みんなのシネマレビュー

ガンジー

Gandhi
1982年【英・インド】 上映時間:188分
ドラマ政治もの歴史もの実話もの伝記もの
[ガンジー]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-01-02)【S&S】さん
公開開始日(1983-04-16)


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監督リチャード・アッテンボロー
キャストベン・キングズレー(男優)マハトマ・ガンジー
キャンディス・バーゲン(女優)マーガレット・バーク・ホワイト
エドワード・フォックス(男優)ダイヤー将軍
ジョン・ギールグッド(男優)アーウィン卿
トレヴァー・ハワード(男優)ブルームフィールド判事
ジョン・ミルズ(男優)チェルムスフォード卿
マーティン・シーン(男優)ヴィンス・ウォーカー
イアン・チャールソン(男優)アンドリュー牧師
アムリッシュ・プリ(男優)カーン
ロシャン・セス(男優)ジャワハルラール・ネール
イアン・バネン(男優)フィールズ巡査長
ナイジェル・ホーソーン(男優)キノック
ダニエル・デイ=ルイス(男優)コリン
バーナード・ヘプトン(男優)G.O.C.
マイケル・ホーダーン(男優)サー・ジョージ・ホッジ
ジェームズ・コシンズ(男優)准将
ジェラルド・シム(男優)代官
バーナード・ヒル(男優)(ノンクレジット)
サイード・ジャフリー(男優)パテル
リチャード・グリフィス(男優)コリンズ
ジェラルディン・ジェームズ(女優)ミラベン
井上倫宏マハトマ・ガンジー(日本語吹き替え版【DVD】)
稲葉実ダイヤー将軍(日本語吹き替え版【DVD】)
大木民夫アーウィン卿(日本語吹き替え版【DVD】)
堀内賢雄ヴィンス・ウォーカー(日本語吹き替え版【DVD】)
有本欽隆ブルームフィールド判事(日本語吹き替え版【DVD】)
浦山迅(日本語吹き替え版【DVD】)
寺田農マハトマ・ガンジー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
鈴木弘子マーガレット・バーク・ホワイト(日本語吹き替え版【フジテレビ】
麦人ダイヤー将軍(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
津嘉山正種ジャワハルラール・ネール(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
富田耕生パテル(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小林勝彦ジンナー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
屋良有作(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
石森達幸(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
幸田直子(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小川真司〔声優・男優〕(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小林清志(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
西村知道(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
池田勝(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
中庸助(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
松村彦次郎(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
上田敏也(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
峰恵研(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
玄田哲章(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
村松康雄(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
藤本譲(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
竹口安芸子(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
大滝進矢(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小室正幸(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
伊井篤史(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
脚本ジョン・ブライリー
音楽ラヴィ・シャンカール
ジョージ・フェントン(追加音楽)
撮影ビリー・ウィリアムズ[撮影]
ロニー・テイラー
製作リチャード・アッテンボロー
配給コロムビア・ピクチャーズ
美術スチュアート・クレイグ[美術]
衣装ジョン・モロ
編集ジョン・ブルーム[編集]
録音サイモン・ケイ
ジェリー・ハンフリーズ〔録音〕(ダビング・ミキサー)
ロビン・オドノヒュー(ダビング・ミキサー)
字幕翻訳野中重雄
あらすじ
非暴力抵抗運動の元祖マハトハ・ガンジーの伝記。南アフリカで弁護士業務のかたわら人種差別反対の手段として非暴力の人権主張運動を定着させたことを出発点に、ガンジーは祖国インドで宗教の違いを超えた民族自決の精神を培い、イギリスへの経済的依存からインドを脱却させようとする。投獄と釈放を繰り返し、財産は身にまとった一枚の布と杖だけになっても抵抗運動の指導を継続し、断食という手段で身をもって民衆の感情の過熱を制しようとするなど、超人的な努力と自己犠牲を払った崇高な魂の軌跡を描く。

かわまり】さん(2004-02-23)
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【クチコミ・感想】

