みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
24.なかなか 意味深い 作品..初老のワケあり男の 単調で淡々と過ごす毎日を 淡々と描いた物語..私的には 刺さらなかった..刺さる人には 刺さるのかもしれない... 【コナンが一番】さん [インターネット(邦画)] 7点(2025-02-16 21:00:49) 23.《ネタバレ》 自分自身の日常を、ああ、これでいいんだと思わせてくれる映画。 毎日の繰り返しの中に心の平穏や幸せを感じられる。そしてそこには親しい他者は入ってこないから、その日常が脅かされることはない。 相棒の若い奴が急に辞めてから、その生活のリズムが一日、わずか一日狂うだけで、平常心ではいられなくなってしまう平山。わかるなあ。 あんな暮らしをしてる人は、大抵何か背負ってるんだよ。それを全部見せないのも良かった。 スナックのママとはどうなるのかな。深い仲になってしまったら、もう今までの平穏は失われてしまうけど、彼はどちらを選ぶのかな。そんな悲しいことを考えてしまったが、何にも起こらないのに、2時間という長さを全く感じさせない映画だった。 ただね。 日本人は妹を抱きしめてハグなんてしないんだよ。 そこはちょっと物申したい所だったかな。 でも、いい映画だったな。 【roadster316】さん [インターネット(邦画)] 8点(2025-02-04 13:55:57)(良:1票) 22.《ネタバレ》 音楽、写真、観葉植物、、といった「趣味」。 銭湯、飲み屋、古本屋、、といった「場所」。 そして、少しのお金と、それを得るための仕事。 平山 (役所広司) の「ルーティン」は、まるで私のことのように当てはまり、だから、とても居心地良く、安心して観ていられた。 その平山が案内人となり、渋谷や下町あたりの、普段あまり気にも留めないような風景が美しく撮られていた。それは毎日同じ風景のようでいて、時間、天候、季節によって全く違う顔を魅せる。 つまり、トイレ掃除も、日々の「ルーティン」も、毎日が劇的なドラマであり、およそ退屈とはほど遠い、完璧な日々ということになるのだろうか。 ・・・PERFECT DAYS。 【タケノコ】さん [インターネット(邦画)] 8点(2025-02-03 23:16:31) 21.サブスクにてついに鑑賞。一言で言えば良い映画でした。 世俗にまみれた自分には平山のような生活は絶対にできないでしょう。 おっと、ソシャゲの周回を忘れてた。。。 。。。冗談はさておき、この作品は小津安二郎を敬愛するドイツ人監督ヴィム・ヴェンダースの思い描く理想の日本像が描かれている。 規律を重んじ、個々を尊重しあって生きている。現実の日本はそこまで美しい国ではないが。 この作品を教訓としてせめて公衆トイレは綺麗に使おうと思った。 【ぴのづか】さん [インターネット(邦画)] 7点(2025-01-21 09:40:28) 20.よかった・・・。監督の感性が私はとても好きです。文庫本を読んで眠りにつくときのあの感覚は、私もあります。 とても綺麗な作品でした。 【へまち】さん [インターネット(邦画)] 9点(2025-01-11 22:16:43) 19.とても美しく、観ていて心が安らぎました。東京の景観は他に類を見ない独特のもので本当に良いですね。 主人公は一見幸せそうだけど色々あったんでしょうね。こんな風に生きられたなら、でもそんな覚悟もない、味わい深い作品。 また時間をおいて観てみたいと思います。 【Kの紅茶】さん [インターネット(邦画)] 8点(2025-01-05 22:05:10) 18.《ネタバレ》 ほっとしたいときにとても素敵な日常系だった。 こういう山も谷もソフトな作品ってなかなかなくて、パリ・テキサスを引き合いに出される所以がわかった。 ささやかな楽しみと愛を。 ヴェンダースに期待していた映像もそこにあったし、カフェ的な作品。 【よこやまゆうき】さん [インターネット(邦画)] 8点(2025-01-05 15:45:40) 17.《ネタバレ》 わかります。