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危険な関係(1988)

Dangerous Liaisons
1988年【米・英】 上映時間:119分
ドラマ歴史ものロマンス小説の映画化
[キケンナカンケイ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-03-15)【イニシャルK】さん
公開開始日(1989-09-23)


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監督スティーヴン・フリアーズ
キャストグレン・クローズ(女優)メルトイユ侯爵夫人
ジョン・マルコヴィッチ(男優)ヴァルモン子爵
ミシェル・ファイファー(女優)トゥールベル夫人
スウージー・カーツ(女優)ヴォランジュ夫人
キアヌ・リーヴス(男優)シュヴァリエ・ダンスニー
ミルドレッド・ナトウィック(女優)ロズモンド夫人
ユマ・サーマン(女優)セシル・ド・ヴォランジュ
田島令子メルトイユ侯爵夫人(日本語吹替)
津嘉山正種ヴァルモン子爵(日本語吹替)
島本須美トゥールベル夫人(日本語吹替)
島田敏ダンスニー(日本語吹替)
沢田敏子ヴォランジュ夫人(日本語吹替)
京田尚子ロズモンド夫人(日本語吹替)
曽我部和恭アゾラン(日本語吹替)
原作コデルロス・ド・ラクロ「危険な関係」
脚本クリストファー・ハンプトン
音楽ジョージ・フェントン
作曲ヨハン・ゼバスティアン・バッハ4台のチェンバロのための協奏曲イ短調 BWV1065
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル歌劇「セルセ」より「オンブラ・マイ・フ」
撮影フィリップ・ルースロ
製作ノーマ・ヘイマン
ハンク・ムーンジーン
クリストファー・ハンプトン(共同製作)
配給ワーナー・ブラザース
美術スチュアート・クレイグ[美術]
衣装ジェームズ・アシュソン
編集ミック・オーズリー
録音ピーター・ハンドフォード
字幕翻訳進藤光太
その他ジュリエット・テイラー(キャスティング)
あらすじ
18世紀のフランス。メルトイユ侯爵夫人(G・クローズ)は、恋人バスティード伯爵が従妹の娘セシル(U・サーマン)と結婚する事を知って激怒。かつての恋人でプレイボーイとして知られるバルモン子爵(J・マルコビッチ)に、セシルの処女を奪いバスティードに恥を掻かせる計画を持ちかける。一方のバルモンは、貞淑で知られるトゥルーベル夫人(M・ファイファー)を我がものにしようと計画している事をメルトイユに打ち明ける。面白がったメルトイユは、トゥルーベルを落とす事に成功したら、「褒美」を与えると約束するが・・・。

Fuzz】さん(2004-02-02)
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【クチコミ・感想】

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12


31.こういう男と女のドロドロ、グチャグチャ作品には、やっぱり、我らがグレン・クローズ様が不可欠。上手い。演技とは到底思えない。よって、怖い。絶対逆らえないタイプの冷血な女王様。何となく、自分が弱みを握られた小心者ファンみたいだ。弱みって何だろう? パセリセージさん 8点(2004-07-23 18:19:30)(良:1票) (笑:1票)

30.↓危険な情事に踏み切れなくなった心優しき男性ファンを世に増殖させた我らがグレン・クローズ様サマ、ラストは超圧巻ですぅ~! やった、と思いながらもなぜか彼女に同情さえしてしまう始末。人の不幸は蜜の味・・お暇で意地悪な貴族様のことよくわかりました。私もマルコビッチが愛人の背で恋文を書くシーンが好きです。よろめくミシェルはちょっと違和感ありましてなんかがっくりだったわ、現代劇のミシェルの方が好きなので、、単純な私ィ。 かーすけさん 6点(2004-07-23 20:38:13)(良:1票)

