みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
18.《ネタバレ》 最後のほうの「種明かし」みたいなやつは なんかとってつけたような気がします。話の骨格自体はよくある難病恋愛もの。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 3点(2021-11-14 21:00:20) 17.《ネタバレ》 感動しました。泣きました。でも何でしょう。この腑に落ちない感じは。 時系列トリックで奇をてらい、この映画ならではのサプライズ企画。ですが結局ヒロインが亡くなってしまう悲劇にしちゃうんだったら、結局星の数ほどあふれているお涙頂戴難病ドラマの枠から出ないと思うのです。もういい加減、誰も死なない難病ものが見たいです。 それにそもそもこのトリックは必要だったのでしょうか。そりゃあ驚きましたし、虚をつかれたことは否めません。ですが振り向いた女の子が違う子だったとき私は頭が混乱し、ヤンキー少年が大泉洋に喰ってかかったときには、完全に置いてけぼりになってしまったのです。『意味がわからない』という意味ではなく、『もしかして・・・だったらやだなー』という心の置いてけぼりです。そしてその嫌な予感はものの見事に的中してしまうのです。 私はうんざりするほどワンパターンな映画が好き。 裕一が、最後は大泉洋演じる心臓外科医にお願いして里香を助けてもらう、そーゆーべたな映画だと思い込んでいたし、それで良かったのです。里香が助かって、2人幸せな未来を築きましたっていうオチなら満点つけたって良い。 ついでに言うと、裕一は子供と大人で役者が変わったのに、里香は同じ役者さんなので、どーにも変な感じを受けてしまいます。 一人一人の役者さん達の演技はもう素晴らしかった。とりわけ主演二人は最高です。 それだけに、最後まで大人裕一に感じる違和感を拭えなかったのが残念です。 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 6点(2021-04-29 03:13:14)(良:1票) 16.《ネタバレ》 時系列のギミックは意外性があって巧い演出だと思うのだが、残念ながら池松と大泉が違いすぎて受けつけない。 顔もそうだが大泉の大阪弁も下手で、それらの違いが許容できる範囲を超えてしまっていたために、せっかくのギミックがすんなり落ちてこなかった。 キャスティングが違っていれば、もっと素直に感動できたような気がする。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 4点(2020-05-01 22:40:24)(良:1票) 15.《ネタバレ》 心温まる、温かい作品。 ドラえもん最終回のような話で、久しぶりに映画を見て泣いた。 良質な邦画。 【バッジョ】さん [DVD(邦画)] 7点(2018-06-08 20:56:39) 14.《ネタバレ》 ◇動画配信サイトからの鑑賞。事前に、何らかの演出トリックがあることは承知してましたが、見事に、泣かされました。◇でもそれは、切なく悲しい物語だったからではなく、若い二人の儚い恋心が、やがて、互いの命に向き合い、人生に向き合い、最後まで、最善を尽くして、二人が愛しきった物語だったから。◇裕一と里香、立派でした。若いのに、偉かったですw◇そして、その二人のかけがえのない時間と想いが、時を超えて、最愛の妻を亡くした夏目先生を救ったのだと思います。生きてこその愛ですが、例え、命尽きても、愛が尽きることはなく、残された者を、護ってくれる。そういう愛を、自分も、連れ合いに残したいですね。。。(自信ないですけどw)◇久々に、良作の邦画に出会いました。あったかい気持ちで泣きたい時に、また見ようと思います。 【蓮】さん [インターネット(字幕)] 8点(2016-11-19 17:11:30) 13.《ネタバレ》 作中にて「こういうの言うのって、疲れるね」との台詞がありましたが、観ているこちらまで疲れてしまうような内容。 まず、大泉洋が主人公の未来の姿であったという叙述トリックについては、見事に騙されました。 その驚きと感動が同時に味わえる演出は確かに凄いと思うのですが、ただ一点。 主人公には娘の未来がいるにも拘らず「里香がおらん俺の人生、空っぽや」なんて、それだけは父親として絶対に言っちゃいかんだろうという台詞を口にしたのが、受け入れ難いものがあったのですよね。 過度な自己憐憫で泣かせようという、作り手の意図が透けて見えたように思えて、折角の感動的な場面なのに、白けた気持ちになってしまいました。 せめて、その後にもっと明確に「自分には娘がいた」と気付いて反省したり、この子の為に頑張って生きようと決意するシーンがあったりすれば良かったのですが、それも無し。 