みんなのシネマレビュー

アナと世界の終わり

Anna and the Apocalypse
2017年【米・英】 上映時間:98分
コメディミュージカル青春もの学園ものクリスマスものゾンビ映画
[アナトセカイノオワリ]
新規登録(2019-05-12)【ヴレア】さん
タイトル情報更新(2023-02-08)【イニシャルK】さん
公開開始日(2019-05-31)


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監督ジョン・マクフェール
キャストエラ・ハント(女優)アナ
ポール・ケイ〔男優・1965年生〕(男優)サヴェージ校長
小清水亜美(日本語吹き替え版)
三瓶由布子(日本語吹き替え版)
沢城千春(日本語吹き替え版)
高宮俊介(日本語吹き替え版)
うえだゆうじ(日本語吹き替え版)
広瀬裕也(日本語吹き替え版)
配給ポニーキャニオン
あらすじ
イギリス郊外の町に父親と二人で暮らす女子高生のアナは、面白くない人々に囲まれた生活に嫌気がさし、卒業後は町を出て世界中を旅することを夢見ていた。ところがある朝、町にゾンビが溢れ出す。彼女は友人のジョンとともに、学校内で孤立している父親やクラスメートたちを救い出すべく、ゾンビだらけの町に飛び出すのだったが…。青春ミュージカルとゾンビという異色の組み合わせで、各国の映画祭で好評を得た新感覚ホラーコメディ。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2021-08-26)
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【クチコミ・感想】

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8.《ネタバレ》 クリスマスの朝にアナが町を闊歩するシーンは見ごたえのある青春ミュージカルそのもの。予告編に使われただけのことはありますね。でも、背景で繰り広げられるのは血まみれの惨劇。登場人物たちの間で交わされる会話などはアメリカンな(米英合作だけど)青春コメディそのもの。でも、常にゾンビと隣り合わせという異常なシチュエーション。実にユニークで、青春映画とゾンビ映画をどう融合させてミュージカルに仕立てるのか、大いに期待させてくれます。そして実際イイ感じに仕上がっていると思うのです。随所に盛り込まれた小ネタも効いてて大いに楽しい。主演女優は魅力的だし、他の俳優さんたちもきっちり個性を出して演じてくれてるし、音楽的にも相当イイ感じ。でも、何故か盛り上がりに欠けるんです。もしかしたら、演出部分に力を入れ過ぎて、肝心のストーリーが平板になっていることが原因かもしれません。シチュエーションもキャスティングも文句ないのですが、お話として面白味に欠けるのです。謎の感染症が急速に流行し、ゾンビ(感染症の患者であって死者の蘇りではないのかも)が一気に増殖。さあ皆、町から逃げよう!そして、犠牲は払ったけれどヒロインを始めとする生き残った者たちは町から脱出して目出度し目出度し!って、シンプル過ぎませんか?病気については考察も解決もしてないし、ヒロインの絶体絶命的なシーンもなかったし。基本コメディだとしても、もう少しゾンビについて深堀りしても良かったのではないかと。具体的な不満はあまり無いものの、青春ものなのかゾンビものなのかどっちつかずだなという漠然とした不満が残り、悩んだ挙句の6点止まりです。

ちなみに、ウケ狙いの邦題じゃん!と思ったら。ほぼ原題直訳なんですね。意外! タコ太(ぺいぺい)さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-26 22:14:27)(良:1票)

7.《ネタバレ》 ゾンビ+ミュージカル。この組み合わせは新しい気がしましたが、マイケル・ジャクソンのMV『スリラー』で既に映像化済みでしたね。とはいえ映画では珍しいことに変わりはなく、チャレンジングな試みであったと思います。ミュージカルの肝・楽曲はキャッチ―なメロディラインで悪くない仕上がり。ゾンビともミュージカルとも相性の良いコメディパートの散りばめ方も上々。“現状への不満と将来への不安”という青春ドラマ不動の命題を、ゾンビホラーで説く構想も間違っていないと思います。そう、何をとっても『悪くない』のです。しかし言い換えるなら『特別良くも無い』と同義です。先にチャレンジングな試みと申しましたが、そこそこ成功するであろう事は想像に難くない組み合わせ。洋食なら大体チーズをトッピングしてイケるでしょうよって話。正直、もっと面白くていい気がするのです。じゃあ何が物足りないかと考えると、結局『キャラクターの魅力』に行き着く気がします。ゾンビコメディの傑作『ショーン・オブ・ザ・デッド』が愛される所以は、パロディとして秀逸であること以上に、ポンコツコンビが実に愛らしいからです。本作のヒロインも決して悪くありませんが、やっぱり「悪くない」どまりと考えます。すごく惜しい気がします。全体的に。 目隠シストさん [CS・衛星(吹替)] 6点(2020-12-20 00:53:14)(良:1票)