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96.世界一の映画大国といえば・・・言わずとしれたアメリカ・・・ではありません。年間製作本数と観客動員数ではインドが世界のトップだそうです。だから、この映画でエクストラも含め、インド・パキスタン系の俳優が何百人、もしかしたら延べ何千人の規模で登場し、主要な人物全てが打てば響くように好演されているのも何ら不思議ではないはずなのですが、それにしてもこれだけのスケールで多数の登場人物とエクストラがCGなしで撮影・オーガナイズされている背景にはやはりかの非暴力抵抗運動の元祖、マハトハ・ガンジーの足跡を何が何でも映像にしたいという映画人の執念、さらには非暴力を唱えながら暴力に倒れたガンジーがあの世から映画製作を指揮しているかのような鬼気さえ感じないわけにはいきません。 教科書的に鑑賞した箇所も多かったのですが、いかにも青年弁護士でハンサムでかっこよかった若いころのガンジーや「塩を作るキャンペーン」や「国産衣料を着るキャンペーン」など、子供のように思いついたことをすぐに実行に移す姿が印象的てした。ガンジーの希望に反して印パが分離独立した直後、印パ国境付近をイスラム教徒難民が北上、ヒンヅー教徒難民が南下するシーンは悲劇的で圧巻でしたが、パキスタン出身インド在住のヒンヅー教徒の人によると分離独立後、インドはイスラム教徒に対して寛容だったけれど、パキスタンはヒンヅー教徒を容赦なく追い出したそうです。この映画はドキュメンタリーではないのでカンジー翁の遺志にそった脚色が随所にあるのかもしれません。歴史上、「神の下の人間の平等」を説いた宗教家は多数存在しましたが、世界史上最初で最後になるかもしれない「全ての神の平等」を説いた宗教家を力強く描いています。 かわまりさん 10点(2004-01-25 08:38:20)(良:2票)

95.年末NHKで映像の世紀ってのがやってってガンジーが出ててぼろ泣きし「ガンジーってすごい人間なんだな・・・俺、これからは尊敬する人ガンジーにしよっ」と思い、もっとガンジーを知るべくビデオを借りた。素晴らしい、さらにガンジーを知ることが出来た、しかもこれ以上無いくらいに・・・この人こそ本物の馬鹿で悲しくて、でっかい夢を持ってた人だと思う。俺は本当に世界平和がきた時にガンジーにノーベル平和賞をあげるべきだと思う。それまでとっておきましょうね。 taronさん 10点(2004-01-11 00:29:27)(良:2票)

94.DVDには色んな特典がついていて、この映画をより楽しむことができる。特典にはイギリスのTV局が、ニュースで実物のガンジーを報道しているリアルな白黒の映像が見られる。それを見ると、一概にイギリスが悪であり、ガンジーが正義だという偏見はなくなる。   インドという国を、DVDの映像で見るだけでも価値がある。ガンジーの非暴力は、良識ある支配者であったイギリスだから成功したのであって、ドイツのヒットラーなどの独裁者が相手では難しかっただろう。  メイキングではガンジー役の俳優が減量したと言っているが、本物に比べたら、やはり太っている。 顔は確かに似ている。しかし、太って筋肉質のガンジーに見えてしまった。 花守湖さん 10点(2003-10-25 23:16:49)(良:2票)

93.非暴力主義の重大さがよく分かりました。でも、普段面白いと言って見てる映画は暴力シーンばっかりや・・・。 ケンジさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-02-21 20:39:49)(笑:1票)

92.映画としての出来はともかくとして、ガンジーという人物像に圧倒されてしまう。冒頭で引かれている「このような人物が存在したことを後世に伝えても人は信じないだろう」というアインシュタインの言葉はもっともである。  非暴力・不服従というほとんど非現実的とすら思える手段が力を持ち、やがては英国を退けてしまう過程は圧巻、脱帽だ。おそらくガンジーは、無闇に理想を唱えただけではなく、戦略を練り、十分な勝算を持った上で運動に身を投じていたのではないかと思う。イギリスの第一次大戦への参戦を支持したり、日本の太平洋戦争の会戦を支持したりと、必ずしも絶対の暴力反対を主張していたわけでもない。非暴力という手段が英国人に与える心理的影響もまた計算していたに違いない(そして相手がナチスドイツであれば違う手段を取ったのではないか)。つまりガンジーはずば抜けた知性と、高潔な人格の両方を兼ね備えた稀有な存在だったからこそ、歴史を大きく動かしたのではないか。甘っちょろい理想主義者であると同時に、鋭い知性を兼ね備えた現実主義者でもある。  ガンジーは言う、「私は楽観主義者なんだよ」。そう、この映画を観ると何よりもまず楽観主義者になれる。非暴力・不服従が現在の世界でどれだけ通用するかは定かではないものの、この映画を見るとその可能性を信じたくなる。高潔な精神が、暴力を超越するという、甘ったるい理想を信じたくなるのだ。 no oneさん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-08 16:30:10)(良:1票)