29.グレン・クローズの、嫉妬や敗北感を隠してあくまで平静を装う様がスゴイ。ジョン・マルコビッチの、顔はカッコ良くないのに(失礼)そこはかとなく漂う色気とか、自分の本当の気持ちが解らなくて今にも狂いそうになる様がスゴイ。最後の最後まで2人の真意がつかめないほどこんがらがった、まったく素直じゃない、駆け引き尽くしの映画でした。ドロドロでエロエロ。この時代の貴族ってよっぽどヒマだったんですね。毎日恋愛ゲームしかやることなくてうらやましい。でも人の心を弄んだり自分の心を偽ったりして幸せになれるわけがないのにねぇ。こういう類の話は嫌いなはずなんですが、いつまでも印象に残っている映画です。これを微笑みの貴公子・ヨン様主演で韓国でリメイクしたらどうなっちゃうんだろう。うわあ、見る気しねー! ROMYさん 6点(2004-06-13 03:31:22)(良:1票)

28.ジョン・マルコヴィッチがハマリ役でしたね。 ギニューさん 5点(2004-04-02 21:03:38)(良:1票)

27.アカデミー賞で話題になっていたのを覚えているけど、大して感じ入るものなど無かった。豪華俳優さんのコスチュームプレイですが、私には理解できない当時の貴族の、なんだかゴチャゴチャした男女関係。恋愛とは呼びたくない。恋って魂でするもんだぜ。衣装に3点。 のはらさん 3点(2004-02-02 17:03:26)(良:1票)

26.久しぶりに再見。一瞬監督誰だっけ?と思い出せなかったよ。こういうコスチュームもの大好き。マルコヴィッチのもにゃもにゃした喋り方はあまり好きではないんだけど、このアクの強い顔でプレイボーイができるのがはさすがです。ユマ・サーマン、キアヌ・リーブスがまだ初々しかった頃。マルコヴィッチの召使でピーター・キャパルディも出てたんだ。なつかしい。ユマのセシルが婚約者の公爵が36歳だと聞かされた時、「老人じゃない!!」と言ったのはショック。いつの間にか追い越してる。主人公たちみんなが若~いわけだ。 イリスさん 8点(2003-10-29 23:46:27)(良:1票)

25.バルモン子爵がいい人になってしまったのは、恋を知ったからだろうか。悪魔も「恋」で改心するものなのかな?ちょっと信じがたいですねぇ。失ってから気づく、大切なもの。それって「愛」じゃないのか。彼がトゥールベル夫人に見たものは、女神に見紛う「母の愛」だったのだー。バルモン子爵も悪魔になりきれないマザコン男だったっていうそれだけのお話かー。バルモン子爵は最初から恋愛っていう繊細なタイプじゃないしね。だいたいさ、恋愛って、追っかけている<知らない>時が一番ドキドキして、手に入れた<知ってしまった>途端に輝きも失せるものだから、話が逆なんだよな。 onomichiさん 8点(2003-10-15 22:05:50)(良:1票)

24.《ネタバレ》 この作品のJ・マルコビッチは凄いな~。なんか絶頂期のJ・ニコルソンとかと同じ雰囲気を感じるよ~。フェロモンとかカリスマとはちょっと違うのかもしれないけど、人を引き付ける何かを発散しているような気がする。公開当時は知らなかったけどマルコビッチはこの共演がキッカケでM・ファイファーに惚れて、振られて、立ち直れないほど傷付いたというのは結構有名な話らしい。マルコビッチ、ファイファーの時は出していたのかフェロモン(汗)。 眼力王さん 7点(2003-10-06 16:40:32)(良:1票)

