みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
18.《ネタバレ》 多分、ストーリーの弱さは、原作のせいなのかもですが・・それコミでの評価です。 主人公鈴木の活躍がありません。 市場独占の為に、あまりに理不尽な動機のテロ事件。 彼女を殺された鈴木の怒涛の復讐劇が始まると期待してたのに、第三者的な殺し屋が出てきて あっさり仕留めてしまいます。 極悪人の苦しむ姿はなく、断末魔は見られません。 「あなたに復讐は似合わない、だって虫も殺せないでしょう?」 いやいや、ツマんないよソレ。 その辺が評価上がらない原因じゃないのかなあ。 殺し屋鯨と蝉の戦いは相打ちとなったが 死んだ後で、一緒にドライブのシーンて、要る? 原作にどう描かれてるのか気になってきた・・ とにかく、鈴木はもっと仕事してもらいたいし、寺原会長は断末魔の結末としてください。6点 ※原作読みました。 原作と違いますね。 原作では、押し屋の槿が最後まで鈴木に絡んできます。鯨が鈴木に迫るのも阻止。 また、寺原会長と鈴木の対面は無いですね。比与子を殺すのは蜂ではなく槿。 この監督、結構いじくりまわしてしまいました。 結果として、原作にあった「押し屋と鈴木の友情のようなもの」が薄くなってしまいました。 ストーリーを変更した事で、寺原会長がクローズアップ、その結果として、観客の期待は 寺原会長の死に方に寄せられてしまいますが、そこが甘くなったので、映画として失敗。 いつもの事ですが、「原作の方が面白かった」感が残りました。 残念、更に減点です 【グルコサミンS】さん [DVD(邦画)] 5点(2022-07-17 22:29:18) 17.《ネタバレ》 なんとなく、本当になんとなくですが、『世にも奇妙な物語』を観てるような目線でずっと鑑賞していました。 冒頭からラストまでずっと裏社会描写だったからでしょうか。どこか現実味の薄い展開が続きそのように感じたのかもしれません。 結局何が言いたかったって、ストレートにハロウィンなどで馬鹿騒ぎする群衆をイナゴやバッタに例えて物言いたかったのかな。私自身は、ハロウィンはもちろん、アーティストのライブなどでも、「みんなやってるからお前もやれ」的な場がとても苦手で、だからあのようなイベントで盛り上がる人たちの気持ちはほとんど理解できないのですが、原作の伊坂幸太郎さんもそうなのかな。群集相のバッタを人と同じと捉え、その有り様に警鐘を鳴らす。人と合わせる余裕もない私には、ピンと来ない感覚ですが。 殺した相手の霊が見える鯨も、シジミが好きな蝉もどうでもいい。ただ、このどんづまった世の中に何か風穴が開くように、そんなことを願った映画でした。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 6点(2022-06-12 23:21:42) 16.《ネタバレ》 変な殺し屋いっぱい登場。で、主役だけがいいとこなしの変な映画と思っていたら、オチで見事に回収。おおむね満足なんだけど、でもこれは僕が原作を読んでないからかなー。今度、読んでみよう。 【なにわ君】さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-03-24 10:41:42) 15.再現された渋谷駅前のシーンはさすがに驚かされますが、オープンセットでの撮影ならもっと自由度があってもよさそうなもの、なんか妙に不自由そうに見えてしまうのは、どうしたもんだか。 特徴的な何人かの登場人物たちが、それぞれ行動していけば、自然と映画になる・・・と言いたいところですが、どうも物語に、見え透いた作為のようなものばかりが感じられ、気分的にどうもノリません。伏線のための伏線。驚きが無い。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 4点(2022-03-03 23:06:04) 14.最後は旨いことまとまるが、期待値は遥かに上回らない。 世界観は良いが、肝心の脚本が物足りない。 賛否両論ありそな映画。 【バッジョ】さん [DVD(邦画)] 4点(2018-06-08 20:47:18) 13.《ネタバレ》 原作は面白かったので、いろいろ設定を変えないほうが良かったのにと思うところが多々ありました。 まず、鈴木は原作どおり妻の復讐のために行動するので良いのに、尺の関係か最初から槿たちの計画に組み込まれています。 