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アフリカの女王

The African Queen
1951年【英・米】 上映時間:104分
ドラマアドベンチャー戦争ものロマンス小説の映画化
[アフリカノジョオウ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-02-17)【イニシャルK】さん


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監督ジョン・ヒューストン
助監督ガイ・ハミルトン
キャストハンフリー・ボガート(男優)チャールズ・オルナット(チャーリー)
キャサリン・ヘプバーン(女優)ローズ・セイヤー(ロージー)
ロバート・モーレイ(男優)サミュエル・セイヤー
ピーター・ブル〔男優〕(男優)ルイザ号の船長
セオドア・バイケル(男優)一等航海士
ウォルター・ゴテル(男優)二等航海士
久米明チャールズ・オルナット(チャーリー)(日本語吹き替え版【LD/フジテレビ】)
鳳八千代ローズ・セイヤー(ロージー)(日本語吹き替え版【LD】)
穂積隆信サミュエル・セイヤー(日本語吹き替え版【LD】)
飯塚昭三ルイザ号の船長(日本語吹き替え版【LD】)
緑川稔一等航海士(日本語吹き替え版【LD】)
金尾哲夫二等航海士(日本語吹き替え版【LD】)
川久保潔サミュエル・セイヤー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
今西正男ルイザ号の船長(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
西村晃チャールズ・オルナット(チャーリー)(日本語吹き替え版【NHK】)
山岡久乃ローズ・セイヤー(ロージー)(日本語吹き替え版【NHK/テレビ東京】)
滝口順平サミュエル・セイヤー(日本語吹き替え版【NHK】)
大木民夫チャールズ・オルナット(チャーリー)(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
原作セシル・スコット・フォレスター「アフリカの女王」
脚本ジョン・ヒューストン
ピーター・ヴィアテル(ノンクレジット)
ジェームズ・アギー
音楽アラン・グレイ
撮影ジャック・カーディフ
テッド・ムーア(カメラ・オペレーター)
エドワード・スケイフ(第二班撮影)
製作サム・スピーゲル
ジョン・ウルフ(ノンクレジット)
配給ニッポンシネマコーポレーション
特撮クリフ・リチャードソン(特殊効果)
美術ウィルフレッド・シングルトン(美術監督)
編集ラルフ・ケンプラン
あらすじ
戦時下のコンゴ。ローズ(キャサリン・ヘプバーン)は宣教師の兄をドイツ軍に殺されてしまう。彼女はおんぼろ汽船「アフリカの女王」号の船長、オルナット(ハンフリー・ボガート)を巻き込み、二人で河を下る。手作りの魚雷で砲艦を撃沈するために・・・。アカデミー賞主演男優賞受賞のアクション・アドベンチャー。

円盤人】さん(2004-08-25)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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54.《ネタバレ》 昔の映画は単純で面白いと素直に感じさせる作品。
ボガートとヘプバーンの息のあった演技が素晴らし過ぎる。
男性と女性のコンビなので本来の意味とは違うが、優秀なバディムービーに仕上がっている。
かなり距離があった二人の関係がナチュラルな形で惹かれ合う姿も印象的だ。
お互いの気持ちを確認し合った後は、驚くほど親密になっていくがそれもまた微笑ましい。
道中において、つかの間の幸せを感じたときに、このまま復讐なんて忘れてどこかで静かに暮らしたいというような切ない雰囲気も感じられるようになっており、心の内側もきちんと描かれている。

船の上だけのシーンで構成されているにも関わらず、全く飽きることがなく、これだけ集中力や緊張感を保てるということは、俳優の演技だけではなくて、監督の技量も相当のものではないか。
想像もつかないような困難が待ち受けていたり、意外と地味な展開があったりと、緩急のついた展開も優秀だ。
さすがに、プロペラがぶっ壊れたときにその場で溶接するという発想はなかったが、そういう突飛な展開も本作を豊かにしている。