91.1982年のこの作品を2005年の今観ますと、この世界に何が足りないかが良く分かる。
頑ななガンジーに最初は周囲も冷たい対応でした。
しかし、信念を貫く情熱と行動力、人を惹きつけるカリスマ性にも恵まれ、協力者を増やしていくのです。
噂には聞いていましたが、ベン・キングズレーさんの成りきりぶりには感服。
ガンジーの魂が乗り移ったかと思えるほど。

「復讐は何も生まない。」と暴力を忌み嫌ったガンジーの心を、現代の私たちも受け継がなければ!と感じました。
とても大事なことを気付かせてくれた傑作。 たんぽぽさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-10-08 11:30:02)(良:1票)

90.なんか、ガンジーって、仏陀と同じようなことを言っている人だと思った。仏陀もインドで生まれた人。(ガンジーは違うけど。)インドに行ってみたいと思った。ガンジーは最初、キリスト教徒だったけど、最後に、「どの宗教を信仰していてもいい」みたいなことを言ってて、「嗚呼、そういう考えが世界平和を導くんだなぁ」と素直に思った。この映画を見て感動した皆さん、仏陀の本を一度読んでみて下さい。宗教うんぬんじゃなくて。素晴らしい人は、結局唱えていることは同じなんだなぁと思う。「暴力で平和は生まれないこと」、「全ては隣人への愛を大切にすること」それを改めて感じた。 あしたかこさん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-03 08:06:33)(良:1票)

89.この世界には「理想」と「現実」がある。始まりとしての「理想」、終わりとしての「現実」。理想とはきっかけでしかなく、決して終わりを飾ることはない。必ずどこかで現実に支配される。何人として例外はない。そう思っていた。そう決め付けていた。この映画を観るまでは。「非暴力不服従」―これは完全な理想である。現実に侵食された人間には考えることすら出来ないまっすぐな理想。これを実際に掲げ続け、唱え続けた人がいる、その事実だけで私の人生観を変えるには十分だった。全てのことには例外があり、叶わない理想などない・・・。圧倒的な開放感とかつてない高揚感、映画という媒体にこれ以上の何を望むというのだ。 ガーデンノームさん 10点(2004-07-30 04:00:18)(良:1票)

88.封切りの時、朝一番の上映を見に行きました。でももう会場は満席で、立ち見でした。それでもあまりのスケールに圧倒され、そのまま3回見てしまいました。映画館を出たらもう夜でした。一日立ちっぱなしで足が痛かったはずなのに、そんな記憶は全く残ってません。いまだに、ただただ涙が溢れて止まらなかった事ばかりを思い出します。…オイラ的にはそういう想い出のあるすごい映画です。もうしばらく見てませんが、きっと、今でも。 エスねこさん 10点(2004-02-22 01:13:00)(良:1票)

87.学校の世界史の先生が浪人生の頃に1度だけ予備校の授業をサボッて友達に誘われるがままに映画館に「ガンジー」を見に行ったと話してくれました。彼はガンジーについてあまり知らなかったので、壮絶なスケールに圧倒されただけだとも。その後はもっとガンジーについて深く知りたいと思い、勉強し直したとも。受験勉強の合間にコーヒータイムとしてぜひこの映画を見て欲しいという先生の言葉通りに私はDVDを借りてきて早速見てみることにしました。大好きな映画鑑賞から世界史についても学べるなんて一石二鳥だという軽い気持ちで。3時間を越える超大作なのに惹きこまれるがままにあっという間に過ぎてしまいました。率直な感想を述べます。素晴らしい。こんな偉人が存在したとは。言葉を失うほどでした。これは私の平凡な中身のない感想を読むより自分の目と心で確かめるべきだと思います。私も先生と同様にガンジーについてあまり知らずに見たので、その後また彼について教科書の内容から勉強し始めました。不思議なことにただ勉強して頭に詰め込むよりも、スムーズに理解し、自分のものに出来るものなんですね。あ~この事件はあのシーンですごいことになってたな~とか、このことは実際に映画の中でも登場したな~とか、盛り沢山でした。おかげで期末テストではインドの所は満点取れました(笑)受験生にもオススメですが、平和を願うすべての人に見ていただきたい1本です。「非暴力こそが最大の武器」という彼の言葉は現在世界で起きていることにも大いに通じるものだと確信しています。「歴史上の人物の中で尊敬する人は?」と聞かれたら私は胸を張って「ガンジーです」と答えます。非暴力・不服従の精神でインドを独立に導き、世界中の人々に平和の大切さを今もなお気付かせているガンジーに畏敬の念以上の何かを感じてなりません。 未歩さん 9点(2004-02-04 20:31:05)(良:1票)

