みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
23.《ネタバレ》 なんだか事件そのものがしょぼい。 内輪でごたごたしてる感じで派手さが無い。 そもそも金大中が殺されないことを知ってるので、ハラハラドキドキもしない。 前半に出てきた女の子が可愛かったので、ラブストーリー的な側面もあるのかなと期待したけど、それも無し。 在日二世の葛藤みたいなのも描こうとしてたようだけど、それも中途半端に終わってしまった。 いい役者を揃えて、重厚感のある雰囲気は作り出せてただけに勿体無い作品でした。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 4点(2016-01-15 15:19:58) 22.なかなか重みがあって面白かった。でも物語としては少しこじんまりとしていて、緊張感は少し欠ける。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-11-24 09:30:16) 21.本作、事実を忠実に描いているのか?..だったとしたら、ちょっとスゴイ.. 映画としては、全体的に少し盛り上がりに欠けるかな... 【コナンが一番】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2010-06-28 12:58:29) 20.《ネタバレ》 なんというか、平和で平穏なように見える日本でも裏ではいろいろあるのだなということに気付かせてくれる作品でしたね(まあフィクションが含まれてはいるのですが)。事実に基づいた作品ということで、非常に興味深くそして面白い映画でした。この拉致された金大中氏が後に大統領となり、さらにはノーベル賞まで獲ってしまうのですから何とまあドラマチックな人生なんでしょうか・・・・。 残念なのは、佐藤浩市の立ち位置がもろにフィクションな感じでリアリティのあるスリリングな展開に水を差している事ですね・・・・。 個人的には、阪本監督に「日本のコスタ=ガヴラス」の称号を差し上げたいです(たぶんそんなもんいらんと言われるでしょうが・・・・)。今後も、社会派エンターテインメント作品をどんどん撮っていってもらいたいです。 【TM】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-08-23 01:33:17) 19.ラストシーンで個人的には面白さが半減したのだけれど、映画全体の男臭い骨太さは見応えがあり、佐藤浩市、キム・ガプスの主演俳優陣の存在感はほれぼれするほどの濃密さがあった。事件当時の空気感がリアリティに溢れ見事だったと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-06-20 17:47:13) 18.《ネタバレ》 金大中拉致事件を扱った本作ですが、どうも面白くない。韓国内での政治的イザコザが発端で日本を舞台に韓国人同士で起こした暗殺未遂事件で、罪なき人間が何人も殺されたというわけでもないので、はっきりいって地味。映画内でもこの事件に積極的にかかわった日本人は、一人の自衛官だけ。しかも、関わるまでの流れが強引。 事件背景はほとんど描かれず、金大中が日本に亡命する流れも最初に字幕で流れるだけなので、どうもわかりにくい。人間ドラマと観るには、主人公ですら薄いし、新聞記者、体に傷のあるヒロイン、日本語をしゃべれない在日のボディーガードなども存在意義も深味もほとんどない。 この事件後に日韓の関係がどう変わったかなども描かれるわけではないし、どちらも批判的に描かれるわけでもないのは冷静でいいのだが、熱を感じなく、最終的にアメリカだけを悪者にしてまとめてしまった感もある。 結局何で日本人監督が日韓合作でわざわざこの題材を取り上げたのかが不明。日朝間の数ある根深い問題の中で、この事件を取り上げた以上はもうちょっと観るべきところ、考えさせるべきところを作って欲しかった。やはり色々枷があったのだろうか。 阪本監督のジトっとした重厚な作風は好きなんですけどね。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-04-12 06:29:02) 17.アタマのほうの北朝鮮がらみのとこや女性がらみの部分を刈り込めば、もっと締まって面白くなっただろう。