みんなのシネマレビュー

かしこい狗は、吠えずに笑う

SHADY
2013年【日】 上映時間:94分
ドラマサスペンス
[カシコイイヌハホエズニワラウ]
新規登録(2014-06-19)【にょろぞう】さん
タイトル情報更新(2019-08-09)【かっぱ堰】さん
公開開始日(2013-06-22)


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監督渡部亮平
キャスト仁後亜由美(女優)
脚本渡部亮平
製作渡部亮平
編集渡部亮平
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【クチコミ・感想】

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9.すごい。正直、日本のホラーなんて小便くさいと思って一本も見たことはないワタシですが、本作の価値はわかる。本作を映画館で見なくてホントによかった。それは、大画面で見るととっても怖くて耐えられないなどという理由ではもちろんなくて、小さい画面で覗き見るようにしてからこそ、身にまとわりつくような気持ち悪い感じがわかると思うから。見終わった後、胃薬が飲みたくなる。なんか、10点やりたくない。でも10点。【241128】10→9点。 なたねさん [DVD(邦画)] 9点(2024-11-28 16:45:12)(良:1票)
《更新》


8.《ネタバレ》 別にほのぼの青春ストーリーを期待していたわけでもないが、自分としても基本は娯楽志向なので、こういう延々とストレスを溜め込んでいく映画は正直嫌いだ。最初からチワワ女子が胡散臭く見えて、こんな嘘っぽい友情物語をどこまで続けるのかと嫌気がさして来たところでさらに胸糞悪い展開になっていくのではたまらない。
またラストに違和感を残す作りだったので、もう一度どういう話だったのかを真面目に考えてみる必要があるかと思っていたところが誤ってネット上でいろいろ種明かしのようなものを見てしまい、それでもう考える気がなくなった。自分としては意外な仕掛けがあったというだけで褒める気にはならないので(ミステリーなら別だろうが)何か普通に人の心を打つものがあってもらいたかったが、そういうことは特に意図していなかった(期待されてもいなかった)らしい。
ほかに何かよかったところを書きたいが見つからない。申し訳ないが自分にとってはハズレの映画だった。

なお好意的でない映画で細かいところに突っ込むのも馬鹿らしいが、映画の撮影地が主に埼玉県の東武東上線沿線と思われるのに対し、映像には監督の出身地である愛媛県をイメージさせるものが出ており、序盤の踏切の場面で「和食処 伊予っ子」(実在)の看板が見えたほか、庭にミカンの木のある家が普通にあったりもする。また劇中の「石神市」が現実の東松山市に相当するらしいのも愛媛県松山市にかけたと思われる。
ほか「東温女子高校」の「東温」は伊予国温泉郡の東部を意味する地名だが、これは監督の出身地である東温市そのものであり、女子高ではないが県立東温高等学校というのも実在する。一方でチワワ女子が進学するつもりだった「東高」というのが県立松山東高等学校のことだとすれば、旧制中学由来の県下随一の進学校ということになる(「坊っちゃん」「がんばっていきまっしょい」の学校、監督の出身校)。カワイイだけでなく成績も優秀で将来有望だったはずが、もと親友のせいで道を外れてしまった状況だったと取れるが、そういう読みも全体を理解する上で役に立つわけではないらしい。 かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 3点(2019-07-13 10:55:40)

7.《ネタバレ》 んーーえぇーーまぁーーあーーそうなんだ~な内容。こういうのに相性悪いようですねどうも。ちょっと期待感はあったんだけど残念でゴザイマシタ Kanameさん [DVD(字幕)] 2点(2016-05-09 11:09:44)

6.主人公がブサイク、ということでありましたが、私にはきわめて魅力的に映りました。冒頭、生理痛で横たわっている時の表情はゾクゾクするほどセクシーであります。この女性(プロのシンガーらしいですが)を主役に抜擢した監督に10点。初見時、ストーリー展開に衝撃的を受けたものの、ところどころに仕込まれた場面の意味がつながらずもやもやしていました。自ら脚本を書いての初監督作品ということだったので、それぞれのシーンには意味があるハズ。ところが観ている側にはピンとこない。で、目隠シストさんの解釈で霧が晴れました。目隠シストさんに10点。最後に、この自主作品をDVD化してレンタルしているTUTAYAに10点。 la_spagnaさん [DVD(字幕)] 10点(2016-03-11 11:49:50)

