な設定のせいで途中からはややこしくなる。 時間を逆行してる人間の動きが逆再生のように見えるのは理解できる。 後ろ歩きしてるように見えたり、落とした物が戻ってくるように見えるということなんだろう。 でも、順行してる人間の動きまで一緒に逆再生になるのがよくわからない。 すれ違ったりぶつかったり噛み合わなくなると思うんだが、その辺りの原理がどうなってるのか説明して欲しい。 逆行中は酸素マスクが必要という設定も胡散臭い。 外気が肺を通らなくなるんじゃなくて、二酸化炭素を吸って、酸素を吐き出すようになるだけのような気がする。 そうしないと逆行中の細胞は死んでしまうと思える。 作中に無かった描写だけど、逆行してる人間はお尻からうんこを入れて、口から料理を出すはず。 食事が喉を通らなくなるので、点滴で栄養を取るなんて設定だとおかしいよね。 逆行世界では空気抵抗や摩擦も逆になるので車の運転が難しいという設定もあったけど、これも矛盾してる。 車に逆の空気抵抗や摩擦が生じるなら、エンジンの燃焼は冷却されて凍ってしまうはず。 エンジン内部は熱く燃焼するのに車体に着火した炎は冷たくなるなんて都合が良過ぎる。 あと、順行部隊と逆行部隊が同時進行するシーンで一方の部隊は後ろ向きに走る演技をしているけど、めっちゃ遅い。 映像を逆再生してるシーンだと素早く逆に動くのでギャップが激しい。 後ろ向きに走るなんて難しいのはわかるけど、前向きに走ってる設定なんだから、頑張って後ろ走りして欲しかった。 カーチェイスのシーンでは頑張ってバックで走ってたのに後ろ走りのシーンが手抜きというのは残念。 そもそもTENETは秘密組織のはずなのに作戦が大袈裟すぎる。 証拠を残さず任務を遂行しないと組織のことが世間にバレてしまうと思うのだが、後始末をどうしてるのか謎。 ラストのオチでTENETの創設者が主人公本人だったことが判明するわけだが、何故誰も教えようとしなかったのか? 創設者本人であることを教えてはダメというTENETの規則があったとするなら、ラストで教えたことに矛盾が生じる。 最初から知ってれば歯を抜かれて痛い思いもしなくて済んだかも知れないのにね。 未来の自分だったというだけでも面白かったはずなのに余計な設定を盛り込んで矛盾だらけになってしまってる。 【もとや】さん [インターネット(吹替)] 5点(2023-08-22 21:53:05)(良:1票) 78.意味のない伏線をいくら回収してもね。 【TERU】さん [映画館(字幕)] 2点(2022-06-19 21:14:23)(良:1票) 77.《ネタバレ》 全く万人向けではないし、一度ではまず理解できないが、凝っていてよく出来ている作品。とりあえず初めて見るときは ・順行が赤、逆行が青でカラーリングされている ・マスクをしているのが逆行(この理由はあとでわかる) ・逆行ではBGMが逆再生 あたりを分かっていると見やすいかも。基本的には前半1時間30分強が順行ストーリー、そこから折り返して1時間弱が逆行。順行がいささか長すぎて面白味に欠けるシーンが多いのが難点。物理っぽい説明もちょこちょこ入っているが、わりとSFストーリー都合になっている部分もあるので「この世界はそういう設定なのね」程度に聞き流しておいていい。 【以下猛烈にネタバレ】 ■回転ドアに時間順行から入ると時間逆行になって出てくる。これを外から見ると同一人物が2人回転ドアにそれぞれの入り口から入って消えたように見える(あるいは逆の場合、無から同一人物が2人出てきたように見える)。この辺は素粒子物理の粒子と反粒子の対生成・対消滅をモチーフにしているのだろう。これを使うと、同一の時間に同一人物が2人以上(順行と逆行で)存在できるようになる。これが大前提の舞台設定。 ■繰り返し出てくる「起きたことは仕方がない」「無知こそが武器」というセリフ、これは「すでに生じた(と知っている)ことは変えられない、それは必ず起きないといけない」という世界のルールを示しているのだろう。そのため、カーチェイスで主人公は最終的にアルゴリズムが奪われるような行動をしなければいけなかった(なぜならそれが起きたことを知っているから)し、ニールは最後に地下に死にに行かなければいけなかった(なぜならニールが死ぬことはすでに知っているから)。逆に言えば「知らなければ変えられる余地がある」ということなのだろう。 ■同一人物が2人以上出るのは、オスロ空港とカーチェイスの2回で、ここは確かになかなかよく出来ていると思った。特に撮影は大変だっただろう。ここだけでも何回か見返すと作りの精巧さを感じられると思う(しかし逆に作りが精巧なのはここだけという気もする) ■しかしそのうえで、映像のインパクトという点でいうと、「インセプション」の方が大分上という印象である。