みんなのシネマレビュー

約束の土地

Land of Promise/The Promised Land
(Ziemia Obiecana)
1974年【ポーランド】 上映時間:172分
ドラマ小説の映画化
[ヤクソクノトチ]
新規登録(2004-11-05)【リーム555】さん
タイトル情報更新(2010-08-09)【マーク・ハント】さん


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監督アンジェイ・ワイダ
キャストダニエル・オルブリフスキー(男優)カルロ・ボロヴェツキ
ヴォイチェク・プショニャック(男優)モリツ・ヴェルト
アンジェイ・セヴェリン(男優)
脚本アンジェイ・ワイダ
音楽ヴォイチェフ・キラール
配給日本ヘラルド
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 楽して手に入れた金は身につかないよ、きっと。現代でもあてはまるのかな?相場で稼いだ人はたくさんいるだろうに、リーマンショック以降の金融業界の人たちは復活も早かったですもんね。でもワイダ監督もこんな重厚な社会派映画を創れるなんてすごいです。前半、経営者といえど、簡単に従業員に手を出したり、リストラしたりすると良くないってことが描かれており、後半は事業が成功して、不倫情事におぼれて、旦那の怒りを買い、すべてぱーっという哀しい人間ドラマでした。でもカルロの女性の趣味は良いのか、悪いのか?前半、登場人物の多さにカルロの下半身がだらしないのかどうなのか、自分には分かりにくく、後半のあの展開にびっくりです。奥さんのアンカがすごく素敵だったのに。結局、カルロの没落する運命は逆らえなかったのでしょうか?味わい深い作品でした。音楽が印象的でした。 トントさん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-03-04 16:55:42)

2.《ネタバレ》  この映画を6点に止めておくのは惜しい。本当は9点だが、少しでも注目してもらいたいと思い、満点にした。
 ヴィスコンティを観賞しているような気分になる映画だが、主人公を中心とした三人の友情(本当は友情とは呼べない)が、繊維工場建設の野望を企てていくお話し。
 内容は、舞台は19世紀末、製作は70年代前半にも拘らず、皮肉にも現代の格差社会と全くと言っていいほど重なっている。
 買収、ヘッドハンティング、インサイダー取引。正義も悪もない。登場する女性全てが人間として扱われていないのが特に悲惨だが、皮肉にも男たちは、その女性たちの影響で堕ちていくことになる。
 今回、BS放送での観賞だが、DVD化されてないのが残念でたまらない。
 全編に映される19世紀の舞台は既存のものを使ったので低予算だったらしい。
 しかし、本作がアカデミー賞のノミネートを受けた時、ロサンゼルスに呼ばれた監督は、いったいどれだけの資金を使ったんだ?と頻繁に聞かれたと言う。
 ヴィスコンティが観たか知らないが、もし観ていたら間違いなく絶賛していたと思う。
 チャンスがあったら是非観てもらいたい作品だ。 クロエさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2009-12-12 03:09:15)

1.主人公が田舎へ帰ったときの朝の場面、ふたつの窓とその間に置かれた椅子に、朝日が射し込んでくるところが美しい。思えばこの監督、「地下水道」の暗さや「灰とダイヤモンド」のポロネーズの場など光に敏感なところがあって、社会派のわりにはちゃんと画面づくりに気を配ってくれるところが嬉しい。ただ本作の場合、お話はかなり図式的。主人公たちだって、なんとか没落を食い止めたい、というあがきがあり、それなりの止むに止まれぬ立場ってのがあったと思うんだけど、それが出てなくてただの金の亡者みたいになってしまっている。ユダヤ人の描き方が悪いせいもあるだろう。いいところとしては、工場主が袋の山に埋もれて死んでいるところをちらっと見る女性労働者の表情、ああいうふうに過不足なく描いたときに、一番効果が上がるんだ。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2008-02-27 12:26:38)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 8.00点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

1975年 48回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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