みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
269.《ネタバレ》 かっこいい、、、。本当にこれは言われているとおりGodfather以来のギャング映画ですね。個人的にはGodfatherのほうが断然好きですけど、それでもかっこいい映画であることは間違いないです。見てはいけないものを見てしまった息子を守るために自分の生活、地位、家を全てを捨てて全力で息子を守り抜こうとする必死な姿に感動しました。マフィアだからなのか、ただの無口なのかはわからないけれど口数の少ないマイケル(トム・ハンクス)もばっちりでした。あと親子二人で逃亡を続ける中徐々にお互いの距離が縮まっていくのも見所のひとつですね、最初は父を恐れ、仕事がなんなのかもわからないでいたのに。だんだん言葉遣いや態度がフランクになっていく息子、それにあわせて父親も明らかに息子への愛情が表面にでてきて、本当にすばらしいです。ここまで渋いトム・ハンクスを見るのは個人的には初めてだったので、そう言うのも合わさって好感触でした。大好き。 【AXL侍】さん 8点(2004-06-22 18:24:23)(良:1票) (笑:1票) 268.エンドロールの最後まで楽しめる映画というのは数少ないと思います。まずは映像の美しさ。吐き出したタバコの煙とその口のセクシーさ、全体に感じる荘厳さ、ドアの下の穴から覗いた3人の位置関係が判るショット、車のライトの動きによって移りゆく雪上に倒れた自転車の影、暖炉の炎の揺らぎに照らされるルーニー、窓際に立つ父親と窓ガラスに映る浜辺にいる息子、どのシーンを取っても美しい写真になりそうです。 そして音楽。荘厳な重みを含む音が実に映像とマッチしている。エンドロールでは2時間観てきたことを振り返りながらじっくりと音楽に酔いしれたい。 キャスト。全員が全員なんの違和感も無く見事に役柄にマッチしている。マフィアと息子思いの父親両方の顔を持つには、完全な悪役顔ではなくトム・ハンクスの少し優しげな顔がぴったりとくる。 2組の父親と息子の愛を対比して展開するストーリー。この関係を一番象徴しているのが、通夜後のダンスの後で演奏されるルーニーとサリヴァンのピアノシーン。実の息子以上に愛し愛されるルーニーとサリヴァン、それを幸せそうに見るマイク、そして嫉妬深く見つめるルーニーの息子コナー。この人間関係が軸となりストーリーは展開していく。 特筆すべきは、DVDのコメンタリー。通常役者が面白おかしくただ感想を言うだけのことが多いが、これを今回サム・メンデス監督自身が「ここの映像はこういう思いで撮った」とさらに映画に深みを与えてくれる。この映画が好きな人はぜひコメンタリーも聞いてもらいたい。 【ちーた】さん 10点(2004-04-11 19:40:27)(良:1票) (笑:1票) 267.ジュードロウのわざとらしすぎる禿げっぷりに、なんだかハンサムだからこそできる嫌味を感じてしまいました。 【バチケン】さん 6点(2004-01-04 10:54:41)(笑:2票) 266.一見スッゴクおいしそうな料理なのに、スパイスを入れるのを忘れちゃったのね、っちゅう感じ。これが、一番言いたいこと。 映像は美しい。 絵の完成度はすごく高いと思います。 だけど、心にしみない。 生身の人間としての奥行きがない。 お行儀がよすぎる。 ギャングものなのに、と言いたいわけじゃありません。 本作の主眼は人間ドラマでしょう? そこが伝わってこないのよね。 ゴージャスな役者を使いながら、もったいなーい。 それと、ジェニファー・ジェイソン・リー好きとしては、彼女の見せ場がなんもなくて、それも、ポッカーンとしちゃった(せっかく彼女を起用しておきながら、失礼だ!!)。 ジュード・ローはかたちをつくり過ぎ。 内面からの怖さがイマイチ感じられない。かたちに頼りすぎなのがアリアリで、興ざめです。 自分のキャラを忘れて「大物」になりすぎちゃったトムにも、魅力を感じられません。 