みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 ここ2~3年、昔に戻ったようにアニメいっぱい見るようになって150作3000話くらい見てるのね。そんな中では『ぼっち』は世間の評判に比べて個人的にはそーんなに、だったのよね(個人的なお気に入りは『宇宙よりも遠い場所』『あそびあそばせ』『女子高生の無駄づかい』『三ツ星カラーズ』『江戸前エルフ』ね。プリキュアシリーズは除いて)。キャラの設定や配置、主人公をフォローしてゆく周囲の優しさとか仲良しっぷり、良くも悪くも『きらら』色だわ。結束バンドのCDは買ったけど。 映画版はとりあえず繋がりが悪いかな。エピソードの流れがキレイとは行かなくてそーんなに大幅カットってワケでもないのにブツ切れ感があって。歌を流して映像の方はダイジェスト、みたいなのはファン向けな印象ね。ぼっちちゃん、テレビシリーズに比べるとわりとあれよあれよとバンドに慣れていったカンジ(あ、ちなみにぼっちちゃんって呼称は『ひとりぼっちの○○生活』の主人公が先行してるわね。彼女は本名からして「一里(ひとり)ぼっち」なのだけど)。 でも、こうして映画というカタチになった事でひとつのまとまった作品としての見応えが生まれた感じ。ぼっちちゃんのダリのようなシュールレアリズムみたいな変化っぷりもこうしてまとまると映画の中の特異点になって独自の個性を放つ事になって。ぼっちちゃんの奇異っぷりが際立ってそこだけでもお楽しみポイントになるわ。今回の映画は結束バンドって集団よりはぼっちちゃん個人に多く視点が向くような感じがして、不器用なコミュニケーションによって彼女の世界が広がってゆくのを改めて楽しむことができたわ。 受動的(コミュ障)な主人公が異様に能動的でハイテンションなキャラ達に引っ張られて、ってのは萌え系アニメにありがちなんだけどね・・・ 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 6点(2024-06-20 15:39:20) 2.《ネタバレ》 公開翌日視聴。 TVアニメ版は大ファンで円盤・動画等で20周以上は観ましたか。原作のコミックス版は個人的に正直音楽シーンも1枚絵だけでほとんど描かれないので音楽もの漫画としてどうなんだろうという微妙な評価だったのですが(最近の4,5巻の辺は割としっかり目に描かれてきてる気がしますか)、アニメでライブ部分が過剰にがっつり描かれて補完されて化けた印象の作品です。 劇場版は「総集編」というようにTVアニメ版8話までをメインストーリーを見せ場をきっちり押さえつつざっと一通り流しており、話の導入が「そこから入るのか」とちょっと意表をつかれたのですが最後までキッチリまとまって満足な内容でした。TV版を観てない人にも理解可能かは私自身はわからないのですが、映画版で初見だったらしい人が「めっちゃ良かった」と言ってたので未見の人でも一通りの話の流れがわかる作りにできてたかと思われます。 新規要素については新規映像は細かい部分であったらしいのですがどこかまでは私には正確にはわかりませんでした。オープニング曲とエンド曲が新曲でこれまた非常に良い曲でファンの人にもおすすめと思いました。あと路上ライブの演奏シーンがフルバージョンで一通り聴けるので、おお! って思ったかな。作品外ですけど映画館のマナー動画でぼっちざろっく版マナー動画が劇場版と合わせて公開してこれまた楽しいのでお勧めです。 上でも書きましたが、ライブ部分の音響が劇場環境だととにかく素晴らしく臨場感があるのと、個人的に家環境なんかだとロックバンドの演奏ってメロディラインはわかるけど裏方的なベースの低音が聞きづらく背景になってて良くわからないというのがありますが、劇場版ではがっつりカッチョええのがしっかり聴けるので非常に良かったです。個人的に人間的にはクズ扱いだけど音楽的には先導者であるリョウさん推しなので、リョウさんのかっちょええベースががっつり聞けるぜヤッハー! て感じでした(俺得)。 で、総集編なので色々端折られて、練習部分などはぼざろの名曲を流しつつTV版のカットをガーっと流してく感じの演出をしてて、この手法がハリウッド映画のアニメで出てきたときは手抜きだろうと思いつつ笑っちゃったんですが、音楽系作品で総集編で圧縮するには非常に良い手法だなあとしみじみ思ったりしました。 あとTV版はメインの成長物語だけでなく枝葉のくだらない演出でも笑わせるという日常系的な面白さもあるのですが、総集編だとさすがにそこはカットせざるを得ないという事でぼっちちゃんの恥ずかしいあれやこれやは綺麗にぼかされてるのでそれらも観たい方はTV版視聴されることをお勧めします。 ちなみにダムはありません(笑)。 【sim】さん [映画館(邦画)] 7点(2024-06-09 13:15:55) 1.TVシリーズは視聴済みでこちらが日常系ギャグアニメなら、 劇場総集編はひとりの成長譚とバンド結成の青春物語としての側面を強く押し出している。 ただのTVシリーズの総集編として描くことはせず、 オリジナルの8話分の内容を92分でコンパクトに収めてしまったのだから、 テンポ重視で潔くバッサリ編集してキチンと「映画」として仕上げていた。 自分が気付かないだけで地味に新規カットは多数含まれているだろう。 映画ではあえて描かないことによって登場人物の背景に深みを持たせており、 劇場版が初見の人には逆にTVアニメを見たくなる仕組み。 ひとりに焦点を当てている分、青山吉能の超絶技巧による奇人変人ワンマンショーが一層際立つ。 唯一の取り柄を持った欠点だらけの日陰者にスポットライトを当て、 Z世代ならではのドライな空気をほのかに感じさせる、新たな切り口の音楽映画だ。 【Cinecdocke】さん [映画館(邦画)] 7点(2024-06-07 21:38:14)
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