みんなのシネマレビュー

サスペリア・テルザ 最後の魔女

Mother of Tears: The Third Mother
(La Terza Madre)
2007年【米・伊】 上映時間:98分
ホラーサスペンスシリーズものオカルト映画
[サスペリアテルザサイゴノマジョ]
新規登録(2008-11-28)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2009-03-23)【+】さん
公開開始日(2009-04-25)


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監督ダリオ・アルジェント
キャストアーシア・アルジェント(女優)サラ・マンディ
フィリップ・ルロワ(男優)錬金術師 デ・ウィット
ダリア・ニコロディ(女優)サラの母 エリザ・マンディ
ウド・キア(男優)ヨハネス神父
市川純(女優)魔女 カテリーナ
原作ダリオ・アルジェント
脚本ジェイス・アンダーソン
ダリオ・アルジェント
アダム・ギーラッシュ
音楽クラウディオ・シモネッティ
製作ダリオ・アルジェント
クラウディオ・アルジェント
特殊メイクセルジオ・スティヴァレッティ
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【クチコミ・感想】

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12.魔女三部作の最終作、なんだそうで、そう言われると『サスペリア』風味があるような無いような。『インフェルノ』風味はもう少しありそうですかね。3人の「母」。
んなこと言い出すと、『デモンズ3』あたりの風味もあるんじゃないの、とか(監督は違うけど)。そういやあの美少女が、こうやって親父の映画で脱ぐような歳になったんだねえ。
三部作とか言ったって、いや、さすがに第2作から間が空き過ぎでしょう。作らなかったせいで賞味期限切れになったのやら、賞味期限切れだから作りそびれてきたのか。え、ワーグナーだって「ニーベルンクの指輪」を完結させるまでに26年かかっただろ、って? いや、ああいうコト、出来ちゃう方がおかしいんです。
この最終作、作られたのがだいぶ後、ということで、特殊効果にはCGも使われているような感じですが、容赦なく挿入される残酷シーンは、なかなかにアナログな味わいがあります。目を背けるような残酷さ、というのではなくて、ああ、派手にやってるなあ、と。そういう意味じゃ、結構、ヒドいことやってますよねー。血は出る、腸は出る。目は突き刺す。アルジェントですから。
ただ、残酷シーンの多彩さの割に、物語はやや単調。と言っても、これもいかにもアルジェントらしく、どうにも要領を得なくって。「何を言ってるのかわからない」と「何が言いたいのかわからない」との微妙な違い。何が言いたいんでしょうね、私も。
とりあえず、ウド・キアがとっとと殺されたのは、良かった(笑)。いや、何の恨みもないんですけど、ウド・キアはこうでなくては。
残酷シーンとエロチックなシーンで画面を彩りつつ、いよいよ最終作ということでローマの街全体を異変が襲い、あともう少しパニックめいたシーンに気合を入れてくれたら、なお良し、かと。いずれにせよ、アルジェントはやっぱり、「夜」の監督、ですなあ。 鱗歌さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-10-20 20:05:13)

11.《ネタバレ》 ジャンルを問わない良い食材を闇鍋にしたような味わい。

ホラーとしても、スプラッターとしても、コメディとしても
それぞれの一面がある。

魔女とそれに対抗するものの構図は面白く
もう少し幕間がスムースなら(時間を設けていたら)
素直に良い映画だったな、と思えそう。

ただ、ラストの魔女の倒し方はいかん。
いくらなんでも雑で、この映画をつくるのが
大変で早くクランクアップさせたかったのか、と思うほど。

惜しい。 元祖さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-12-19 23:44:37)

10.《ネタバレ》 元々サスペリアにしろインフェルノにしろ、スケールの小さい矛盾だらけの話をハッタリと力技だけで魅せ切るというものだったが、本作はそのハッタリや魔力だけがすっかり失われていて、只の安っぽいホラーになってしまった印象。予算の問題もあったのだろうが、魔女の歴史について語られるシーンがまるで紙芝居みたいなノリだったり、魔女の力が世の中に与えた影響というのが、革ジャンのチンピラが悪さをする程度の描写だったりと、余りにチープ。
悲しいかなアルジェントも歳をとったということか・・・
むしろ魔女3部作は未完のままの方が良かったのかも。 J.J.フォーラムさん [映画館(字幕)] 3点(2019-06-09 23:58:53)