最後の展開も、“映画”らしいハッピーエンドを迎えている。
昔の映画ということもあるかもしれないが、ご都合主義というよりも単純に楽しめてハッピーになれるような展開となっており、好感がもてた。
はっきりいってメチャクチャといえるようなストーリーなのだが、なぜだか悪いイメージを全く受けなかった。 六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-14 15:28:35)(良:2票)

53.都会派のイメージが強いH・ボガートと、男勝りのイメージが強いK・ヘップバーンが、それぞれイメージとはかけ離れた役を演じています。なのに、全く違和感もなく、絶妙な掛け合い漫才を見ているかのようです。上映時間のほとんどを2人だけで演じています。よほどの力量がないと、間が持ちません。意外なラストも良かったです。 shoukanさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-07 00:18:50)(良:2票)

52.《ネタバレ》  呑気な川下り映画というイメージだったのですが、久々に再見してみて、序盤は意外と陰鬱な事に吃驚。

 ヒロインの兄が精神を病んで死ぬ場面とか(あれ、こんな映画だったかな……)と戸惑っちゃうくらいでしたね。
 この辺りは、やはり戦争を扱った映画なんだなと、しみじみ感じさせるものがありました。

 とはいえ、川下りが始まってからはイメージ通りの「呑気さ」に溢れており、ホッと一安心。
 一応、道中では色んな災難に見舞われて苦労するんだけど、それもお約束の範疇というか、安心して観ていられる感じなんですよね。
 裏を返せば「緊迫感に欠ける」って事でもあるんですが、自分としては長所に思えました。

 現地人の描写とか、蚊の大群が合成丸出し(ヒロインが「こんなに刺されて」と主人公を気遣うけど、刺された痕なんて全然分からない)とか、現在の観点からは気になる点も多いんだけど、まぁ御愛嬌。
 舟を止めて水浴びしたり、雨が降ったら狭い屋根の下で男女同衾したりと「ラブコメ映画」としての魅力を備えている点も、良かったですね。
 最初は兄にさえ「器量が悪い」なんて言われていたヒロインのローズが、どんどん綺麗に見えてくるし、ボガート演じる主人公も髭を剃ったら二枚目だしで、観ているこっちとしても、主人公カップルの好感度が徐々に上昇していく様が気持ち良い。
 アフリカが舞台って点を活かし、色んな動物を拝ませてくれるし、急流の場面は迫力あるしで「旅映画」「アドベンチャー映画」としての魅力も、文句無しでした。

 ただ、これは勿体無いなと思えたのは……
 ちらちらワニの存在を匂わせておきながら、結局ワニとの戦いになる場面が無かった事ですね。
 流石のジョン・ヒューストン監督も、後の「ワニ映画」需要までは予見出来なかったのでしょうか。
 もしワニと戦う場面があったら「川下り映画の元祖」というだけなく「ワニ映画の元祖」としても語られたかも知れないし、つくづく惜しいです。

 最後は目的通り「ルイザ号」の爆破に成功し、アッサリ終わるんだけど……
 なまじ爆破後も長々と尺を取っていたら(ご都合主義過ぎる)って印象が強まっていたでしょうし、スパっと終わらせて正解だったんでしょうね。
 死刑執行直前に主人公カップルの結婚を認めたりと、ルイザ号の船長も良い人だったので、船が爆破されても生きてる描写を挟んであるとか、そういった細かい配慮にも感心させられました。

 昔の名作映画って、格調が高い代わりに「一度観たら充分」って気持ちになる事も多いんですが……
 これは例外的に、また忘れた頃にでも観返したくなる。
 そんな味わい深い一本です。 ゆきさん [DVD(字幕)] 7点(2020-10-14 19:09:22)(良:1票)