一個の機械と割り切って仕事を進めていくKCIAと、積極的にそのチリチリとした「戦争」の充実感を求めて加わっていく自衛隊員との対比だけで十分面白くなれたはず。匿名の町のたたずまいがいい、どことははっきりしないが、何かが進行しつつある町。スリルとしては、最初のホテルの場が一番上出来だったのでは。常に移動するカメラ。主人公は「狼は生きろ、豚は死ね」だが、原田芳雄は「豚は生きろ、狼は死ね」と言う。原田芳雄が言うと、何か深そうに聞こえる。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-06-30 12:11:59) 16.金大中事件についてはよく知らないけれど(というか、未だに全貌がきちんと明らかになっていない)、素直に面白い映画でした。佐藤浩市演じる、暗い情念を引きずった自衛官はいかにも阪本監督らしいし、それに日韓の俳優の「面構え」が非常に作品にハマっている(特に香川照之。これは褒め言葉としていうのだけれど、これだけ「普通にしててもなんか不気味」な役者さんて貴重だと思う。いわば怪優)。内容も単に「金大中」事件を描くというだけでなく、それを中心に当時の日本の状況(自衛隊の問題、戦前派の心情、在日二世の葛藤)を照射している点が素晴らしいと思う。こういう上質のポリティカルサスペンスが邦画にもどんどん登場すると良いのに。ネタはいっぱいあるんだからさ。 【ぐるぐる】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-06-16 18:51:28) 15.金大中事件はその後の全斗煥時代の光州事件で金大中が死刑宣告されたり、全斗煥が失脚したり、金大中が大統領になったりするたびにテレビで特集していたので、そのたびにスパイ映画さながらの大事件に興奮したことをよく憶えている。この人ホントに凄い波瀾にとんだ人生を送ってますね。同時につい最近までの韓国が非常に不安定だったことの証しでもあるわけですが、日陰でうごめくKCIAの存在が当たり前の韓国と違って、あからさまでない日本の日陰でうごめく組織の存在はかえって怖いものがあります。この映画では226事件や三島事件の時代の日本が今の日本とは別の国というのでなく、その頃の日本が今につながっているということを見せつけられたような気がします。国の変革に取り残された個人の思想。その思想も国が植えつけたもののはずなのに。国家の非情がうまく描かれていたと思う。だけど、個人的にエンターテイメント志向の今作のスタイルはあまり好きじゃない。坂本監督はふろしきを広げないほうが絶対良いと思うのですが。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-12-08 12:14:23) 14.《ネタバレ》 阪本順治監督は、奇をてらわない骨太な演出で、魅せきっていると思う。ただ、荒井晴彦氏の脚本では、登場人物がより露骨に自身の政治意思を語っていて、非常に明快でわかりやすい。映画においては、台詞過多になるとしてカットされたのだろうか。表現不適切と現場で判断したんだろうか。また、富田が惚れる政美との関係も、もっと生っぽく描いてほしかった。なぜ、そこまで富田が政美に惚れ、執着するのか心情的に乗り切れない。2人の生っぽいシーンがあってこそ、最後の銃声で終わるシーンに切なさが響いたと思う。しかし一方で、富田と神川の関係はよく描かれていたと思う。二人のぶつかり合いのシーンが、インパクトを残している。なぜか、佐藤浩一と原田芳雄の演技もよかったが、日本人が、熱く自分の生きる思想や国を語ることが少なくなった今だからこそ、この2人の主張は見ごたえがあった。歴史を勉強しなおそうと思えた作品。 【ムーチン】さん 6点(2004-07-24 16:29:41) 13.そこそこの緊張感を楽しむ事はできたものの、なぜか面白くない。 佐藤浩一はカッコよく、いい演技してるのだが…終わり方も後味悪くて。 どこまで実話かは知らないが、金大中誘拐事件についてそれなりの知識、情報、時代を知れたのはプラスでした。 【ふくちゃん】さん 5点(2004-06-06 18:22:56) 12.1973年。噂には聞いたことがあるという程度の知識しかない。出演している俳優陣は骨太な演技でその時代に引き込まれた。ただ、主人公が拉致に関わっていく理由が本編では省かれているので、女の為、金の為(小切手のやり取りがやたらと出てくる)ととれなくもない。KCIAが命がけであるのに対して、日本の側は、なんとなくぼやけている。