飛行機が突っ込むシーンも金がかかっている割には地味だし、逆走カーチェイスは面白いがその手前のトラック3台+はしご車のシーンはあまりインパクトがない。ラストは人を多く送り込みすぎてごちゃごちゃしてしまい、舞台設定も廃墟で絵的に映えなくなってしまった印象。送り込むのを5人+5人の少数精鋭という設定にした方がよかった気がする。 ■ストーリーについても、設定そのものは壮大なものでなくてもいい(インセプションだって「ライバル企業を追い落とす」というしょうもないものだし)のだが、最後にキャサリンが我慢できなくてセイターを撃ち殺してしまうとかはちょっとしょうもなさすぎる。もう少し緊張感を高めたまま話を進められただろうにと思う。 ■生きてない設定、変な設定もある。逆行中に自分と会うと消滅という設定はどこで効いていたか分からない。あと「熱いと寒くなる」はそもそも物理的にも無理(分子運動を逆再生してもエネルギー=温度は変化しない)だし、これが生きてるのがカーチェイス後のガソリン燃焼だけだからこれはなくしてよかっただろう。逆行中の人が順行中の人や物を攻撃した際(あるいはその逆)の影響の出方、傷が出来たり壊れたりする時間の方向、がシーンによって一貫していないように見える。ここは重要なのでもう少し一貫するように考えてほしかった。 ■アイデアは秀逸だが、脚本の詰めも映像的な魅力ももっと高められたと思う。次回作に期待。 【θ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-05-28 21:55:58)(良:1票) 76.《ネタバレ》 いやぁ、こんなに手こずる映画は久しぶりでした。よく難解な映画だと言われますが、私には“何が起こっているのかさっぱり判らない”映画としか言いようがないです。鑑賞後に物理学者が書いた解説を読みましたが、TENETという言葉と登場人物や組織の名称は、ヴェスヴィオ火山の噴火で全滅したヘルクラネウムの遺跡で発見された謎のラテン語の回文“SATORスクエア”がネタ元らしいです。その解説によると、この映画での時間の逆行は量子力学におけるエントロピー理論に基づいているそうですが、私にはもう珍ぷんかんぷんでした。物理学者からアドヴァイスは受けているでしょうけど、量子力学やラテン語回文まで駆使してこのストーリーを考えつくとは、クリストファー・ノーランの知性は半端ないです。 デンゼル・ワシントンの息子が名もなき“主人公”を演じる基本シークエンスは、まるで007の一話みたいな派手な展開。でも話がややこしいうえに展開が速すぎて、もう序盤から置いてけぼり状態です。なんせ私、中盤のカーチェイスではどうして敵(?)の車がバックで突進するのか理解していなかったぐらいですからね。またタイムトラベルの道具が回転ドアというのは斬新すぎでしょ、歴代タイムトラベル映画の中でももっとも地味なタイムスリップじゃないでしょうか。そしてラストの戦闘は、赤の順行組と青の逆行組が入り乱れているのでもう脳みそがパンクするかと思いました。 けっきょく最後は“主人公”の正体が明らかになるのですけど、例えれば『ターミネーター』のジョン・コナーが自覚のないうちにカイル・リースの役目を果たしていたってことなんですかね。でも“主人公”自身がタイムスリップしているわけではないので、ちょっと違うか。それにしてもノーラン、ほんと時間軸をいじる映画が好きですね、これは彼のライフワークなんでしょうね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-28 22:44:12)(良:1票) 75.《ネタバレ》 そもそも、この映画は完全に2回以上見ることを想定した作りになってますね。 1回目で理解できるのはちょっと無理ですよ。 大体把握するために、Netflixで4回ぐらいみました。 とはいえ、映画としての評価は1回目で決めるべきだと思うので そういう意味であればかつてない映像的な部分での新鮮さと 脳をフル活動してる感じと あの人物は実はあそこにいたのかという伏線回収は 個人的に好きなので7点です。 そもそも、ここまで理解が難しくなる要因としては 時間通りに進んでいる人と、時間を逆行している人が 同じシーンに存在し、さらにカメラの主眼がコロコロ変わる上に 逆行を開始するタイミングが人それぞれだったりした上に 何気ないシーンから突然全然関係ないシーンにカットが切り替わったりするので 時系列的に上手く並ばないのが原因ですね。 