みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
114.《ネタバレ》 変に感動を盛り上げることなく淡々と綴っていく作風のため、拍子抜けするならともかく、息子を失った家族という普遍的なテーマから新しい発見や衝撃が見つからない。息子の友人をフランスの国境まで送って、家族は喪失を受け入れることができた。それは分かるけど、もっと踏み込める部分はあったのではないか。全て想定内で終わってしまっている。と言いながらも、棺桶の蓋をバーナーで封じ込めるシーン、もう戻れないと分かっていながら息子を海に行かせず一緒に走る妄想シーン、英語歌詞のスローテンポな主題歌"By This River"が心の片隅に残って、どうも凡作扱いにはできない何かがある。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-08-02 22:55:55) 113.何年かおきに出てくるハズレのパルムドール。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 4点(2014-09-10 23:51:11) 112.ヨーロッパのこの体の映画は国営放送の60分番組でやれば良いんじゃないかといつも思う。言葉が全くわからないのでフランス映画だと思っていたが、そういえばイタリア映画だった。 テーマや設定は良いけれど、娯楽的な映画フォーマットに落とし込まれていないので、それをどうとらえるかということになると思う。ストーリーを放棄してしまっているような映画でドキュメンタリー的に見せることもうまくない。その代わり文芸的側面が高くて難しい映画を見たんだという気になれる。ヨーロッパのこういう雰囲気を理解すること自体が難しく感じる。こういう風に感じても製品として高度に練られている側面もあるから。本物の同人映画は半端ではない。そういう出来不出来で語るレベルではなくきちんと完成しているからスゲーと思う、全然面白くはないんだけれど。 アメリカで高評価。だけどその背景には日本に入ってこない優れたアメリカ映画も年中ガンガン観ている人たちが、一風変わった作品としてヨーロッパ映画を受け入れる余裕を持っているからではないかと思う。たくさんの人が微妙な部分を実にうまく受け取っている。 そもそも彼らは映画というものを芸術という概念で観ていないのではないか。我々が思っているよりもずっと、というか我々よりもずっとアメリカ人は懐が深く理解がある。どのような価値も受け容れて面白いと断ずる能力はたいしたものだと思う。 が、だからといってこの映画全然面白くないよね?そう思っているのは自分だけなのか。謎である。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕)] 4点(2013-07-31 19:02:59)(良:1票) 111.《ネタバレ》 人間の死、親子で死の順序が逆になること、その無情さ、時間が厳格に後戻りできないこと、それらにどうすることもできなくて歯軋りするしかない人々のことを描いている。その対象や良し。でも、最後に流れる感傷的な音楽にがっかりした。なにが「ンー、ンー、ンンー」やねん!!昔、セレモニーホールでやってた知人の葬式で、出棺のときにセンチメンタルな感じの音楽を放送で流されて、ゲンナリしたことがある。それと同じ。音楽は要らなかった。 【わんたん】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-07-31 02:38:06)(良:1票) 110.時には辛く重たくなることもあるが、静かに流れる音楽と物語のリアルな雰囲気がとても良い。息子が亡くなったことで劇的な変化が起こるわけではないのだが、心の中の変化はやはり大きかったのだろう。最後に息子のガールフレンドとそのまたボーイフレンドを送った朝がすがすがしかった。これで心の整理がついたと信じたい。それにしても精神科医とは大変な仕事だ。自分の精神状態だけでも大変なのに・・・。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-26 21:57:08) 109.《ネタバレ》 喪失感に苛まれる父が精神分析医である事に、心の拠り所について考えさせられた部分に加点します。息子の価値観が最後まで不明で、遺族の悲しみが深く染み入らずもどかしい思いがしたところが減点です。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-09-12 19:21:09) 108.ラストシーンの突き放した雰囲気が切なかったです。 「By This River」素敵な曲ですよね。 6点献上。 【棘棘棘棘棘棘棘】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-23 19:50:01) 107.喪失感が伝わるはずのところで肩すかしされたり、文化の違いなのかあまりにも淡々としすぎていて感情移入しどころがなかった。ドキュメンタリー風の抑えた演出が味なのかも知れないが、正直乗り切れなかった。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-10-20 12:46:15) 106.終始悲しい雰囲気に包まれながらも、穏やかな風景のカットが繊細に配置してあったり、人の温かさを感じられるシーンが随所に見られたりと、温かい気持ちで見ることができる。 ただそれが味といえば味なんだけど、あまりに起伏がなく緩慢な展開に何度も飽きそうになってしまった。診察のシーンは大事だと思うけど、果たしてあそこまで多く入れる必要があったのかな。 【チートイ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-01-14 21:09:32) 105.最近娘役の女優がかなりお気に入りで、彼女の演技に気を取られすぎました。泣いたときの演技は彼女が一番自然な感じがしました。母親役の人はフランス映画で見た気がするのですが…。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-09-03 23:02:34) 104.《ネタバレ》 「家族」というより「男親と息子」がテーマ。息子を失った時の喪失感ってこんなかも、と辛い共感をしました。平井堅の「思いがかさなるその前に」とか思い出してみてました。だって、そっくりなんだもん。 【なたね】さん [DVD(吹替)] 5点(2009-04-01 21:09:35) 103.精神科医っていう設定が良い。淡々とした流れながらじわじわと込み上げてくるものがありました。