86.「尊敬する人=ガンジー」です。彼の近くで生活してた人から、実際に暗殺の時の状態を聞きました。その他にも彼の考えや生活を聞いていたので、私にはガンジーの伝記ものとしてとても興味深かった。ベン・キングスレーはソックリ、実際のガンジーの映像が出ても全く違和感がなく、魂まで乗り移ったような演技でした。非暴力を貫き、多くの人の心をとらえ導き、インド独立を勝ち取った不屈の聖人の生き方を多くの人に知って欲しい。この作品は十分にその精神を伝えてくれると思います。 キリコさん 9点(2003-02-20 21:15:51)(良:1票)

85.(ネタバレあり)インドの高貴な弁護士だったガンジーは南アフリカへ出向いた際、はげしい人種差別を見て当時イギリスに支配されていたが、立ち上がった人だ。その方法とは、「非暴力、不服従」「やられて死ぬかもしれないけど、絶対に仕返しをしてはならない。」この定義は哲学である。相手の心理までをも突いた正攻法だが、一般の人々の感情を押さえたからインド人はすごいと思った。攻撃する側にとっては死体は手に入るが、目的の服従は手に入れられない。という寸法だ。果ては人間的感情も刺激し、イギリス兵は上層部の命令にそむいて非暴力なインド人に道を譲った。インド内部での紛争で、「私は子供を殺した。頭を壁にぶちつけてイスラム教の子供を殺したから地獄へ行く。なぜなら、私の子供もイスラム教徒にこうやって殺されたからだ。」ガンジーはこういった。「助かる方法はまだある。親の無い子供を拾い、あなたの子として育てなさい。あなたはイスラム教徒の子供を殺してしまったなら、イスラム教徒の子供をイスラム教徒として育てなさい。」ガンジーの考え方は全く正しい。が、どうやってそんな発想が浮かぶのか、また実行できるのか、本当に・・・・・・。教えられます。 ノエミさん 10点(2002-08-23 04:00:46)(良:1票)

84.まさに偉人ですね。インドのような多民族多宗教の国とは縁の無い国に住んでいると、こう言った人の苦労ってなかなか分かりづらいところもあります。後半になるにつれ、ガンジー氏の政治的手腕が問われ、賛否両論があるかと思いますが、それに対し彼を英雄ではなく、一人の人間として見つめるようなシーンがあれば作品としてもっと評価されていたのではと思います。彼の行動に対しはっきりとした評価を作品の中で下すのではなく、志半ばで倒れたとすることで、発展途上国が抱えるもやもやを浄化している気がしてしまいました。似たような作品に「マルコメX」がありますが、あれとは違って良い人ばかりが目につき、何が問題なのかを明確にしなかったことで、主人公に感情移入できない自分がいました。インドの紙幣は何カ国後もの文字で書いてあり、北や南によっては宗教の違いから牛を大事にする地方もあればそうでない地方もあります。幾つもの対立する思想の問題に対しどう対処するのか?そう言ったインド事情に対する効果的回答と真の姿を織り込まなかった作品性に、リチャード・アッテンボローと言う監督の業の限界をいつも感じてしまいます。 さん 9点(2001-02-05 06:15:13)(良:1票)

83.2021/12/22
再鑑賞。
自分の考え方に影響を与えてくれた作品となりました。何度も見る価値がある作品だと思います。

今の生活が当たり前になった今、この作品を見て本当の幸せとは。。と考えるきっかけを与えてくれました。
作品の中で印象に残ったセリフ。この言葉を忘れるな。
・虐殺事件広場での演説者「我々は勇気を持たねばならない。怒りに耐える勇気を」
・ガンジー「友人がよくいうが、英国は物資はくれるが、人間の幸福は物品ではない。たとえ豊かでもね。
     「幸福は、労働と仕事に対する誇りかくる。インドは村が生命だ」
・ガンジー奥さん「ヒンズーの教えでは、神への道は物欲からの解放。情欲からも」
・ガンジー「私は回教徒で、ヒンズー教徒で、キリスト教徒で、ユダヤ教徒だ」
・ガンジー「ヒンズー教徒と、回教徒に証明したい。この世の悪魔たちは、我々の心の中にいるのだと。心の中で戦うのだと」
・ガンジー「私は失望するといつも思う。歴史を見れば、真実と愛は、常に勝利を収めた。暴君や残忍な為政者もいた。
      一時は彼らは無敵にさえ見える。だが結局は滅びている。」