23.束縛されたくないけど、独占したい。独占されたくないけど、束縛したい。暇を持て余した男と女の見栄と虚勢は、いつの時代も同じかな。失って初めて気付く愚かさも、むしろ恋愛ゲームに徹していた方がなんぼかマシだけど、クローズとマルコビッチの、遊びに長けた中年過ぎだからこそ陥るジレンマは、「オバン、オジンが、何肩肘張ってんだよ」って感じが出てて、いっそ笑える。それにしても、「鳩の翼」でも思ったけど、清純な淑女が、ある一点を境に、あっという間に高級娼婦の顔になるって、なんだかなぁ。ファイファーの高潔さを際立たせる為とはいえ、女の立場としては、あんまり気持ちが良くないけど、そう思わせたユア・サーマンの表情の変化は見事。そんな中で、本作の救いは、キアヌ=ダンスニーの数少ない登場シーン。「ドラキュラ」でも、そう思ったけど、男と女が、欲望と策謀、好奇と打算でギンギンになっている中、ダンスニーが登場すると、ホッとする。マルコビッチが劇中で「純真な坊やだ」と言っている通り、「ああ、良かった。私、冷たいお水が飲みたかったの」っていう絶妙な登場には、救われる。それにしても、キアヌの純真さは、グラグラするくらい可愛い。コスチューム・プレイも、酷評されるほど似合わなくもないと思うけどなぁ。まあ、クローズのポンパドール婦人スタイルには、負けるけど。ラストは、化けの皮を剥ぐという意味合いなんだろうけど、結局、誰も幸福にはならなかっただけに、後味は悪いな。 由布さん 7点(2003-08-22 00:20:02)(笑:1票)

22.豪華な屋敷、豪華な衣装、ロココムード満点の映画でこれだけでも見た価値がありました。マルコビッチが繊細な演技で鬼畜なプレイボーイ役を演じていました。ベッドの女性の背中の上で別の女性に熱烈な恋文を書くシーンに爆笑。 美夜さん 9点(2002-11-11 08:40:53)(良:1票)

21.《ネタバレ》 「危険な関係」に出演しているミシェル・ファイファーは、何とも言えない不思議な魅力を持った、面白い女優だと思います。
その彼女の魅力が十二分に発揮されたのが、この映画「危険な関係」だと思います。

この映画は、18世紀のラクロによって書かれた書簡体形式の小説が元になっており、このむせかえるようなエロティシズムの香りを放つ小説を映像化するのは並大抵のことではなかったと思います。

~メルトゥイユ侯爵夫人は、自分から心が離れた愛人への腹いせのために、その愛人が恋慕している人妻を、これも自分の元愛人であるヴァルモン子爵を使って、その虜にさせようとする。ヴァルモンは、その意を受け、奸智をめぐらせて、この誘惑に乗り出すのだった~

メルトゥイユ侯爵夫人とヴァルモン子爵が企む誘惑の綾が、目に見えない関係の糸を結び、解き、切断する、狂おしいほどの小説世界を構築していると思います。
何でもこの小説は、発表当時は禁書とされたが密かに読み継がれ、18世紀のフランスを代表する作品になったと言われています。

しかし、この映画化された作品では、永遠のオスカー無冠女優である主演のグレン・クローズの見事さと相まって、ラクロの世界とはまたひと味違う肌触りをもつ世界を作り出すことに成功していると思います。

18世紀フランスの貴族の社交界の窒息するような優雅さとエロスの香りは、多少、犠牲にされていますが、性の悦楽を秘めた記号性と心理描写の綾は、このラクロの原作を見事に現代に蘇らせていると思います。

それは確かにグレン・クローズの快楽とサディズムがないまぜになった演技によるところが大きいのですが、ミシェル・ファイファーが発するアンビバレントな魅力にも寄っている点は見逃せないと思います。

あの輪郭がはっきりし過ぎている正面から見た顔。意志が強烈で、自我が強く、他者の介在を許さない顔。
ここには疑いもなく、現代の女性としてのストレートな強さが存在している。

しかし、横顔は、さながらギリシャ彫刻のように理性とエロスが融合し、その視線が観る者を目指さないだけに、遠くの世界の果てを指し示してくれるのです。
つまり、ミシェル・ファイファーの顏は、永遠のエロティシズムと現代性とが奇跡的に折り合いを見つけた顔なのだと思います。
その顔が、メルトゥイユ侯爵夫人の差し金とは知らず、ヴァルモン子爵に誘惑される人妻を演じているのです。