で、ここからネタバレになりますが、 最初のオペラハウスでの催涙ガスと、フリーポート(美術品があるところ)内のセキュリティで マスクをする行為自体が一般的な呼吸をする為という部分で刷り込まれてしまい その後の酸素マスクに対して初見は注目しなかったのですが 逆行中は酸素が吸えないので酸素マスクをしている=逆行中 ってわかりやすい合図であることが分かると このシーンのこいつは逆行中であることがわかって、 さらに回転扉のタイミングを最初から見直してみた事で 時間が逆行するタイミングが理解できて 更に、赤(部屋とかワッペンとか)=通常の時間の流れ、青=逆行中というシグナルを含めて やっと全体の流れがつかめてきた感じです。 空港内では通常の主人公とニールと逆行中の主人公とニール。さらに逆行状態から通常状態に戻った主人公とニールが、 同一時系列にいるという(船にいる二人も同じ時系列ですが) さらにカーチェイスとかクライマックスは入り乱れまくって 複雑きわまりないですが 難しい映画です。 ニールの正体が結構謎なんですが、 実はキャットの息子であるマックスの大人の姿だったりするんですかねぇ。 【シネマレビュー管理人】さん [インターネット(吹替)] 7点(2021-09-16 00:57:22)(良:1票) 74.またわけの分からないものを・・・ 一生懸命理解しようとするもとても理解が追い付かず、細かい設定が全く分からないまま終わってしまった。 2,3回見れば分かるかもしれないけど、そういう前提で映画作らないでくれ・・・ 【ラスウェル】さん [インターネット(字幕)] 4点(2021-07-11 23:35:16)(良:1票) 73.《ネタバレ》 インセプションのような映画を期待したが、無駄にわかりづらく雰囲気作りは良いものの映像的にあまり面白くはならなかったのが残念。察しの良い人なら逆光する横転した車や謎の二人組のことは割と早目に気づいてしまえるため全く気づかない主人公が鈍感すぎて滑稽に見えてしまうのは駄目かな。いろいろ複雑な割にはツッコミどころも多い映画 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2021-06-25 23:47:26)(良:1票) 72.《ネタバレ》 面白い! 前半と後半に分けて、観ると、分かりやすい。 まず、逆行というものがタイムマシン(古い言い方ですが)によって、存在するという前半。 これは、なぞの格闘シーンの解明で、頂点に達する。 後半は、もう逆行は選択肢としてアリという前提で、話がどんどん複雑になる。 味方、現在の敵、逆行の敵、逆行の味方、と軍事行動など何が何だか分からなくなるが、 ここは未だかつてない映像体験を楽しめばいいのだ。 奥さんが撃たれた時点で、一週間前に行って、手当てすればいいだけの気もしたが、 事態はどんどん複雑に・・ しかし、ノーランはやはり映画作家だった。 最後は、分かりやすい展開で、う~むと唸らせて、我々を満足させてくれる。 最高! 【トント】さん [DVD(字幕)] 9点(2021-03-06 15:46:00)(良:1票) 71.《ネタバレ》 やっと幻のMaking本「The Seacrets of TENET」日本語版を入手! 当初は日本語版が何故か限定販売で転売屋のせいで定価の倍近い価格だったので通販でシンガポールから英語版を入手、 3か月してやっと日本語版を入手(おい販売会社、再販するならアナウンスしろ!怒)。 これで考察が進む! 劇場鑑賞複数回、BD購入、メイキング本を二冊も購入、再上映されれば観る気満々。 英語の勉強までさせちゃうノーラン、やっぱり凄いぞこの人は。 はい、私は「ノーランの思う壺状態」でございます。 【∞ 週目:2021/3/30投稿 Blueray】 凄い! 家庭用TVで観ると全く面白くないぞ!! それでも大好きな作品で有る事に変わりは無いが。 池袋シネマサンシャイン様、本作の定期的なIMAXレーザーGT上映、是非ともご検討ください。 クーポン券販売して頂ければ、私買います。 【4周目 : 2020/11:14投稿 4DX】 いや〜、カーチェイスのシークエンスは未だに判らない! またもやスマホ野郎出現、本当に、いやマジで、スマホ見るなら家で観ろ。 【3周目 : 2020/10/25投稿 IMAXレーザー】 まさか三週連続で観るとは思っていなかった。 自分で立てた仮説を検証するのがとにかく楽しい、 でもそれ以上に新たな疑問や謎が出てくる。 いやはや、奥が深い作品だ。 【2周目:2020/10/19投稿 DOLBY ATMOS】 リピーターが多数生まれるのも納得だ。 1周目で自分なりの仮設を立て(私は自作の年表まで作成してしまった汗)、その検証をしに行く。 「我が意を得たり!」と思えたり、新たな謎が生じたり、これが何とも楽しい。 近々に年表改訂版を作成し、3周目を楽しもうと思ってます。 蛇足 話題作故の止むを得ない事なのかも知れないが、話に付いて行けなくなったであろう人が何と上映中にスマホを見るという事態発生。 