みんなのシネマレビュー

次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港

1953年【日】 上映時間:80分
ドラマ時代劇シリーズものモノクロ映画ヤクザ・マフィア小説の映画化
[ジロチョウサンゴクシダイヨンブセイゾロイシミズミナト]
新規登録(2006-04-05)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2022-07-24)【イニシャルK】さん
公開開始日(1953-06-23)


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監督マキノ雅弘
助監督岡本喜八郎(監督助手)
キャスト小堀明男(男優)清水の次郎長
河津清三郎(男優)大政
田崎潤(男優)桶屋の鬼吉
森健二(男優)関東綱五郎
田中春男(男優)法印大五郎
石井一雄(男優)増川仙右衛門
森繁久彌(男優)森の石松
小泉博(男優)追分三五郎
加東大介(男優)三保の豚松
広沢虎造(男優)張子の虎三
久慈あさみ(女優)投げ節お仲
若山セツ子(女優)お蝶
豊島美智子(女優)お千
澤村國太郎(男優)江尻の大熊
千葉信男(男優)八尾ケ岳久六
小川虎之助(男優)和田島の太左衛門
石黒達也(男優)黒駒の勝蔵
馬野都留子(女優)
原作村上元三「次郎長三国志」
脚本松浦健郎
小国英雄(構成)
音楽鈴木静一
撮影山田一夫
製作本木荘二郎
配給東宝
美術北猛夫
阿久根巌
録音西川善男
照明西川鶴三
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【クチコミ・感想】

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7.《ネタバレ》 一家が旅から清水港に帰ってきて、個性豊かな面々がやっと一堂に会する第四部。旅立ったときには3人だった子分も客分を入れると10人近くまで増えていて、こういうシチュエーションには無性にワクワクする。本作の物語を転がすのは三五郎・石松コンビ。計算高い奴とまったく計算できない純情バカの二人は、お互いの欠点を補うように機能する。そんな野郎同士の関係がこのシリーズの醍醐味だろうか。三五郎・石松の不始末を引き受ける次郎長さん。その姿勢に一家全員が結束を固めたように見えたところに大政さんの決め台詞。「生まれた時は別々でも、死ぬときゃあ一緒と、誓おうじゃあーねえか」。・・・ジーン。あぁ単純だ、俺。 アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-13 00:25:07)

6.豚松(加東大介)とカタギとの関係が今回のポイント。豚松(個人)は次郎長の子分(集団)に入りたいが許されない。立派な魚獲りとヤクザもんという身分の高低のタテマエがあり、しかし個人の集団への憧れが逆方向にある。このカッコつけは仁侠映画でも常にあるもので、彼らの屈折した美意識かも知れない。豚松の対極にいるのが三五郎で、はっきりと所属しない一匹狼的傾向、ここに「ニヒル」が生まれる。さらに「裏切り」ってことがポイントになってくるんだけど、これがこれまでワッショイワッショイやる陽気な連中からは排除されていたものだった。でもこのシリーズではあくまでワッショイ派が主で一匹狼派は従。ラストで初めて本格的なチャンチャンバラバラが訪れる。人情的味わいとしては、やや劣る一篇か。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2010-02-15 12:07:01)

5.第4作。今までのシリーズと比べると間延びしていて、やや中だるみと言った感じ。とはいえ、石松、三五郎、お仲さんらが清水に集まってくるのは見ていてワクワクするし、ここでも前回と同じく森繁久弥演じる石松が最高。そして、次郎長一家の仲間に加えてほしいとやってくる加東大介演じる漁師・豚松もなかなかいいキャラクターで、このシリーズらしい(というか、マキノ雅弘監督らしい)お祭り的雰囲気もあって面白かった。でも全体的に見て明らかにつなぎに徹している印象はぬぐえず、楽しめる作品にはなっているのだが、前回までと比べるとやっぱり何か物足りないなあ。 イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-01-07 02:36:56)

4.第一部から第三部までと比べると、少し面白さが足りない。
第三部までは、それぞれが独立した話として楽しめたが、この第四部はどうも“九部作”全体を前提とした作りになってしまっている。
つまり、“つなぎ”的な作りに納まってしまっており、一話完結の面白さが感じられないのだ。
次に楽しみをつなぐシリーズものならではの面白さ、として理解することも可能だが、やはり、それぞれの部が独立した面白さを持っていて欲しいというのが、個人的感想だ。 にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-12-11 21:36:19)

3.下の方々の気持ちもわかる。連続ドラマでもシリーズモノでもつなぎに徹している回というのはあるもんだ。でも…それにしちゃあ、おもしろいじゃあないの。タイトル通り、集まってきたねえ。
加東大介はどんな映画に出てきても加東大介だなあ、と実感。好きだなあ、この人。 いのうえさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-04-11 23:20:01)

2.《ネタバレ》 ぐる次郎親分さん!わっしもこの作品は何かそれまでの三つに比べるとやや落ちる気がします。やくざに追われている力士を助けるという設定はまあ、悪くはないし、最後の方もマキノ監督らしいワッショイ!そ~れ!て感じの内容で盛り上がるけど、全体的にややトーンが低く思えた。まあ、それでもお仲さんがいると知った時の石にはこれまた笑えたし、そんな悪くはないからまあこの点数ですけど、前の3本に比べるとどうしても落ちる気がします。 青観さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-05-07 09:34:59)

1.ゼイゼイ、はぁ~やっと第四部、、第四部、はねぇ、ゴメンナサイ、実はシリーズの中ではちょっと印象が薄かった。決してつまらなかったわけじゃないのだけれど・・・僕はこのシリーズ、東京の映画館で一日二作ずつ上映してるのを観に行ってたんですけど、結構強行軍だったので、これ観てた時はかなり疲れていたかもしれないです。今回は、石松と三五郎が、悪い奴に騙されて困っている力士一行を助ける為に相撲の興行を打つお話。それと新たな子分として漁師のせがれ、三保の豚松(加東大介)が加わる所が見所、かなあ。次の「毆り込み甲州路」が起承転結の「転」だとすると、この作品は「承」みたいな感じで、ちょっと地味な印象でした。また観る機会があれば違う印象かもしれないけどね。 ぐるぐるさん [映画館(邦画)] 7点(2006-04-12 16:28:02)

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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 6.86点
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500.00% line
6228.57% line
7457.14% line
8114.29% line
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