ーーーーーー
2021年3月初見レビュー(7点)
ガンジーの偉大さがわかる。
しかし余計な脚色がないのもいいところですけど、映画としては少し物足りなさを感じます。

鑑賞後数日たって仕事中ずっとガンジーのことを考えてしまいます。ガンジーだったらどうするか?
非暴力で国を変えた。断食で人の心を動かした・・・。なぜこんな偉人が暗殺されなければいけないのか・・・
あまりに理不尽だ。悲しい。 へまちさん [DVD(字幕)] 10点(2021-03-14 21:09:17)

82.《ネタバレ》 出来はものすごく良いけど、これだけ長い時間観るにはかなり大変、という映画。ガンジーとインドの歴史を外観するために三時間のもの長丁場がかかるのはしょうがないにしても、それぞれのエピソードが独立していて分かりづらい。私はWikipediaのストーリーで確認しながら見ることができたが、映画館で観た人はよくついていけたと思う。途中休憩があるぐらい長い。
私はデリーのガンジー聖廟にも実際に行ったし、ガンジーの真似をして毎晩のようにギーターを読んでから眠りについたりしたこともあり、聖人ガンジーの偉大さをすこしは肌で知っていたつもりではいたが、やはり彼の非暴力主義というのは理想主義に近く、現実的にはなかなか難しいことが分かる。結局何度も断食という自分の「身体への暴力」的手段で訴えるしか手がなくなってしまう。
異教徒の子供を手にかけた男性が地獄に落ちない方法を伝えるシーンをはじめとして光るエピソードもあり、また主演男優や壮大なエキストラでガンジーの生涯を再現した手法には拍手を送りたいが、個人的には分かりづらい作品だった。6点献上。 mhiroさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-03-08 20:25:00)

81.《ネタバレ》 いきなり本題からそれるけど、北斗の拳でガンジーを模したであろう“無抵抗の村”というのが出てくるが、拳王に論破・一蹴される。ガンジーの無抵抗イメージを誤解釈してた人も多少居たんじゃないかな?と思う。ガンジーの非暴力・不服従はむしろ、拳王の焼印を拒否して鉄板に向かうリンの行動が近い。

映画は、暗殺から始まり、若き頃の南アフリカの公民権運動まで遡り、人生を捧げたインド独立運動から、最初の暗殺場面と、ガンジーの生涯を走馬灯のように振り返る。宗教家・思想家だと思っていたけど、本職は弁護士だったんだな。
暴力に対し暴力を使わない戦い。非暴力は有名だけど、非協力が彼の武器だということが判った。イギリスから服や布を買うのを拒否し、塩を自分たちで作る。イギリスにとってインドは儲かるから価値があり、何も買わない、儲からない、言うことを聞かないインドは支配下に置く価値がなくなる。あれこれと植民地のメリット、独立のデメリットを話すイギリスに「それはインドの問題だ」と突き放すバプーは素直に格好いい。
当時欧米の列強国が世界を支配していたが、ヨーロッパだけでなくアジアや中東もゴチャ混ぜになっていたインドは、世界の中心、人種の縮図だったと思う。そんなインドの独立には太平洋戦争が大きく影響していると思うが、日本のことはあまり触れられていない。戦後、国を立て直すのに忙しいイギリスが、インドから手を引く形で独立が成立するが、今度はパキスタンの問題が出てくる。
宗教を超えた一つの国家を目指し精一杯の譲歩をするバプー達。少数派イスラム教徒を守りたいジンナーは「それはパキスタンの問題だ」と譲らない。イギリスの国旗に変わりインド、パキスタンでそれぞれの国旗を掲げて独立の式典が行われるが、バプーの住まいの国旗掲揚台にはどこの国旗も掲げられていなく、独りただ糸車物欲や宗教観をを動かすバプーの姿が印象深く描かれていた。 K&Kさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-01-30 13:37:06)