反日的思想が彼を駆り立てたとすれば、ラストが物足りない。つまり、主人公が弱い。最後まで日陰のままである。 【wish】さん 6点(2004-02-23 19:24:53) 11.私の記憶の一番下のほうに、「金大中誘拐事件」があります。きんだいちゅーって、外国人?でも日本人でしょ?アナウンサーって何する人?と親を質問攻めにして五月蝿がられました。ニュースで伝えていたことはさっぱりわからず、「何か大変なことが起こったのだねい。」と大人と一緒にテレビを眺めていた赤ん坊の私。あれから30年経ち、当時タブーとされていた事の真相が映画化されたため、これは…と早速見てみましたが、やはり難しい。事件について噛み砕いた表現はないため、当時の時代背景がよくわからない私は話の進行を追うのにただ必死でした。そして、ストーリーを作っていくのがすべて男。韓国人も日本人も軍人然とした人ばかりで、気を抜けるところが全然無かったため疲れました。上手いんだけど相変わらずといった印象の香川照之、意味のある役に見えなかった筒井道隆が惜しい。そしてこの事件にちょっと想い入れがあったのに、勉強不足だった自分が惜しい。 【のはら】さん 6点(2004-02-16 10:15:15) 10.面白いとはいかないが、実際起こった事件のことが分かり為になった。当時、韓国ではスパイには拷問が日常だったようで、北と同じだと感じた。佐藤浩市は相変わらず笑わない。 【まさサイトー】さん 5点(2003-11-16 04:33:40) 9.最近の日本の映画では意外?と良かったです。ぜひ観ることをお勧めします。佐藤とガプス(っていうんですか?)二人の演技がいいです。阪本監督も期待以上にいい。正直彼を見直しました。皆さん書かれてる通り、ラスト。。。痛いですね。結局、真相は闇に葬って、悪いヤツは陽の当たる場所に、今もいて日本を牛耳ってるんでしょうね。いい映画です。映画らしい映画です。 【たかちゃん】さん 7点(2003-11-12 19:37:37) 8.当時の日本の政治家どもでさえ、この拉致(殺人未遂)事件にふたをしてしまい、真相は明らかにされなかった。そのうやむやな事件にヒカリをあてて事件を再現しようとした監督の心意気が嬉しい。ストーリーは緊迫感にあふれ最後までひきつけて見せる。70年代の日本がフォークで自由を謳歌していた時、韓国はまだこんな独裁国家だったなんて考えもしなかった。中国が文化大革命でメチャクチャだったことも・・あとでみんな本や映画で教わった。原作も読んだけど、ほぼ忠実な映画化だった。キム・デジュンの波乱の生き方はやや美談にすぎるかもしれない。 【キリコ】さん 7点(2003-11-07 00:19:34) 7.金大中拉致事件当時まだ子供で事件の概要すら知らなかったので、一度勉強してみようという気にはさせられた。その後、彼が死刑判決をうけ、さらに大統領になったことを思うとやっと韓国に民主主義が芽生えたのだろうか。 【亜流派 十五郎】さん 4点(2003-10-29 01:41:28) 6.主演の佐藤浩一、キム・ガプスの演技は男臭さ満点で見応えがあった。映画自体も抑えた演出でリアリティたっぷりに描かれていた。とても骨太な作品で満足感はあったけど、ラストは余計だったと思う。 【スマイル・ペコ】さん 7点(2003-06-07 16:24:55) 5.子供の頃、テレビのニュースで「金大中事件」という言葉はよく聞いていたのですが、実際は何のことだかさっぱり分からなかった…。この映画はフィクションですが、「金大中事件」がベースということで、幼い頃の謎を解決する第一歩になりました(笑)。日本の映画にはエンターテーメントよりも、こういう、重いけれど日本人だからこそ噛み締められる現実を描いた映画にもっと頑張ってもらいたいです。ただ、ビデオで観たからかもしれませんが、2時間ドラマの特別枠的な雰囲気が拭い去れず、何だか物足りなかったです。主人公と韓国女性のからみ方のせいかしら。 【ヒヨコ】さん 5点(2003-05-23 15:35:04) 4.金大中事件を映画で扱える時代がきているのかと思う。全体的にいいできだったと思うし、ラストシーンもよかった。ただ、自衛隊の扱い方に不満が残った。三島事件がでてくるのはしょうがないとして、佐藤浩一の人物像にもっと掘り下げがあってもよいと思ったのだが。 【ジブラルタの星】さん 5点(2003-05-19 23:32:24)
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