51.オッサン船長とオバチャンがオンボロ船“アフリカの女王”号で川を下る、その道中に待ち受けるは、敵国ドイツ軍、急流、滝(まあ、お約束ですな)、蚊の大群にヒル、ってな訳で、冒険また冒険。これが美男美女の組み合わせなら、「ええい、勝手にエッチしてろ」となるところだけれど、まあ、これなら安心感があります(何の安心感やら)。ハンフリー・ボガートが、ムサいオヤジの役柄の割にやっぱり何ともダンディなのが(自分の船なのに屋根の無いところで寝て、雨が降ってきてもレディに気を使うあたり)、そんな訳ないやろ~と言いたくなる、と言うか、冒険に主眼が置かれ過ぎて2人の関係の描写がテキトーに感じる部分でもあるのですが。あと、共に苦労し彼らの命を救う“アフリカの女王”号という船、最初から破壊される運命にあると言うより、もう「破壊する気(破壊される気)マンマン」みたいなところがあって、ちょっと描き方に思い入れが少な過ぎるんじゃないの、と、扱いの悪さが気になるところ。しかし本作を見ていると、「スピルバーグは“オルカ”号を創造するにあたって、きっとこの“アフリカの女王”号を念頭においてたんじゃなかろうか」という気がしてしょうがないのです。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-12-31 08:52:59)(良:1票)

50.違和感なく最後まであっという間な感じで楽しめました。さすがの主役お二人です。 HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-11-24 13:53:43)(良:1票)

49.第一次世界大戦下のドイツ領東アフリカを舞台に男女が河を降るという単純明快なストーリーだが、やはりこの映画はH・ボガートとK・ヘプバーン二人の為の映画だろう。この二人が共演してるというだけでドキドキする。H・ボガートはカサブランカのあのセクシーな演技が焼きついているので、非常にビックリしてしまったがそこはやはりボガート様、お見事という感じで終始ニヤニヤしながら見てた。あの動物ものまねは色々な意味で驚き。K・ヘプバーンの方もあまりのり気じゃなかったなんていうのを聞いたことがあるがまったくそれを匂わせない素晴らしい演技で息ピッタリの見事な掛け合いを見せてくれた。慣れない環境でマラリアにかかったりという二人の苦労を考えても見終わるとジーンとくるものがある。しかし、この二人がいなかったらこの映画どうなっていたのだろう、激流のシーンこそ楽しいが、内容はほぼ二人の登場人物が河を降るだけ、しかも奥行きがなく、この年代では特有のドイツ=敵・悪という単純な図式。見事なキャストが映画の地位をこれほどまでに昇華させたという点では全く持って貴重な作品なのだが。 きいろのくじらさん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-03 02:42:33)(良:1票)

48.《ネタバレ》 けして若くはない二人の男女に降りかかる危機また危機。といっても目的を阻止させられるという意味での危機であって、その目的に必然性を感じ得なければ見ている側はどうしたって「この二人はアホか」となってしまう。しかし戦争の記憶がまだはっきりと残された当時のアメリカ合衆国ならば、軍人でもなく若くもなく強くもないアメリカ人のこのミッションインポッシブルには大いに沸いたのではないだろうか。ドイツ兵をとことん悪者にしたアドベンチャー映画にハラハラし、不器用な中年男女の恋愛にヤキモキし、二人の目的のその突拍子のなさに驚き、ラストで拍手喝采。そうゆう意味では時代を考慮しなければいけない作品で、普遍性にはかなり欠ける作品といえる気がします。仮に目的が「戦う」ではなく「逃げる」ならば今でも楽しめるような気がしますが、それだと当時は全然受けなかったでしょう。 R&Aさん [ビデオ(字幕)] 4点(2007-01-17 16:34:52)(良:1票)

47.《ネタバレ》 主人公は復讐のために河を下ります。その過程において、最初はいがみ合っていた男女が、互いに惹かれあっていく。本作はシンプルでわかりやすい構成を取っています。しかしあまりにもあっさりしすぎてはいないでしょうか。主人公二人の場面がずっと続くにもかかわらず、心理の葛藤にはほとんど触れられていません。例えば、標的がどれだけ強力であるかを思い知ったときの絶望。男との幸せを手に入れた女が、兄の復讐のためとはいえ、死地に向かうことに対して覚えるためらい。信仰の影響。そして男の方にも、おんぼろとはいえ、愛船を失う悲しみがあるはず。しかし、こういう感情を伺うことはできず、不可能と思われていた急流下りや、爆撃にも比較的あっさり成功してしまう。そのためカタルシスが薄くなってしまってます。アフリカの環境はうまく表現できていますが、ドイツ軍をもうちょっと力強く描かなければ・・・。 円盤人さん 4点(2004-08-25 23:55:54)(良:1票)

