みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
345.うわーっ。読めない漢字や、逆向きになったカタカナなど、かなり怪しいチャイナ風の日本が笑えます。そこ以外はリアルに作りこまれたLA、NYなどが自然災害に飲み込まれていく驚愕のビジュアルに感嘆。この映像表現を見ているだけで身の毛もよだちます。それに比べて人類愛はまあ”おまけ”程度。まあ映像で楽しめるから良しとしましょう。 余談ですが、今回の試写は環境団体の方々とご一緒させていただきました。ですが、そこのおば様達のうるさいこと、うるさいこと。リアルなCGに声をあげる、ストーリーを見失って回りに聞く、勝手に感想を述べだすなど、やりたい放題。映画鑑賞のモラルも守れない方々が、地球環境を守れるのか甚だ疑問を抱いた2時間でした。 【tantan】さん 8点(2004-05-26 22:24:49)(良:1票) (笑:6票) 344.あらためて思った。エメリッヒさんよ、俺は一生アンタについてくぜ。とにかくこういう常識外れのスケールでかい映画を撮らせたらこの監督の右に出るヤツァいねーだろ。他の地球壊滅系映画がゴミに思えてくるほどの映像クオリティの高さを見せつけられると、もうホント来ることまで来たなぁとしみじみしちまうってもんです。「スターゲイト」「ID4」「ゴジラ」の流れで育てられてきた「大風呂敷を広げるだけ広げまくって、ラストはグダグダやってる内にいつの間にか勝利→ハッピーエンド」というエメリッヒ節ですが、今回はさすがの彼でも風呂敷を畳み切れなかった模様です。竜巻とか洪水とか、なまじ起こり得る自然現象を題材に扱っちゃうとさすがに「そうだ、風邪だ!台風に風邪をひかせればいいんだ!」とかホザいて気候を戻すなんてオチにもできなかったんだろうな。そういう意味ではエメリッヒにしちゃ大人しい映画なんですが、映像に関してはちっとも大人しくありません。あの手この手の自然災害で、いつものようにニューヨークをブッ壊しまくります。宇宙人に謎レーザーで攻撃させ、巨大トカゲに踏み潰させ、挙句の果てに水浸しにしてカチカチに凍らせる。このオッサンはなんかニューヨークに恨みでもあるとしか思えねーよ。そんなエメリッヒさん、次はいかなる手段でニューヨークを壊滅させてくれるんでしょう。今から目が話せないぜ! 【コバ香具師】さん 9点(2004-10-22 12:51:19)(良:1票) (笑:5票) 343.エメリッヒの映画の本質は、その「生真面目さ」にあると思う。いや、「優等生(おりこうさん)」だというんじゃなく、どこか“バカ”がつくほど「一本気(まっすぐ)」なところがあるのだ。 たとえばH・G・ウェルズの古典SF『宇宙戦争』を現代にリメイクしたなら(『ID4』)、やはり「タコ型(イカ型?)」風のエイリアンを登場させてしまう。あるいは、ファンのひんしゅくを買おうとも、あくまでゴジラの造型に生物的なリアリティを優先させる。さらに『パトリオット』みたく、善玉・悪玉をマンガチックなまでにはっきりと区別するのも、むしろ彼の「真面目さ」ゆえだろう。 その上で語られる「世界観」も、これまたボーイスカウト的(!)な単純さ・一本気ぶり。そこではアメリカ大統領が自ら戦闘機に乗って空中戦を演じ、(スパイク・リ-監督には「黒人奴隷の歴史を美化した」と批判されたが)黒人だけのユートピアめいたコミューンが、奴隷制のアメリカに存在しているのだ。いずれもエメリッヒにとって、「かくあらねばならぬ」という大上段の啓蒙的説教くささとはちがった、「かくあってほしい」という“まっすぐ”な理想として。 今回の映画においても、彼のその「生真面目さ」はいつにもまして発揮されている。ここでエメリッヒは、何よりも“寒さ”をいかに面白い映画に仕立て上げられるか、という一点においてひたすら「真面目」に取り組む。そして人類の危機に直面したとき、国家や人々は「どうあるべきか」ではなく、「こうであってほしい」と謳うのだ。