お金があまりなくても家が古くても、独り身であればそれなりに生活ができる環境で、ルーチン通りにトイレ清掃して、銭湯行って、馴染みの飲み屋で一杯やって、植物に水やって、読書して寝る、、の繰り返し。こういうのがある意味、生活に大きな波はないにしても幸せな日々だと感じられるのだと思います。そんな中で急に割り込んでくる姪などに一時リズムが狂いますが、それでもまたその波が去れば普段の生活。タイトルの意味は定かではありませんが、確かにこういう日々はPERFECT DAYSと言えなくもないと思います。私も昔同じような家に住んでいた独身の頃はそんな日々が気楽でした。結婚して2人の子供と飼い犬に囲まれた毎日を過ごすいま、そんな風に感じます。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 7点(2025-01-04 08:55:41) 16.《ネタバレ》 特にこれといってドラマチックな展開があるわけでなく、ただただ淡々と進んでいく。毎日同じことの繰り返し。休みの日もほぼ同じ。そんな決まったルーティーンの中にたま~に予期せぬ出来事が舞い降りてくる。その時にチラッと現れる普段とは違う姿。「人間」ていう生き物をここまで的確に、かつリアルに描ききった演出にはただただ恐れ入りましたの一言です。多少の違いはあったとしても主人公平山は、ほぼごく普通に働いている人達の写鏡であり、わたしたちそのもの。何のために生きているのかふと疑問に思うこともあるかもしれないけれど、そんな哲学こそ日々の中に潜んでいて、それを心地良く感じながら共存していくことが完璧な日々、パーフェクトデイズなのかも...。 寡黙な作品ではあるけれど、その実、多くのことを語っている作品でもありますね。 主人公の職業をトイレ掃除に設定したのは恐らく、汚いものを綺麗にすることで心が浄化されていく...そんな意味合いがあったのかな。 ちょっと脱線しますがよくその会社が優良企業かどうかはトイレを見ればわかる、という話を耳にしたことがありますが、たしかにそうかもって思った。だってトイレって一番汚れる場所だし綺麗にしてもまた汚れる。だったらそこまで丁寧に掃除しなくても...ていう考えにもなるし、どうせ従業員しか使わないならそんなに気を使うこともない...てなってそこまで掃除しなくなる。つまり会社のために働いてくれている従業員の人たちに対するリスペクトの気持ちがそこまでない会社、てことになっちゃいますよね。気持ちよく働いてもらいたいっていう気がない。そんな会社を優良企業とは言えないですよね。 不特定多数の人たちの使う公衆トイレを綺麗にするのって、そう考えると縁の下の優良企業であって、自分自身を誇れる事の出来る仕事でもあるんじゃないかと。はい。 ただ一つだけ難点を言わせてもらえるならば、平山の担当する公衆トイレが最新式でめっちゃお洒落で綺麗な点かな。そこがなんか救われている気がしちゃって、誰もやりたがらない嫌な仕事に見えにくくなっちゃってるかも。まああれか、世界に日本のトイレの「美」を見せたかった狙いがあったのかもしれませんね。だから芸術性はアップしてますね確実に。リアルに汚いトイレを見せるよりは。 この映画を観て私自身の中の汚れも多少は綺麗になれた気がします。良い映画をありがとうごいました。 【Dream kerokero】さん [インターネット(邦画)] 6点(2025-01-02 09:07:08)(良:1票) 15.《ネタバレ》 ヴィム・ヴェンダースさんという人は本当にドイツ人なの?観終わった後に脳裏に過ぎった感想のひとつです。和の心を知っていると言うか知り尽くしている。小津監督への長年にわたるリスペクトの結晶とでも言いましょうか、少々煮え切らなさを感じないことはないまでも非常に居心地の良い作品でした。 主人公演じる役所さんの表情や仕草による演技は素晴らしかったです。台詞に頼らない存在感。清掃会社の担当者への苦情以外にはストレートに感情的な台詞はないに等しい。にも関らず全編通じて語り続ける。流石です。 主人公の背景、生い立ち、過去といったものは殆ど語られない。それなのに日々のエピソードを通じて少しづつ明らかになっていく素顔。実際にはストレートに明らかになることはないのですが、観客がそれぞれの主観をもって想像するに足る材料を投げかけてくれています。