みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 全く期待せずに見ましたが結構面白かったです。特典のインタビューや制作年を見ると、この作品がキョンシー映画の元祖と言ってもいいでしょう。作品としての完成度はもちろん、名作『霊幻道士』には遠く及びません。この映画の主役であるキョンシー拳などは見ていて恥ずかしいし、不気味さ、クンフー、法術なども物足りない。さらに最後の戦いの舞台は完全にスタジオで、空に継ぎ目が見えている始末。色んな要素が足りておらず、全体的にチープさが漂っています。ですがコメディの部分はよく出来ています。特に女とハゲと、騒動の時に控えめに流れるBGMは最高です。ハゲの小走りは大爆笑。キョンシー好きとしてはもっとキョンシー自体の活躍(?)が見たかったけど、のちに多くのキョンシー映画が模倣したであろう小ネタやアイデアなどは満載です。拒絶しがちな邦題だしラムチェンインも出てませんが、昔キョンシーにハマった人や『霊幻道士』ファンなら見て損はないと思います。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-04-30 19:49:15) 2.どうもこの『霊幻道士』の二番煎じみたいな邦題のせいで、世間ではあまり食指が動かない向きがあるみたいですけど、鑑賞してみるとこれがなかなか面白い。 カンフー映画一筋のラウ・カーリョンの作品だけあって、やはり妖術よりもカンフーに重点が置かれたアクション映画に仕上がっております。 本作の最大の見所は矢張り、本作の主役であるワン・ユーが披露するキョンシー拳でしょう。 読んで字の如くお札に書かれた呪文(キョンシー出発!キョンシー納棺!キョンシー拝礼!等)を唱えると、しばらくの間キョンシーの動きを模した武術が使えるという奇っ怪な拳法で、札を読みながらピョンピョン飛び回るその様はハッキリ言って滑稽そのもの。 どう考えても普通に戦ったほうが強いと思われるのですが、誰も彼にかなわないところを見るとやっぱ強いんでしょうなぁ…。 アクションシーンは少なめで、しかも他のカーリョンの作品に比べてややアクションのトーンが違う気もするし、彼の監督作作品にしてはちょっとケレンミが足りないかなと思うところがあるんですけど、チャーフィ演じるチャンチェが小便を我慢できなくなってこっそり放尿したり、腹を減らして食べ物を盗んだ結果、番犬に追われて無表情で爆走したりと随所にちりばめられた笑いはそこそこ可笑しい。 ヒロインのセシリア・ウォンとワン・ユーの夫婦漫才みたいな掛け合いもダレを感じさせません。 特にチャーフィ(今回は準主役級で出番少なめ)が鷹爪拳を駆使してくれてからは巨匠の面目躍如という出来栄えで流石に魅せてくれます。 【カニ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-28 14:31:04) 1.予備知識なしで観てしまったら「85年のキョンシー・ブームの便乗作品か!ペッ!」と思われてしまう方も居られるでしょう。しかし本作は、そのブームのきっかけともなった『霊幻道士』の6年も前に製作されている元祖的作品・・・かな?正直良くわかんなかったりして(汗汗)。主演のワン・ユーが使うカンフー”キョンシー拳”は名前もその動きも、なかなかふざけた技で、おまけに「カンニング・モンキー天中拳」ばりに極意書をみながら戦うという、かなりコメディ要素の強いカンフーを見せてくれるのに対し、リュー・チャーフィーの鷹爪拳は本格的でスピードもキレも申し分なく、カッコイイの一言です。 その他にもクンフー映画の名脇役リー・ハイサンもドリフばりのカツラで良い物を見せてくれたり、この頃のあまり知られていない作品としては、なかなかの娯楽作品ではないでしょうか。 【カズゥー柔術】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-11 16:53:09)
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