「なんだこりゃ!?!」と思う気持ちは判るけど、最低限のマナーは守ろう。スマホ見たいなら家でどうぞ。 【1周目:2020/10/12投稿 IMAXレーザーGT】 私の様な凡庸な一市民には一回では理解不能。 とにかく展開がスピーディなので頭の中で「ん?今のはどういう事?」と反芻する間も無く場面は変わり、 それに加えて前半~中盤は新しい人物がどんどん出てくる。 なので私は途中から理解しようとする無駄な努力を止め、場面一つ一つを楽しむ事にした次第。 一回目の鑑賞を終えた時点での素直な感想だが、まずは本作が「プレステージ」の様な納得の行かないオチで済ませる作品では無かった事に安心している。 既に巷では「理解不能」「二回以上観なければ理解できない」等の評判で盛り上がっているが、私は本作には所謂「正解」は無いのかと思っている。 状況が許す人は二回・三回と本作を観て、自分なりの解釈をしながら楽しんで納得する。 出来ればそれを伴侶や恋人、友達や家族とワイワイ喋りながらするのが楽しいのでは無いか。 まさかクリストファー・ノーランは本作がコロナ禍渦巻く世界情勢下で公開されるとは微塵も考えていなかったと思うが、 結果として映画と言う娯楽を普段とは少し違った目線で見直す良い作品だと思った。 とにかく、 いずれにしても、 今ハッキリしているのは、『絶対にもう一回観る!』と言う事。 以下、蛇足ながら幾つか。 ・東京池袋のシネマサンシャインにて鑑賞。IMAXレーザーGTの威力は想像を絶する程。可能な人はIMAX上映の最上級で本作を堪能して欲しい。 ・ヒロインを演じたエリザベス・デビッキ、身長190cmの恵まれ過ぎたプロポーションは正に人間離れしていて青いボディペインティングをすれば そのままナヴィになれる位。最初に登場した時はCGかと思いました。はい。 ・劇中に幾度となく「順行」と「逆行」の人達が入り乱れるシーンが有る、特に逆行の人達の動き方は一昔前のTVで観たドリフのコントになってしまいそうで 何だか笑えた。幾つかのシーンはスケジュールの関係なのか、エキストラの人達が後ろ向きに走ったり繰り出したパンチを逆に演じている様に見えて 面白かった。他にも幾つか発見が有りそうだ。 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 7点(2020-10-12 17:02:40)(良:1票) 70.一言で言うならノーラン版007、あるいはミッション・インポッシブルと言っていい映画です 世界の危機に各国のスパイが結集して悪の組織の首領を倒すという、まさにスパイ映画の王道に充実なストーリーで、 このジャンルの映画が好きなら誰もが普通に楽しめるでしょう。 しかしそこは「ノーラン版」だけあって、人類を脅かすのは核ミサイルでも生物兵器でもなく、とある作用で物理法則を ねじ曲げる新発明の装置となっていたりします。 この装置が使われた環境では、狂った物理法則の中でハチャメチャな戦いが繰り広げられていくことになります。 そのカオスな映像だけでも一見の価値があると言えるでしょう。 IMAX版の価値も非常に大きいため、選べるなら迷わずIMAX版にすべきですね。 映像面だけでなくサウンドもかなりのもので、ほぼ全編で客席がマッサージチェアになってくれます(笑) 深く考えると辻褄が合わない部分が色々ありますが、映画の冒頭で「考えるな、感じるんだ」と語られるので、 ここは某武道家に敬意を表しつつ素直にその通りにするのが良いかと思います。 どの層でも楽しめる作品ではありますが、設定が少々難解なため家族連れには向いていないかも知れません。 更に言えば、悪ボスがいわゆる「DV夫」なため、デートムービーにもあまり適していないかも? 【くれい】さん [映画館(字幕)] 8点(2020-09-20 09:01:53)(良:1票) 69.凄い。とにかく凄かった!でも意味はサッパリ分からなかった! CGは極力排したとのことだがよくここまでの映像を作り上げたと感服させられた。 エンディングで隣に座っていた女性が号泣してて焦った。 そう、考える前にまずは何かを感じられれば良いのです。 天晴れノーラン!時間を見つけてまた観たい、またレビューしたいと思います。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 8点(2020-09-19 15:57:40)(笑:1票) 68.《ネタバレ》 理解するのがハードすぎるよノーランたん…。まあ、いつものことだけどさあ。。 解説サイト見てなんとか少しは、ってぐらいだけど、色々循環してることがわかった上で見ても、人物たちの目的が頭に入ってないと行動が理解できない。 