みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.《ネタバレ》 これぞ、オールスター映画。善玉悪玉主役脇役、多彩な俳優が目白押し。やはりこの頃の俳優の皆さんは個性的で、そういう皆さんがこれでもかとばかりに次々登場するのが、まず見てて楽しいですね。もっとも、個性的と言っても、片岡千恵蔵と市川右太衛門では幾分、互換性があるような。大川橋蔵と東千代之介では互換性しか無いような、気も(山形勲は、、、このヒトは誰とも互換性が無いなあ)。 まず冒頭の富士山の遠景、その手前に小さく、列をなして歩く人影が。もちろん言わずと知れた、次郎長一家。映画の中ではこういうロングショットが随所に見られ、効果を上げています。中盤、船に乗った森の石松の背景に、ひっきりなしに川岸を行き交う人々が描かれれている、なんてのも、実に雰囲気があって。 それ以外にも、カメラを振ったり、クレーンで上下したり、身振り手振りを交えた会話シーンで細かくカットを繋いだり、とにかくダイナミック。演出の方も張り切ってます。ストーリーの方まで張り切り過ぎて、映画開始早々からあれよあれよと、殴り込みに突入。いやはや、なかなか忙しい・・・。 森の石松を演じるのが中村錦之助で、さすが石松、さすが錦之助、落ち着きが無いの、なんの(笑)。この喋り方でカミシモ切ったら、ほとんど落語家のノリです。で、この石松が後半、大活躍。 そんでもって映画はますます加速し、いよいよクライマックスでは、次郎長一家と黒駒・都鳥連合軍との一大バトルへと。 実に賑やか、楽しい映画でございました。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 8点(2024-05-26 06:38:35) 3.んー、微妙です。面白かったけど、「次郎長が人の命を尊ぶことこそ真の任侠だと知る」とかっていうのはちょっと説教臭いような・・・(あ、でも海に流れ着いた水死体を荼毘に付したってのは本当にあったみたいです。しかもそれは明治の初め官軍に殺された幕軍の遺体だったらしい。だから次郎長親分って、それなりに立派な人ではあったんだろうな、きっと)。でも中村錦之助の石松は、やっぱハマり役ですね。 【ぐるぐる】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-27 15:15:42) 2.片岡千恵蔵の清水の次郎長親分のかっこ良さとその子分達を従えての、石の弔い合戦というのがこの作品の一番の見所で、月形龍之介に山形勲、この二人は本当にどの作品でも悪人役がピタリとはまってる見える。この作品の中でも正にそれ!東映時代劇を観ていると役者の量もさることながら質の高さ、明らかに現代の時代劇とは比べものにならないぐらいの高さです。このシリーズはこれが観たのは「任侠中仙道」に続いて二本目だけど、今作の方が作品の完成度は別にして好みという点で上です。終り方も◎です。よって、「中仙道」ほ7点にしたので今作は8点といことで、残りの「東海道」も観たくなりました。 【青観】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-07 18:33:40) 1.57年お正月の東映オールスター映画。まさに黄金時代の豪華な顔ぶれ。右太衛門なんか中盤ちょっと出たぐらいで一番最初に名前連ねちゃってるし。見所はいっぱいあるけど、錦之助と橋蔵、錦之助と千代之介の絡みとか、千恵蔵と進藤英太郎の対決辺りがよかった。最後の終わり方が忠臣蔵みたいでかっこいい。 【バカ王子】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-20 23:42:04)
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