9.《ネタバレ》 電車の中にいるサラを追いかけてくる魔女が日本人の魔女でして(ここでまず笑う)、しかもそのメイクがまるで日本の子供向けヒーロードラマで、悪役の女リーダーにありがちなメイクで(ここでまた笑う)電車の通路でその日本人魔女がダッダッといかにも目つきわるくて”ワルだぞぉ~!”って顔で歩く姿は、どっから見ても低コストなヒーロードラマの一場面(笑いが止まらない)。   つか、魔女ってそもそもキリスト教圏でこそ成り立つのに、なぜに日本人の魔女が出るのか、違和感MAX。   主人公サラの母は悪魔払いで魔女のリーダーと闘って死んだっていう過去を母の知人女性に知らされ「あなたはその力を受け継いでいる!」「あなたが倒すのよ!」って鼓舞されるけど、だからといって魔女と闘う超能力的パワーも魔女を倒すハウツーもないまま、なんか勢いだけで魔女の館にいっちゃうのもなんかすごい強引な展開。  で、その”世界一強力な魔女”は、サラが魔女の着ていた儀式用の衣装(ロンTサイズなので、おしりの南半球チラ見えw)を棒でエイヤッ!って脱がせて、魔女が「えっ?なに?いや~ん・・・!!」ってやってるスキに、そばにあった薪火みたいなところにポイッって捨てて焼き捨てたら、魔女と魔女の館崩壊!めでたしめでたし・・・って、おいおい、おめでたすぎる!!w  衣装脱がせて焼くだけで殺せるなら、別にあなたじゃなくてもできる!w そもそも前半でエクソシストの神父が「魔女を倒す方法が書かれた書物がある!」と、自室へ本を探しにいくが、別に本で確認しないといけない難しい呪文や道具や儀式に必要なものが書かれてるわけでもあるまいし。別に服焼くだけですむなら、「チョー簡単!服を焼くだけ!」って口頭で十分!w   顔が全開で見えた涙の魔女もスゴミがなくアメリカのドラマで最近恋がうまくいってないキャリアウーマンみたいな顔で、魔女として違和感。
そして何よりの違和感といえば、幽霊となって時々現れるサラの母の霊が、なんと谷敬ですよ!(違) フィンセントさん [CS・衛星(字幕)] 1点(2014-11-08 08:43:37)

8.《ネタバレ》 魔女三部作の最後(この当時まだ第二部にあたるインフェルノは観ていない)。
魔女の物語をここまで壮大にしてしまったダリオアルジェントに脱帽。
ただ、超名作サスペリアの持つ「狂気」と「カルト」、それから「変態性」が大きく損なわれている点が残念だ。
またゴブリンのサウンドを失ったサスペリアを正当の続編として良いものだろうか。
恐ろしく中毒性のある「ウィッチ」の囁きが「マーテル」に変わったのも正直いって微妙だった。
ハスキーボイスのヒロインはあまり好きではない。
ローマを舞台に美術史によって紡がれる物語はダビンチコードの色合いも感じる。
サスペリアの狂気の世界が普通のオカルト映画になってしまったと最初は残念でならなかった。
しかしだんだんと物語に独特のスペクタクルが発生し、狂気もその裏で隠れ潜んでいるようで、
ダリオアルジェントらしさをふつふつと感じることができて面白くなってきた。
最後はサスペリアらしく収拾されるのはさすが巨匠。
この監督さんは変態であり、女性が殺される描写の異常ともいえる執着は年老いても健在なようだ。
近代的な映画の技法と古典的スプラッタの技法が一緒になったところに妙な斬新さを覚えた。
多数の歴史絵画を用いた壮大過ぎる魔女物語の終幕には吐息が漏れる。
テーマ曲はゴブリンの絶叫には劣るが、ブラックメタル界のアイドル的ヴォーカリストであるダニ・フィルスが歌ってるようだ。
サスペリアのプログレサウンドが本作ではゴシックメタルになったのも何か少し残念であるが。
余談であるが(記憶が正しければ)ダニフィルスは魔女ではなく吸血鬼だ。
ところで吸血鬼っていえば三人の魔女を従えていたと思うが、この映画でも三人の魔女がテーマなのが個人的に面白い。

ダリオアルジェントからすると原宿系ギャルやコスプレ女子、ゴスロリファッションは魔女の影響によるものらしい。
つまり現代社会でもサブカルの中に魔女の勢力は息づいているようだ。 ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 7点(2014-04-14 23:46:24)

