みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 こーゆーRPGのような世界観の映画はハズレも多く、それがわかっていてもついつい見ちゃうのはドラクエ世代だから。ファイナルファンタジー世代だから。このジャンルには心惹かれてしまいます。それに、『この映画はアタリかも』という期待もあります。 で、今作。数多くある同ジャンルの映画のなかでは、どちらかと言えばアタリだと思います。もちろん、この世界観にそもそも興味がない人にまでウケルような、そんな映画ではございません。 野良ゴーストやボガートなどのクリーチャー。あ、スケルトンナイトみたいなのに襲われるのも良かったですね。まぁなぜそんな物騒なモンスターが家のなかにいるんだとか、そーゆー疑問はすべてスルーされていますが。 魔女軍団も、熊や豹や竜に変身したり、4本腕で剣をふるったり、個性あふれるキャラクターたちがなかなか楽しませてくれます。 ヒロインが魔女サイドってのも良い。禁断の恋的な盛りあがり。自分が思春期だったらドキドキしちゃうシチュエーションです。 ヒロイン魔女アリシアを演じるアリシア・ヴィキャンデルさん、とってもキュートで魅力的。主人公のトム・ウォードを演じるベン・バーンズも負けず劣らずのイケメン。まさに美男美女カップル。ラストは二人別れちゃいましたが、アリスがトムの馬に跨って、2人で旅に出るような終わり方でも良かったんじゃないかな。 この映画で難を言うなら、魔使いグループの攻撃のレパートリーの乏しさでしょうか。杖や剣をぶん回すだけ。ときどき投げナイフ。多種多様な魔女軍勢やクリーチャーたちに対し、あまりに貧相。終盤は、ペンダントの力と杖の力がリンクして、杖でつつくだけで魔女の幹部たちが灰になっちゃうチート仕様。せっかく訓練のシーンに尺をとったのに、戦闘面での主人公の成長が感じられないのでカタルシスに欠けます。最後、杖の先からぼっと火が出て、マルキンを焼くシーンはチャッカマンかよって思っちゃいました。 主人公たちにもう少し華のある闘いをさせてほしかったものです。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-09-19 14:31:51) 1.《ネタバレ》 血染めの赤い月が昇り、私の力はよみがえった。またこの世に地獄を目覚めさせてやる――。剣と魔法が秩序の全て、ここはそこかしこに恐ろしい魔物が跋扈する危険な世界。かりそめの平和が続くこの地に赤い月が昇るとき、再び動乱の気配が立ち込めはじめる。魔物退治を生業とする魔使いたちの偉大な師匠グレゴリーは、敏感にその予兆を察知するのだった。かつて自らの手で封印した恐ろしい魔女マルキンが復活し、世界を恐怖に陥れるためにかつての仲間たちを召集し始めたのだ。魔女の策略により唯一の弟子を失ったグレゴリーは、新たに七番目の息子のさらに七番目の息子を強引に弟子へと迎え入れると、再び彼女を封印するための危険な旅へと出発する…。魔法の腕は天下一品ながら酒浸りで飲んだくれの師匠と彼とは正反対の真面目なその弟子との大冒険を迫力満点の映像で描いたヒロイック・ファンタジー。自在にドラゴンへと変化する恐ろしい魔女を演じたのはジュリアン・ムーア、人間的にはダメダメ感満載の個性的な師匠を演じたのはジェフ・ブリッジス、この二大オスカー俳優が豪華共演ということで今回鑑賞してみました。率直な感想を述べると、まあなんというか、演出がしっちゃかめっちゃかな作品でしたね、これ。さまざまなキャラが次々登場し観客そっちのけでどんどんとストーリーが進行してゆくので、全体的にごちゃごちゃした印象が拭えません。原作となった小説があるみたいだけど、なんかそのお話をダイジェストで追ったのかな?って感じです。オーソドックスではあるもののお話自体はけっこう面白いだけに、もうちょっと緩急をつけた丁寧な演出が欲しかったところ。まあ二大オスカー俳優の熟練の演技のたまものか最後までそこそこ観ていられるのは確かなんですけどね。それにふんだんにお金をかけたCG映像は迫力満点!様々な魔物に変化する魔女の手下たちもそれぞれに個性が際立っていたし、暇潰しに観る分にはぼちぼち楽しめるんじゃないでしょうか。まあ世界を危機に陥れたことの発端が、じじいの不倫の後始末のせいだったのはどうかと思いますけど(笑)。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-06-28 20:52:20)
【点数情報】
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