あーあ、行変えしてたらますます思ってしまった、ほんとにダメじゃん、この映画。 更新にあたり、もう1点減点! 【おばちゃん】さん 5点(2003-04-29 09:59:23)(良:2票) 265.《ネタバレ》 かなり落ち着いた雰囲気のマフィアもの。 ですが落ちついているのは雰囲気だけで、中身は結構凄惨ですよね。 忠義を尽くしていたのに、妻子を殺されたうえに、父同然に慕っていたボスから命を狙われるマイケル・サリヴァン(トム・ハンクス)。 元凶はコナーというボスの息子。それは皆わかっているのに、ボスの息子だから、誰も手が出せない。理不尽なストーリーに怒り心頭です。 サリヴァンは、父親としてもマフィアとしても一流。ある意味、ヒーローとしての側面を持っていると言えるでしょう。 だから、救いようの無いストーリーでも、サリヴァンのダークヒーローぶりに、一筋の希望を期待せずにはいられないのです。 最低の状況からの大逆転を期待してしまうのです。 実際は、妻子が殺されて、サリヴァンがその報復を始めたときから、真のハッピーエンドなんてありえないのに。 そういった意味では、『家族の幸せエピソード』を序盤で『描きすぎなかった』のは逆に良かったかもしれません。そこを描きすぎていたら、家族が失われた悲しみのほうが、映画を支配してしまいそうです。 ラストはせめて二人の幸せを願っていたのですが、何とも後味の悪い結末。 にも関わらず、サム・メンデス監督の、とてつもなく上品な演出で、悲しさを最小限に抑えてしまっているのは凄い。 それどころか、息子のナレーションでしめちゃったことで、まるで感動的なドラマのような仕上がりに。とんでもないですね。 この映画は、『マフィアもの』か、『家族ドラマ』か。 正直どっちつかずの印象ですが、良く言えば『合わせ技一本』みたいな作品だと思います。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-06-21 02:15:04)(良:1票) 264.《ネタバレ》 タイトルを和訳すると「破滅への道」とかそういう意味。 親子が向かう街の名前もパーディション。 なんかアメリカ映画にしては、おや?といった見せ方だったアメリカンビューティーと比べると随分、正統派のギャングムービー。 正直、前半脱落しかけましたが、後半のストーリー展開、ラストの親子のやり取りはグッときました。トム・ハンクスは、なんでもできるナァ。 【バニーボーイ】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-11-06 19:24:25)(良:1票) 263.《ネタバレ》 しばらくしたら、どんな映画だったか忘れてしまいそうなストーリーでした。復讐ものはありがちですが、うまく作ると痛みが伝わってくるものです。でもこの映画はダメでした。ここ数年のトム・ハンクスの映画は、どれもつまらないもばかりで残念です。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-02 16:00:34)(良:1票) 262.結末の予想はつく。けど、シンプルなストーリーだけに飽きずに観られたかな。キャスト豪華、映像もきれいだし、音楽もよかったしね。雨の中の撃ち合いなんか、すばらしいと思った。 いろいろとよく作り込まれているのが魅力。 【ジェイムズ・ギャッツ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-02 20:34:12)(良:1票) 261.《ネタバレ》 自らもマフィアの世界に入り、そして復讐を遂げるゴッドファーザー(パート2)に対するアンチテーゼ。話の大筋自体は良いのだが、それを肉付けする細かなセリフ回しの水準が低い。中学生が大人の真似をして書いたというレベルの脚本。