私も自分なりに解釈し、反芻し、疑問と納得がないまぜになりながらも満足して観終えることが出来ました。 終始具体的な説明なしの寡黙な作品は多々ありますが、本作は寡黙ながらも大いに語りかけてくれる秀逸な作品でした。これまでどう生きて来たか?そしてこれからどう生きて行くか?今のままがいいのか?答えなんかありませんね。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(邦画)] 9点(2024-12-28 16:18:25)(良:1票) 14.《ネタバレ》 なるほど、いい映画だと思うが観る人を選ぶかもしれない。 ひろしのぼっちキャンプのようなものかと思っていたが、それは違う。 最後の表情の多くの変化が、物語全体の意味を見直したくなる要素となっている。平山は日常のルーティンの中で隠しているものがある。そして、それは家族と結びついていて、断ち切ってきたがそれ自体が少し寂しい。 スナックママの元夫に対して急に明るく饒舌になるところに本心が現れているが、その姿には違和感を感じる。多分我々は平山を深く理解することは出来ないだろう。 ただ良い人ではなく、闇(影)が少し深い。 【simple】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-12-21 22:07:12) 13.《ネタバレ》 T、O、T、O、トト便器…。明けても暮れても、来る日も来る日も便所掃除。そんなベンジョンソンな毎日のオイラ。こんな仕事だけど、仕事は仕事。後輩が呆れるくらいに全力投球なオイラ。そんなオジキの姿にゾッコンな姪っ子。だけど、妹には蔑みを通り越して憐れみの眼差しを向けられて、何だか哀しくてちょちょ切れちまう。住まいは風呂なしのぼろアパート。細やかな楽しみは銭湯と缶チューハイと就寝前の読書。まるで必殺仕事人。だけどやっぱり我が人生、ちょっぴり物足りねえ。念願の妻はさゆりちゃんでキマリじゃい。秘めた想いとは裏腹に、多くを語らねえ便所掃除職人の仙人道。何の保証もない、賞与もない、職歴にもならねえ仕事。とても真似できねえしやってらんねえ。だけど、良作。 【獅子-平常心】さん [映画館(邦画)] 7点(2024-12-03 22:57:45)(良:1票) (笑:1票) 12.ヴィム・ヴェンダースといえば「ベルリン天使の詩」ぐらいしか知りませんが、いやほんとよかった。 日本映画なのに台詞が少ない。 役所広司が素晴らしすぎる。 主人公の平山さんは、きっとある程度地位を築いてからのリタイヤ組なんでしょうが、それにしても達観している。 「足るを知る」 理想の生き方のようでもあるが、物足りなさを感じる自分は、凡人なのでしょう。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2024-11-17 21:57:40) 11.いい映画なのかもしれませんが、私には退屈で期待していたほど面白くはありませんでした。まあまあの映画って感じです。それに、真面目で控えめな主人公から見ると、世間は図々しい人ばかりで腹が立ってきます。作品解説によると幸せや豊かさとは何か考えさせられる作品らしいけど、誰しも平山のようにはなれません。ありふれた日常にあれ程までに幸せを感じられる彼自身がパーフェクトな人間だと思います。それにしてもトイレ掃除って大変なのですね。自分の仕事場のトイレ掃除のおじさんを見る目が変わりました。いつもありがとうございます。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2024-10-22 11:06:11) 10.事前情報無しで見ました。映画にするほどのストーリーではありませんね。最後まで観るのが苦痛でした。また主人公がカセットで聴く音楽が、ヒラヤマが聴くとは思えないような洋楽ばかりで違和感を感じました。監督はドイツの方だということで、世界で上映するために洋楽にしたのでしょうが、無理がありますね。 【みるちゃん】さん [インターネット(邦画)] 3点(2024-05-30 10:32:26) 9.