みんなのシネマレビュー

そして、ひと粒のひかり

Maria Full of Grace
2004年【コロンビア・エクアドル・米】 上映時間:101分
ドラマサスペンス
[ソシテヒトツブノヒカリ]
新規登録(2005-02-03)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2024-07-18)【Olias】さん
公開開始日(2005-10-15)


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監督ジョシュア・マーストン
キャストカタリーナ・サンディノ・モレノ(女優)マリア
脚本ジョシュア・マーストン
配給ムービーアイ・エンタテインメント
あらすじ
コロンビアに住む17歳のマリアは仕事をクビになってお金に困っていた。そんなとき、軽い調子で「ちょっと麻薬を運んでみないか?」と知り合いの男に持ちかけられる。カプセルに入った麻薬を胃の中に詰め込んでアメリカへ運ぶだけで高額な大金が手に入るという。荒んだコロンビアの現状を訴えかけた問題作

花守湖】さん(2006-09-22)
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【クチコミ・感想】

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19.《ネタバレ》 肝心の麻薬運びの描写は途中からフェイドアウトしてしまって、ロードムービー風になったり、その後は変に雰囲気が落ち着いたり。せっかくこの素材を選んだのであれば、もっとディテールも含めて踏み込んでほしいところでした。母性の目覚めによって主人公がいろいろ考え直すという筋書も、解決として安直。 Oliasさん [DVD(字幕)] 5点(2012-12-05 00:50:05)

18.《ネタバレ》 これを見ればコロンビアが荒んでいるのがわかるかというと、そうでもないです。ヒロインをただ見つめている映画なので、周りまでは見えてこないです。ヒロインがどう見てもまだ子供で、アメリカにとどまったとして子供を育てられるのかが疑問でした。 色鉛筆さん [地上波(字幕)] 6点(2009-10-11 15:11:32)

17.《ネタバレ》 とても辛く、悲しいストーリー。我が子の心音を聞いて微笑んだマリアの表情。これだけが唯一の光。 ポテサラ頂戴さん [DVD(字幕)] 6点(2008-11-17 12:34:10)

16.《ネタバレ》  シビアで危険な麻薬の密輸の様子が描かれていて興味深い作品でした。

 「貧困から抜け出したい」「より良い生活がしたい」という人間誰しも持つであろう欲求を逆手に取るようなやり方は憎むべきものではありますが、では碌にチャンスも無い貧しい社会の中でどうやって生きていけばいいのか?非常に考えさせられますね・・・・。 TMさん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-24 19:29:21)

15.《ネタバレ》 この映画って、コロンビアとの合作だけど、やっぱりアメリカの映画だよな。話がアメリカに移ってから出てくる人々、たとえば格安料金でニューヨークまで運んでくれるタクシーの運ちゃん、ルーシーお姉さん、病院の先生、そして仕事まで手配してくれようとしてるおっちゃん。そういう意味もなく親切な人々が、いちいち豊かなアメリカを象徴していて、ちょっと笑ってしまった。そんなにいいところでもないだろうよ、と。でも一方で、そのことが主人公がリスクを犯してアメリカにやってきたことの報いになっているのだとすれば、それはそれで悪くない演出だとも思った。
それにしても人間というのは、自分の人生を変えるために、こんなにも大変な思いをしなければならないのか。主人公はとんでもないリスクを犯して新しい人生を踏み出したわけだが、あとから考えれば、そんな犯罪なんぞに手を染めなくても人生変えられたんじゃないんだろうかと思ってしまう。でも、そのときに何かのきっかけ無しにはそうできないからこそ、人間なのだろうな。そう考えると、これはコロンビアの貧しさの現実を描いたローカルな映画でありながら、人生の転機を描いた普遍的な映画でもあるのかもしれない。 ぽん太さん [DVD(字幕)] 6点(2008-06-21 18:28:24)

14.この監督は映画が好きなんだなと、思った。

ただ、主人公は頭が良くて意志をしっかり持ってるのに、最も仲の良い女友達は人に頼りがちだし頭悪すぎ。 そんな仲良くなるか?