46.古き良き時代の映画です。まだ人々が銀幕の中で夢を見ることができる、幸せな時代があったんですね・・。ガタガタ言わないで、楽しんで見ましょう。 ジャンジャンさん 8点(2002-02-19 12:34:32)(良:1票)

45.《ネタバレ》 今観ても、アフリカ・ロケの映像は一見の価値ありです。何度も急流に翻弄されるアフリカの女王号はホントに船を流してなかなかの迫力ある映像ですが、もちろんボギーやヘプバーンはもちろんスタントも乗っていない無人船なのはミエミエです。これらは名カメラマンであるジャック・サーティースの匠の技なんですが、肝心のジョン・ヒューストンは現場をほったらかしてハンティング三昧のご乱交、つまりこれがイーストウッドの『ホワイトハンター ブラックハート』の元ネタというわけです。 序盤は割とシリアスに始まるけど、ボギーとヘプバーンの女王号での河下りが始まるとたちまち大人のラブコメになっちゃうのが面白い。ボギーは本作でオスカー受賞したわけですが、やはり彼は『カサブランカ』みたいな気障なキャラより粗野で豪快だけど気の良い漢を演じた方が合っています。でも彼のフィルモグラフィには、このパターンの役を演じた例は意外と少ないんです、まさに本作でのアフリカの女王号船長こそが彼のベスト・アクトだったのかもしれません。ヘプバーンも宣教師の器量の悪い妹というのは、彼女にはうってつけだったんじゃないでしょうか。でも気位の高い英国女がボギーのような酒浸りの男に惚れちゃうのはまあイイとしても、ほとんど揉めることもなくまるでJKのラブコメみたいにラストまでイチャイチャするというのは、なんか甘い脚本のような気もします。まあ原作が、ホーンブロワー・シリーズで有名なセシル・スコット・フォレスターの小説だというところも驚きですがね。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-11 20:46:31)

44.《ネタバレ》 序盤だけ見てると、わりとシリアスめのお話なのかなと思ってんだけど、実際は大人のラブストーリーでしたね。
貰い手のないおばちゃんとか言う悪口をかまされた後、無言で黙々とジンを川に捨てていくシーンが笑った。
キャサリン・ヘプバーンはほんと素晴らしい女優。怒ってる時の表情、女になる時の表情、とても鮮烈。
葦をかき分け、ヒルに身体中吸われ心身ともに疲弊していくシーンは地味に凄まじい。
二人で知恵を出し合って、船直したり急流くだったり敵から目を隠したり。
これだけ乗り越えていけるのなら夫婦になっても問題なくやっていけそう。
至極大変な「婚前旅行」となりましたね。 あろえりーなさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-16 22:07:08)

43.前知識なしで見ましたが、題名から想像した映画と全然違った(笑)。
ボギーはちょっとだけよかった。 スー・ミー,スー・ユー・ブルースさん [映画館(字幕)] 3点(2015-12-03 20:38:14)

42.《ネタバレ》 ○ほどほどに見どころを提供しながらのまさかのエンディング。いやぁそう来たかと度肝を抜かされた。○ハンフリー・ボガード、キャサリン・ヘプバーンとさすがのキャスティング。スター同士のやり取りは見ごたえありだった。 TOSHIさん [映画館(字幕)] 5点(2015-07-27 21:26:19)

41.《ネタバレ》 セシル・スコット・フォレスターの冒険小説を映画化。
舞台は第一次大戦下ドイツ領アフリカ。
宣教師の兄セイヤーと妹ローズとオンボロ民間船「African Queen号」船長チャールズ3人ののどかなやり取り、
戦争によって焼かれる村々、
理不尽な暴力に抗おうと立ち上がる男と女の冒険活劇!
序盤は淡々と話が進むが、徐々に盛り上がっていく演出は見応えがある。
一本の河を通じてアフリカの雄大な自然を突き進む面白味。
そしてラストの「おい嘘だろ(笑)」と思わず言いたくなる衝撃のクライマックス!