…大国はエゴを捨て、人は最期まで愛と気高さを失ってほしくないという。 それを、あまりに単純すぎると失笑するのはカンタンだろう。というか、今どきそんなナイーブな「生真面目さ」など、ほとんど“バカ”扱いされるにちがいない(事実、エメリッヒ作品を「バカ映画」呼ばわりする風潮が、確かにある)。 けれど、“おりこうさん”ばかりがはびこる中、こうしたひたすら“まっすぐ”な人なり映画なりが存在していることは、少なくともぼくにとっておおいなる「救い」に他ならない。何だかんだ言われても、エメリッヒ作品にかくも観客が集まること自体、きっと多くのひとびともその「すがすがしさ」に惹かれてのことなんだ…と、ぼくは勝手に思うことにしている。 ローランド・エメリッヒ(の映画)は、理屈じゃなく、ただただ愛おしい。 【やましんの巻】さん 8点(2004-06-19 17:47:13)(良:5票) 342.遠い未来に起こるはずの氷河期が、温暖化によって2、3日で発生してしまう恐怖。天気予報なら「明後日のNYは、雨のち曇り、降水確率は100-60%、気温-110℃(前日比マイナス90℃)、所によりスーパーフリーズ」といったとこだろうか。めざましテレビのチカちゃんに、いくら「あったかくしてお出かけくださいネッ!」といわれても、一体何人が生還できるだろうか(第一、海が凍っとるっちゅーねん)。ところで、この映画の評価の分かれ目はやはり「予告編でみた映像から、本編に何を期待したか」ということではないだろうか。摩天楼が崩壊してゆくさまをただ、息を呑んで見つめていたい人と、そこに熱い人間ドラマ(またはハラハラドキドキ冒険ドラマ)を期待した人。ちなみに小生は、不謹慎ながらも前者です。ID4で地を這うように大都市を破壊した炎が、今度は水に姿を変えた。エメリッヒもきっと、こういった大都市が崩壊して逃げ惑う悪夢をよく見て、夜毎うなされているんでしょう。間違いない。あと、トーキョーのシーンは笑いました。皆さん、あれは架空の都市ですよ、きっと。もうちょっと予算があれば、サムライとゲイシャを歩かせ、ビル間をとぶスパイダーマンのようなニンジャを合成し、背景にフジヤマと、山頂にはキンカクジを置いてたはずなんです。間違いない。 【はたらきばち】さん 7点(2004-06-28 03:11:39)(笑:4票) 341.《ネタバレ》 この作品を見てナゼかしっくりこない自分に気がつく。 それは人間性とでも言うべき本質を軽視した語り手への生理的な不快感だと思う。 作品の「地球環境の問題」このテーマ自身は良い、日本人なら誰でも共感し易いはず。 だがロサンゼルスの竜巻や東京で氷が降るシーンは「人の死」を笑いモノにしてる感すら有る。 主人公はと言えば、大統領へも進言できる立場に有りながら自分の息子を救出する為に 何万人ものアメリカ人(+北半球の人々)を救う職務を放棄する始末、無責任にも限度がある。 当然 息子は助かるが、一方で何100万人も死んでいる。という悲壮感が全然無い。 ラストの異常気象の回復の早さに至っては、氷河期ではなく只の寒波だったのかと言いたい。 リアリティが有るのはC.Gだけなら、そこだけ愛知の「地球博」のパビリオンで興行したら? と言いたい。娯楽作品だからと人命軽視を黙認する様な映画には、私は共感できない。 私には奥さんのルーシー医師だけが、プロらしく素晴らしいと思えた記憶しか残っていない。 (追記)アメリカよ、今からでも遅くない「京都議定書」に調印するべきだ。 イラクで人殺しが上手に出来ても、自国の国民をハリケーンから救えない超大国など 存在する価値は無い。 【masamune】さん [映画館(字幕)] 2点(2005-01-18 00:40:18)(良:3票) 340.《ネタバレ》 相変わらずエメリッヒさんツッコミ所多すぎっすよ。 お父さん!科学者なのにやってること無謀っす!!そっから歩くな!歩くな!遠い!遠い! あと、千代田区。そこ何処だ!!