最後の友達役の子の演技、あれじゃぁただの子供っぽい反感の感情にしか見えない。
一瞬寂しい顔をしてから向き直るとかさぁ…

実際子供っぽさを表してるとすると、仲の良さは何だったのか益々わからないから… 上っ面だったってことを言いたいの?
 よくわかんない。
とにかく2人の仲が友達役のせいで幼稚にしか見えなかった。 
 
それに主人公は、髪を一振りして顔の角度が一度動いた方が良かったと思う。
あまりキャリアが無いのか、今一つ突き詰められてない感がある。

饒舌すぎないところは良かったんだけど、いまいち内容が薄いかな。

あ、一つ、邦題だけが饒舌だ。
勝手に意味足しちゃダメでしょ。
もういっそ邦題付けるのやめたらいいのに。 祥子さん [DVD(字幕)] 6点(2007-09-13 12:27:52)

13.主人公が麻薬中毒になったわけでもなく、生活費のために運び屋になってしまうところが深刻だと思った。家族のためにお金を稼ぐ必要があってどんどん流されていったわけだが、淡々と描かれているわりに引き込まれる映画だった。 HKさん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-07 23:19:51)

12.うーん、真摯に麻薬問題と向き合い、丁寧に作っている印象はありますが、ヒロインをずっと追っていく視点は、若干退屈でした。たくさんヒロインのことを映している割には、伝わってくる情報量が少ないのがもどかしい。素材はいいのだが、薄味すぎる。話の筋+設定+演技-映画のつくり=6点!観て損はないレベルだと思います。 枕流さん [DVD(字幕)] 6点(2007-05-13 21:36:10)

11.《ネタバレ》 考えさせられる映画でした。麻薬問題もそうですが、マリアのような短絡的精神状態のひとが世界に多くいると思われるからです。気に入らないから仕事を辞め、彼氏と別れ、金欲しさに運び屋になる。しかし、最後には成長していることを教えてくれます。最後の決断に、一筋の希望が見えました。 shoukanさん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-19 20:21:35)

10.《ネタバレ》 コロンビアというと麻薬、そして町中に転がっている死体の写真が思い浮かぶけど、バラのトゲを取る仕事で生活をしている人たちの話で、普通の人たちは貧しいなりに頑張っているんだと当たり前のことを突きつけられた気がして逆に生々しかった。仕事がなく国を出ることがせめてもの希望だと考えている貧しい国に生まれた人は世の中にはたくさんあるんだろうな。親を選べないのと同様に、生まれてくる場所を選ぶことはできない。映画で他の国のことを少しだけでも知ることができてよかった。 omutさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-20 05:14:27)

9.《ネタバレ》 数の違いだけであって、行くとこへ行けば日本でも似たようなことは行われているわけで、コロンビアなどという、一生行くことがないであろう国が、どのような状況にあろうとも、どーでもいいんだが、自分では電話さえかけることの出来ない身重の少女が、友を見送り、異国の地で一人生きて行こうと決心する、その凛々しい姿に尊敬の念を覚える。 永遠さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-01-17 06:06:13)

8.《ネタバレ》 これを観てコロンビアという国がどんな所なのか分かりました。南米の明るい国だと思っていた自分の無知さが恥ずかしいです。お金に困ったマリアが運び屋になってしまうのもとても分かるし、食べていけるだけでもいいじゃないか!とも思えるし、しかし若いマリアが問題を色々抱え、あのような結論を出してしまうのは責めることができないと思う。コロンビアという国の現状を知り、つくづく日本の若者は恵まれているんだと今更ながら思った。 マリアと、地球上のいろいろな貧困国の若者が強く生きてくれることを願ってやみません。
teruruさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-01-16 20:07:26)(良:1票)

7.《ネタバレ》 これが現実なのだろうか。私たちには分からない事、知らない事が多すぎる。マリアは祈る。ひと粒のひかりだけは無事でいて、と。私は祈る。生まれゆく命とマリアが幸せになることを。 アンナさん [DVD(字幕)] 8点(2006-10-16 23:39:20)

