みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.《ネタバレ》 この映画では「国賊」という言葉が頻繁に登場してきますが、主人公は国賊と呼ばれる者、国賊と呼んでいた者、両方殺してしまいます。 汚れた心とはどんな心なんでしょう。主人公の葛藤は自分が日本国民であることを主張すればするほど膨れ上がってきます。 国賊であろうとなかろうと人を殺せば、心は汚れるものです。服を着替えて、体を洗っても落ちない汚れはあることを映画が物語ってくれています。 【クロエ】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2013-05-11 06:32:23) 3.実話風であったが..モデルがいたのか?少し気になる..映画としては、真面目に創っているし、興味深い内容..でも、終始、救いようのない悲惨な展開に結末、物語としてどうなのか..私的には、第二次世界大戦終結直後のブラジル日系移民の事を何も知らなかったので、そこだけは為になった... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-01-19 16:40:24) 2.《ネタバレ》 登場人物は大半が日本人だけど、全体的に異国情緒らしさが出てて、監督が外国の人だと、こうも雰囲気の違う映画になるんだな~と感じました。そしてブラジルの日系移民社会でこういうことが起きていたということを初めて知りました。ストーリー自体はそれほど深い内容ではなく、もう人ひねり欲しかったというのが正直なところですが、皆さんいい演技してらしたので最後まで集中してみることが出来ましたね。日本の勝利を信じる人たちが、信じない人たちを「汚れた心」「国賊」として成敗しようとする。その経緯は見てて悲惨きわまりないものだけど、でも第二次大戦直後。しかも祖国から遠く離れた場所。時代背景を考えれば、ワタナベ達をそのまま非難する気にもなれない。タカハシは実行犯役を務めていたけれど、でも彼はいってみれば「中間」の人であったと思う。だからこそ、手を血に染めるほど、彼の目はうつろになる。双方の気持ちがわかっていたからこその苦悩。結局、全ての人は時代に翻弄された被害者であったのだろう。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-14 21:53:17) 1.《ネタバレ》 タイトルの「汚れた心」とは「純粋な心」のアンチテーゼでは無く、私利のために「汚れた心」を定義づけし「純粋な心」を利用して排除しようとする心のことである。 「勝ち組・負け組」の問題は前々から興味があったので、非常にこの映画の封切が楽しみだったのですが、やはり映像として見せられると非常に衝撃的な内容でした。 まあ、考えの違う同胞に対し「汚れた心」というレッテルを貼りテロを仕掛ける「勝ち組」に対し憤りは感じましたが、それ以上に「純粋な心」を持つものを己の利益のために利用する詐欺師まがいの輩に対し本当に激しい憤りを感じましたね。 この映画ではそのような輩の要素を奥田瑛二演じるワタナベに集約しているので、エンターテインメント的に分かり易くなっていますが、現実的にはもっとやりきれない状況だったんだろうなと想像できます。 「勝ち組」の思想が全体主義というよりかは、人間の心理の闇を巧みに利用したカルト宗教的な感じで非常に恐ろしかったですね。 キャストの殆どが日本人ではありますが、ブラジル映画で監督もブラジル人ということで非常に中立的で乾いた感じの演出が非常に効果的で良かったと思います。 【TM】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-25 23:30:02)
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