その結果、鈴木が狂言回しとなって槿の家族や鯨や蝉を引き寄せるところが、単に作戦の駒になり、 鯨と蝉は全然鈴木に絡まないので、まったく別の話が同時進行してるだけみたいになっています。 原作読んで無い人は、この別々の話の繋がりは何?て思うでしょう。 また、鯨の父親が、鯨が決着をつける決意を促すための要因として何度も出てきますが、 ここも原作どおり、殺した人たちが入れ替わり立ち代り出てきて喋るほうが面白いのにと思いました。 そして何と言っても蝉のキャラを変えたことと、何だか死後鯨と友達みたいになってるのには苦笑してしまいました。 蝉は感情の無いゲスな人殺しだから、鯨に殺されて清々するのに。 哀しき暗殺者みたいなカッコ良さげなキャラにしてました。これは蝉じゃないです。 キャストはそれぞれ良かったです。 何とかまとめてはいるけど、原作の面白さは出し切れてなかったと思います。 【nanapino】さん [映画館(邦画)] 5点(2017-06-25 03:36:37)(良:1票) 12.《ネタバレ》 映画の雰囲気、見せ方だけで言えば酷評されるほど酷い内容ではなかった。 ただそんなに上手く行くわけないでしょ・・・繋がるわけないでしょ・・・。 荒いなぁとネタバレの時に思わずには居られない・・・。 見終わったあとに残ったのは疲労感だけでした。 【デミトリ】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-12-09 10:29:42) 11.《ネタバレ》 原作既読ですが、内容はすでに全く覚えていない状態での鑑賞。しかし、これだけは言えます。原作の出来からは程遠い。中身のない薄っぺらな作品です。出演者の方々はみなさんそれぞれに良い味を出しておられるのではないでしょうか。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-11-12 22:23:44) 10.《ネタバレ》 つまらなくはなく、そこそこに楽しめました。けれど、満足できない点が多い映画でもありました。幽霊が車を運転して去るという描きについていけないし、種明しの仕方が安直で面白くないし、大事な人を殺されて「タイムマシンだ」とか言って微笑みが出るものかなぁ? 1番苦しむべき悪は、とーっても楽な感じに苦しみもなく呆気なく死ぬし、冷凍庫の思い出とかで終わらせられても全く共感できません。なんで彼女は殺されて、しっかりクローズアップされて撮影されていたのか、あのハロウィンマスクの子は何者なのかもサッパリ分かりません。あの子の親はどこでどうしとるんじゃ?! まともじゃない。 【だみお】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-10-17 01:26:22) 9.《ネタバレ》 原作は読んだが記憶はあんまりなく、そこそこ新鮮な気持ちで観てたが途中からこんな話だったかなと疑問しか感じなかった。 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-09-22 17:56:34) 8.《ネタバレ》 そこそこ雰囲気出して進めてたのに、途中からまぁ雑になりましたね。 もうね、馬鹿にしすぎですよ。 なんでしょう、恋人が轢かれるシーンを見せるとか。 これ一つとっても『誰が撮ってたんだ』『いつ編集したんだ』とか、『なぜそんな都合のいい映像が残ってるのか』などなど もう全力で突っ込まざるを得ない状況に陥ります。 丁寧に描いていたハズの鯨と蝉の殺し屋二人も、まさかの消耗戦。 監督自らがこのオモチャに飽きてしまったかのような仕事放棄ぶりにはびっくりしました。 また個人的な印象で申し訳ないのですが、 石橋蓮司さんはアウトレイジの情けない歯医者シーン、 浅野忠信さんは寄生獣での無敵っぷりのイメージが強すぎて、 かなりこの作品の観賞に影響しました。 ミスキャストとは言わないまでも、演出や衣装の見せ方で回避してほしかったです。 とにもかくにも、あまりの失速感に呆れ果ててしまいました。 一年後のネタバラシは必要不可欠だと思いますけど、これまた伝え方にセンスがないなぁとトドメを刺されてしまいました。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-09-19 05:35:41)(良:1票) 7.