7.《ネタバレ》 『サスペリア』『インフェルノ』に続く魔女3部作完結篇。今更こんな映画を観ようなんて人は相当なアルジェント・フリークしかいないだろうから、久々のド直球ホラーに身も心も任せましょう(笑)自分の内臓で首を絞められたり、目玉を串刺しにされたりと、まともな人なら嘔吐しそうなグロシーンが連打。盟友クラウディオ・シモネッティの大仰なスコアが相変わらず場違いに炸裂する。「涙の母」の復活によりローマは混沌に陥り(人々が突然凶暴化するあたり、『インフェルノ』のホットドッグ屋の行動に通じるものがある)、魔女の秘密を知った人々が次々と惨殺される。魔女といってもゴスっ娘(日本人もいる)がキャーキャー騒いでるだけだし、肝心の「涙の母」がただのセクシー姉ちゃんで、ヒロインに服を剥ぎ取られただけで簡単に死ぬのも「?」だが、考えてみれば、このシリーズの魔女たちってみんな呆気なく滅んでいたよな。あんまり難しいことは考えずに、アルジェントの雰囲気にノッたもん勝ちということで、自分は結構楽しめました(ダリア・ニコロディ老けたな)。 フライボーイさん [DVD(字幕)] 6点(2012-08-16 06:59:03)

6.サスペリアの魔女シリーズの3部作の完結編ということで、多少期待して観ました。
まず、映像ですが、これはもう、前2作の独特の色使いと照明に比べて、ごく普通に撮っているという感じで、つまらないです。インパクトも第1作目と比べてしまうと、だいぶ落ちます。
それでも、3部作の完結編ということで、アルジェント独特の残虐シーンの数々などは健在。魔女の最後があっけなく、すんなりと終わってしまったところがマイナスポイントです。
3部作、完結を祝して、6点を献上。
G&Gさん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-20 13:15:11)

5.《ネタバレ》 出来の悪いCGの母親には苦笑です。魔力の源であるボロ布を燃やされて、岩に串刺し昇天しちまった魔女には同情すら覚える。 真尋さん [DVD(吹替)] 5点(2010-03-20 11:16:11)

4.《ネタバレ》 サスペリアより続く魔女三部作のいよいよ完結編にして、規模が一番でかいくせに魔女の最期が一番あっけない作品。
のっけから飛ばしまくりの残虐描写やクラウディオ・シモネッティのスコアはいい味出してますが、CGの使用はちょっといただけないなぁと思ったり。
また、アルジェントの持ち味である“印象的な殺人シーン”があまりなかったように思います。
それから、1作目のサスペリアの持ち味は、バレエ学校という特定の空間のかもし出す独特の雰囲気、不気味な空気やいかがわしさだと思っていたので、規模がでかくなった分そういった面が感じられなかったのがマイナスポイントです。
しかし、懐かしい名前が聴けたりめでたく三部作完結ということで楽しんだことも事実なので、少し甘めに6点ということで。 クリムゾン・キングさん [DVD(字幕)] 6点(2009-12-07 04:53:35)

3.最近のホラーファンからは突っ込みどころ満載かもしれませんが、30年前からのアルジェントファンとしての評価です。よい意味で期待通りの残虐映像のオンパレード。またよい意味で裏切られた、アルジェントとしては破綻の少ないストーリー。2点減点したのは、お母様幽霊の登場とその映像、クライマックスの対決のあっけなさ。最も怖くて最も好きな場面は、市川さんの演じた魔女が振り向いてニタ~と笑いながら指さすシーン。涙の母を含めた他のどの魔女よりも、彼女が怖かった。 秋山さん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-23 07:39:59)

2.《ネタバレ》 30年前の「サスペリア」発表時にはあのゴア描写はさぞかし衝撃的だったと思います。ただ今の時代、グロ描写や残酷描写も珍しくなくなり、その部分だけで勝負するのは難しくなりましたね。アルジェントの魔女3部作完結ということですが、お約束の串刺し、裸、死体入りのグチャグチャプールなど、娘にも全然容赦しない部分は評価したいです。魔女もあのローブ燃やされただけで崩壊ってどんだけモロいんだよと思ったり、相変わらず全体のテンポが遅かったり、ゴア描写に入る前にこれでもかと凶器をアップにしたり突っ込みどころ満載ですが、良くも悪くもアルジェントカラーですね。しかしお母さん役のダリア・ニコロディ、ちょっと無理があったかもしれませんね。親子愛でもないし、肝心な部分で助けてくれたわけでもないし。しかし見る側もこの何年かでだいぶゴア描写にも免疫がついた気がします(笑) まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 6点(2009-09-22 16:28:25)

1.アルジェント監督なので、ストーリーはまったく期待していなかったけれども、意外とおもしろかったので、びっくりしてしまった。魔女三部作、めでたく完結で、ご祝儀で一点プラス。 センブリーヌさん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-01 14:05:44)

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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 5.50点
000.00% line
118.33% line
200.00% line
318.33% line
400.00% line
5216.67% line
6541.67% line
7216.67% line
818.33% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review2人
2 ストーリー評価 4.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review2人
4 音楽評価 6.50点 Review2人
5 感泣評価 Review0人

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