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-10 12:31:27) 102.劇的なことが最後まで起こるわけでもなく、描写が凄く淡々としててリアル。 大感動作ではないが見終わった後にジワジワと余韻が残る。 イーノの曲も素晴らしい。 【NIN】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-12-08 13:56:39) 101.とにかく何にもない映画。 息子を失った家族をダラダラ描くだけ。 【カラバ侯爵】さん [地上波(字幕)] 0点(2007-12-05 05:42:37) 100.《ネタバレ》 息子の死という重いテーマを、煽り立てることなく、やや控えめの、抑えた表現で描いていることに、好感が持てる。この事件をきっかけに、家族全体が、閉ざされた雰囲気につつまれていくのが、息子の元ガールフレンドの訪問により、社会へのつながりが新たに芽生え、開放感へ向かうラストの素晴らしさも忘れがたいもの。ではあるのだけれども・・・・・・なんだろう、この釈然としない感覚は。いくら抑えたタッチとは言え、「息子の死」というものの重さに対し、何か醒めた感じがしてしまうのは、文化の違い、価値感の違いなのか?拭えない違和感が残ってしまう。「もしあの時、こうしていれば」という空想にふけるシーンがある。そりゃそうだろう。誰だって後悔に苛まれるだろう。当り前だ。しかしその“当り前”をわざわざ、殊更に映像として描くのはどうか?本当の苦しみは、映像で示された後悔そのものではなく、“このような後悔が繰り返し繰り返し押し寄せ、自分を責め苛む苦しみ”ではないか? 後悔を具体的に描くことで、かえってその後悔の持つ重みが薄れてはいないか? 確かに映画として「表向きは」抑えた表現をとることは、それはそれでよいだろう、けれども主人公の内面に当然あるはずの、無限の哀しみ、慟哭までも、映画から姿を消してしまってはいないか・・・・・・? さらに言えば、この違和感はもしかしたら、「ホカホカと不自然に明るい屋内シーン」にも関係があるのかもしれない。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-09-15 00:15:53) 99.話の骨が弱すぎてほとんど印象に残らなかったのですが、ラストシーンのしっとりとした切なさだけは印象的でした。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-04-23 22:27:45) 98.《ネタバレ》 エンディングの海辺のバスターミナル、息子の恋人だと思っていた彼女は訪ねてきたが、結局何も語られることはなく、ボーイフレンドと共に去っていく。彼女らは、主人公夫妻にとっては、死んでしまった息子の想い出の象徴となる筈だったろう。また、観ているこちらも、彼女の口から語られるであろう、「親も知らなかった息子の真の姿」的な展開を期待する。……しかし予想に反し、彼女にはボーイフレンドも存在し、おそらく息子にとっても特別な存在ではなく、ただ訪れ、ただ去っていく。走り去るバスと一緒に、愛する息子の死や想い出も、一気に「過去の出来事」になってしまう。見る側の予想を(良い意味でも悪い意味でも)見事に裏切るこの演出は面白い。………事前のアンモナイト化石等難事件の真相も父親は知らないまま。家庭崩壊の危機も夫婦のベッドでの台詞で初めて気がついたくらいでさほど感じられなかったし、途中途中の布石と思っていた全て出来事の結論が出ることはなく、ただ時が流れていくだけ。私も見事に騙されたクチでちょっと拍子抜けしなくもなかったが、そんな出来事を布石ではなく「ただ描くこと」で日常を描いたからこそ、ごく平凡な幸福な家庭にふりかかる突然の不幸がショッキングに思えたのかもしれない。………フランスの風景の美しいこと、映像に音楽も良くマッチしているし、端々に出てくる調度品のセンスの良さにはびっくり。 【six-coin】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-25 02:18:59) 97.《ネタバレ》 予告編ですっごく期待して映画館にも足を運ぼうかと思ったが、結果から言うとレンタルで十分でした。ドライブシーンだけがまだ救いかな。 【湘爆特攻隊長】さん [DVD(吹替)] 2点(2007-01-18 17:48:24) 96.《ネタバレ》 なんともパンチに欠ける。 息子役の俳優さんに存在感が足りないかもしれない。 存在感のない人が中盤で居なくなっても、他人である観客にとってはべつにどうということはない。家族が泣いているのを、「なんでそんなに泣いているのかな」と思ってしまう。悲しみを盛り上げるためのせっかくの棺桶シーンの演出なども、「今撮影中です」といった感じすらしてしまう。 この内容で、見る者の心に何かを残すには、息子とのエピソードに工夫が無さすぎる。アンモナイト?ランニング?それが何? 何かこう、50M先から見せられているような登場人物たちとの距離感を感じる。私がイタリア人じゃないからだけではなかろう。外殻をなぞっている感じがするのだ。ナンニ・モレッティの演技も抑えすぎている。分析医の仕事を放り出すほど悲しく苦しいのでしょう。それはいったいどこに描かれている?大声で泣けといっているのではない。他にも描き方はあるはずだ。 ラストで現れたアリアンヌは、新しいボーイフレンドと無銭旅行のついでにタカりに来たのだった。たった1回会ったことのあるだけの男の子が死んだとて、打ちひしがれるほど悲しいわけがない。 そのことを知っても、怒る気力さえなく、「息子の死は両親にとってはこの世が終わるほどの苦痛だが、他人にとっては単に誰かの〝死〟でしかない」という事実をかみしめる両親。同時に「息子はもういない」ということも。アリアンヌはこのことを思い知らせるために登場させられたのですが、こういう展開はどうも私の趣味ではない。「再開を待っています」と言ってくれた患者に加え、もうひとつくらい明るいマターが欲しかった。本当に子供を亡くした方は、この映画は見ないほうがいいと思う。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-09-18 19:37:03) 95.主人公である父親(精神分析医)のインテリくささが、はなにつく。 【おばちゃん】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-05-14 00:27:10)
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