みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
89.当時ならともかく、今の刺激に溢れたものを見慣れた目からすればいたって凡庸な内容で、時代を超越して訴えて来るパワーも感じませんでした 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 6点(2023-03-16 20:07:34) 88.大好きな作品です。何度観ても飽きる事が無い。 超大作で誰もが知っていても心に残らない作品もある中、この作品はさほど認知されているわけではありませんが、心にずっと突き刺さって抜ける事はありません。それをカルトだからの一言で片付けるのは容易いことですが。 主要登場人物が皆、焼き付くほどの強烈なパワーを持って生きている。 70年代独特の雰囲気と音楽があいまってそれはとても凄まじい。 だけどとてもロマンティックで切ない。 現代の日常生活の中にいる自分にとっては、頭に手を突っ込まれて脳みそをかき回される様な感覚に陶酔し、この世界の中で生きてみたいとも思ってしまう。 【夜光華】さん [DVD(字幕)] 8点(2022-09-20 13:55:53) 87.《ネタバレ》 当作は盗作から倒錯へ。 圧倒的な創造力、プロデュース力に打ちのめされる。 気持ち悪い映像多出で二度と見ることはないだろうが、人には勧めがいのある名作です。 あと、女体まつりは、好き。 【ほとはら】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2022-08-12 09:59:04) 86.ショービジネスの内幕を描いたという点で意義のある作品。 実に腐れきった世界だ。 でもこれをまともに描いてしまうと、大人の事情が許さない。 そこで、「ハチャメチャに描いて風刺してやろう!」と、ブライアン・デ・パルマが考えた、、、かは定かでないが、勝手にそう想像してみる。 とにかく内容はめちゃくちゃ。 こういうのは気軽に観られるが、決して好みではない。 限られた時間の中で、寸暇を惜しんで観る映画ではなかったかな… 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2021-02-09 18:33:54) 85.《ネタバレ》 今回観直してみてつくづく実感したのは、その後のどのデ・パルマ作品にも本作と似た作風がないということです。彼はもちろんミュージカルをその後撮っていないわけですが、これほど見事なロック・オペラを撮れた人なのにそれは不思議ですらあります。ストーリーテリングがまた自由奔放の限りで、デ・パルマ印のヒッチコック・オマージュも『サイコ』のシャワー・シーンのパロディがあるぐらいなのがかえってウザくなくて好感が持てます。ストーリーは『オペラ座の怪人』+『ファウスト』+『フランケンシュタイン』というところですが、思った以上に『ロッキー・ホラー・ショー』の影響を感じました。映画製作は『ファントム』の方が早いけど、『ロッキー』の舞台版は『ファントム』の前年には上演されているので、デ・パルマはきっと観ていたに違いないと思います。ビーフのキャラを見てると、『ロッキー』のティム・カリーにそっくりだし、舞台版でも第一幕で“Science Fiction/Double Feature”が歌われる場面に仮面をつけたファントムが登場するそうです。昔名画座で『ファントム』と『ロッキー』の二本立てプログラムが流行ったのは、けっこう的を射ていたわけです。そういえば『Tommy』や『ジーザス・クライスト・スーパースター』もあったし、70年代はロック・ミュージカル映画の黄金期だったんですね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2019-09-21 22:54:52) 84.《ネタバレ》 まさにカルトな一本。久しぶりにはっちゃけた映画を観た、という感じだった。 とにかくカメラが動く動く!主観、俯瞰、画面分割、俯瞰からの回転するカメラ。デパルマらしさが全開になったシネマトグラフィにわくわくした。この胸躍るわくわく感こそ、映画を観る醍醐味だ。制作年代や予算の関係上、チープな部分も散見されるが、そんな難点を吹き飛ばすくらいに映画そのもののテンションがとにかく高い。でも意外に本作はオペラ座の怪人やファウスト、ドリアングレイの肖像といった古典文学を下敷きにしているためか、物語は荒唐無稽だが寓意性や奥行きを感じる事ができる(ファウストやオペラ座のオマージュがあからさまな場面があり、無茶な展開でも意外に許せてしまうところがある)。劇半も見事な出来上がり具合。