6.開幕からのミュージカルの歌と踊りは良かった。
が、それゆえに本編のゾンビ映画を食ってしまっている。
ホラーとミュージカルとの親和性が薄く、緊迫感を削いでいる。
展開の陳腐さあたりも緊張感の無さを助長して苦々しい。
コメディ寄りのゾンビ映画ならまだなんとかなった気もするが、
本題のゾンビも割とシリアス(かつスプラッター気味)で相性が悪い。

人によっては生ハムメロン的な良さがある、かも?
個人的には水と油な印象の映画でした。 愛野弾丸さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-09 19:38:24)

5.《ネタバレ》 いや面白かった。
風景が一変した朝に、能天気に歌いながら踊るシーンなんてシュールで最高。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』と『ドーン・オブ・ザ・デッド』にミュージカルの合わせ技。
そして歌のクオリティが高い。
アナを取り巻く友人たちもそれぞれ特徴的で好感が持てる。
描かれる世界はちっちゃな街なんだけど、結局世界に眼を向けていた若者と悪党だけが生き残るという展開。
筋立てはゾンビ映画として眼を見張るものはないが、あの終末観の中で歌わせてみようという発想が稀有。
はてさて次はどんなゾンビ映画が現れるのか、まだまだこのジャンルに期待大。 roadster316さん [DVD(字幕)] 8点(2020-08-01 23:11:36)

4.《ネタバレ》 彼女の名は、アナ。何処にでもいるような平凡な女子高生だ。数年前に母親を亡くしてから過保護な父親の鬱陶しい過干渉に頭を悩ませ、なんとなく付き合っている冴えない彼氏にも不満爆発、頭の固い学校の校長先生なんて早く死んじゃえばいいと思っている。唯一の希望は、高校を卒業してから旅立つ予定のオーストラリア一周ヒッチハイク旅。そんな彼女が迎えた高校生活最後のクリスマス。だけど、アナは自分でも分かっている。今日もきっと退屈な一日が始まるはずだということを――。だがその日、爆発しそうなエネルギーを何故か歌にして発散していたアナが目にしたのは、ゾンビに支配された世界の終わりの光景だった!原因不明のウイルスによって生ける屍が大量発生した世界を、アナとその仲間たちは持ち前の若いエネルギーと歌だけを武器に乗り越えようとするのだが……。ゾンビ・パニックと青春ミュージカルの奇跡の融合というアイデア一発勝負のそんな本作、「どうせ、イロものなんじゃろ」と大して期待せずに今回鑑賞してみました。なんですけど、え、意外にも僕はけっこう面白かったんですけど、これ。キラキラと輝くようなアナのミュージカルな日常に血みどろゾンビが同居するというマジカル・ポップなこの世界観は個人的にめっちゃツボでした。顔に返り血をつけたままクリスマスツリーの飾りの杖を武器に戦うアナをはじめ、彼女の仲間たちもそれぞれにキャラが立ってるのも大変グッド。あのクリスマスツリーのセーター(スイッチ入れたらイルミネーションつく!笑)を着たアナの彼氏の絶妙のダサさ具合いなんて思わず笑っちゃいました。他にもレズビアンな女の子やマッチョな元カレもみんな個性的で、彼らがそれぞれの方法でゾンビと戦うシーンもテンポが良くて普通に楽しい。全体を通して適度にグロく、適度にシニカル、そして適度にポップ。この絶妙な匙加減なんて監督、なかなかいいセンスしてるんじゃないですかね。そして後半はゾンビ映画としてちゃんと(?)仲間たちが次々犠牲になってゆくのもセオリー通りでいい。お互いゾンビに噛まれたリア充カップルがキスしながら最期を迎えようとするシーンなんてけっこう切なかったですし。後半になるにつれ、どんどんとぶっ壊れてゆく悪役の校長先生もナイスな仕事してます。そして、最後までミュージカルとしてそれぞれの楽曲のクオリティが下がらないのも普通に凄いと思います。うん、賛否両論あるみたいですけど僕はけっこう面白かった。8点! かたゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2020-01-22 00:33:45)