でもいつもの「どうやって撮ったのかわからない映像」もすごいし、人物たちの演技も魅力的だ。 女優さんもむちゃくちゃ綺麗。 裏話として、ヴィラン役の俳優が本当はむちゃくちゃ優しい人らしく、あれだけの悪役を演じることに難儀したらしいのはちょっとほっこりした。 何度か見たい。 多分、9点か10点になると思うんだけど… 【よこやまゆうき】さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-08-26 00:36:04) 67.天才ノーランのパズルワールド。 物語は謎の陰謀に巻き込まれていく様子が興味を強め、斬新でスリリング、場面ごとのアクションは見応え十分なんだけど時間の逆行という複雑さに少々疲れます。 インセプションぐらい盛り上がるとグッとくるけど盛り上がる前に難解が先行。 そもそも繰り返して何度も見て理解して楽しむ映画は自分は不向きである。 ただ美術センス高いし視覚効果も相まって不思議と飽きはしない。 【mighty guard】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-07-26 18:00:08) 66.難解なのにも程がある。あきらかに許容範囲を超えている。 メメントは難解だったが、1度見ただけでも、大筋は理解できる。だが、本作は本当に綺麗さっぱり意味が分からない。難解な映画は2回見て理解を深めようと思うし、それがまた楽しかったりするのだが、そんな気すら起きないほどに難解であった。 時間が逆行する世界という基本設定がすでにすごくややこしいのに、さらにそこに未来人だの、武器商人と妻との関係だの、大きいことから小さいことまで含めていろんな要素が出てきて、しかもそれすらも説明不足で難解。もう、わけがわからないよ。 そもそも時間が逆行していて、自分だけが正の時間でいる時、自分が周りの世界にどのような影響を与え、どのような影響を受けるのかが、感覚的に全く理解が追いつかない。なので、例えば最後の戦いで砲弾の爆発の中走り抜ける、というシーンでも、「その砲弾に当たったら死ぬの?」と首をかしげながら見続けることになる。 アクションシーンがすごいと評判だが、そのほとんど(カーチェイスも殴り合いも銃撃戦も)が、逆行と順行が入り乱れるものばかりで、見ていて脳みそがついていかず、全く楽しめない。 こんな意味不明の映画は、映画界ははっきりノーと言うべきだと思うが、残念ながら高く評価された。映画評論家の意見を色々見てみたが、難解であることをネガティブに評価している人は一人も見つけられなかった。 この映画に限らずだが、映画評論家は難解な映画に高評価をつけないとカッコ悪いと思っているきらいがある。ましてやノーランという大御所の撮った作品だ、ますます批判もしにくいのだろう。映画評論家もそろそろ「王様は裸だ」と言える勇気を持ってはいかがだろうか。 最後に総評を書こう。見終わったあとに「ワケワカラんかった!」と誰かに言いたくて仕方がないインパクトはあったし、ノーランの挑戦する姿勢は買うけど、単純に映画はつまらなかった。 【椎名みかん】さん [インターネット(吹替)] 3点(2023-11-24 22:50:40) 65.難解すぎ。メメントよりインセプションよりも。たぶん僕は5回みても全てはわからない。 ただ、このようなある意味ヘンテコなプロットを思いつくノーランと、このようなヘンテコな難しい映画にものすごい金をかけることができるプロデューサー陣に拍手を送りたい。 【460】さん [インターネット(吹替)] 5点(2023-09-17 00:31:10) 64.《ネタバレ》 難解な内容で何回も見なきゃいけないって公開当時散々言われてたので、中身は全く理解する気無しで見ました。 映像はキレイだしアクションもキビキビしてて2時間半あっても割とあっという間。 冒頭キーホルダー(ストラップ?)の伏線もちゃんと回収されるし。 とこんな感じで見ていれば気持ち悪くならずに済みますよ(暴論) 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-06-13 21:49:09) 63.《ネタバレ》 設定の難解さは理解出来る範囲だが、逆流する武器などの感覚がどうもスッと感覚に入ってこない。 順時間の中での逆光する時間が論理的に確認し切れないのがこの映画の不満足感になる。ただし、展開の速さや映像のキレイなところで、作品鑑賞時に飽きが来ることはほぼ無い。 【simple】さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-02-05 16:31:37)
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