カーペンターズへの楽曲提供で有名なポール・ウィリアムズが奇怪な悪役スワンを演じているのも、何ともおかしい。 …ちなみに、あのシャワー室で脅迫する場面、あれはどう考えてもサイコのオマージュだよな。 【nakashi】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-08-13 12:06:01) 83.《ネタバレ》 チープ感はあるが、その分熱意が伝わる佳作。ロックミュージカルの先駆け。今のSFXがあればなあと思える作品。なんといっても、あのマスク。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-01-07 11:46:28) 82.《ネタバレ》 文句なく面白い!これは古さを感じさせない。今、リメイクされても、ヒットするのではないか?と思うほどの面白さ。まぁベトナム戦争が背景にあるので、ラストの会場の狂ってる様は、ちょっと退いたが・・。でも音楽もキャラクターも最高にセンスある。特にジェシカハーパーの魅力は秀でている。なぜここまで無名なのか不思議なくらい。「オペラ座の怪人」も観てみたくなった。しかし何よりデパルマのセンスを勘違いしていたのではないか?と思うほどの見たことないセンスオブワールド。ファントムはもちろん、スワン、そしてビーフが捨てがたい。今までの自分のデパルマ観に疑問を感じざるをえない程だ!これはデパルマも観直さなければいけないのでは?と焦りすら感じた。なぜデパルマはこの映画のグロっぽいセンスを伸ばさなかったのかなぁ?勿体ないなぁ。キューブリックの陰に隠れていたからかなぁ。ヒッチコックの後継者としての評判が大きすぎたからかもしれない。う~ん、唸った一本だった。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2017-03-18 19:12:59) 81.今観るとさすがにチープだし、幼稚だし、ダサい。 だけどそこがいいんじゃない!?(みうらじゅん風) やっぱり最高なのはスワンだろう。あの眼鏡に格好、ダサ過ぎて最高だ。 あの胡散臭いキャラクターが出てくるたびに笑えるので、この映画を圧倒的に面白くしている要因だと思う。 また、デパルマ好きなら外せない映画である。過剰な演出がこれでもかとぶち込まれているからである。 ストーリー、演出、キャラクター、全てが狂っている映画。良識ある人にはお勧めできない。好きな人だけ見れば良い映画。 「キルビルvol.2」のキャスト全員登場のラストはこの映画のオマージュですね。わかります。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-09-07 10:06:40) 80.2016.02/19 鑑賞。デ・パルマの作品は結構観て好きなほうだが今回は全く奇妙で騒々しい演出で楽しくなかったし理解できなかった。『オペラ座の怪人』『ファウスト』『ノートルダム・ド・パリ』『ドリアン・グレイの肖像』などの古典を元にしたロックンロール・ミュージカルとのことだがその知識がないので、はじめは喜劇の一種かと感じた。全体に非常に良い評価も私には合わず余りにも奇抜な演出で何もかも好みでない。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-02-19 18:25:20) 79.いろんな意味でグロテスク。それがこの監督の持ち味なのでしょう。あり得ない世界観ではありますが、ときどき妙にリアルだったりして惹き込まれました。ここまで〝庶民化〟され、足蹴にされるとは、本家オペラ座のファントムもさぞ驚いたんじゃないでしょうか。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-02-04 16:32:40) 78.えっとぉ~・・・マモー? 【マー君】さん [DVD(字幕)] 2点(2016-01-16 13:16:03)(笑:1票) 77.《ネタバレ》 オペラ座の怪人のロック版リメイク(?)。 原作を70年代に置き換えているのですが、その置き換え方がセンスありまくりなのです。 ほぼ原形をとどめていません。 主人公が可哀そうすぎます。 スワンは酷いことしてるのに憎めないほど素敵です。 ジェシカハーパーは美人です。 音楽と歌は最高に良いのですが、一部の曲では 視覚的に怪奇映画がモチーフになっているのが面白かったです。 怪奇とロックの融合はカッコいいです。 怪異なエンターテイメントが人々を魅了する様に僕は魅了されました。 エンターテイメントと死が結びついているところも面白いです。 起こっていることを二つの視点で見せる技法も面白かったと思います。 ロッキーホラーショーと関連してあげられていると思いますが、 制作者は違うんですね。 