3.《ネタバレ》 ゾンビ映画としてだけ観ると、筋が極めて在り来りで特段目新しいものが無いのがかなり痛いトコロ(脚本も相当にショボくて会話にセンスが全く無い)。ミュージカルとしても別にそんなに面白いという程でもなく、何より、何故にゾンビと歌をコラボした(かった)のかが全く伝わってこない。完全に企画倒れな映画だと思うが、全体的に映画の質自体はさほど悪くもなく、特にミュージカルシーンの歌・歌唱パフォーマンス自体は(ある種無駄に)かなりレベルの高いものにつくり込まれている。なので、凡百の駄作ホラーよりかは幾分マシかと。 Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 5点(2020-01-12 22:59:51)

2.《ネタバレ》  『ハイスクール・ミュージカル』や『glee』みたいな青春ミュージカルと『ショーン・オブ・ザ・デッド』みたいなゾンビものを融合させたら面白いんじゃない?ってアイディアは良かったと思うのね。で、そこで終わっちゃったカンジ? 完全なアイディア倒れ。

 歌はよく出来てたと思うわ。歌詞が色々と語っていて、歌唱力もあって、なかなか聴かせるナンバーの数々。
 でも、ゾンビものとしての展開を始めて以降のユルい、ユル~い展開は、やる気ないの?みたいな、コレを見せたいんだ!って気概をなーんにも感じさせてくれない、ダラダラとダメなゾンビ映画を見せられている状態。『カメラを止めるな』の冒頭部分よりも、FOXムービーでよくやってるタイプのゾンビ映画よりもユルユル。
 ゾンビが迫る恐怖、ゾンビとの戦い方、ゾンビからの逃れ方、スリルやサスペンス、そういう部分になんの工夫もなく、ただ凡庸な脚本をだらーっと消化してゆく感じで、まったくやる気を見せて貰えないので、「日常から逃れたいと思っていたら、とんでもない非日常がやってきちゃいました」っていうメインテーマがちっとも生きてこないのよね。何かひとつ、ゾンビものとしてのこの映画の個性を出せていたら良かったんでしょうけど(演出でもカメラでも編集でもメイクでもなんでも)、なーんにも。ミュージカル部分さえちゃんとしてれば、ゾンビ部分はどうでもいいとでも思ったのかしらねぇ?

 役者さんは結構個性的で良かったのよ。でも、それがもったいない脚本で、そんなところでそんな風にありきたりにゾンビ化しちゃうとか役柄的にではなくて役者として可哀想ねぇ、なんて状態。リサ役のコなんかとても魅力的だったのにねぇ。主人公のアナよりもリサの方が好きだったわ。

 マジメにも不真面目にもなりきれなかったハンパな映画、もっともっと熱いパワーが必要だったんじゃないかしら? あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 4点(2019-06-05 19:48:09)(良:1票)

1.そんなに期待していなかったが、まあ期待しないで良かったなというのが正直な感想。
取り敢えずゾンビにミュージカルを組み合わせれば面白いんじゃね?というユルいコンセプトのもと作られている(おそらく)ので、ストーリーは有って無いようなもの。ノリと勢いだけで突っ走っている。
もう少しコメディに振ってくれていればもしかしたらもっと面白くなったかも。 ヴレアさん [映画館(字幕)] 4点(2019-06-03 21:57:31)

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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 5.88点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
4225.00% line
5112.50% line
6337.50% line
700.00% line
8225.00% line
900.00% line
1000.00% line

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