みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.だいぶラジー賞を掻っ攫っていったようで、まあ確かに、そういう作品、かなあ。 ミスタースポックが二作続けて監督したから次はオレの番だ、とカーク船長が思ったのかどうか、そういう安直な(?)人選も不安を誘うところ、ではありますが。 しかし、4作目(それなりにヒットしたらしいが)でだいぶおかしな方向に行ってしまったことを思うと、軌道修正されて、「哲学チックなSF」という1作目の路線に戻ってきたようにも思います。ただ、「SF」という点では、これと言って特撮の見せ場もなく、やや寂しいところ。「哲学チック」という点についてもヘンなオハナシには違いないですが。 冒頭の1/4くらいは、あまりストーリーに関係なく登場人物の面々がノンビリ休暇をとっていて、こういうシーンの方が、なんだか良い味出してますね。こういったシーンなどで、この5作目には「辺境」感みたいなのがあって。 スターウォーズにも共通して存在する、「辺境」感。 ところで、音楽はようやくゴールドスミス御大が帰ってきて、お馴染みのテーマ曲が流れます。さほどワクワクしないテーマ曲ではありますが(笑)。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-08-01 22:03:42) 8.《ネタバレ》 全6作の中で最も脚本の完成度が高く、世界観もそこそこです。 監督らしくキャラクターを大事にした作品ですな。 最後の神?と対峙するシーンはちょっとショボイし物理攻撃が結構効くのが笑えますが、このシーンで 「ちょっと待ってくれ。質問がある。神に船が必要か?」と何度も繰り返す台詞がカークらしさ、 スタートレックらしさ抜群で最高。 あと神?の星の設定ですが、あれは実はサイボックの思考を反映した設定なんですね。 着陸した最初に「思った通りの場所だ」という台詞が入ります。ここがポイント。脚本で少々説明不足です。 さらに言えば「神に船が必要か?」の台詞あたりでそもそも神じゃないことが分かるわけです。 神だと思ってただけでただのクズのエネルギー体。我ら銀河系の中心でクズが叫ぶ。 わけわからんけどそれが宇宙だから(笑) まぁ所詮銀河の星の集まりなんて結局クズなのかもしれませんね。 他に突っ込むところが無いのがこの5の優秀なところです。 脚本に隙が無いわけです。カメラワークも良い。 【c200】さん [インターネット(字幕)] 10点(2020-01-29 01:15:03) 7.《ネタバレ》 TOSの中に、アポロンを名乗る宇宙人が登場、と思いきやその巨人は本当に「我々の」アポロンだったという話があったのを思い出した。 一方、本作では意味ありげに銀河の中心にいたのは、超常的な力を持ってはいるが、詳しい事情は明かされない囚われの生命体。もう今更、神と名乗る進化生命の話なんて、ありきたり過ぎてつまらない。というか、だれか知らないけど、こいつをここに閉じ込めたやつこそが、多分神だ。…でも神と呼んだのは人間側だけだし、幽閉されているなんて一言も言ってない。ひょっとしたら植物のように、動けない生き物なのかもしれないなあ。こいつは神じゃない時点で、物語の面白さ的には前述のTV版一エピソードの方に軍配を上げたい。 スポックの兄なんてのも出てきて、人の苦しみにとらわれた心を開放するとか、人の心的なものを描くのかと思いきや、そっちは終盤トーンダウンで残念。 そうそう、TOSの中の「緑の踊る女」を見てうわっ何だこれ?と思った瞬間、本作のウフーラの踊りを思い出した(他の人とは順序が逆だろうな)。こういうセンス、好きなのかね?スターシップの船長は。 総合的に、シャトナー自身の監督作なのに、これではガッカリ。 【Tolbie】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2018-10-10 23:24:55) 6.トレッキーに評判の悪い本作だが、期待せずに観ればけっこう楽しめる。 【ガブ:ポッシブル】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2017-11-09 01:02:45) 5.《ネタバレ》 僕のスター・トレック映画に対する評価は世評と真逆なようなので少々心配なのだが、なにこれ超おもしろいんですけど!演技・特撮・ストーリーどれも凄く良い。たしかに主要キャストみんな初老の域だが、その歳でしか出せない深みを全員が出している。