《ネタバレ》 原作小説は未読。想像していた斗真くんの復讐劇ではなくて極悪組織のボスを組織的に暗殺する話でした。序盤の伏線が後半回収されていくのは結構楽しめました。菜々緒の悪女は板に付き過ぎです。ただ、ラストの鯨と蝉の格闘シーンは不要だったのでは。プロの殺し屋が感情に任せてあんな風に殴り合うとは思えません。そして、バッタのアップは気持ち悪いです。以上 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-09-18 17:29:45) 6.伊坂幸太郎の原作は、この人気作家らしい切り口が特徴のユニークな「殺し屋小説」だったハズだが、これまた随分と凡庸でダサい映画に仕上がってしまっていると思った。 原作小説を初めて読んだのはちょうど5年前で、既にストーリーをうろ覚えだったので、映画を観た翌日、書棚から文庫本を引っ張り出してきて、一気に再読してみた。 なるほど。映画化における改変が、殆どすべてにおいて「改悪」となっている。原作ファンとしては、むしろ、“別のお話”に作り変えられていると思ってしまうくらいに、原作が持つストーリーテリングの“妙”が破壊されてしまっている。 個人的に伊坂幸太郎の小説が好きだ。流行作家らしい軽妙な語り口と、ポップカルチャーの多様は、熱心な文学ファンにとっては敬遠される要素なのかもしれないけれど、映画ファンとしては、この作家が持つ独特の視点と、娯楽性の高いストーリーテリングには、常に映像的感覚が付随されていて、引き込まれる。 そもそもが映像的な感覚に富んだ文体であり、映画的なアクセントをつけやすいキャラクターが多く登場するので、これまで観てきた映画化作品は、どれも一定の面白さを備えた作品に仕上がっていた。映画化作品のすべてを観たわけではないけれど、少なくとも「駄作」と切り捨てるものはなかったように思う。 が、しかし、残念ながら今作は、「駄作」と言わざるをえない。 映画化における「改変」は、ある程度仕方がないことだとは思う。過去の伊坂幸太郎原作の映画化作品においても、すべて何らかの改変はされている。 今作において問題なのは、原作の持つテーマ性をまるっきり履き違えてることだ。 主人公は拭い去れない復讐心を抱えているが、この物語のテーマは「復讐」などではない。 それは、原作において、「復讐」の最大の対象が冒頭でいともあっさりと死んでしまうことからも明らかなはずだ。 映画では、冒頭から陰惨な殺戮シーンを映し出し、いかにも凶悪な「悪党」の存在を際立たせ、安直に描き出される復讐心を煽っている。それが実に陳腐でダサい。 原作小説では、悪党の親玉たちの描写は必要最低限に抑えられている。直接的な描写は殆ど無く、ほぼその配下の部下や取引先の人間たちによる伝聞で留められている。 なぜか?巨悪の根源の正体なんて、そんなありふれたものどうでもいいからだ。 原作でメインに描き出されているのは、主人公の平凡な男と、二人の殺し屋の、抱え込んだトラウマからの脱却の様である。 そしてそれを主軸にして、誰も知らない「業界」の常識とルール、そこで生きる者たちの心象風景が、特異なエンターテイメントとして繰り広げられている。 そういったテーマ性や娯楽性が、全くと言っていいほど再現されていない。 同監督作では、同じく生田斗真が主演した「脳男」が、粗はありつつも想定外に面白い娯楽映画に仕上がっていたので期待感はあった。 しかし、今作においては、豪華なキャスティングをまったく生かしきれていない演出力のマズさが終始際立つ映画になってしまっている。 アクションシーンがチープだったことも大きなマイナス要因だったと思う。 「アジョシ」や「ジョン・ウィック」レベルのアクション描写を用意しろなどとないものねだりをするつもりはないが、多種多様な細かい殺人描写がキモであるストーリーでもあるだけに、映像的な説得力の無さは致命的だった。 更には、エンディングに大ファンであるYUKIの楽曲が意味不明にタイアップされていたことが、やり場のない虚しさに拍車をかけた。 【鉄腕麗人】さん [ブルーレイ(邦画)] 3点(2016-07-04 18:50:45) 5.《ネタバレ》 ノンストップアクションムービーみたいに書かれてあったので期待して観たのですが、 最初から最後まで全くのれず、ただ傍観するのみでした。 バッタが飛び回り、道に変な手紙が落ちてるのを発見する序盤からもうついていけないのですよ。 なんだろう。