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【クチコミ・感想】
2.おかしな奴とは、まさしく渥美清の事を指している。そう思わせるだけの魅力で多くの笑いを提供してくれた渥美清が話せば、本物の咄家にも負けない話芸で楽しませてくれてます。この作品の渥美清の演技には俳優、渥美清としても人間渥美清としての面白さを見せてくれていて、この作品を見ると、これ程の笑いを提供してくれた渥美清の凄さと日本映画界における渥美清の功績、そして、死は多くの映画関係者にとっても痛手である。一度で良いからチャップリンとの共演作品が見たかった。 【青観】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2016-09-15 22:17:46)
1.《ネタバレ》 小林信彦先生の評価は低かったけど、個人的にはツボにはまりまくった逸品。本作は、終戦直後の爆笑王・先代三遊亭歌笑の、不遇な少年期を経て一躍時代の寵児となり、やがて迎える壮絶な事故死までが描かれている。扮するは後年の喜劇王・渥美清。私は映画の一部やラジオなどで歌笑の落語を聴いたことがあるが、渥美清が真似る口調は驚くほど巧い。また、石山健二郎扮す師匠もモデルの三代目金馬に大変ソックリで、「しゃもじ」なる兄弟子の佐藤慶もずっと一席聴きたくなるほど絶品。劇中での芸名は明かでないが、渾名が「しゃもじ」の三遊亭銀馬という兄弟子は実在している。尤も映画とは異なり、芸も余り評価されなかったらしく、ちゃんと戦後も生き延びている。かくして虚実織り交ぜた話ながら、誇張も映画的な味付けとして実に楽しく、テンポの良さに繋がっている。一方で史実も丁寧な描写が多く層が厚い。あと忘れてならないのは佐藤勝の哀愁に満ちた音楽。これがラストでも功を奏し涙滂沱。まさに心の殿堂に入れておきたい大傑作だった。 【丹羽飄逸】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2008-02-11 19:26:34)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
2人 |
平均点数 |
9.50点 |
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1 | 0 | 0.00% |
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9 | 1 | 50.00% |
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10 | 1 | 50.00% |
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