5.《ネタバレ》 冒頭はブサイクな女子学生とかわいい女子学生の友情青春物語になっており、僕は、ここが結構好きです。2人の学生がとてもイキイキとしていて、ブサイクもかわいいもどちらもとても魅力的な女子学生に見えます。ここの描き方で一気に映画に引き込まれました。特に主役の女学生の顔の表情の変化がとても魅力的。いつもしかめっつらなんだけど、嬉しい時にはその顔のまま笑顔になるってゆーか、この表現にはとても惹きつけられます。もちろん、かわいい方の女学生は声からにして、とってもキュート。フヘヘヘなんて、アニメ調の笑い方、私かわいいでしょう感。普通は男に見せるもんなんですが、そのへんからしてユリな雰囲気が出てます。で、問題の後半、思い出したのはルームメイトっていう映画。友情から狂気が垣間見えていくんですが、これもうまい見せ方でした。ラストになって観客のミスリードが明らかになるのですが、ここは僕もしっかり騙されてました。そこからのオチは色々解釈がとれそうなんですが、よくよく考えればとっても恐ろしいオチに行き着くあたり、観た後にしばらくして、ゾゾゾときました。ただちょっと残念なのが、サイコ感が爆発するラスト近くの場面。ここはなんだかありきたりなサイコ感で、そんなには怖くなかったかな。ここまで魅力的に描かれていたんだから、もっと意表つく突き抜けたサイコ感が欲しかったかな。 なにわ君さん [DVD(邦画)] 7点(2015-06-30 17:59:21)

4.《ネタバレ》 これは凄い。スゴイです。一級品のミステリーです。先に投稿されているレビュワー様がおっしゃる通り、情報シャットアウトでご覧になる事をお勧めします。以下鑑賞済みの方のみ、お読みいただければ幸いです…。ややもすると、イズミの狂気が熊田に連鎖した、あるいは、イズミの人格が熊田に受け継がれたと解釈したくなる結末ですが、これは誤りと考えます。延々と観客が見せられていたのは、あくまで熊田の弁明(供述調書)。客観性を裏付けるものは何処にもありません。おそらく真相は、熊田がイズミの立場で、周りの人間をコントロールしていたのでしょう。熊田こそが事件の中心に居た張本人。マニキュアの色、生きていたインコ、ラストカットの席位置等の状況証拠に加え、鏡を割り『自分を守るための嘘、あなたの武器でしょ』とつぶやくシーンが決定打。こんな特殊なシチュエーションが偶然繰り返されるはずがありません。つまり、当初イズミの姿で再生された鏡割りは完全なフェイクと判断できます。さらに“あるミスリード”が、この仮説を強力に裏付けます。それはスーツ姿のふくよかな女性の正体について。体型と生理痛。たった2つの共通点だけで、観客はスーツの女=成人した熊田の姿と思い込まされました。しかもこのミスリード、本筋とは一切関係ないのです。本来必要のないミスリードを何故わざわざ仕組んだのか。其処に込められていたのは、監督からの“思い込み注意”のメッセージでありました。人は一度確定させた事実を覆したくないもの。何故なら自身の決断を否定するのは苦痛だからです。熊田=可哀相な被害者として一度認識してしまった以上、彼女が真犯人なんて不都合な真実、本当は認めたくないのです。ですから冒頭に示したような“イズミの狂気が熊田にも連鎖した”という、観客にとって都合の良い解釈が生まれてくるというワケ。何とまあ意地の悪い趣向でしょうか。全部まるっと熊田の創作話との解釈で問題ないと思いますが、そんな嘘の中にも幾つか“ほんとう”は隠されているはずで、それを想像すると…何とも味わい深い作品とも言えます。いやー、いい映画を観させていただきました。でも多分、監督はけっこう性格が悪いと思います。もちろんコレは褒め言葉ですが。 目隠シストさん [DVD(邦画)] 9点(2015-06-02 01:16:31)(良:3票)