チャイナタウンだろ、そこ!! -100度で高速に凍結する環境で暖炉一つで大丈夫なのか!!(他の人はどうやって凌いだんだろう。。) しっかーし、相変わらずのスケールの大きさは単純に楽しめました。エメリッヒさんはちまちましたスケールの映画は似合わないっすよ。 ニューヨークをぶっ壊すスケールのでかい特撮はまじ凄い。後半勢いが猛烈に失速しちゃうけど、でもやっぱ凄い。あのスケール感はなかなか出せない。是非ドラゴンボール実写版を撮っていただきたい(笑) まぁー、ある意味期待通りってことで、7点です。あとエミー・ロッサム。可愛いっすねー。頑張れ!あ。ジェイク・ギレンホールも出てた。ついでに頑張れ(笑) (2017/04/28)最近の点数とのバランスが合わなくなったのと、再度鑑賞した結果6点で修正。 【シネマレビュー管理人】さん [映画館(字幕)] 6点(2004-06-27 22:30:08)(笑:3票) 339.映像だけに金を払える出来かと言えば、まあなんとかアリなレベルでしょうね。 ニューヨークに大津波を襲うシーンなんかはCMで何度見せられたとしても大スクリーンで見れば鳥肌モノだし。 千代田区には思いっきり引きましたが。 エメリッヒなんでストーリーについて文句を言うのはおかしいのかもしれないけど、もっとベタベタに息子のために親父は死ぬみたいな展開で家族愛をテーマにしても良かったと思われる。 自分には親父の救出プランがあまり理解できてなかったため、いったい徒歩で歩いていって、そこからどうやって皆を救うつもりだという思いが消えなかった。 そのため、二人の再会にもイマイチ感動もできんかったな。 親父が呼んだからヘリが来たんだが、天候が回復しなかったらどうするつもりだったんだ。 そもそも最初からヘリで行けば良かったんちゃうんかとツッコミを入れたい。 それにしてもストーリーがないから無理やり強引に話を作り過ぎている気がする。 特に理由も無く救出隊を三人にして一人を殺したり、どうでもいい所で怪我をして敗血症を起こし、やむなく薬奪取のためのストーリーを作り、そのために船を持って来てオオカミを野に放つという訳の分からん強引なストーリー。 クイズの仲間を含め図書館の仲間たちも個性が全く無いため、キャラクターが生きていないなどの文句もあるけど、観ているこちらも体が冷え切るような思いを感じ、観終わった後の夜の暖かい風が妙に心地良かった。 それだけ映像にチカラがあったと言えようか。 しかし、この映画を観ても、地球の温暖化をなんとかしようとはモーニング娘でも思わんだろうな。 【六本木ソルジャー】さん 6点(2004-06-25 14:29:20)(笑:3票) 338.《ネタバレ》 いやーおもしろかったー。おもしろかったー。おもしろかったー。もちろん「おもしろい」以外のなーんにもないんだけど、さすがローランド・エメリッヒ、迫力に特化した映像づくりにかけては目下、トップブランドと言えますね。何はなくてもこのテの作品ならローランド・エメリッヒ。もちろんローランド・エメリッヒと言えばこのテの作品。とにかくもうお家芸的なド迫力のドデカスケール、しかも今回は宇宙人が来たとか隕石が来たとかいう言い訳を省いて、「こうなってしまった」でゴリ押ししているところが潔いです。さらにこのテの作品にありがちな「アメリカが世界を救う」パターンが一掃されたというか、完全にそれどころじゃなくなってしまってアメリカが助かるだけでいっぱいいっぱいなところに好感度大です。しかもこの監督、ドイツ人の癖にアメリカでは絶対に爆笑の嵐を生んだであろう相当にキツめなギャグも山ほど盛り込むことを忘れませんでした。笑えます。さりげなく、というレベルじゃなく完全にアメリカの移民対策を嘲笑った国境線ギャグを筆頭に、全編に散りばめられた黒めなギャグにお腹いっぱい笑いました。よくよく考えたらID4で地球を救ってたのはデニス・クエイドの実兄じゃん。というのもひそかにネタなのかと思い感心しました。関係ないけどデニス・クエイドって離婚してから当たりが多いですね。