今作のハンフリー・ボガートは、いつも漂うキザったらしい嫌らしさが無い。
飾らないで自分をさらけ出したありのままの人間像。
死を目の前にして、愛する女のためにあんな事を言い出せる。
いやあ「漢」だねえ~。
髭面でも男らしい匂い漂うボガートの味のある演技は見もの。
キャサリン・ヘプバーンも良い。
アフリカに兄と二人で布教にやってきた力強さ。
兄の仇を討たんと男勝りに行動できる勇気が出てたね。
この頃はもう良い歳したおばさんなんだけど、髪をパラッとした時のあの色気。
子供みたいに元気でシャキシャキ動く姿は若々しさがあって美しい。
敵の戦艦「ルイザ号」の船長を演じるセオドア・ビケルも面白い役どころ。
さらには過酷を極めるアフリカでのロケ。
二人とも倒れそうにヨレヨレなんだけど、「こんな事で負けてたまるか、一矢報いるまでは死なねえぞ」と気迫に満ちた表情。
それもそのはず、監督のジョン・ヒューストンがスタッフそっちのけでハンティングに熱中。
「人の苦労も知らんであの野郎!てめえもこの魚雷で沈めてやるぞゴラアアアッ!」とスタッフも希薄に満ちた演出をこなす。
特にジャック・カーディフの執念に満ちたカメラワーク!
激流を撮る撮る撮りまくる!
「赤い靴」や「黒水仙」で発揮したカメラをここでも発揮しているのは流石である。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-07 20:22:07)

40.ハンフリー・ボガートとキャサリン・ヘプバーンという名だたる男優女優の組み合わせだけあって、ほとんど二人だけの川下りの旅も退屈せずに見られる。ただそれにしては、ルイザ号に捕らわれてからのラストはコメディ(都合行き過ぎ)に近いが・・・。 ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 6点(2013-01-22 18:17:24)

39.全編殆ど二人芝居の冒険物語。向こう見ずで頑固ながらもふと気弱な一面を見せるロージー、彼女に呆れつつも知識と知恵と腕力でもって彼女を守るチャーリー。共に垢抜けないものの、その心模様が実に見応えがあり、男らしさ、女らしさを示してくれる姿に最後まで釘付け状態でした。敵方が貧弱なのが玉に瑕ですが、ラストは爽快感がありました。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2012-05-06 23:55:53)

38.《ネタバレ》 アタシの正直な感想は「期待してたほどじゃなかった」かな。 名優二人の共演なんで、一体どんなに素晴らしい映画なんでしょ!?って思って見たんだけど…ちょっと残念だったわ。 イヤ、もちろん『カサブランカ』とはまるで違うハンフリー・ボガートも、淑女だけどお転婆って感じの役をやらせたらピカイチのキャサリン・ヘプバーンもとっても素晴らしかったんだけど、ストーリーがあまりに冗長で…ちょっぴり途中で退屈しちゃったのよね、アタシ。 でもこの映画、撮影そっちのけでハンティングに興じてた監督さんにキャサリン・ヘプバーンがブチ切れたって逸話があるらしいけど、その割にはキッチリ仕上がったみたいで良かったわよねー。 って感想もどうかと思うけど。 ホホ。 梅桃さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-02 21:57:08)