また、最後に勇気を出して手術を行うと決意する理由も「里香の命令やもんで」って、照れ隠しではなく単なるヒロイン依存症に思えてしまい、残念でした。 基本的にはベタな「難病もの」であり、王道の魅力を備えているのだから、ツボにハマれば、素直に感動出来たのだと思います。 けれど、本作は自分の好みとは違っていたみたいで、何だか凄く勿体無い気持ちになりましたね。 一緒に病院を抜け出して、ヒロインの思い出の場所に連れて行ってあげる件。 そして学校の劇に、急遽代役として二人が出演する件などは、ご都合主義ではあるけれど「青少年がやってみたいと願う事を、映画の中で疑似体験させてくれる」という意味では、とても良かったですし、好印象。 特に後者の最中にて「私は、一瞬でも長く貴方の御傍にいたいんです」という台詞を、ヒロインが迷った末に口にする流れなんかは、本作の白眉であるように感じられました。 その劇の後、お姫様の恰好のまま倒れたヒロインを、王子様の恰好をした主人公が病院へと運ぶシーンにて、おんぶ等ではなく、ちゃんとお姫様抱っこで運んでいる辺りにも感心。 こういった細かい部分にて、観客の喜ばせ方を心得ているかどうかって、とても大切な事だと思います。 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」が作中で効果的に扱われている辺りなども、ファンとしては嬉しい限り。 ラストにて、二人のキスと同時に、エンディング曲が流れ出す演出も秀逸でしたね。 性行為などの演出は徹底的に省いているのも「純愛」「真摯な物語」といった感じがして、作り手の誠実さが伝わってきます。 細かい部分での違和感、好みの違いはありましたが…… 決して嫌いにはなれない、とても真面目な映画でありました。 【ゆき】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-09-28 22:03:22)(良:1票) 12.《ネタバレ》 登場人物の伊勢弁?が耳慣れない感じで珍しい。 原作は読んでないので比較できないが、時間の流れに沿ってそのままであれば割と平凡なお話だったところ、前後を組み替えて再構成したのは効果的である。死ぬ物語でなく生きる物語というのは恐らく原作由来なのだろうが、ラストでまた月明かりの病室に戻ったことでそれがより強調されていたように思われる(舞台セットとライトは不要だが)。 しかし見ていて引っかかる点はかなり多い。例えば序盤の「命令」は若年者受けを狙った女王様設定のようで必然性が感じられず、それを終盤で忘れた頃になって再現されても冷やかな目でしか見られない。そのため、ここから導かれた医師の再出発(及び娘の存在の再認識)という点にも共感する気にならなかったのは残念なことである。加えて全般的に都合の良すぎる安易な展開が非常に多いのも困ったことだった。 それでも演劇の場面など、けっこう心和む(笑う)ところも多い。舞台での「私も」という台詞は原作由来かどうか知らないが、自分としてはこれが最大の泣き笑いポイントだった。また若年かつ病人のためあくまで清純でほのぼのした関係にとどまっているが、そのためかえってフトンの中で二人きりのドキドキ感が生じてしまう。 この場面をはじめとして、ヒロインの円い感じの笑顔(変な表現だが)は見ているだけで嬉しくなる。この笑顔が、生きていてよかった、という実感の表現になっていたのは間違いないことで、これがこの映画の大きな価値と思われる。全体としては感心しないところも多いが、このヒロインのために評点は少しいい方にしておく。娘の「笑ってるやん」もよかった。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-08-23 23:47:53)(良:2票) 11.《ネタバレ》 自分の知っている場所がロケーションに使われていたことから鑑賞。ロケ地を見ることを楽しみにしていた反面、ライトノベル原作ということで個人的には内容にはあまり期待していませんでした。 実際、病院を抜け出して女の子を原チャリ(?)に2ケツして、挙げ句事故るという展開に、「これもう最悪やん・・・」と序盤はだいぶ暗い気持ちになりました。 が、そこからの話の流れはとても良かったです。文化祭と劇のシーンも良かったですし、個人的にはその後の裕一(=池松壮亮さん)と里香(=忽那汐里さん)の母親のシーンが一番感動的でした。普通なら難病の娘をこんな風に連れまわす男に敵意を持って「娘に近寄るな」と言ってもおか しくないく らいの状況で、「娘を笑わせてくれてありがとう」と頭を下げるなんてなかなかできない。少しうるっときました。 そのあたりまでで確かに違和感がありました。「あれ?院長が違う・・・」とか符合しないことがちらほら。「なんか見落としてたかなー」くらいに思ってたら、なるほど。きちっと違和感は解消されました。心臓病を抱えた患者がいて、過去に心臓外科の名医と呼ばれた医者がいれば誰だって「そういう展開」だと思うところを見事に裏切ってくれました。