みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
7.《ネタバレ》 肉体の門と言えば野川由美子でしょと思ってこっちはノーマークだったのですが、かたせ梨乃目当てに見ましたよ。いやいや本当に五社監督らしいというか、全く飽きさせない。マシンガンの様にエピソード放り込んで来る。 特にラストが痛快。爆発オチとかドリフじゃないですか。西川峰子で笑わせにかかってるでしょ。なんでその2人だけ生き残ってるの。その後のマーケットや米軍はどうなるのかと思ってたら本当に爆発でエンド。直後ちょっと明るめの八代亜紀の歌。本当にドリフ。すっごい真面目に見てたのに最後だけコントでニンマリしてしまった。 いいんです五社監督だから。インパクト重視。話の整合性とか不自然さとかどうでもいいんです。渡瀬恒彦は意外に尻軽だし、志賀勝は普段通りで十分チンピラなのにかなり不必要にアホっぽく喋ってるし、かたせ梨乃と名取裕子の大立ち回りも凄いけど、その後クラブでドタバタの直後に突然かたせ名取で踊り始めたりとツッコミ所満載。みんなで見て盛り上がれる映画です。 ポスターも面白いんですよ。2種類あるんだけど、まず1つはかたせ梨乃が黒人に肩車されてて。楽しそう。後ろで娼婦達が陽気に笑ってるんです。全然そういう映画じゃないのにこの明るいポスターは何。この黒人も誰。んでもう1枚は、この映画の象徴たる不発弾を娼婦達が囲んでみんな笑顔で記念撮影って感じ。芦川よしみだけ合成したのか立体感がおかしいし。この2枚を見たら何だか凄い前向きで明るいコメディなんじゃないかと思えてしまう。 まぁかたせ梨乃のファンなら決して見て損はありません。自分的には野川由美子のと同じくらい好き。 【にしきの】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-12-05 23:40:05) 6.《ネタバレ》 かたせのグループの娼婦たちにもうちょっとエピソードとか過去について一言だけでも語るシーンがあれば良かった(マヤの兄が戦地のボルネオで亡くなったことぐらいしかない)。戦争によって人生を狂わされた悲しさとか、「悪いとわかってるけど食べていくために体を売るしかない」みたいな怒りの気持ちとかもうちょっと欲しかったかな。かたせと名取にはそういう話があるけど、かたせの妹分に大したエピソードがないため、「その他大勢」の扱いでそれぞれに感情移入できなかった。それでもかたせが盲目の傷痍軍人を相手にするシーンやラストシーンは、切なかった。あと同じ五社監督作品の「吉原炎上」で主役級の花魁たち4人が、ちゃんと脱いでいるのに比べると同じく娼婦を題材にしたこの映画にしては、いまいち残念。西川峰子が一人頑張ってるが、かたせと加納と松岡が脱いでいるが西川に比べるとインパクトが足りない。娼婦の役なのに事務所的に許可が降りなかったのか分からんけども。 【チムパニ】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-09-27 15:05:09) 5.壊れたビルやリンゴの唄などでそれらしくは装ってはいるものの、戦後の貧困にあえいだ混乱期の雰囲気には思えない。それどころかどうも監督の好きな任侠映画に近いような気がして私好みではない。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 3点(2013-04-10 18:48:13) 4.《ネタバレ》 2011.1.26。2回目の鑑賞。前回は躍動する女性達のパワーにただただ圧倒されて観てしまいましたが、今回は冷静に観ることができた。初主演のかたせ梨乃の熱演もさることながら、驚かされるのが西川峰子の悪女ぶり。ぱっと見悪女顔のはずなのに、序盤おしとやかな未亡人を見事に演じてました。脱げば本格派女優と称されると勘違いしつつも、脱ぐ勇気のない今の女優さんたちは見習っていただきたい。ただ、残念なのはかたせ梨乃の後半の失速。渡瀬、名取に見せ場があるのに、かたせは呆けているだけ。もうひとこえ欲しかった。最後の爆破は脳裏に焼きつく日本映画史に残る名爆破シーン! 【かんちゃんズッポシ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-27 19:34:52) 3. 女性による任侠映画という感じで、女優陣の迫力の凄さに圧倒されました。この豪華なキャスティングとお色気満載なところは80年代日本娯楽映画の王道ですね・・・・。 しかし、ラストの爆風に歪む顔は・・・・ 【TM】さん [地上波(邦画)] 6点(2009-01-25 19:39:24) 2.冒頭に登場する娼婦のお姉様たちだけであまりにも強烈。加納みゆき+山咲千里+長谷直美+芦川よしみですよ。はまりすぎなキャスティングです。もっとも、気合充実のかたせ梨乃に引っ張られたのか、みんな少々オーバーアクション気味ですけどね。加納みゆきなんて、NHKの朝ドラで清純にデビューしたのに、よくぞこんな役を受けたものです。偉い!内容の方は、ほとんどかたせ梨乃の独壇場なのですが、娼婦たちの生き抜くことへの貪欲なまでの強烈な意欲がよく表現されていて、十分楽しめます。ラストはちょっと中途半端ですが。それと、根津甚八と渡瀬恒彦のキャストは逆の方がよかったと思う。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-11 02:42:06) 1.五社監督の映画って宮尾登美子ものあたりまではまだいいんだけど「極妻」ぐらいから独特の世界観があって、あと何十年かしたらもしかしたら評価されちゃったりするのかもしれないけど、どうにも苦手。女優の表情がいちいち大袈裟で、中でも主役のかたせ梨乃のオーバーアクトは我慢ならん。振り返りざまに平手打ちするシーンなんか、なんでわざわざあんな複雑な動きをさせるのかわからん。そもそもこの監督は女優を綺麗に撮ろうとは思っていなくて、反対に醜く醜く撮ろうとしてない?『吉原炎上』の西川峰子の成れの果ても凄かったけど、この作品の西川峰子の爆風に歪む顔も凄かった。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-06-05 11:41:11)
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