ジェイク・ギレンホールはオイシすぎです。イアン・ホルムは老けました。花を一人で背負って立つエミー・ロッサムも輝いています。何故か犬を連れたホームレスが重要なアイテムなのはエメリッヒ監督のNY像なんでしょうか。迫力以外なーんもない完全無欠の娯楽作品ですが、こういうの大好きな私はうっかり2回観て来て大満足です。観るなら劇場で、が鉄則ですね。 難を言えば音楽が少し暗かったかな。(コメディにしては。)>【放浪紳士チャーリー】様、いかにもアタシは70年代パニックスペクタクル世代でございます。 【anemone】さん 9点(2004-05-30 03:24:54)(笑:3票) 337.《ネタバレ》 DVDの棚にあったので、見直してみようと、こういう映画に、費用はどのくらいかかるんでしょう。驚くばかりですよ。 皆さんの評価は良くないけど、私は良い点をつけてもいいのかな、と思います。地球環境の急激な変化が、題材で、個人を通して、描かないと、映画にならないわけで、その点、面白く見えました。破壊する観測点の最後の乾杯など、とても印象に残りました。ヘリコプターも、一瞬のうちにこうって墜落するし。普段何気なく、日常を暮らしているけど、地球的、規模で、気象的には、地殻変動か、わからないけど、地球的臨界点って、気がつかないうちに来るんでしょうね。アルマゲドンのように、隕石が落ちるかもしれないし、原因の説明は、いいのかもしれな、地球的臨界点、崩壊点が、訪れたときの話なのだから、どう、いきのこっても、いいのだろうと思う。様は、いきのこる、努力をしようよっていう話だと想う。そのときに、みんなと同じ行動をとるのか、他人と違っても、自分の中にある、世界観や、生き残りのすべを、実践するのか。そのために、ボーイスカウトや、ガールスカウト、自然の中で、何かがあったときに、生き残り方を教える必要があるのかもしれない。とても、楽しめる映画だし、しっかり、した、予算の枠の中で作られた映画であるということが、よくわかります。映画って、本当に楽しめますね。自分には情報も、サバイバルの技術もないから、もしものとき、大勢とともに行動して、不幸な結末に身をゆだねるかもしれないですね、とほほ、自分を信じて、生きていくことが、大切なんだ、そのために、常日頃から、いろいろなことを、学んでおかないといけないんだよね。 【yasuto】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-04-04 02:27:09)(良:2票) 336.【今回助演女優賞を獲得したのは破滅の象徴!自由の女神さんです!それではどうぞ!】「えーと、喋るのは得意じゃないんですけど・・・ 黙って立ってるのは得意なんですけどね(会場爆笑)。私はこういった映画には欠かせず、ほぼ皆勤賞に近いぐらいのベテランですが、 これまで評価される事がありませんでした。実に悲しい事でした。くさって引退を考えた事もありました・・・(涙)(会場拍手) しかし今回この様な賞を頂き、あらためて破滅っていいものだなって思うことが出来ました。これからも出来る限り頑張りたいと思います。 最後に私を凍らせ、埋めてくれたエメリッヒ監督に感謝します。ありがとうございました!これからもお願いします!」 (スタンディングオベーション) 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-08-30 20:11:06)(良:1票) (笑:1票) 335.私は間違いなく、出て行って凍っちゃうタイプだ。 【たーしゃ】さん 7点(2004-09-04 12:22:10)(笑:2票) 334.SF映画としての映像表現において、常に観客の眼を意識した画作りという点が共通項としてあるのだが、スピルバーグがどちらかと言えば、その切り口に独自性を感じさせるのに対し、エメリッヒはあくまでも正攻法にこだわり続けるという、いわゆる正統派に属する数少ない映像作家ではないだろうか。