みんなのシネマレビュー

ランジェ公爵夫人

Don't touch the axe
(Ne touchez pas la hache)
2007年【仏・伊】 上映時間:137分
ドラマロマンス小説の映画化
[ランジェコウシャクフジン]
新規登録(2009-08-03)【なんのかんの】さん
タイトル情報更新(2011-03-23)【レイン】さん
公開開始日(2008-04-05)


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監督ジャック・リヴェット
キャストギョーム・ドパルデュー(男優)モンリヴォー将軍
ジャンヌ・バリバール(女優)ランジェ公爵夫人
ビュル・オジエ(女優)ブラモン=ショーヴリ妃
ミシェル・ピッコリ(男優)ヴィダム・ド・パミエ
原作オノレ・ド・バルザック「十三人組物語」第2話「ランジェ公爵夫人」(旧題「斧に触れるなかれ」)
脚本ジャック・リヴェット
製作エルマンノ・オルミ
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【クチコミ・感想】

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4.あまりにも描写が平坦で、誰が何をしたいのかがさっぱり分かりませんでした。07年制作とはとても思えないほど、全体の雰囲気も悪い意味で古くさく感じました。 Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2012-01-24 00:55:01)

3.>2012.01/19 鑑賞。「よくわからん」が第一印象。スタートから直ぐに回想に至り最後にスタートからの続きになるが、初めの記憶がおぼろげになっており結局よくわからんとなる。年取ると困る。スタートとエンドを再度見ると理解は深まった。でもなぜ死んだの、自殺??? 原作も知らないので・・。玄人うけの凝った作品も好みに合わず。 ご自由さんさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-01-19 23:15:40)

2.復古ブルボン朝の時代ではあっても描かれるのは今なお普遍の恋愛劇。現代に置き換え可能な恋の駆け引きを絢爛豪華な、まさにコスチュームプレイで見せてくれる。この時代特有の設定が男と女のそれぞれの立場の違い。片や上流階級の美しい人妻。片やナポレオン軍の英雄。結婚が政治であった上流階級の夫人にとって恋愛は極上の遊びでしかなく、一方軍を率いて戦ってきた男にとって恋愛は勝利が全ての真剣勝負。全く異にする方法で恋愛し、全く異にする方向へ行く。このギャップが生み出す展開が面白い。二人の口からこぼれるフランス語が心地良く鳴り響く映画だったが鳴り響くといえば、戦争で痛めたと思われる片足をひきずりながら歩くときの音が時には力強く、時には弱弱しく、そして時には恐ろしく、実に印象的に使われていた。実際に片足が義足のギョームならではということなのだろうか。女の無邪気な愛が世間から受け入れられるはずもなくひっそりと消えていったように、女の急転直下の濃厚なドラマはギョームの圧倒的な存在感の影に隠れてしまった。確信犯なのだろうか。 R&Aさん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-29 17:12:27)

1.《ネタバレ》 字幕の使い方が面白い。「彼はこの言葉に稲妻に撃たれたようになった」なんてのが平気で出てくる。おいおい、映画なんだからそれを演技で見せてくれよ、と一瞬思ったが、考えてみれば、今までの映画で「稲妻に撃たれた」ようなショックの演技で納得のいくものがあったかと振り返ると、だいたい大げさにビクンとなって口をあけたりし、さらにはご丁寧にガーンという効果音がはいったりもして、もう映画の中だけで定型になってる様式を反復していたわけだ。それなら字幕で表現したほうがその人物の内面に入れる、って思う監督がいてもいい。映画が得意とする描写、不得意とする描写を峻別し、不得意方面は字幕でサッサと済ませてしまう、そういうことなんだろう。で何が得意なのかというと、この監督にとっては、男女の心理の探り合いなわけ。危険な女と朴訥な男の関係が揺れ動いて逆転していく話。一組の男女が恋愛において優位に立とうとゲームを繰り広げていくの、神が介入する高みに至るまで。こういう形でしか愛し合えない男女の滑稽さなのか悲劇なのか、とにかくそういう話と見た。バルザックとリヴェットのコンビでは『美しき諍い女』も、画家とモデルのほとんど格闘といっていい心理闘争の映画だったし、フランス人はこういうのが好きなのね。ただこれは「十三人組」という秘密結社の連作物語の一編で、原作では序文を初めその結社についてミッチリ書かれてるんだけど映画では説明がなく、誘拐の場やラストで突然現われる連中が、これだけ見た人にはなんだか分からなかったのではないかなあ。 なんのかんのさん [DVD(字幕)] 6点(2009-08-04 12:07:37)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 5.25点
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