I'm glad it's youなんて誰でも想像するようイカニモな臭いセリフで名シーンを台無しにしたり、He was my fatherなんて子供向けの絵本に使われるような使い古された逃げの表現をラストに…ニューシネマパラダイスじゃないんだからもっと作風考えようよ。作風といえば、殺し屋をソウやセブンに出てきそうな変態写真家にする必要も無かっただろう。ターゲットを絞りきれず色々盛り込みすぎた上での失敗か、いや、ターゲットはアカデミー賞だったんだろう。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-16 15:12:06)(良:1票) 260.《ネタバレ》 親子愛VS親子愛の映画。ポール・ニューマン親分とトム・ハンクスが訣別せざるを得なくなったのは、どちらも「義理の関係より実の息子のほうが大事」であるがゆえ。一見、ハンクス親子による逃避行&復讐劇のように見えるが、ニューマン親分側も同じ親子であることに気づくと、「息子を守るために闘う」という共通したロジックが見えてくる。おとうちゃんは切ないものだ。 ジュード・ロウが、ちょっとイカれた暗殺者を好演(この人、スティーブ・マックィーンに似ていると思うのは私だけ?)、最後のあやつり人形のような倒れ方は、なかなかのもの。ただ、作品を通しての感動はそれほどないし、脚本も水準には達しているのだろうが、突き抜けたものは感じられなかった。ということで、6点也です。 【delft-Q】さん 6点(2004-12-12 11:59:55)(良:1票) 259.まあまあ楽しめました。でも昔からよくあるギャングものに親子愛をくっ付けただけ。トム・ハンクスとかイーストウッドの映画はいつもそんなん。K.コスナーもかな。とりたてて新しい訳でもない素材を持ってきて、それにちょっとヒューマニズムを付け加えてハイ出来あがり。またそんなんがアカデミー賞とったりする。そういう映画や映画産業にダマされないよう注意しようぜ! 【メロメロ】さん 7点(2004-12-02 23:11:26)(良:1票) 258.トムハンクスは殺し屋にみえねー 【ドレミダーン】さん 4点(2004-08-08 22:38:49)(良:1票) 257.ジュード・ロウのファンが観ればいい映画かと思っていたら、ジュード・ロウ好きの人が「ダマされた~!」と叫んでいました。あれれ?じゃあ誰が観るべき映画だったんだろう?? というのは置いておいて、この映画、男同士のつながり、家族の愛情、葛藤なんかが観られるのかと思いきや……ボスのポール・ニューマンは息子可愛さにヘロヘロになったマフィア役だし、父ちゃん役のトム・ハンクスは終始しかめっつら。あの父ちゃんから息子は何を学んで大人になるんだろう? まっとうに生きようってことなのかなぁ……。息子に人殺しをさせたくなかった父ちゃんの気持ちはよくわかるけれど……なんかやっぱりうかばれない。納得ができない映画でした。映像のことなんか、あんまりよくわからないけれど、技巧に走りすぎた映画のような気がします。ほら、ドアが開いて鏡に映し出されるシーンとか、雨の中のシーンとか。うーーむ、とうなってしまう。《感想》結局は血をわけた子どもが一番かわいいのよね。ある意味正しいかも。でも、映画なんだから夢をみさせて欲しいというのが希望。 【元みかん】さん 4点(2004-07-10 20:28:46)(良:1票) 256.この映画の光と影、色、音の使い方には感激した。 寒々とした暗い画面なのにどこか漂う柔らかく、ウェットな印象、完璧な画作り。 なんと美しいギャング映画か。 そして、サム・メンデス監督の映像の実に雄弁なこと。 時代を、設定を、背景を、心情を、説明や会話でなく、視覚を通して瞬時に感じ取る喜びを堪能した。 ストーリー自体にひねりはない。しかしそれでも、ルーニーの不肖の息子に対する絶ち切れぬ愛情、ひたすら父の愛を求めた故のコナーの破滅、わが子に同じ轍を踏ませたくないサリヴァンの情念、「彼は僕の父だった」と回顧するマイケルの父への慕情。 