80.インドのRCEP不参加時の「ガンジーも参加を許さない」という台詞が注目された。つまりガンジーは保護主義者という事になるわけだが、インド首脳は上手い具合にガンジーを利用したものである。歴史の潮流を考慮すれば、ガンジーがいなくとも結果的にインドは独立していただろう。という意味ではガンジーの果たした役割は「政治的」には大きくはない。では、ガンジーが歴史上の偉大な人物として評価される理由は何か。それは「非暴力・不服従」という「思想性」にあると言えるだろう。ただし、ガンジーの場合はただの思想家ではなく行動する思想家である。つまり、映像的にはガンジーの思想が行動で示された事を表現する事が重要になってくるわけだが、それは概ね成功していると言える。とは言え、只管「非暴力・不服従」の映像表現が続くだけではやや平坦で冗長に感じる部分もあり、やはりもうちょっと台詞等々で「思想性」を説明・アピールする必要もあったのではないかとも思う。印象的なのは対外政治的には「非暴力・不服従」で国内を団結させる事ができたにも関わらず、国内宗教的にはそれは不可能であったという皮肉な結果である。「寛容」は敵を生む内在性があるという事を痛感させられる。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-01-01 18:39:25)

79.《ネタバレ》 良い映画なのはわかるが今ひとつストーリー展開に理解出来ない事があった。それは「インド社会のカースト制度がこの映画からごっそり抜け落ちている事」が原因だと最近気が付いた。ガンジーはカースト最高位である。しかしインド国民のほとんど(失礼、実際の%は不明なので)は不可触民というカーストだったという事。この事はヒンズー教徒である限り抜け出せない事。そこで不可触民は仏教、イスラム教に改宗していった。宗教が違えばおのおの独立した国家を持ちたいと思うのだがそれを断食という手段で抑えていったガンジー。その様な戦略が破綻するのは目に見えてわかる。カースト制度を真正面から描かずにガンジーを描いていないという事であえて低い点数にした。ごめんなさい。

追記)改めて鑑賞した。
ヒンズー教ではカースト最高位のガンジーは南アフリカでは今まで経験した事の無い「有色人種」という事で差別を受ける。ここで「当時英国統治下のインドは独立しなければならないという決意を新たにしたのでは無いか?」と思った。当時インドはイスラム教とヒンズー教の2つの宗教が台頭している。英国からの独立という目的の為にはイスラム教徒とヒンズー教徒はスクラムを組むのであるが、実際に独立が具現化しようとしてきた寸前になると今までスクラムを組んできた両教徒が対立化する。両教徒で同じ国家を組むという事が相当イヤだったのだと思う。しかしガンジーは強行する。しかし、その辺は「自身が暗殺される」という事実でガンジーは神格化した。「その辺を頭に入れて鑑賞されたらよろしいのではないか?」と思った。 アマデウスga好きさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-09-17 06:38:13)

78.ガンジーの偉大さや凄さは伝わる内容。
「教材」としては良くできた作品。

だが、3時間の「映画」としての面白いかは別の話。
個人的には冗長さが否めなかったです。 愛野弾丸さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-26 12:07:31)

77.《ネタバレ》 「偉大なる魂」ガンジーの奇跡の生涯の映画化にして、人類史上最も崇高な勝利の物語。全人類が観るべき映画。 Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 9点(2019-11-30 01:25:56)

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【点数情報】

Review人数 96人
平均点数 7.71点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
422.08% line
544.17% line
62020.83% line
72121.88% line
81717.71% line
91111.46% line
102121.88% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review6人
2 ストーリー評価 7.44点 Review9人
3 鑑賞後の後味 7.62点 Review8人
4 音楽評価 6.14点 Review7人
5 感泣評価 7.57点 Review7人

【アカデミー賞 情報】

1982年 55回
作品賞 受賞 
主演男優賞ベン・キングズレー受賞 
監督賞リチャード・アッテンボロー受賞 
脚本賞ジョン・ブライリー受賞 
撮影賞ロニー・テイラー受賞 
撮影賞ビリー・ウィリアムズ[撮影]受賞 
作曲賞(ドラマ)ラヴィ・シャンカール候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ジョージ・フェントン候補(ノミネート) 
音響賞サイモン・ケイ候補(ノミネート) 
音響賞ジェリー・ハンフリーズ〔録音〕候補(ノミネート) 
音響賞ロビン・オドノヒュー候補(ノミネート) 
美術賞スチュアート・クレイグ[美術]受賞 
衣装デザイン賞ジョン・モロ受賞 
編集賞ジョン・ブルーム[編集]受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1982年 40回
主演男優賞(ドラマ部門)ベン・キングズレー受賞 
外国語映画賞 受賞(外国映画賞として)
監督賞リチャード・アッテンボロー受賞 
脚本賞ジョン・ブライリー受賞 

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