小説とかなら面白いのかもしれんけど、映像で真面目に描かれてもついていけない。 唯一良かったのは、悪の世界の人たちの部屋のインテリアですかね。青と赤の小道具や照明とかが良かったです。 それから菜々緒のSキャラが存分に生かされてましたね。そんぐらいかな。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2016-05-21 22:43:06) 4.《ネタバレ》 伊坂幸太郎原作の作品が好きなので鑑賞しました。原作は未読です。結論から言うと私が思っていたモノとは違いました。二重三重にも交差する思惑や陰謀みたいなモノを期待していました。終盤でタネ明かしがありますが、正直都合良すぎる点が多い。もし違う行動や結果だったらどうしてたのか?予測不能な出来事が起きてた方がサスペンスとしては面白いのに、まるで思い描いた通りに主人公・鈴木が動いてくれるなんてありえないでしょ普通は。そもそも彼があの会社に潜入しなかったらどうしてたんだろうね?それにその鈴木を会長のいるところに連れてかれてたらどうしたんだろう?あれこれやっぱり腑に落ちません。ただ殺し屋稼業の人たちの、なんか救いようのない描写は良かったですね。なんなら、彼らだけの話でも良かったかも。 【Dream kerokero】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-04-21 18:54:18) 3.《ネタバレ》 ハチ公前のスクランブル交差点は109前のスクランブル交差点と信号機の灯火パターンが完全に一致しているので、現実にはあの車はハチ公前に到達する以前に109前で人を撥ねるか、信号待ちの車列に突っ込んでますな。 それはともかく、なんかもっとヒネリのある、展開や構成で楽しませてもらえる映画なのかと期待していたのですが、あちこちひっかかってしまうところだらけで。 主人公が能動的に動いているように見えて、実は操られているだけ、狂言回しで結局物語を動かしてゆく立場にはないっていうのは別にいいとして、その作品世界を構成する人々にまるで気持ちが乗ってゆかない状態。二人の殺し屋に妙に入れ込んでいる感じがしますが、二人とも魅力的な個性、人間性の持ち主とは言い難く、ただの悪人ですよねぇ。それは岩西も同様。 一方、槿もまた目的のためなら手段を選んでいない訳で、寺原Jrを轢いた車のドライバーが殺される事まで当然想定していたと考えると、ラストに至ってこの人に何らかの「感動的な何か」を抱けって言われても無理な訳で。 メッシュの女のいかにもウラがありそうな存在の仕方、寺原会長や比与子の単純な存在の仕方も「なんだかなぁ」って感じで(毎度の石橋蓮司のヤクザの親分のステレオタイプっぷりは、ギャグか何かなんでしょうか?)。 一体この物語の何処に楽しむべき要素があるのか教えて貰いたいもので。不快感で構成してみました、みたいな? 「お前が人がどんどん死んでゆく物語を楽しめないだけだ」って事なんですかねぇ? 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 4点(2016-04-18 21:15:22) 2.蝉役の山田君が結構ハマってました。原作では最後の解釈の仕方で余韻に浸れたけれど、映画では鈴木の過去にクローズアップされてます。 【tonao】さん [映画館(邦画)] 6点(2015-11-16 12:17:48) 1.《ネタバレ》 阪本善尚のカメラがいい。男たちの首筋を流れる汗が夏の暑苦しさを伝え、ふっと影が差していく屋内が人物の細やかな心情変化を伝える。 浅野忠信をはじめとする俳優たちの見栄えのよさも、その陰影を浮き立たせる撮影の素晴らしさゆえである。 尾行する生田斗真と、その対象である吉岡秀隆がホームであわや接近遭遇するショットの緊迫感。 囮として潜入した女性が手錠を外して凄腕を披露していくその凛々しい表情など、なかなかの見所である。 それぞれのドラマが絡んでいくうねりは淡白だし、 回想によるもたつき、案の定出てくるラストの種明かし説明などがやはり蛇足なのだが、 ラストの波留の笑顔で帳消しにしても良い。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 5点(2015-11-08 09:15:02)
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