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ハリガン氏の電話

Mr. Harrigan's Phone
2022年【米】 上映時間:106分
ドラマホラー小説の映画化配信もの
[ハリガンシノデンワ]
新規登録(2022-12-12)【かたゆき】さん
タイトル情報更新(2024-01-13)【イニシャルK】さん


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監督ジョン・リー・ハンコック
キャストドナルド・サザーランド(男優)
ジェイデン・リーベラー(男優)
勝部演之(日本語吹き替え版)
松本保典(日本語吹き替え版)
原作スティーヴン・キング
脚本ジョン・リー・ハンコック
音楽ハビエル・ナバレテ
撮影ジョン・シュワルツマン
製作ジェイソン・ブラム〔製作〕
ライアン・マーフィ
製作総指揮スティーヴン・キング
配給ネットフリックス
美術マイケル・コレンブリス
衣装ダニエル・オーランディ
あらすじ
教会での朗読を契機に大富豪のハリガン氏に呼ばれ、週3回の読み聞かせのアルバイトをすることになった少年クレイグ。以来そのアルバイトは続き、高校生になったクレイグはハリガン氏に友情の証としてiPhoneをプレゼントする。そして、始めは否定的だった氏も、スマホの可能性を知ることでいつしか夢中に。二人はより一層友情を深めていくが、ある日ハリガン氏は心臓病で急死してしまう。クレイグは葬儀に参列した際に、氏の棺にそっとiPhoneを入れるのだった。ところがその後、クレイグがハリガン氏のiPhoneにメールすると思いもしない反応が。クレイグは氏が生前彼に伝えた言葉を反芻し、今は亡き氏に他の誰にも言えないことを電話するようになり…。原作はスティーブン・キングの中編小説「ハリガン氏の電話」

タコ太(ぺいぺい)】さん(2024-01-12)
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【クチコミ・感想】

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2.《ネタバレ》 いかにもスティーブン・キング原作と納得の作品。一人の少年の成長を描いたヒューマンドラマとして登場人物の人間模様を描きつつ、ファンタジー、或いはホラー風味もしっかりと効かせた展開、良いですね。

憎しみのあまりその対象の死を望むと実現してしまう。これは単なる偶然か?それとも今は亡きハリガン氏の超自然的な力によるものなのか?明確な種明かしのない結末は如何にもキング作品。そのことに焦点を当て過ぎるとオカルトホラーになりかねない。ギリギリのところで踏み留まって、ある意味曖昧にしておく。このあたりの匙加減が絶妙です。

原作未読ですが、おそらく読めば本作の魅力が増すことは間違いないかと。個人的には、キング作品は原作の方が優る場合が殆どと思っています。が、本作の場合は映画化しても作品の魅力は損なわれていないと感じます。8点献上。 タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 8点(2024-01-12 18:40:29)

1.《ネタバレ》 アメリカ、メイン州のとある寂れた地方都市。母を失くし、父親と慎ましく暮らす少年クレイグはある日、近所の豪邸で独りで暮らす今は引退した大富豪ジョン・ハリガン氏からあるアルバイトを持ちかけられる。それは週3日、彼の豪邸で目が悪い氏に代わって本を読み聞かせること。少しでも生活の足しにしようと、クレイグはすぐにその提案を受け入れるのだった。『チャタレイ夫人の恋人』『闇の奥』『罪と罰』。世界の様々な名作を読み聞かせる時給5ドルのバイトはそれから何年も続き、これまで休んだのはたった1回だけ。クレイグは、偏屈で傲慢、現役時代は商売敵や部下を徹底的にやり込んだというハリガン氏のことを嫌いではなく、本を読むことも楽しみの一つとなっていた。そして高校生となった彼は、これまでの恩を返そうと一台のアイフォンを買い、彼にプレゼントする。情報は新聞で充分と言い張っていたハリガン氏に、クレイグは丁寧に使い方を教えてあげるのだった。だが、それからすぐハリガン氏は急な病でこの世を去ってしまう――。突然のことに、哀しみに打ちひしがれるクレイグ。最後のお別れの日、クレイグは彼にプレゼントしたアイフォンを密かに棺桶へとしのばせるのだった。そのまま埋葬されるハリガン氏。ところが数日後、彼の携帯に有り得ないメッセージが表示される。なんとハリガン氏からメールが届けられたというのだ。いったいこれはどういうことなのか?不審に思いながらも、クレイグは彼とのメールのやり取りを重ね……。スティーブン・キングの短編小説を元にしたという本作、監督がヒューマン・ドラマの佳品を多く手掛けてきたジョン・リー・ハンコックということで今回鑑賞してみました。冒頭から丁寧に描かれる、この孤独な老人と素直で純朴な少年とのドラマにすぐ惹き込まれました。冷酷に厳しく当たるのでもなく、過度に干渉するでもない、この2人の友情がなんとも心地良いですね。朗読に選ばれる本のチョイスもいいセンスしてるし、前半は一人の少年の成長物語として非常に良く出来ている。ただ、問題は後半部分。ハリガン氏が亡くなってから、急にミステリー的な要素が増え、さらには死者からのメッセージというホラー要素まで加わります。この唐突な急展開はかなり問題で、明らかに物語のバランスが崩れてしまってます。挙句、ここまで引っ張っておきながら、最後のオチがかなり投げっぱなしのまま終わるのはいかがなものか。てっきり僕は、主人公が最後に棺桶に入れた携帯をあの怪しい庭師が盗っていて、メールのやり取りも殺人もきっとあいつが陰でやっていたんだと踏んでました。でもそれだと遺言書の文言や墓の中から聞こえてきた着信音だとかの説明がつかないから、きっとラストで驚きの種明かしが待ってるんだろうなと思っていたのに、これではとんだ肩透かし。前半はすこぶる良かっただけに、なんとも勿体ない作品でありました。 かたゆきさん [インターネット(字幕)] 6点(2022-12-27 05:55:56)

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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 7.00点
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