それは古臭いという意味などでは決して無く、むしろ斬新な表現方法は今回も健在であり、いかにもCGっぽい作品の多い中、しっかりと地に足のついた超リアルな世界を創造してみせる。それは南極の氷棚に亀裂が走るオープニングから始まり、前半の都会上空に竜巻が発生する瞬間の奇妙な現実感や、それら天変地異をニュース映像として報道するといった、一種ドキュメンタリーとして描かれるその迫真性。かつて「ディープ・インパクト」での津波のシーンに驚嘆したものだったが、それを遥かに凌ぐCG技術の進歩と映像テクニックには、もはや脱帽せざるを得ない。つまるところ映像のひとつひとつに説得力があるという事だが、終盤、凍りついたニューヨークのビル群をバックに、やはり凍りついた米国の象徴である自由の女神を様々な角度から捉えた画面構成には、エメリッヒの映像センスをも感じさせて秀逸。我々SF映画好きにとって、彼はまさに“痒いところに手が届く”映像作家であって、本作は現段階での最先端のテクノロジーによって完璧性を追求し、その視覚化に見事成功したと言っていいだろう。又、彼は「ID4」や「GODZILLA」などでも御馴染みの、“迫り来る何かに逃げ惑う群集”といったモブシーンの巧い監督さんでもあり、円谷英二に感覚的には最も近い人のような気がしてならない。遥々息子を救出に向かうシチュエーションや、一瞬にして凍死するという寒気に襲われるシークエンスなどに、スリルとサスペンスが足らないのがやや不満だが、ドラマや人間描写などがほとんど意味を持たないのは致し方が無いところ。それほど映像の持つ力には適わないという証明でもあるのだから。 【ドラえもん】さん 9点(2004-07-08 15:21:43)(良:2票) 333.「地球温暖化について真剣に考えなくては」的な感想が意外に多い。この映画は冷房のガンガン効いた劇場で寒さを体感しながら観るとより楽しめるが、それって地球温暖化にとても貢献している。正しい鑑賞方法は、冷房のスイッチを切り、汗をダラダラ垂らしながら観ることだ。そう考えると、夏に公開していることがおかしい。話も冬に設定し、真冬に公開すべきだ。今年はいつもの年より雪が多いね、ってな始まりにして。→→→→矛盾。この映画を観る限り、地球「温暖化」の問題は解消して見える。 【伯抄】さん 7点(2004-06-24 04:57:30)(良:1票) (笑:1票) 332.7点満点の6点。何か書こうと思ったが、帰る途中に忘れてしまった。 【紅蓮天国】さん 6点(2004-06-06 20:16:59)(良:1票) (笑:1票) 331.《ネタバレ》 人類が想定しうる規模をはるかに超える自然災害…。人類の想定なんて、ほんとに浅はかで楽観的で、でも、そうとは気づかずに生活しているという事実を見せつけられた気がした。想定外のことが、突然、何の前触れもなく起こってしまう。街が水没していく映像で、涙が止まらなかった。 【おおるいこるい】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-22 16:44:54)(良:1票) 330.台風の目に入るところからのシーンが最高にイイ。違うだろうけど、この映画はあのシーンが作りたかったから作られた映画だと思ってしまう程。目に入る前の猛烈な吹雪が、突然快晴になる。快晴は普通穏やかなシーンなので、平穏が訪れるべき見た目なんだが、冷気が降りてくる事がわかっているので、それは嵐の前の静けさって事は重々承知で、まさにゴゴゴゴって感じ。ああいうシーンが個人的に凄く好き。あれがファンタジーで魔法とかだとダメで、冒頭からそういう恐怖があるって事を散々言っておいた上なので、ついに来た!って感じになる。それが静寂と共に訪れるあたりが格好良すぎる。冷気が降りてきている事を表現する為に、高層ビルが徐々に上から凍っていったり、アメリカ国旗がたなびいていたのに、それが一瞬で固まったりと、見えない敵を見事に表現している。