それぞれのシンプルだが、普遍的な思いが、じわりと心深く伝わってきて、涙を禁じえなかった。 トム・ハンクスはいつもながらうまく、ポール・ニューマンはもはや全てを超越した存在感で魅せてくれる。 ビッグの名シーンを連想させるピアノの連弾のシーンでは、胸がいっぱいになった。 ジュード・ロウは熱演だが、少しつくり込み過ぎの感があり、残念だ。 トータルで見て、非常に完成度の高い、重厚な作品。 【poppo】さん 9点(2004-04-28 17:15:16)(笑:1票) 255.気安く「ゴッドファーザー」という言葉を使わないでください。 【hrkzhr】さん 5点(2004-03-24 19:43:50)(良:1票) 254.J・ロウが凄い。彼が画面に登場した途端、映画が引き締まった。周りとの調和がとれていないとの向きもあるが、役作りに賭けるその情熱だけでも買いだ。ところで、演出についてだが、死んでいく人間を面白がりながら写真におさめるような描写が本当に必要だったろうか。宣伝では、親子の絆が描かれていることを前面に出していた。家族連れで来館された方も少なくなかったろう。甘い考えとは思うが、ああいったサイコパスを(そういう類の映画じゃないのに)見せられるのは大人でも相当苦痛を感じる。トムが主演の映画でさえも、安心して子供に見せられないような時代になったのかと思うと悲しいものがある。監督は相当に実力のある人。だからこそ安易な「驚かし」に走らず、誰もが楽しめる作品を創っていってほしいと思う。 【水の上のハイウェイ】さん 6点(2004-03-23 18:26:59)(良:1票) 253.ギャング映画を観たのはこれが初めてで、自分は観た後の印象は結構面白かった。ストーリーは王道で派手な銃撃戦がなくてある意味安心して見られたし。ギャング映画に見慣れている人には物足りなさが残って期待はずれだったというのも分かる気がする。トム・ハンクスは他の映画でのコミカルな演技や善人の役のイメージが強くて、今回みたいな暗く腕の立つ殺し屋という役柄は新鮮だったけど、ちょっと無理があるような、いかにも演技をしている感じでなじむのに時間がかかった。個人的には、今後こういう役はもうやらないでほしいなと思ってしまった。ジュード・ロウ演ずる異常性のあるスナイパーはすごくインパクトが強かったけど、彼だけがこの映画の中ではあまりに個性的なキャラになっていて、少なからず浮いてしまっていた気もする。でも、彼が出ていなかったら、平坦な展開がずっと続く退屈な映画になってしまっていたとも思う。 【kiku☆taro】さん 6点(2004-03-22 17:34:58)(良:1票) 252.ゴッドファーザー以来の最高のマフィア映画?比べないでほしいな。 【アルテマ温泉】さん 2点(2004-03-20 13:51:26)(良:1票) 251.こういった「破滅への逃避行」ものは観ていて切なくなってくるものですが、さまざまなピンチをトム・ハンクスの機転で切り抜けるといったようなシーンの中に、十分なエンターテインメント性を感じることができます。ジュード・ロウ演じる追跡者の偏執的な不気味さも強烈で、物語にテンポを与えています。地味だけど衣装も秀逸。コート姿のマフィアたちが渋い、大人向きな作品。 【はたらきばち】さん 7点(2004-01-18 02:15:31)(良:1票) 250.かなりのコケ具合。部分部分は楽しめるんだけど、それもほんの一瞬。マフィア映画独特の残忍さやカッコよさが全く無い。テンポが早すぎて、怖さも重厚さもない作品になっちゃってる。ゴッドファーザーシリーズを見た人にとっては、この映画の駄作さは一目瞭然だと思う。トムハンクス大好きで彼の映画は色々見てきたが、今作での起用は間違いだったかもしれない。ショーンペンが演じれば渋かったかも。 【エルビス】さん 3点(2003-12-01 13:05:56)(良:1票)
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