みんなのシネマレビュー

東京湾炎上

1975年【日】 上映時間:100分
アクションドラマサスペンスSF犯罪ものパニックもの特撮もの小説の映画化
[トウキョウワンエンジョウ]
新規登録(2007-03-05)【ドラりん】さん
タイトル情報更新(2023-07-18)【イニシャルK】さん
公開開始日(1975-07-12)


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監督石田勝心
助監督今村一平
三好邦夫
演出日尾孝司(疑斗)
キャスト丹波哲郎(男優)宗方船長
藤岡弘、(男優)館次郎
水谷豊(男優)ムンク
ケン・サンダース(男優)キファル
金沢碧(女優)未知子
金井大(男優)初山船医
鈴木瑞穂(男優)葛城対策本部長
佐々木勝彦(男優)
北村総一朗(男優)江原一等航海士
佐藤慶(男優)深見
宍戸錠(男優)小佐井機関長
内田良平(男優)西沢甲板長
渡辺文雄(男優)岩動達也
中江真司(男優)アナウンサー
渡部猛(男優)
武藤章生(男優)
伊藤敏孝(男優)
下川辰平(男優)寺田司厨長
佐原健二(男優)鹿児島の記者
久遠利三(男優)中園対策本部員
梅津栄(男優)
阪脩(男優)
オスマン・ユセフ(男優)新聞記者
加藤和夫【俳優】(男優)担当官
加藤茂雄(男優)
片桐余四郎(男優)若林進
原作田中光二「爆発の臨界」
脚本舛田利雄
大野靖子
音楽鏑木創
作曲鏑木創「あなたは旅人」
撮影西垣六郎
五十畑幸勇(撮影助手)
製作田中友幸
東宝映画
配給東宝
特撮中野昭慶(特技監督)
川北紘一(特殊技術 助監督)
神澤信一(特殊技術 助監督)
富岡素敬(特殊技術 撮影)
井上泰幸(特殊技術 美術)
森本正邦(特殊技術 照明)
美術村木与四郎
編集小川信夫
録音渡会伸
東宝録音センター(整音)
照明高島利雄
その他東京現像所(現像)
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 丹波哲郎、藤岡弘、鈴木瑞穂、渡辺文雄といった「日本沈没」と「新幹線大爆破」が合流したようなキャストのパニック・アクション映画。テロリストがタンカーをジャックする序盤からわりと緊迫した雰囲気で、船長を演じる丹波哲郎をはじめタンカーの乗組員を演じる役者たちの演技もいいのだが、テロリスト役の外国人キャストが片言の日本語を喋っているのはこういう映画ではさすがにチープに感じられ緊張感をそぐ。それでいて、丹波哲郎が自身の英語力を披露したかったのかワンシーンだけ船長とテロリストのリーダーの会話がすべて英語で交わされるシーンがあるとかちょっとチグハグな印象。藤岡弘の回想シーンは何か意味があるのかと思っていたのだが、取り合えず女優を一人出したかったってだけだったような感じだったし、全体的に見てもドラマに深みが感じられない。ただこの映画一番の見せ場である「リアルな特撮映像によってテロリストの目を欺く」シーンの特撮は中野昭慶監督らしい派手な爆発の連続で、こういう設定なら多少爆発をやり過ぎていても気にならない。その爆発を実況しているのが中江真司で、藤岡弘がいることもあってなんだか「仮面ライダー」が見たくなってしまった。それにしても実際にテレビの捏造放送が問題になっている昨今、このシーンは現代のテレビ業界を予見したかのよう。この捏造放送自体をテーマに社会派映画を一本作っても面白そうだ。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 5点(2021-07-23 11:13:07)

2.《ネタバレ》 映画自体の良い悪いはともかくとして、この時代の日本の娯楽映画には、ハリウッド映画に負けない大胆さというか、肝っ玉の大きさを感じる。

石油コンビナートの爆破中継を求めるテロ集団に対し、特撮映像によって局面を乗り切ろうとする日本政府の様を特撮映画で描こうとすることに、この映画自体に「大胆不敵」という言葉を当てずにはいられない。

「俺たちの特撮技術スゴイんだぜ!」という絶対的な自信を礎にして作るからこそ、迫力のある娯楽性が生まれるのだと思う。
ハリウッド映画の迫力に対して根本的な部分で尻込みしてしまっている今の日本の娯楽映画界に、圧倒的に足りないのはそういう部分だと思うのだ。

かと言って、この映画が問答無用に面白いと言えるわけではない。
ストーリーは今ひとつ説得力と抑揚に欠けるし、中途半端な日本語を喋る外国人キャストはチープさを助長する。藤岡弘、丹波哲郎、水谷豊ら主要キャストのバックグランドも描き方が不十分で深みがない。

が、それでもごり押して、主演俳優の暑苦しい程の哀愁で締めてしまう力強さが、この映画の、この時代の娯楽映画の「価値」だと思う。 鉄腕麗人さん [DVD(邦画)] 5点(2009-06-24 15:28:20)(良:1票)

1.中野昭慶による爆破シーンを理屈抜きに楽しめる作品。「日本沈没」では若干違和感を覚えた氏の爆破だが、本作では爆破シーンこそが特撮の醍醐味なのだから問題は無い。長らく地味な印象を与えていた本作だが、「亡国のイージス」に雰囲気が近いこともあって、今、再評価されても良いのではないかと思える。タンカー内での攻防戦はなかなか迫力があるし、役者陣の演技も緊迫感に満ち溢れたものになっている。さらに畳み掛けるような爆発シーンに、カタルシスを感じること請け合いだ。 ドラりんさん [DVD(邦画)] 8点(2007-03-15 23:11:35)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.00点
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