【ゴシックヘッド】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-11-17 22:07:26)(良:1票) 76.いい加減でやりたい放題の物語ですが、何故か心に強く迫ってきます。リアリティのなさを許せない作品もありますが、これは全く気になりません。二度目の鑑賞ともなると、テンポの速さに慣れてくるからなのか、コミカル感が強くなって面白さが増してきます。スワン役のポール・ウィリアムズが作り出す音楽はどこか時代を感じさせますが、歌詞もメロディーもとても印象的です。また観たくなる映画です。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-08-14 12:46:50) 75.久々に見返しました。いや〜、いいですね。やっぱりこのアニメ的なキャラ設定が素晴らしい。 オペラの怪人をベースにロックミュージカルで再構築ということだけど、ここまで魅力的に舞台とキャラを移し替えるというのは天才的だと思います。 特に化け物化したウィンスローがすごくいい。鳥っぽい仮面、銀歯、そしてボコーダーボイス。 私も、ウィンスローのコスプレしたいぐらいです(笑)。 それから、マモー、、、、じゃなかったスワンの見た目もインパクト絶大。この二人の戦い、そしてフェニックスの交えた三角関係。 デ・パルマの初期作ですけど、大好きなヒッチコックのオマージュなんかをやりながらもすでに彼自身の作風がこの時点で確立されているのも必見。 【あろえりーな】さん [地上波(字幕)] 7点(2015-08-03 15:01:19) 74.怪作にして快作。音楽業界を背景にした人間模様が原色コテコテに展開という感じで、ロック・ミュージカルという印象ではない。「オペラ座の怪人」「ファウスト」を土台にしているため物語がしっかりしているのもむべなるかな。ファントムの悲恋が切ないが、怪奇的・喜劇的な要素タップリで、特にビーフ(まさにキモカワイイ)の歌うシーンは何度観ても笑ってしまう。 【風小僧】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-07-20 17:02:39) 73.《ネタバレ》 かなり人を選ぶ映画のようで、私は選ばれなかった方ですかね。ロックも聞きませんし。「ファウスト」をモチーフにしているところは面白いと思いますが。それにしても劇中のカンタータだけでなく、スワンの話に出てくるとは思いませんでした。新人作曲家を利用するプロデューサーというあらすじには特に新味がありませんが、ポール・ウィリアムスが意外な好演(怪演?)でほとんど主人公でしたねぇ。この方はなかなか魅力的でした。音楽にはまったく魅力を感じませんが。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-07-12 11:40:33) 72.奇想天外系の映画。こんなものがあったとは知らなかった。 B級感満載だし、画もキレイとはとても言えないが面白い。哀しい作品ではあるが、基本的にはコメディだろう。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-06-27 17:51:19) 71.オペラ座の怪人かと思いきやファウストがどうのこうのと言ってる間に気が付いたらドリアン・グレイの肖像みたいなテイストが加わって、でもそういったことはもうどうでもよくって。ただただ、ほんとおおおおおおぉに おバカ ですよねぇ。ありとあらゆるものが、これでもかとダサく、これでもかとカッチョよい。このテンポの良さ。デ・パルマよ、帰ってきておくれ、この世界に。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2015-06-09 22:06:36) 70.《ネタバレ》 前後の整合性もバランスも考えていない、デ・パルマの「とにかくこれがやりたいんだああああっ!」が瞬発最大風速的に駆け抜ける90分間。仮面を着けた主人公が神出鬼没の大活躍かと思いきや、いともあっさり正体が(敵役に)バレたり、そこからさらに利用されたりと、じめじめパワー増幅の屈折っぷりがこの人らしい。あと、最後の方の白塗り3人組のオカルトステージ、ウィンスローはお気に召さなかったようですが、私はかなり格好良いのではないかと思っていたのですが・・・(楽曲も含めて)。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-09-25 02:46:23)
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