6.《ネタバレ》 薬屋に行って姉の子どもの薬を買う時に、当たり前のようにマリアの母と姉がマリアに代金を払えと要求しているシーンが一番印象に残った。家族の為に給料の殆どを入れてても、まだそれに集って来る家族・・・。こういった普通の日常に起こるこういった出来事のの一つが、コロンビアという国に未来を期待できないということがよく表されていた。そして、本当に身近で麻薬犯罪に触れるができることも、恐ろしい現実だった。自分の体内に入れた麻薬の玉を、カラダから出して洗うシーン。洗ってるのは麻薬なのに、爪を伸ばしてマニュキュアをした指で、丁寧に丁寧に洗ってるところなど、その年齢の少女らしくて、なんだか切なかった・・・。 さらさん [DVD(字幕)] 6点(2006-08-24 09:26:22)(良:1票)

5.考えさせられた。 あしたかこさん [DVD(字幕)] 6点(2006-07-31 03:35:54)

4.《ネタバレ》 あの聖母マリアを連想させる神々しい名前とは裏腹にコロンビアに住むマリアは妊婦でありながら麻薬を体内にいれて密輸を行おうとして「母親失格」」と友達から罵られていましたね。もちろんこれはマリアの行動や考え方を批判する映画ではないと考えます 。マリアを通してコロンビアという国がいかに問題を抱えているのかよく分かりました。胃の中に麻薬を詰め込んでアメリカへ密輸する運び屋の報酬は5000ドルで、マリアがその仕事のために62粒の麻薬入りのカプセルを飲み込むシーンは、簡単にいうと、「おえー」となります。目を蔽いたくなってくる。しかし、しょせん日本人には理解できない状況なのでしょう。なぜなら日本ではそういうことを行う可能性が限りなくゼロに等しいからです。コロンビアには可能性がある。この国では日常的に麻薬というものが横行しており、そのうえ貧困を抱えている。つまりいつでも麻薬に身を委ねる可能性があるのです。 たとえばお金に困っていたら、突然、知り合いから「バイトでもしないか?」という軽い口調で「麻薬でも運んでみないか?」と言われるのである。 もし私にその可能性が訪れた時、果たして断りきれるのだろうか?それとも確実に自分は絶対そんなことはしないと言って、それを行ったマリアを非難するのだろうか。 ・・・・・・・。アメリカから再びコロンビアに帰ろうとした空港でマリアは、今度行く予定の産婦人科の検診日のカレンダーを見て、急に気が変わりアメリカに残ることを強く決意する。マリアがコロンビアを捨てた理由は彼女が母性に目覚めたからだという見方ができる。しかしそれ以上に子供を持とうとする女性の強烈な防衛本能がそうさせたのだと思う。現状のコロンビアがいかに危険な場所であるかということを、母親の本能をもって伝えている。巧い映画だと思います。

花守湖さん [DVD(字幕)] 9点(2006-07-09 22:30:22)

3.《ネタバレ》 ・・・重い、なあ。こういう麻薬の運び方(と、失敗例も)は前から知ってたけど、こうして映像で見せられると、まるで自分のお腹にも何か入れられてるみたいな気持ちになってくる。これ、一見社会派の映画のようにも見えるけれど、実は一人の少女のたくましい成長を描いた作品。ラストの、友達の名前を呼ぶ所でがつーんと来ました。 ぐるぐるさん [DVD(字幕)] 9点(2006-06-28 18:12:33)

2.《ネタバレ》 コロンビアをものすごくリアルに感じた。私がコロンビアに生まれていたら、きっと今の自分のようには生きていないだろうし、マリアやブランカ、ルーシーが日本に生まれていたら、きっと運び屋とは無縁の生活を送っただろう。生まれてくる環境を選べない赤ん坊達のために、私達はできるだけのことをしてあげなければならない、というようなことを考えさせられた。脚本も演技もすばらしい。 にゃ~さん [映画館(字幕)] 9点(2006-04-17 21:37:40)

1.平和ボケしてるところに、こういうことをして生きてる人たちがまだ世界にはたくさんいる、と再認識させられる映画。何が正しくて何が間違っているのか、そんなことは状況と環境によっていくらでも変化するもんですね。そう思いました。(-_-) ばかぽんさん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-13 04:49:12)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 19人
平均点数 6.84点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
5210.53% line
6736.84% line
7526.32% line
8210.53% line
9315.79% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.66点 Review3人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 8.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

2004年 77回
主演女優賞カタリーナ・サンディノ・モレノ候補(ノミネート) 

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