《ネタバレ》 小津安二郎を敬愛し、生前の出演俳優のドキュメンタリーを撮ったこともあるヴェンダース初の邦画作品。 平坦なトーンで劇的な展開がないのに飽きずに見せる。 築50年近くの安アパートから一日が始まり、公衆トイレの清掃員としてルーティンワークをこなし、 ささやかなことに喜びと幸せを見出していた寡黙で孤独な男が、 姪の来訪と少しずつ近づく終焉の数々に、その"満ち足りた日々"が崩れていく不安を感じ始める。 彼の過去に何があったのかは分からない。 公衆トイレの設備にきめ細やかな手入れを行うプロとしての誇りとストイックさに敬意を覚えるくらいであり、 自由を謳歌している浮浪者に慈しみを感じながらも、実は過去に向き合えず逃げ続けていただけなのか。 彼の穏やかで急ぎすぎない生き方に憧れても、どこかで「本当にそれで良いのか?」という疑問を抱く。 充実しながらも後悔しているような、達観もしているような心の機微を役所広司が体現する。 人生に上下はないかもしれない、間違いのない選択肢などないかもしれない。 見えていないだけで主人公のような人生を送っている人たちが近くにどこかしらにいるのだろう。 せめてやりたくない末端の仕事を誰かがしていることに感謝の気持ちを持ちたい。 【Cinecdocke】さん [映画館(邦画)] 8点(2024-05-15 21:59:56)(良:1票) 8.《ネタバレ》 優しい余白のある映画です。 終始チャーミングな役所広司の所作を観ながら、私の頭の中には「諦観」「達観」の二つの言葉が渦巻いていた。 この機会に改めてこの言葉の意味を調べてみた。 「諦観」 ①本質をはっきりと見きわめること。 ②諦め、悟って超然とすること。 「達観」 ①広く大きな見通しをもっていること。 ②目先のことや細かなことに迷わされず、真理・道理を悟ること。 ③俗事を超越し、さとりの境地で物事にのぞむこと。 平山さんはどっちなのかな?と思う。 どっちでも無いのかも知れない。 私の中でまだ答えは出ていない。 追伸 OL役の長井短(これまた素敵な芸名だ)が妙に気になりました。 【たくわん】さん [映画館(邦画)] 9点(2024-03-06 10:35:57) 7.《ネタバレ》 無口な男主演環境映画。あれもないこれもないのないないづくし。昨今の伏線やら解釈やらやたらめったら詰め込んだ難解映画の逆を行く映画。うっすいストーリーはあるもののないに等しい。金もないし家具もTVも風呂もない。血も出ないし濡れ場もない。最後まで見てやっと気づく。あー木漏れ日が主役だったんだ。環境映画なので点数の付けようがない。 今週の気づいた事:東京ってうるさい。 【ほとはら】さん [映画館(邦画)] 5点(2024-02-28 16:53:09) 6.ん~内容を理解しようとすると、結構難解な作品かなあ。 なぜ主人公が無口で便所掃除の仕事をしているのか、部分ごとに現れるクセのあるキャラクターたちの存在。 身内の話や、もろもろの疑問が全然解決されないまま映画は終わってしまいました。 まあ、これこそがヴェンダースらしい映画作りなんだと思いましょう。 作品中の2番目の曲かな、Perfect Days この曲のタイトルから映画のタイトルを取ったのかな、妙に歌詞が耳に残りました。 【ミスプロ】さん [映画館(邦画)] 7点(2024-02-26 20:23:08) 5.《ネタバレ》 ちょっと開き直ったようなミステリアスな主人公、住み家の古びたアパートにディープな飲み屋、しょぼいコインランドリーに古本屋、そして対照的な仕事場のおしゃれなトイレ。 そんな無理やり作り出したような孤独感漂う主人公のキャラクターが、彼が持っているカセットからしか流れてこないBGMと後半からの周囲の人間関係の演出で味わい深くなってきます。 以前観た同監督の「パリ、テキサス」を彷彿とさせます。 何故この仕事に身を投じているのか?彼のミステリアスな経歴が知りたくなります。続編どうでしょうか… 【ProPace】さん [映画館(邦画)] 7点(2024-02-20 21:34:38)
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