全体としてはとにかく映像と演技と物語がよく出来ている。じゃあ満点だよね。特に台詞が素晴らしくてどれも面白く含蓄がありストーリー性とユーモアが両立している。主要3人、主要クルーの絆と個性が存分に発揮されている。チェコフ艦長立派だぞ。 カーク、クリンゴン人、サイボックはエモーションで強烈に共鳴い合い、それゆえ問題を引き起こす。面白いのはカークとスポックが対立した時に珍しくスポックに肩入れするマッコイ。マッコイの行動原理は常に一貫していて、この映画でもそこに焦点が当てられる。奴はただの因業じじいじゃないんだよ。 シリーズ映画の出来を決めるのは敵役だが、このサイボックは素晴らしい。感情を開放したバルカン人である彼は理性と感情と不可思議な力を駆使して人を洗脳する。このプロセスに説得力があるし役のローレンス・ラッキンビルがまた見事な演技だ。ぐぐると大して成功しなかった役者のようだがなんでだ。この映画では名優にしか見えないのだが。 この映画の評価の低さの一つに「偽物の神」というのがあると思う。しかしこれはものすごく普遍的なテーマだ。アンタそんなに凄いならなんで俺の助けが必要なのさ?本物の神が存在しようがしまいが、偽物の神は常に、そこらじゅうに居るのだ。 この映画の唯一不満なのはセクシーに踊る女が白髪交じりのウフーラと知って落胆するシーン。お前ら目が付いていないのかっ!十二分に色っぽいだろっ!!男なら勃てっ!!!(あとボイジャーがクリンゴン人に気まぐれで撃墜されるシーンはなんなのだろう?記憶から消し去りたいのだが) 最後にスタトレ映画は字幕より吹き替えというのが定説ですが、これに関しては字幕版がおすすめ。吹き替えは、特に重要なサイボックの演技がすべってる上に台詞が意味不明になってるぞ。とりあえずこれがラジー賞3冠とかいう世評の低さにアタッマきたので10点喰らいやがれ。(後でボイジャーの件を思い出したので-1) 【tubird】さん [DVD(字幕)] 9点(2017-09-14 18:45:37)(良:1票) 4.《ネタバレ》 この作品が公開されたとき、監督でもあったカーク艦長ことウィリアム・シャトナー氏は、「もともとTVシリーズは、シリアスものからコミカルなものまで様々なレパートリーがあった。だから、この映画は、アクションものにしたかった」という趣旨のことを述べていました。中盤は、そのコンセプトを実現していると思いましたが、【神】の正体へと近づいていく後半は、残念ながら息切れしてしまったような印象を受けました。 また【神】と共に、ストーリーの要として取り上げられていたものに【悩み】がありましたが、これについても、4作目のラストで父子として敬愛しあったサレック(父)とスポック(息子)の関係について、出生時にさかのぼり蒸し返すような場面があり、私は首をかしげてしまったものでした。 思いきって【神】や【悩み】を持ち出さずに純粋にアクション映画・ファン向けのアトラクション映画に徹したほうが、より伸び伸びと展開できたのではないか…と思われます。個人的には、1作目の序盤に流れていたクリンゴン戦艦のテーマ曲が、当作品ではアレンジされて全編にわたり活き活きと【活躍】していたことが、とても嬉しく感じましたが…。 さて、採点ですが、【残念な面】を差し引いて8点とさせていただきます。一般的な評価からすると、かなり甘めだとは思いますが…。 【せんべい】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-09-20 21:16:11) 3.なんだか良くわからん世界に入っていって、うやむやに結末。この緩さも含めて、スタートレックらしくはあったかな。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-01-13 22:44:59) 2.スタートレック映画の中で一番つまらないかも。スポックに腹違いの兄貴がいたんだーってくらい 【鈴都丸子】さん 3点(2004-05-06 14:44:15) 1.後半にいけばいくほどつまらなくなります。ウィリアム・シャトナーが「スッポクの主役を食うほどのカリスマ的な人気」をこころよく思っていなかったというのは事実らしいです。自らメガホンをとってカーク艦長の英雄的活躍を描こうとしたと思われます。というわけで、この鑑賞に耐えない駄作が生まれました。 【USS_Barcelona】さん 3点(2003-12-13 20:39:06)
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