あんな冷気を部屋にこもって火を焚くだけで退けるのか?っとか思ってしまうが、それを吹き飛ばす程に冷気が迫り来るシーンがいい。序盤の徐々に災害が発覚していく流れとかも文句なしに良いし、もっと評価されてもいい映画だと思った。 【六爺】さん [地上波(吹替)] 8点(2008-05-26 02:10:22)(良:1票) 329.たまたまテレビでやっていたのを見たのですが、もっとひどいのを想像していました。アルマゲドンとか。この映画は超大国米国が環境破壊の末に、メキシコに移民してしまうという壮大な皮肉も込められているんですね。CGによる台風、津波のシーンは結構リアルでした。ご都合主義的な展開は、まーしゃーないというレベルで不快になるほどでは有りません。最後、宇宙から氷ついた地球を見るシーンで、「地球を大切に」とか「環境にやさしく」とか言っても、所詮地球は多少寒かろうが暑かろうがそのままの状態で存在していて、結局こまるのは絶滅してしまう人間なのだという事が確認出来ました。マイナス100度でも地球は困りません。 【仏向】さん [ビデオ(吹替)] 4点(2008-05-18 14:53:42)(良:1票) 328.《ネタバレ》 もとよりそんなバカなという内容。リアルさより面白さを求めた超娯楽大作ですからナンセンスな部分にツッコむのは控えます。それに誰もが疑問に思うだろう荒唐無稽な展開を問答無用で突き進むその潔さは天晴れとすら思えます。そしてお決まりの人物設定にお決まりの展開は新鮮さこそ欠けますが安心して観られます。…しかし、やはり面白くない。いくら自然が強大で恐ろしく人間なんてちっぽけな存在であっても、自然には人間をどうこうしようという意志がないのです。そんなことは作り手も百も承知なわけで高校生が図書館に逃げこむ際、魔の手が迫るように凍結が進む様は自然に人間を殺すという意志を持たせ恐怖心を煽ろうとします。でもそれをやり過ぎるとホラーの類になりかねないので代わりに完全に敵意むき出しの狼を登場させてしまうのは安易もいいところです。父子の感動的な再会も正直しらけます。むしろ混乱の最中で尚、通常業務を平然とこなす度胸満点の図書館司書の女性に感心します。あっイカン、けっきょく揚げ足を取ってしまった;。ごめんなさい。もちろん絵的には魅力があります。凍れる自由の女神に、船の上陸シーンは『スピード2』よりも印象深いです。夏にウチの小さなショボイ画面で観ず映画館で観ていたらもっと興奮していた可能性はあります…あくまで可能性ですが。 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-12-06 17:52:05)(良:1票) 327.寒い映画でした。CGは確かにすごいです。 【ヴィン】さん [地上波(吹替)] 3点(2006-11-21 00:52:13)(笑:1票) 326.“地球にやさしい”自分はこの言葉が好きでありません。地球にやさしい?まるで地球にやさしくすること=良い行い=優しい人間みたいに感じるからです。人の良心をくすぐる悪趣味な言葉に感じます。本当の意味は“情けは人の為ならず”と同じで、地球にやさしくするのは自分のため。人間の住環境を守るためのはずです。すいません。ちょっと熱くなってしまいました。そこで本作。あくまでネイチャーパニックものの娯楽作品です。ドラマ性は薄く、サバイバルものとしてもイマイチ。純粋に凄い映像を楽しむ作品だと思います。正直、ストーリー自体には共感しづらく、娯楽作品としても今一歩の感はあります。ですが、地球にやさしくする理由を考えるきっかけにはなると思いました。その意味で価値のある作品です。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-22 20:08:38)(良:1票)
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