最初は誘惑を断り続けていますが、次第に傾き、ついにはそのヴァルモン伯爵の手に落ち、彼にのめりこみ、そして裏切られ、絶望し、最後に死に絶えるこの人妻は、18世紀においてはありふれた出来事だった、このような事件の中で、一方で、そのエロティシズムを失わず、他方、現代の男女の恋の綾までも表現してみせたのです。 dreamerさん [DVD(字幕)] 7点(2019-03-16 10:47:25)

20.貴族の色恋沙汰は苦手だし、この映画でも途中から何がどうなってるのかわからなくなる始末、キャストや美術、衣装などの良さは何となくわかるけど・・・。私が好きだったのは、バッハやヘンデルなどの音楽ぐらいか。後に中国映画の「危険な関係」を見て、この映画の良さを感じるようになった。 ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 5点(2014-03-04 20:09:46)

19.《ネタバレ》 衣装と髪型がみんな同じなんだよ。まったく変な時代だよ。 虎王さん [DVD(字幕)] 6点(2012-06-16 01:50:11)

18.昔恋仲だったからって、そこまで支配されるなんてね、"beyond my controll!" ユマ=セシルも後に恋愛の駆け引きを覚えて醜くなっていくのでしょうかね。マルコヴィッチははまり役と思います、生え際もね(笑)衣装もすばらしいです。この時代に生まれても裕福すぎるのはどうでしょうかね、と勝手に思ってしまいました。
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-07-15 17:20:38)

17.フランス文学の伝統である自堕落な恋愛遊戯。 同じ原作を使ったファースとベニングの「恋の掟」もまた別な意味で艶かしいのだが、印象はこちらの方が強い。 マルコヴィッチは不思議とおフランスが似合い、TV「レ・ミゼラブル」ジャベールや「ジョニー・イングリッシュ」パスカルなど嫌ったらしいムッシュウを演じさせると最高の魅力を発揮する。
レインさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-16 19:59:31)

16.大人のドロドロした世界を見せつけられた感じ。マルコビッチはどうしてあそこまであの女の人に執着していたのかよく分からん。そこまでしてあの女の人を落としたかったのかな?愛する人がいるのにさ。結局、恋愛なんてゲームみたいなもんなんですかね。 およこさん [DVD(字幕)] 5点(2005-06-27 15:49:52)

15.最初から最後までひたすらドロドロの世界ですが、こういうのはそれでいいのです。華麗な衣装、まわりくどい会話、何考えてんのか分かんない登場人物の行動、これぞ虚飾と欲得に満ちた頽廃貴族の世界。お見事です。登場シーンはむしろマルコヴィッチの方が多いような気もするが、画面にいなくても常に支配力を醸し出しているかのようなグレン・クローズの存在感が強烈。 Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2004-12-06 01:11:10)

14.貴族はこうでなきゃと思った。
俳優が貴族に見えないけど。(ビデオ) zero828さん 6点(2004-02-25 20:56:17)

13.《ネタバレ》 私の大好きなジョン・マルコビッチ様~!彼の何とも言いがたい、あの色気を出し尽くせる、中世の貴族世界・・・おば様と手を組んで、女の子や男の子だましてる上に、娼婦とも遊んでたりして・・・。
でも、キアヌさんに刺されて死んでいくときのあの悲しさ(T-T)きっと完璧に悪役ではなかったのだろう。DVD買おっかなぁ(*^^*) ラブコメ大好き!さん 10点(2004-02-15 17:12:16)

12.う~ん、ちょっとこうのは苦手かな。 アンナさん 4点(2004-02-01 15:48:00)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 6.48点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
313.23% line
413.23% line
5619.35% line
6825.81% line
7722.58% line
8619.35% line
913.23% line
1013.23% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1988年 61回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞グレン・クローズ候補(ノミネート) 
助演女優賞ミシェル・ファイファー候補(ノミネート) 
作曲賞(ドラマ)ジョン・フェントン候補(ノミネート) 
美術賞スチュアート・クレイグ[美術]受賞 
衣装デザイン賞ジェームズ・アシュソン受賞 
脚色賞クリストファー・ハンプトン受賞 

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