37.《ネタバレ》 話の大枠は冒険ものだけど実質は「流れ下る室内劇」で、男女二人のドラマを楽しむ味わい。船という密室空間でほかの男女に出会えない状況なのだから、ロマンスの成長だけが見どころになり、それを二人の名優がたっぷり見せてくれる。とりわけキャサリンはピタリの役どころで、宣教師の妹の英国淑女が自分の流儀を保持した態度をとりつつ、けっこう過激な提案を荒くれ男の船長に提示していくあたりのおかしさ、ひとたび結ばれると自分からお茶を「旦那さま」に運んでいくかわいさ、などなど。ときに思い出したようにドイツ軍の銃撃があったり急流があったりするが、ほとんど二人の心理劇だけで運ぶ前半はなんとも鷹揚で、映画黄金期の観客はそれをゆっくりと見物する大らかさを持っていたのだろう。しかしのちの「映画がコセコセする時代」になってからの映画ファンである私にはいささか大らかすぎて物足りなく思っていると、終盤、その大らかさの味わいが私などにも分かってくる。船が隘路に入って身動きが取れなくなってしまい、二人は絶望し神に祈ったりしている。そのときカメラはそっと上昇し、すぐ先に湖への出口があることを観客にだけ知らせてくれるのだ。そしてスコールが訪れ、船は動き出し湖に出て行く。後の映画だったらそれは伏せといて、脱出の驚きの効果を優先するのではないか。でも監督は手の内を見せて、観客にゆっくりと見物させるほうを選ぶ。そのとき生まれるユーモアの味わい。あるいはラストのひっくり返っているクイーン号に静かに近づいてくる敵艦のカット、これも先に起こることを観客に知らせておいてゆっくり見物させる手法だ。そのカットの生み出すユーモアこそ、後のコセコセした時代の映画が失ったものだろう(晩年の監督作『女と男の名誉』では飛行機が飛んでるカットだけで笑わせた)。なんか第一次世界大戦の映画ってノドカでいいんだよな、もちろん殺し合いをしてたには違いないんだけど。 なんのかんのさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-16 10:09:19)

36.カラー映画ならではの迫力ある大自然が素晴らしい。
男女の奇妙にも映る恋愛を描いた作品で、意表をついてくる展開に心が動かされたが、全体的に違和感はあった。とくに女性の心変わりなど、心理描写の場面では唐突過ぎる印象を持った。
また、あまりにも都合の良い展開が多い。そこに昔の映画らしさを感じた。 mhiroさん [DVD(字幕)] 6点(2010-11-09 10:10:50)

35.ストーリーは本ページの円盤人さんのあらすじだけで十分と言えるほど単純である意味何ともおめでたい映画。早く本題に入るために序盤の展開の速い事!戦争が始まったと話した瞬間にドイツ兵が攻めてきて村を焼き討ちにしてあっという間に兄が死んでしまい、逃げるしかなくなる。これがいいか悪いかは別にして急流もドイツ軍も行く手を阻む困難の全ても安心して見ていられる。

作品の大半はキャサリン・ヘプバーンとハンフリー・ボガート、船上の二人を延々と見せ続けるのみなのですが、この船上の二人の演技があまりにも素晴らしい。ストーリーもこの船旅の目的は何で何処へ向かっているかもどうでもよくなってくる。

映画の登場人物はほとんどこの二人のみ。泥臭く汗臭く服も顔も汚れた二人が実に魅力的に見えるしその演技だけで見せ切ってしまう。それに応えたこの二人はやはり素晴らしいと言わざるを得ないし、二人の演技を楽しめただけでも十分と思える作品でした。 とらやさん [DVD(字幕)] 6点(2010-06-10 20:10:09)

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【点数情報】

Review人数 54人
平均点数 6.35点
000.00% line
111.85% line
200.00% line
311.85% line
4611.11% line
5712.96% line
6916.67% line
71935.19% line
8712.96% line
935.56% line
1011.85% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review4人
2 ストーリー評価 5.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.33点 Review3人
4 音楽評価 6.00点 Review3人
5 感泣評価 5.00点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

1951年 24回
主演男優賞ハンフリー・ボガート受賞 
主演女優賞キャサリン・ヘプバーン候補(ノミネート) 
監督賞ジョン・ヒューストン候補(ノミネート) 
脚色賞ジョン・ヒューストン候補(ノミネート) 
脚色賞ジェームズ・アギー候補(ノミネート) 

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