騙されました。脱帽です。 その後後半は夏目医師(=大泉洋さん)の話が中心になってきますがこれもじわじわと効いてきます。アルバムを見ながら幸せな時とそれが終わる時をゆっくりと見せられるのは胸が締めつ けられます。特に、幼い赤ちゃんが寝てるそばで、どしゃ降りのベランダで倒れている妻を見つけるシーンなんかはもう・・・。 原作は未読です。それとはだいぶ違ったストーリーになっているようですが、とても良い映画でした。これを機にラノベも読んでみる・・・いやそれはないな。 あ、最後に阿部真央さんの曲も良かったです。 【TANTO】さん [DVD(邦画)] 8点(2015-01-07 11:02:47)(良:1票) 10.違和感が、伏線だったと知った時はスッキリしたけど、ストーリー自体は陳腐かなぁ。 役者(演技力というより、主演2人の瑞々しさ)と演出の力で高評価(?)なだけで、シナリオ自体の面白さは少ない。良くも悪くも、よくある話(トリック以外の部分) この作品を見て、忽那汐里が安藤美姫や常盤貴子に似てると気付けたのが、新たな発見(笑) あと、オチの後のストーリーは蛇足に感じた、その後は特に予想外の出来事が起こるわけでもなく。 【Sugarbetter】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-11-25 23:54:03) 9.原作未読。演出、カメラワーク、ストーリー構成が見事!!多様な照明に多様な構図。被写体との距離にも偏りがなく、長回しや手持ちカメラもほどよく散りばめられ、画的に飽きがこない。 しかし、一つ一つのエピソードが凡庸でつまらない…。凡庸なストーリーにテクニックを駆使してもったいないと捉えるか、撮り方のおかげで良作となったと捉えるか…。 【エウロパ】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-02-17 23:20:18) 8.儚くも切ないお話であったこと間違いないですが、後半どうも失速。 学芸会のあたりがピークだと思っていたのに そのあとの後付け部分が異常に長く感じた。 結果、忽那汐里編は良かったのですが、大泉洋編が予想以上に長く感じてしまって飽きてしまった。 だけど、このような悲しいお話に ああだこうだと難癖つけて去ってく偏屈な人にだけはなりたくないから もうこれ以上卑屈なことは言わない 病室のシーツの中で二人が会話を交わすシーンなど記憶に残る良いシーンだってたくさんありました。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-03-13 22:10:44)(良:3票) 7.これは完全にやられた。 僕としてはこの青臭い恋愛物語だけでも大好物なんで、完全に服従してたんですが、まさかそう来るとは思いも寄らなかったので、真相が明らかになった瞬間、涙が一気に溢れ出た。 悲しみの涙とか、感動の涙とか、いろんな想いが混ざり合って、なんだかよくわからない感情が吹き出た感じです。 冷静になって考えてみれば、これはやっぱりいい話で、幸せな時間を過ごしたであろうことは容易に想像できる。 それでも、やっぱり泣ける。 だからこそ泣ける。 見終わった後に改めて最初からもう1回見たくなるいい映画ですね。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-08-08 17:50:53)(良:2票) 6.<原作未読>苦手なタイプの映画に当たってしまったと思いながらも、我慢して見ていくと、ある事実に驚くこととなった。これは原作とは異なるらしく、まさに発想の勝利だと思う。定番ネタも見せ方によってはまだまだ映画になるものだな~。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-06-15 17:30:56) 5.《ネタバレ》 内容自体は難病モノのよくある話なんですが、この映画にはあるトリックが隠されていて、それに見事にだまされました。映画の始めである手法が変わってると思っていたのですが、なるほどそういう事だったんですね…。そして終盤はじわじわと感動の波が押し寄せてきて、ある物に隠されたある言葉のくだりで泣いてしまいました。これは見終わった後、もう一度見てみたくなる映画です。 【nyaramero】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-05-08 10:56:43)(良:1票) 4.《ネタバレ》 原作は未読だが、ライトノベルの実写化というのは全く期待できないし、難病で恋人が死ぬなんて使い古された話もうんざりだったんだけど、めちゃくちゃ泣いてしまった。 恋愛ものによくある観ているこっちが恥ずかしくなるようなクッサいシーンや、難病ドラマによくあるここで泣け!