3.《ネタバレ》 まぁ、女子高生が親友を殺めて解剖しようとする事件がありましたからねぇ。そういう意味では、別に突飛でもなんでもない話だとは思うのですが、いかんせん共感、感情移入が全然できないんですよね。意外性ある展開の持って生き方とか、光るものは感じるんだけども、役者の稚拙な演技もあってか引き込まれるようなことはなかったです。 あろえりーなさん [DVD(邦画)] 4点(2014-12-20 23:53:06)

2.《ネタバレ》 下の方に完全同意。私も予備知識全く無しにみたのでびっくりした。これは何も知らずに見た方が良い。なのでここから↓は未見の方は読まない方が楽しめます。

まず、普通に女子高生2人の青春ものかーと思って気楽に観ていたら、不意打ちでいきなり途中から園子温の映画を見せられた感じ。急な恐すぎる展開に一気に目が離せなくなった。お弁当を食べるシーン辺りから徐々に不穏な空気を感じさせておいて、この平穏な日常が突如として地獄に落ちる展開が見事。気づいたらもういつもの日常には後戻りできなくなっているという凄い恐怖。この不意打ちこそ計算された演出であり、観客をも巻き込んでしまうという点において功を奏していると言える。
ただ、主人公にあまり感情移入できないのが残念な所。どうせなら"反撃"する場面もしっかり描写して欲しかった所。でも、あえて見せない事で観客に想像させるという狙いも理解できるが…。でもきっと園子温ならくどすぎる位にそこにこそ力を注ぎ込むんだろうな。血糊の量もMAXで。 ヴレアさん [DVD(邦画)] 7点(2014-12-03 00:44:58)(良:1票)

1.《ネタバレ》 自主映画らしい なのでカメラワーク等に難があり、映り込みにフリッカー等があってちょっと気になった しかしシナリオは良く出来ている とりあえず演出にさほどうまい所があるわけじゃ無いが、普通におもしろかった 事前情報無しに見た方がおもしろいのでこの先は見た人のみ読んで下さい 女子高生の友情物語かと思ったら、中盤から不穏な雰囲気になってラストはゴアゴア ちょっとびっくりした しかし事前情報無しに見たせいであって、これでオチがわかって見て面白いかと言えば、否としか言えない 青春映画からホラーにチェンジするあたりもいきなりテイストが変わりすぎる もう少しチェンジする部分がグレーだと良かったのに 何よりも事件に巻込まれたブスなヒロインに肩入れ出来ないことがままあり、自身が引き起こした惨劇と言えなくも無い しかも、すべてが終わった後で、また同じ事が繰り返される的なエンディングはあまりにも安易で定番ホラーのお約束なのがしらけた あるいはすべてがヒロインのウソで犯人のいずみは本当の親友だったというオチにもとれるが、そうすると映画で起こったすべての事象が観客を騙す薄っぺらい迷彩と言う事になってしまって、この映画そのものの存在価値を問う インコが生きていたので監督はそのつもりでつくったのかもしれないな だとしたらこの映画を最後まで見た人をバカにしてると思うのだが いずみの心理描写もかなりあったし、リードからはずれた犬のエピソードとか、なんのこっちゃになってしまう むしろたちが悪い このエンディングにはまったく乗れなかった このラストになるとこの映画のテーマがぼやけてしまって、前半の青臭い展開が無駄に思えた 殺人鬼がヒロインのブス女だとしたら前半のシークエンスすべてが無駄だ 改めて、「蓋を開ければただのホラー映画だった」的ながっかり感がある 前半の青春映画ぽい期待が最後に見事に裏切られる この映画は青春映画なのかホラーなのかはっきりとしない程度に曖昧にするべきだ この映画でヒロインが一歩でも成長する話になっていたら秀作だった ちなみにクライマックスで登場人物が鍋を囲むシーンで、ヒロインが鍋をめちゃめちゃにしてゴミ教師をぼこぼこにしたらカタルシス爆発だったのにそこが残念でならない にょろぞうさん [映画館(邦画)] 7点(2014-07-29 00:32:47)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 6.44点
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2111.11% line
3111.11% line
4111.11% line
500.00% line
600.00% line
7333.33% line
800.00% line
9222.22% line
10111.11% line

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