みたいな仰々しい演出も少なく、さらに原作がラノベなのにラノベ臭くない。全体的にすっきりと自然に描いてるのでとても観やすかった。 演出や映像、最後の方で明らかになる仕掛けが秀逸で、二人が月光に照らされるラストシーンは大変素晴らしかった。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-08-23 15:28:50)(良:2票) 3.《ネタバレ》 物語の終盤、病院の廊下で擦れ違うヒロインと医者。医者が呼びかけると、振り返るヒロイン。…あれ?顔が違う。一瞬の間を置き、「あっ!」と気付く。勘の良い人ならとっくに気付いていたであろう時系列トリック。…やられました。ただの難病ものだと思ったら、こんな粋な仕掛けがあったとは!確かに、大泉洋扮する医者と主人公の少年はどことなく似ている(髪型とか)。これは思わぬ拾いもの。予備知識なしで観るのがオススメです(ちょっとネタバレしてしまったが…)。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-04-05 21:47:59) 2.《ネタバレ》 映画は時制の仕掛けを用いた、流行ともいえる「辻褄合わせ」的サプライズを用意する。しかし、伏線の控えめさと、その転機をさりげない振り返りとカットバックで処理するシンプルな手際によって賢しさを感じさせることなく、笑顔の忽那汐里の写真とともに静かに感動を盛り上げる。 この仕掛けの要請もあって、劇中では年代を特定するような装飾は極力排され、美術も落ち着いてすっきりしている。 その分、シーツやパーティション、カーテンの白布の白さが格段に引き立ち、手持ちの微細な揺れの中で光とシルエットと風が強く印象づけられる。 ベッドに並んで横臥する池松壮亮と忽那汐里が被るシーツが、月光を受け光を帯びる。その柔らかな光の感触が素晴らしい。 ランプシェードの光に照らされる大泉洋の横顔。ラストで月光のスポットライトに照らし出される窓辺の二人。その労わりの光が優しい。 宮沢賢治の一節も、会話劇の中に効果的に引用されていて胸を打つ。 【ユーカラ】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-02-27 22:09:18) 1.《ネタバレ》 主人公の高校生・裕一は、病院の屋上ではじめてヒロインの里香と出会う。そこでは洗濯物の白いシーツが風に揺れはためき、そのシーツの合間から見え隠れする彼女。・・・運命的な出会いというにはあまりにもさり気ないこの場面は、だがこよなく美しい。 その“シーツ”は映画の中盤、里香が裕一の病室に忍び込みベッドのシーツの中で語り合う場面へと引き継がれ(・・・ほの淡い光につつまれたふたりの、何という感動的な姿!)、さらに終盤ちかく、もうひとりの主人公である医師・夏目のマンションのベランダで揺れるカーテンへとつながっていくことになる(・・・夏目は、それに導かれるようにして亡き妻との想い出の場所へと向かい、映画はクライマックスを迎えるだろう)。 ここに至って、ぼくたちはこの“風に揺れるシーツ”の変奏こそが「裕一と里香(と夏目)の物語」を支える〈仕掛け(=演出)〉となっていることに気づかされる。それは特権的なイメージの突出ではなく、あくまでこの映画の「物語」に奉仕するものとしてあったのだ。 冒頭の、自転車で夜の商店街を疾走する主人公を捉えた縦移動の長回し場面や、過去と現在が“交差”する一瞬でドラマの流れを変える鮮やかさ。さらに濱田マリ演じる看護婦の、単なるコメディリリーフ的な役回りに終わらせない味のあるキャラクターづくりなど、この映画の“巧さ”をぼくたちはいくつも見出せるだろう。けれど、それを決してあざとさやこれみよがしな技巧の披瀝に終わらせるのじゃなく、ただ、“いかにこの「物語」を魅力的に語り得るか”という語り口において機能させること。そういう作り手の“誠実さ”が、この「難病ものの純愛ドラマ」というウンザリするほどワンパターンな題材を、真に「映画」として輝かせることになったのだと思う。 そう、愛する者の死と、それを受け入れて再生する者たちのドラマなど、確かにありふれている。けれど、過去が美しければ美しいほど、現在が色褪せ耐えがたいものであるのに、それでも我々は生きていかなければならない。なぜなら、それこそが死んでいった愛する者たちからの「命令」であり、残された(=生き残った)者たちの果たすべき「責任」なのだから。・・・お涙頂戴映画は腐るほどあっても、そういう〈倫理〉を説く映画は本当に少ない。だからこそ、ぼくはこの作品を高く評価する。 【やましんの巻】さん [映画館(邦画)] 10点(2010-08-27 17:54:15)
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